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7】クリスマス会まで、あと少し
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7】クリスマス会まで、あと少し
「葵、待ってよ」
「……」
鼻頭が寒く感じた頃。俺の後ろから、すぐに追いついた圭介。俺がそんなに怒っていないことも分かっているから、いつもの調子で話し出した。
「クリスマス会、俺の部屋でいい?」
「俺は別にいいけど」
毎年圭介の部屋でやっているから、逆に良いのか? と思う。
「いつも圭介のとこだろ? 良いのか?」
「葵限定なら、良いよ」
「なんだ、それ」
俺が、大概圭介に甘いのと同じく。圭介も俺に甘い。(甘いのか……?)
「ケーキは買ってるけど、葵。何か食べたいのある?」
「どこも混んでるからなぁ。ピザとか良いんじゃないか? 野菜とか、コンビニで買っていこうぜ」
「鳥は? クリスマスチキンの圧が凄いけど」
「俺は別に良いかな。圭介は?」
「俺も別に」
「じゃあ、気持ち程度に照り焼きチキンピザとかにするか? ちょっと待ってろ。先に注文する」
「葵。俺、マルゲリータも食べたい」
「分かった。俺も食べたいから、これは大きいサイズにしよ」
「以心伝心じゃん」
「食生活が、似てるだけだろ」
携帯画面で注文すませ、帰り道を急ぐ。途中コンビニで、総菜や飲料を買い足し。二人そろって同じ道を帰れば、マンションまでの時間はすぐだ。気づいた頃にはマンションの入口で、俺は一旦自分の部屋へ戻った。
「圭介、俺は風呂とか済ませてくるから、ピザ来たら受け取っておいてくれ。これ、代金」
「了解」
ケーキは圭介が準備しているので、ピザは俺が出す。気兼ねも遠慮も無いのは、良いところだと思う。
明日は休みだし、遅くまでいることになるだろうし。それなら、風呂に入っておいた方が良い。それに、圭介の部屋に泊まるのは、初めてじゃないし。
「じゃあ、後で」
「うん。待ってる」
圭介も分かったと首を縦に振って、惣菜類の入ったビニールを持って部屋へ戻った。俺も、自分の部屋へ。スーツをかけて、すぐに風呂場へ直行。熱めのシャワーを浴びればスッキリした。部屋着は、昔から来ている部屋着で良い。部屋の隅に置いてあったプレゼントを、どうやって持って行こうかと思ったが、家の冷蔵庫にあった飲料を持って行く紙袋に、隠すように入れた。あとは一応歯ブラシとか。会社よりも気が緩んだ状態で、階の違う圭介の部屋へ向かい。呼び鈴を鳴らせば、すぐに圭介がドアを開けた。
「葵、いらっしゃい」
「お邪魔します。家にあった飲み物、適当に持ってきた」
「やった! 飲もう! なんたって、今日はクリスマス会! そして花金! 明日は休み!」
嬉しそうな圭介。プレゼントが入った紙袋を別に取り出し、俺は圭介の部屋のリビングへ。
「ピザ持ってくる。ケーキは後が良い?」
「んー……」
「葵、甘い物好きだもんね。ピザ少し食べたら、ケーキ食べよう」
「うん」
(こういう時は、何だか俺の方が甘やかされてるんだよな)
そしてこうして甘やかされるのが、俺も案外嫌いじゃない。そう思いながら、着々と準備の進むクリスマス会の開始を待った。
*******
「葵、待ってよ」
「……」
鼻頭が寒く感じた頃。俺の後ろから、すぐに追いついた圭介。俺がそんなに怒っていないことも分かっているから、いつもの調子で話し出した。
「クリスマス会、俺の部屋でいい?」
「俺は別にいいけど」
毎年圭介の部屋でやっているから、逆に良いのか? と思う。
「いつも圭介のとこだろ? 良いのか?」
「葵限定なら、良いよ」
「なんだ、それ」
俺が、大概圭介に甘いのと同じく。圭介も俺に甘い。(甘いのか……?)
「ケーキは買ってるけど、葵。何か食べたいのある?」
「どこも混んでるからなぁ。ピザとか良いんじゃないか? 野菜とか、コンビニで買っていこうぜ」
「鳥は? クリスマスチキンの圧が凄いけど」
「俺は別に良いかな。圭介は?」
「俺も別に」
「じゃあ、気持ち程度に照り焼きチキンピザとかにするか? ちょっと待ってろ。先に注文する」
「葵。俺、マルゲリータも食べたい」
「分かった。俺も食べたいから、これは大きいサイズにしよ」
「以心伝心じゃん」
「食生活が、似てるだけだろ」
携帯画面で注文すませ、帰り道を急ぐ。途中コンビニで、総菜や飲料を買い足し。二人そろって同じ道を帰れば、マンションまでの時間はすぐだ。気づいた頃にはマンションの入口で、俺は一旦自分の部屋へ戻った。
「圭介、俺は風呂とか済ませてくるから、ピザ来たら受け取っておいてくれ。これ、代金」
「了解」
ケーキは圭介が準備しているので、ピザは俺が出す。気兼ねも遠慮も無いのは、良いところだと思う。
明日は休みだし、遅くまでいることになるだろうし。それなら、風呂に入っておいた方が良い。それに、圭介の部屋に泊まるのは、初めてじゃないし。
「じゃあ、後で」
「うん。待ってる」
圭介も分かったと首を縦に振って、惣菜類の入ったビニールを持って部屋へ戻った。俺も、自分の部屋へ。スーツをかけて、すぐに風呂場へ直行。熱めのシャワーを浴びればスッキリした。部屋着は、昔から来ている部屋着で良い。部屋の隅に置いてあったプレゼントを、どうやって持って行こうかと思ったが、家の冷蔵庫にあった飲料を持って行く紙袋に、隠すように入れた。あとは一応歯ブラシとか。会社よりも気が緩んだ状態で、階の違う圭介の部屋へ向かい。呼び鈴を鳴らせば、すぐに圭介がドアを開けた。
「葵、いらっしゃい」
「お邪魔します。家にあった飲み物、適当に持ってきた」
「やった! 飲もう! なんたって、今日はクリスマス会! そして花金! 明日は休み!」
嬉しそうな圭介。プレゼントが入った紙袋を別に取り出し、俺は圭介の部屋のリビングへ。
「ピザ持ってくる。ケーキは後が良い?」
「んー……」
「葵、甘い物好きだもんね。ピザ少し食べたら、ケーキ食べよう」
「うん」
(こういう時は、何だか俺の方が甘やかされてるんだよな)
そしてこうして甘やかされるのが、俺も案外嫌いじゃない。そう思いながら、着々と準備の進むクリスマス会の開始を待った。
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