床と檻は刑事を晒し者にする

五月雨時雨

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床と檻は刑事を晒し者にする

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背中で交差させた手首を縄で縛り上げられ、左右を隙間無く密着させた足首を手と同じように縄で結合され、刑事の裸体は自由を大きく取り上げられてしまった。この足では走ることはおろか満足に歩くこともままならない。この手では衣服を取り上げられた肉体を隠したくても隠せず、言葉を封じるためにと口に貼り付けられた黒色の粘着テープも剥がせず、何より縄で尻穴から抜け落ちないようにと固定された極太のアナルバイブを抜き取って腸壁を襲う休み無い快楽を終わらせることも出来ない。
手足を大きく制限され、言葉を取り上げられ、体内をバイブの表面に生えたイボで荒々しく掻き毟られる甘い責めに嬲られている刑事は、惨め以外の何物でも無い。故に、刑事は自分を閉じ込めていた檻の鍵のかけ忘れを見逃さず、どうにかして惨めな立場から抜け出したい一心で自分を捕らえた犯罪組織からの逃亡を試みている。バイブにほじくられている尻穴から零れた体液と汗で床を濡らし、縛られた足を酷使してぴょんぴょんと跳ねながら行われる、なりふり構わぬ逃走だ。

「うぅっ、ふ、ぐぅっ! んふ、むぅ、んぶぅぅっ」

閉ざされた口から溢れ出る苦悶と疲弊の唸りを必死で抑え、思い通りに歩けない足で行う移動のためのジャンプで発せられる音を極限まで小さくしながら、刑事は自分を拉致した犯罪組織が所有する夜の建物内を進んでいく。口を塞がれているせいで呼吸が十分に出来ず息苦しさに襲われても、身体中が痛みとめどなく汗が噴き出しても、跳ぶ度にぶるぶると震える丸出しの男根が尻穴を責める快楽に屈して白く濁った精液を放出しても、刑事は動きをとめず出口を求めて裸体を跳ねさせ続ける。
二度と訪れないかも知れない脱出の機会を逃すわけにはいかない。そう考えて懸命に移動し続ける刑事は、もはや気力だけで身体を動かしている状態だ。
当然、そんな限界を迎えている状態で普段と同じ注意力を保てる訳は無い。普段の刑事であれば窓から差し込む月明かりで床の違和感に気付けただろうが今の刑事はそれに気付けず、まんまと床に仕掛けられた罠へと自ら足を踏み入れてしまった。

「んっ!? ぶっ、うびゅぅぅぅぅっ!?」

床に触れた足が、力を込めて跳んだのに床から思うように剥がれなかった。予想と違う状況に刑事は対応出来ず、前に向かおうとしていた裸体はそのままバランスを崩し、廊下の床に設置されていた粘着性の高いシートの上へと倒れ込んでしまった。

「んっ、んむぅっ! ふぐ、うぶぅぅっ!」

早く立って、逃げ出さないと。刑事は強い焦りを募らせながら粘着シートの上で裸体をもがかせる。しかし、裸体は剥がれない。正確には剥がれはするものの手足を縛られている肉体でのもがきでは十分に剥がし切れず、刑事は上半身を剥がせたら今度は足が床に貼り付きといった具合に常にどこかが床にくっついてしまっているという状態に陥ってしまった。
それでも、刑事は諦めず少しずつ裸体をシートの上からずらして粘着床から脱出しようとする。そんな刑事に、刑事を捕らえた男達が残酷なとどめを刺した。それは手の平で踊らされているとも知らずに脱走を図る刑事を別室のモニターで笑いながら観察し、刑事が各所に仕掛けておいた粘着シートの一つに掛かるやいなや嬉々として刑事の元へとやって来た無慈悲な男達だ。

「はい、残念。脱走失敗しちゃったねぇ、刑事さん」
「というわけで、刑事さんにはお仕置きだよ。その惨めな姿を組織全員に見てもらって、二度と脱出なんて考えないようにしてあげるからね」
「むぐぅぅっ!? んー! んぶぅぅぅぅーっ!!」

目を恐怖で見開き、裸体を怯えで震わせ、言葉が発せなくとも悲痛さがはっきりと伝わる唸りを発する刑事の様子に目を細めながら、悪人の男達は刑事を絡め取る粘着シートを囲う形で柵を立てその柵の天井に格子状の蓋を取り付けていった。



翌日、床に裸体を貼り付けられ、その場所から離れられないよう簡易的な檻で閉じ込められた哀れな刑事は廊下の真ん中で無様な姿を憎い犯罪組織の構成員達に容赦無く観察されていた。それも、尻穴のバイブを最大の駆動にされ為す術無くイき狂わされている様子を、あらゆる方向から観察されていた。
突き刺さる視線から逃れたくても、包囲されていては逃れられない。せめて恥部は覆い隠したいと思っても激しい快楽を尻穴に流し込まれ縄と粘着シートに身動きを封じられていては身体を丸めて恥部を視線から守ることも叶わず、刑事は床についた身体からにちゃにちゃという音を立ててよがりながら望まぬ射精へと追い立てられるしか無いのだ。

「ぶむぅぅんっ! んぐ! むぎゅぅぅっ! ふぶぐぅぅぅぅっ!!」

脱走を試みて罠に嵌められ、粘着シートと檻を用いて晒し者にされた刑事は寝返りすら思うように出来ない状況で絶叫を放ちながらのたうち回り、堪えきれない絶頂を迎える度にプライドと反抗心を削り落とされ、仕置きを加えた悪達の目論見通りに二度と脱出を考えず命令に抗うことも考えない従順な肉奴隷へと陥落させられていくのだった。
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