BLエロ小説短編集

五月雨時雨

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残酷な主は自分だけの惨めな乗り物を容赦無く可愛がる

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「ほら、ワンちゃん。もっとスピードを出して下さい。でないと……もっともっとお尻を苛めちゃいますよ?」

進行方向に背を向ける形で設置された椅子に腰を下ろした全裸の少年が、幼さが残る高めの声を残酷に歪ませながら嬉々として命令を下す。自身が屋敷内を移動する際の乗り物として扱っている年上の男の腰に装着された椅子にさも当然の如く跨がった少年が、両手で掴んだ黒い犬の尻尾飾りと繋がっている醜悪なイボに塗れた張型を用いて容赦無く無防備な尻穴を掘削しつつ、更に激しい掘削を脅しとして示しながら歩行速度の引き上げを指示する。
その一方的な指示に対して、男は従う以外の反応を示せはしない。両手両足を窮屈に折り畳んだ状態に維持させる黒革製の拘束具を与えられ、棒状をした黒い口枷を頭部に固定するベルトの金具と少年が今使用している椅子の背もたれ部分に設けられた金具を全く遊びの無い鎖で接続された男は、頭頂部にあしらわれた黒い犬の耳飾りに合わせた間抜けな鳴き声を正常な発音を禁じられた口で発しながら伸ばせぬ四肢を酷使しての歩行を少年の機嫌を損ねぬよう速めさせることしか出来ない。
敵の組織に拉致され、その組織を束ねる男から悪の英才教育を受けた息子にペット兼乗り物として贈られた男はもう、人間としての権利を一切認められてはいない。ありとあらゆる自由を奪われ自ら命を絶つことすら禁じられた状態で飼育されている哀れで惨めな男はもはや、食事に混ぜられた淫薬による発情を掻き立てられ少年の手で叩き込まれる甘い被虐に屈して快楽を覚えられる器官へと仕立てられた尻穴を荒々しく蹂躙されながらイきまくりつつ肘と膝で支えた身体を主の思惑に沿って従順に前進させるだけの存在でしか無いのだ。

「あぉっ、わぉぉっ!  はぉぉぉんっ!!」
「そうそう、良い子ですね。そんな良い子のワンちゃんには、目的地に着く前に早めのご褒美をあげましょうね」
「んみゅぅぅ!? もぉっ、もぁぁぁぁんっ!!」

罰として提示されていた尻穴へのより素早い掘削をご褒美と称して加えられ始めた男が、驚愕と絶望に満ちた言葉にならぬ悲鳴でやめてくださいと懇願しつつ慈悲欲しさに手足を前に運ぶ速度を一層引き上げる。
そうして愉快に許しをねだりながら必死に歩くペットの痴態をその必死さとは裏腹にほとんど変わらない廊下の景色と合わせて愉しみながら、冷酷な少年主は尻穴をめちゃくちゃにほじくり回しつつ真のご褒美に向けて密かに迫らせた左右の足の裏で限界まで滾り精液を断続的に漏らしているペットの男根を不意打ちで挟み、耳を悦ばせる絶叫の甘さと全身に伝わる痙攣由来の心地良い振動を今以上の勢いで引きずり出させていくのだった。
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