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惨めに膨らんだ男根は残酷な布で無慈悲に包囲される
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脱出を求めてもがけばもがく程、それを不可能にさせている過剰なまでに施された縄の圧迫を感じさせられる。仮に左右の手を包み込み指の使用を禁じている黒色をした粘着テープが無かったとしても、厳重に加えられた縄は解けない。そんな現実を絶えず思い知らされながら、男は手を包む物と同じテープを貼り付けられ見ることとしゃべることを封じられた顔面を悔しげに歪ませている。
もう、何をしても敵の支配下からは逃れられない。もはや、今の自分は憎き悪の思惑に沿って扱われるだけの無様極まりない存在でしか無い。左右の二の腕を胸部に繋ぎ、手首を胴体の真後ろで交差させた形に固定している上半身の縄を幾ら軋ませても無駄。左右の足首から太ももにかけてを数箇所に分けてきつく一つに括る下半身の縄とどれだけ格闘を重ねても無意味。それらの縄と背にした丸い柱を駄目押しの縄で結合された裸体を必死になって暴れさせても、それは無防備に露出させられた男根を間抜けに跳ね回らせる程度の変化を引き寄せるだけ。そんな絶望と屈辱に休み無く打ちのめされていた男は、いつの間にか柱に縫い付けられた自分の前へと接近していた敵の男に嘲りをたっぷりと込めた無慈悲な辱めを宣告され、誇りを捨てた拒絶を紡ぐよりも先にそれを開始されてしまった。
「捜査員さん、お待たせ。そんじゃ早速、捜査員さんがウチに潜入してまで知りたがってたお薬を体験させてやろうな」
「んぐぅっ!? ぶ、ぶふうぅ……!!」
じっとりと湿った黒い布が、捜査員と呼ばれた男の鼻へと押し当てられる。口をテープに閉ざされているが故に唯一の呼吸孔となっていた鼻を覆う形で、残酷な薬品を吸わされた布が押し付けられる。
それを嫌がって顔を振っても、薄いゴム手袋を嵌めた悪の右手は布と共にそれを易々と追いかけてくる。呼吸を我慢して薬品の吸入を遠ざけてみても、悪は諦めの悪い抵抗を愉しみながら捜査員が耐えきれずに呼吸を行うのを待つだけだ。
圧倒的に不利な立場に追いやられた捜査員に、悪の意図から逃れる術は無い。自身の正体を暴いて捕獲した組織に身を置く悪の幹部である男が強いる非道な体験を否定する手段など、ありとあらゆる行動を制限された今の捜査員にあるはずも無い。
触れるのみならず嗅ぐだけで強烈な発情を誘発させる媚薬を含んだ布に呼吸を征服された捜査員の男は、絶望を上回る淫らな火照りに全身を蝕まれ淫薬の吸入を抑える呼吸の制御すらもままならなくなりながら、剥き出しの男根を滑稽な勃起へと追い立てられていくしか無いのだ。
「どうだい、貴重な体験をさせてもらった気分は? もう縄が擦れるのすら堪らないくらい、情けなく腰を振っちゃうくらい駄目になってるようだけど?」
「むぐうぅ……ん、んふうぅ……っ!」
縄の摩擦さえも悦楽と受け取る程に高められてしまった事実と、自分でも気付いていなかった拘束に許された範囲での腰振りを指摘された捜査員が、形だけの反抗も示せなくなった心に怯えを募らせる。
このまま嗅がされ続けたら、頭がおかしくなってしまう。正義としての自分だけで無く人間としての自分を根底から溶かし尽くす淫蕩な責め苦に戦慄しながら、捜査員が揺れる腰をとめもせずに哀願の唸りを放つ。
しかし、悪の男はその悲痛で愉快な願いを笑みの黒さを深めつつ無視すると、捜査員の右耳に寄せた唇を用いて残忍な追撃を何の躊躇いも挟まずに予告した。
「そんな駄目になった捜査員さんに問題だ。今鼻に押し当ててるお薬をたくさん吸った布でこのみっともなく勃起したチ〇コを扱いたら……捜査員さんはどうなっちゃうでしょうか?」
「む、ぶふ……!?」
嬉々として提示された追い打ちに、捜査員が絶句する。思考を霞ませていた発情のもやが一時的に晴れる程に冷酷な仕打ちの提示に、捜査員が無意識の腰振りすらも停止させて恐怖の反応を見せる。
