BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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男達は無慈悲な快楽地獄に放り込まれる

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「あぁぁっ……ひっ、は、あぁ、あぁぁぁっ……!」
「あぅっ、んぁ……あぁ! あぅぅぅっ……!!」

衣服を一つ残らず剥ぎ取られ、裸体にされた二人の男が甘く乱れた悲鳴を発しながら拘束を解こうともがいている。
汗に塗れた裸体を震わせながら手足に力を込め、黒布の目隠しの下で眉根を寄せつつ男達はあれこれと試行錯誤を繰り返す。だが、手足に与えられた拘束はビクともしない。下に伸ばされた腕の肘と手首の部分を台に縫い付け、開脚したまま頭側に大きく持ち上げさせられた足の膝と足首を台に縫い付けているアーチ状の拘束具はどんなに力を込めても外れず、二人の男は情けない体勢を強制された裸体を仲良く並んで拘束されたまま乗せられた台の上から下りる事も許されず、尻穴と男根に施された甘く無慈悲な責め苦から逃げ出す事も叶わない。
禍々しい機械から伸びている尻穴を狙い撃ちにする男根を模した張型に腸内を容赦無くほじくり回され雌の快楽を絶えず注がれても、逃げる事を禁じられた二人の男は与えられる雌の快楽にただただ喘ぎ鳴き、根元をベルトで戒められて射精を出来なくされた男根を哀しくビクビクと脈打たせるしか無いのだ。

「ひ、あぁぁ! まら、イぐ! イくイぎゅイぐぅぅぅぅ!!」
「あひ、は、あ! もぉ、いやらぁっ……しゃせー、させて、くれぇっ……! ゆりゅひで、ゆりゅじでぇぇぇ!!」

すでに濡れている目隠しの布を更に涙で濡らしながら、男達はなりふり構わずに哀願の絶叫を上げつつまた射精を伴わない絶頂を迎えた。
先端から虚しく透明な蜜を零している男根はパンパンにふくれ上がってじくじくと疼き、男達に精液を放出したいと訴えかけている。しかし、男達はその訴えに応えたくても応えられない。射精を禁じている根元のベルトを毟り取りたくても拘束された手では毟り取れず、男達は尻穴を嬲る張型が生み出す快楽に肉体を追い詰められ、不完全な絶頂を何度も何度も迎えさせられるしか無い。

「あー! も、いやらぁぁぁ!! イぎだくない、イぎたくなひぃぃぃ!!」
「しゃせー……しゃせえぇ……! 精液、だしたひぃっ! ださしぇへ、下さいぃっ! しゃせー、しゃせいぃぃぃ!!」

子供のように泣きじゃくりながら、甘い苦悶の終わりを求める無様な男達。そんな男達を作り出した者達は、別室のモニターで二人の痴態を観察してにやにやと笑い、嘲りを含んだ言葉で会話を交わす。

「まだ一時間しか経ってないってのに、二人共随分と壊れてきてるな」
「だな。絶対に許さないとか言って俺達を睨んでたとは思えないぜ」
「この調子で追い詰め続けたら、二人共あっという間に堕ちちまいそうだな。自分達が刑事だって事を忘れた、淫乱な肉便器に」
「今日中には堕ちちまうんじゃねーの?」

刑事達の屈服と崩壊を話題にして笑い合う残酷な悪人達。そんな悪人達に拉致され、もどかしさだけが募る快楽地獄に放り込まれた哀れな刑事達は、悪人達が談笑する間にもまた射精無しの絶頂へと追い立てられる。

「も、ぉ! たじゅげで! 誰か、たしゅけへぇぇ!!」
「あぅ、あぁ! イぐ、イっぢゃ、あ! あぁ! んはぁぁぁぁーっ!!」

数十度目の絶頂を迎え、何も吐き出せない男根を虚しく跳ねさせる刑事達を眺めながら、悪人達は冷酷な笑みを一層濃くし、自らの男根をズボンの下で膨張させていた。
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