海賊達は愉快な男を囲んで堪能する

五月雨時雨

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海賊達は愉快な男を囲んで堪能する

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左右の手首と足首に縄を巻き付けられ、その縄を仰向けに寝かされたベッドの四本の脚へと遊び無く結わえ付けられてしまった男の裸体は両手両足の動きを大きく制限され、逃走はもちろん抵抗すらも行えないよう自由を取り上げられてしまった。
どんなに手足に力を込めても、男は自身を縛める縄から逃れられない。手首と足首に縄が食い込む痛みを承知で暴れても男の裸体はベッドから下りることも出来ず、視界を閉ざす白布の目隠しと言葉を封じる白布の猿轡を毟り取ることも叶わない。指を使ってどうにか危機を脱したいと願っても薄手の布に包み込まれ更にその上から麻袋をしっかりと被せられてしまった男の手足は指を使うことすらも許されず、握り拳を強制された手と左右の指を布と麻袋で圧迫された足は縄の結び目を無意味に撫で、自力ではもはやどうやっても拘束を振り解くことは出来ないという絶望の事実を改めて思い知ることしか出来ない。
全ての行動を奪われ、ベッドの上で無防備にさらけ出された裸体に何をされても抗えなくされた無様な男はもう、憎い敵の思い通りに辱められ為す術無く弄ばれるしか無くて。逆らえぬ男を作り出し惨めな姿に固定した非道な海賊の男達は、自分達を一網打尽にしようと乗組員として潜り込んでいた政府側の男を欲望のまま気まぐれにいたぶって苦しめ、情けなく裸体を悶えさせる男の様子を眺めながらの飲食や休憩を思い思いに愉しんでいた。

「んむっ、むぐっ、むぅぅんっ!」

目を塞ぐ白布の下で眉根を寄せて涙を零し、口内に詰め込まれた布とその布を吐き出せないようにさせている歯を割って噛まされた白布に歯を立てながら、捕らわれた男は汗に濡れた裸体をくねらせつつ慈悲を求めての唸りを嫌悪していた海賊達に向かってなりふり構わずに放つ。
だが、幾ら誇りを捨てた哀願を飛ばしても海賊達はそれを受け入れる素振りすら見せない。
滑稽に鳴き喚き勃起した男根を振り乱しながら許しを請う男を囲んで堪能する海賊達は、後ろ暗い物品も多く扱う商人の船から略奪した性奴隷用の調教魔法具達に嬲られている男の痴態に笑みを浮かべつつそれぞれの時間を味わうのみで、助けの手など差し伸べてはくれない。

「むぎゅ、ふぐぅぅ! んもっ、もぉぉ! あむぅぅぅんっ!!」

左右の乳首に被せられた淡い桃色に光る半球状の魔法具が生み出す快楽が、苦しい。萎えている時に男根全体へと緩く施された薄緑に輝く魔法の糸がもたらす絶え間無い悦楽と勃起した男根への締め付けが、苦しい。尻穴へと無理矢理にねじ込まれた黒く細い棒状の魔法具が流し込んでくる腸内への快感が、政府側の人間としての誇りと雄としての尊厳を内側から突き崩す雌の快感が、苦しい。何より、それらの責めだけでは刺激が緩すぎて絶頂には辿り着けず、恥を捨ててより強い刺激と射精をねだっているのにそれを憎んでいた海賊達に全て無視されながらわざとらしく音を立てつつ観察されているのが屈辱的で、心と身体をめちゃくちゃに掻き乱し容赦無く悶え苦しめさせてくる。
必死で唸り、喉が痛む程にみっともなくおねだりを繰り返しても至福に満ちた射精の瞬間は得られない。より甲高く鳴き叫び救いを求めながら縄との格闘を行っても、海を行く海賊船の中から発せられる声を聞く者は海賊以外におらず縄は捕らわれた男の無駄な足掻きを嘲笑うかのようにぎちぎちと軋むのみでやはり緩みすらしない。

「ふぎゅっ、うぅぅぅ! んもっ、むうぅ! んぐぅぅぅぅーっ!!」

視界と言葉、肉体の自由に加えてこの状況を好転させる為の糸口という希望すらも没収された哀れな男に残された道は、絶望に打ちひしがれながら敵と認識していた海賊達に屈服する破滅の道だけで。心をじわじわと砕かれ、逃れられぬ裸体を出口に辿り着けない自らの射精欲によって狂わされていく政府側の男を鑑賞する海賊達は膨らみきった乳首と男根を震わせ挿入された魔法具にむしゃぶりつきながらはしたなく尻穴をヒクつかせてゆっくりと陥落に向かっていく愉快な男を、仲間と持ち場を交代しつつ全員で仲良く堪能し続けていた。
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