その実に見応えのある惨めな姿を独占しながら、悪の男は右手の布をゆっくりと鼻から離し力無く顔を左右に振って許しを請う捜査員を特等席で満喫しつつ、硬く張り詰め先端から淫蜜を滲ませている何処にも逃れられぬ男根を手加減の概念など欠片も無い絶頂地獄に向けて、淫薬塗れの黒布で包囲していくのだった。
もう、何をしても敵の支配下からは逃れられない。もはや、今の自分は憎き悪の思惑に沿って扱われるだけの無様極まりない存在でしか無い。左右の二の腕を胸部に繋ぎ、手首を胴体の真後ろで交差させた形に固定している上半身の縄を幾ら軋ませても無駄。左右の足首から太ももにかけてを数箇所に分けてきつく一つに括る下半身の縄とどれだけ格闘を重ねても無意味。それらの縄と背にした丸い柱を駄目押しの縄で結合された裸体を必死になって暴れさせても、それは無防備に露出させられた男根を間抜けに跳ね回らせる程度の変化を引き寄せるだけ。そんな絶望と屈辱に休み無く打ちのめされていた男は、いつの間にか柱に縫い付けられた自分の前へと接近していた敵の男に嘲りをたっぷりと込めた無慈悲な辱めを宣告され、誇りを捨てた拒絶を紡ぐよりも先にそれを開始されてしまった。
「捜査員さん、お待たせ。そんじゃ早速、捜査員さんがウチに潜入してまで知りたがってたお薬を体験させてやろうな」
「んぐぅっ!? ぶ、ぶふうぅ……!!」
じっとりと湿った黒い布が、捜査員と呼ばれた男の鼻へと押し当てられる。口をテープに閉ざされているが故に唯一の呼吸孔となっていた鼻を覆う形で、残酷な薬品を吸わされた布が押し付けられる。
それを嫌がって顔を振っても、薄いゴム手袋を嵌めた悪の右手は布と共にそれを易々と追いかけてくる。呼吸を我慢して薬品の吸入を遠ざけてみても、悪は諦めの悪い抵抗を愉しみながら捜査員が耐えきれずに呼吸を行うのを待つだけだ。
圧倒的に不利な立場に追いやられた捜査員に、悪の意図から逃れる術は無い。自身の正体を暴いて捕獲した組織に身を置く悪の幹部である男が強いる非道な体験を否定する手段など、ありとあらゆる行動を制限された今の捜査員にあるはずも無い。
触れるのみならず嗅ぐだけで強烈な発情を誘発させる媚薬を含んだ布に呼吸を征服された捜査員の男は、絶望を上回る淫らな火照りに全身を蝕まれ淫薬の吸入を抑える呼吸の制御すらもままならなくなりながら、剥き出しの男根を滑稽な勃起へと追い立てられていくしか無いのだ。
「どうだい、貴重な体験をさせてもらった気分は? もう縄が擦れるのすら堪らないくらい、情けなく腰を振っちゃうくらい駄目になってるようだけど?」
「むぐうぅ……ん、んふうぅ……っ!」
縄の摩擦さえも悦楽と受け取る程に高められてしまった事実と、自分でも気付いていなかった拘束に許された範囲での腰振りを指摘された捜査員が、形だけの反抗も示せなくなった心に怯えを募らせる。
このまま嗅がされ続けたら、頭がおかしくなってしまう。正義としての自分だけで無く人間としての自分を根底から溶かし尽くす淫蕩な責め苦に戦慄しながら、捜査員が揺れる腰をとめもせずに哀願の唸りを放つ。
しかし、悪の男はその悲痛で愉快な願いを笑みの黒さを深めつつ無視すると、捜査員の右耳に寄せた唇を用いて残忍な追撃を何の躊躇いも挟まずに予告した。
「そんな駄目になった捜査員さんに問題だ。今鼻に押し当ててるお薬をたくさん吸った布でこのみっともなく勃起したチ〇コを扱いたら……捜査員さんはどうなっちゃうでしょうか?」
「む、ぶふ……!?」
嬉々として提示された追い打ちに、捜査員が絶句する。思考を霞ませていた発情のもやが一時的に晴れる程に冷酷な仕打ちの提示に、捜査員が無意識の腰振りすらも停止させて恐怖の反応を見せる。
その実に見応えのある惨めな姿を独占しながら、悪の男は右手の布をゆっくりと鼻から離し力無く顔を左右に振って許しを請う捜査員を特等席で満喫しつつ、硬く張り詰め先端から淫蜜を滲ませている何処にも逃れられぬ男根を手加減の概念など欠片も無い絶頂地獄に向けて、淫薬塗れの黒布で包囲していくのだった。
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