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男は淫らで理不尽な要求を向けられる
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地図を探しても記載されていない、海のど真ん中に存在する小さな島。金を持て余した者の為の商品として売られているその島は、好きなように豪邸や娯楽の施設を建てる事が出来、騒いでも他人に迷惑が掛からず、なおかつ他に誰もいない砂浜を貸し切り状態で使えるという夢のような場所だ。
しかし、そんな夢のような場所にいながら、男は幸せを一切感じていない。何故なら、その男にとって島は夢からは程遠い監獄でしかないからだ。
近くに他の島は見えず、そもそもここがどこか分からない以上、泳いで島から出るのはただの自殺行為。いかだを作成して脱出を図ろうにも男の手元には木を切る道具など無く、仮にあったとしても見張りの男達が島をうろついている中で木を切りいかだを作るなんて不可能だ。
そして何より、衣服を与えられていない男の肉体は男をこの邪魔の入らない島に拉致した者によって常に拘束と、恥辱を与えられており、男は島から逃げ出す以前に身動きすらままならず、自分を攫った存在に朝も夜も無く苛烈に辱められる状況から離れる事も許されない。
黒い首輪の後部と手首に巻かれた革の枷を短い鎖で繋がれ、肘に巻かれた革の枷と天井から吊るされたフックを長く遊びの無い鎖で繋がれ、足を後ろに折り曲げたまま伸ばせないように括っている革ベルトから伸びた鎖と床に置いた重しを遊び無く繋がれ、身体の後ろ側で重ねさせられた足首を革ベルトでがっちりと縛られた男は、膝で裸体を支える不安定な体勢を強制されている。
その上足を開かされているせいで丸出しとなっている男根を覆い隠せず、無防備にさらけ出された男根に射精を禁じるベルトを根元にきつく施されても、先端付近や幹の部分に微弱な電流を流す白いパッドをテープで固定されてもただ見つめる事しか出来ず、男は自身の男根に流される弱い電流が生み出す快楽の波で口に噛まされた赤いギャグボールごしにくぐもった悲鳴を上げながら、自分を嬲る存在に、一回り以上年下の怪盗少年に、無様な姿を笑われる事以外何も出来ない。
例え怪盗少年が残酷な言葉を吐き、男の誇りを傷付けながら絶望を増幅させてきても、男は射精を禁じられた状態で何度もイきまくらされる男根を情けなく振り回しながら、恥を承知で懇願の唸りを上げる事しか出来ない。
「刑事さん、気持ち良いんだね。乳首も硬くなって赤く充血してるし、おチ〇チンも嬉しそうに涙流してる。エッチな刑事さんは、玩具が好きで好きで仕方ないんだね」
「あ、むぅ、は! うぐっ、むぐあぁぁ!」
拘束された裸体を無我夢中でくねらせながら、一生懸命に腰を突き出しながら、刑事は狂ったように叫ぶ。必死に叫び、腰を前後させて勃起した男根を強調する刑事。その様子は痛々しく切羽詰まっていて、言葉が通じずとも刑事が射精を求めている事はよく分かるくらいだ。
もちろん、怪盗少年も刑事が何を求めて腰を振っているかは理解しているだろう。だが、意地悪な少年は、恋心を抱いた相手である刑事を攫い、逃げられない場所に捕らえた怪盗はわざと男の意思に気付かないふりをし、咎めるような口調を作って言った。
「刑事さん、前に言ったでしょ? 何をして欲しいかはちゃんと言いなよ。でないと、してあげたくてもしてあげられないよ?」
穴の開いたギャグボールに言葉を奪われ、はっきりと意思を伝えられない状態の刑事にちゃんと言えと要求する。それは無慈悲で、鬼畜で、怒りを覚えても不思議ではないくらいに理不尽な要求だ。
しかし、追い詰められた刑事はもはや怒りを覚える余裕も無く、ただただ楽になりたい一心で、男根から精液を放出したい一心で、怪盗少年の要求に応えようとし始める。それが、自身の惨めさを跳ね上げさせる事にも気付かずに。
「ひかへひぇ、ふえ……ひかへへ、くら、ふぁい……!」
「ん? 何? 何を言ってるか分からないよ?」
「ふぉねふぁひ、ひまふ……ひかへへ、ふらふぁいぃぃ……っ!!」
