BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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淫らな粒は次々と押し込まれる

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目を覆うようにして幾重にも巻き付けられた黒色の強力なテープは視界を完全に閉ざし、男に周囲の様子を確認する事を禁じている。口内に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにと口に貼り付けられた目の物と同じテープは、男に助けを呼ぶ事はもちろん、左右の手の肘から指先までをぐるぐる巻きに縛り上げているテープを剥がしてくれと懇願する事も許さない。
何も見えず、何も言えず、指一本すら自由に動かせないようにされた。そんな男はもはや、自分をその状態に追いやった男達が与える更なる拘束を拒む事など出来ず、身動き一つ取れない状況で加えられる責め苦から逃れる事も出来ない。
裸体に剥かれた肉体を、コンクリートに打ち付けた十数個の金具と麻縄で尻を高く掲げた体勢のまま厳重に床へと縫い付けられてもただただ満足な抵抗も叶わずに受け入れさせられるしか無く。無様にさらけ出させられた尻穴に刑事としての誇りだけでなく男としての尊厳を叩きのめす淫らな責め苦を加えられても、哀れな刑事の男はどうする事も出来ず、言葉にならない悲鳴を発しながら自分を捕らえた悪人達の思い通りに悶え苦しむしか無い。

必死になって縄で開かされた足を閉じようと頑張っても、その動きは膝をコンクリートの床に擦り付ける痛みを生むだけ。
必死になって尻穴を悪人達から逃がそうと腰をくねらせても、その動きは悪人達の目を悦ばせるだけ。

恥辱から離れようと無我夢中であらゆる策を講じても、それは状況を変えるには至らない。目と口と左右の手の自由を制限するテープはビクともせず、裸体を厳重に床に縫い付ける縄は軋むばかりで全く緩まず、まるで悪人達に捧げるような状態にされた尻穴は、抵抗も虚しく悪人達の指で無理矢理に小さな粒を何個も何十個も押し込まれてしまう。
薬品を固めた、小さな粒を。尻穴を絞め付けて侵入を拒むにはあまりにも小さく、押し込まれてから十数秒が経過すると腸内の水分と熱を受けて溶け始め腸内に発情を促す強烈な媚薬を撒き散らす無慈悲な粒を、刑事は次から次へと無防備な尻穴に押し込まれてしまう。

「んー! うぐぅぅぅーっ!!」

もう何十分、いや何時間、淫薬の粒を押し込まれ続けたのだろう。刑事の尻穴は限界以上に感度が高まって絶えず収縮を繰り返しており、尻穴に留めておけなくなった淫薬が滴った先にある刑事の男根は硬く張り詰め、大量の粒が鋭敏になった腸壁を擦り上げる刺激に耐え切れず触られてもいないのに精液を何度もどぷどぷと垂れ流している。
一切の抵抗を取り上げられ、尻穴を淫らに発情させられただけでなく尻穴の刺激のみで射精を迎えさせられている刑事の心はボロボロに痛め付けられており、肉体はコンクリートの硬さと気が狂いそうな程の発情と望まぬ絶頂を容赦無く強制された疲労で憔悴し切っている。
だが、残酷な悪人達は刑事の憔悴を把握しても恥辱の手を緩めない。むしろ、刑事が憔悴すればする程悪人達は愉しげな笑みを黒く濃くし、指に摘まんだ粒を我先にと刑事の尻穴に詰め込んで更なる憔悴と絶頂を刑事に味わわせようとする。誰一人として、刑事に慈悲を与えようとはしない。休憩すらも認めない。

「うーっ……! ぐふっ、ふっ、むぐぅぅぅぅっ……!!」

塞がれた口から甘くくぐもった絶叫を上げながら汗と淫液に濡れた裸体をよじらせ、鼻から乱れた息をプスプスと漏らしつつ刑事が数十度目の絶頂を迎える。そんな絶頂の最中にも、悪人達はほぼ透明に近い精液を零す男根のビクつきを眺めながら、媚薬を滴らせながらパクパクと淫猥に開閉する尻穴に淫薬の粒を指で詰め込んでいくのだった。
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