すがる視線を寄せて不明瞭な言葉で許しを請う刑事の男と、その男の言葉の理解をとぼけて拒む怪盗少年の声は、刑事を救い出す者はどうやっても訪れない島に建つ豪邸の一室に、淫蕩で異様な空気を醸し出していた。
しかし、そんな夢のような場所にいながら、男は幸せを一切感じていない。何故なら、その男にとって島は夢からは程遠い監獄でしかないからだ。
近くに他の島は見えず、そもそもここがどこか分からない以上、泳いで島から出るのはただの自殺行為。いかだを作成して脱出を図ろうにも男の手元には木を切る道具など無く、仮にあったとしても見張りの男達が島をうろついている中で木を切りいかだを作るなんて不可能だ。
そして何より、衣服を与えられていない男の肉体は男をこの邪魔の入らない島に拉致した者によって常に拘束と、恥辱を与えられており、男は島から逃げ出す以前に身動きすらままならず、自分を攫った存在に朝も夜も無く苛烈に辱められる状況から離れる事も許されない。
黒い首輪の後部と手首に巻かれた革の枷を短い鎖で繋がれ、肘に巻かれた革の枷と天井から吊るされたフックを長く遊びの無い鎖で繋がれ、足を後ろに折り曲げたまま伸ばせないように括っている革ベルトから伸びた鎖と床に置いた重しを遊び無く繋がれ、身体の後ろ側で重ねさせられた足首を革ベルトでがっちりと縛られた男は、膝で裸体を支える不安定な体勢を強制されている。
その上足を開かされているせいで丸出しとなっている男根を覆い隠せず、無防備にさらけ出された男根に射精を禁じるベルトを根元にきつく施されても、先端付近や幹の部分に微弱な電流を流す白いパッドをテープで固定されてもただ見つめる事しか出来ず、男は自身の男根に流される弱い電流が生み出す快楽の波で口に噛まされた赤いギャグボールごしにくぐもった悲鳴を上げながら、自分を嬲る存在に、一回り以上年下の怪盗少年に、無様な姿を笑われる事以外何も出来ない。
例え怪盗少年が残酷な言葉を吐き、男の誇りを傷付けながら絶望を増幅させてきても、男は射精を禁じられた状態で何度もイきまくらされる男根を情けなく振り回しながら、恥を承知で懇願の唸りを上げる事しか出来ない。
「刑事さん、気持ち良いんだね。乳首も硬くなって赤く充血してるし、おチ〇チンも嬉しそうに涙流してる。エッチな刑事さんは、玩具が好きで好きで仕方ないんだね」
「あ、むぅ、は! うぐっ、むぐあぁぁ!」
拘束された裸体を無我夢中でくねらせながら、一生懸命に腰を突き出しながら、刑事は狂ったように叫ぶ。必死に叫び、腰を前後させて勃起した男根を強調する刑事。その様子は痛々しく切羽詰まっていて、言葉が通じずとも刑事が射精を求めている事はよく分かるくらいだ。
もちろん、怪盗少年も刑事が何を求めて腰を振っているかは理解しているだろう。だが、意地悪な少年は、恋心を抱いた相手である刑事を攫い、逃げられない場所に捕らえた怪盗はわざと男の意思に気付かないふりをし、咎めるような口調を作って言った。
「刑事さん、前に言ったでしょ? 何をして欲しいかはちゃんと言いなよ。でないと、してあげたくてもしてあげられないよ?」
穴の開いたギャグボールに言葉を奪われ、はっきりと意思を伝えられない状態の刑事にちゃんと言えと要求する。それは無慈悲で、鬼畜で、怒りを覚えても不思議ではないくらいに理不尽な要求だ。
しかし、追い詰められた刑事はもはや怒りを覚える余裕も無く、ただただ楽になりたい一心で、男根から精液を放出したい一心で、怪盗少年の要求に応えようとし始める。それが、自身の惨めさを跳ね上げさせる事にも気付かずに。
「ひかへひぇ、ふえ……ひかへへ、くら、ふぁい……!」
「ん? 何? 何を言ってるか分からないよ?」
「ふぉねふぁひ、ひまふ……ひかへへ、ふらふぁいぃぃ……っ!!」
すがる視線を寄せて不明瞭な言葉で許しを請う刑事の男と、その男の言葉の理解をとぼけて拒む怪盗少年の声は、刑事を救い出す者はどうやっても訪れない島に建つ豪邸の一室に、淫蕩で異様な空気を醸し出していた。
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