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18】100均への誘い
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18】100均への誘い
「……仕事……じゃないか」
ついうっかり、平日でタイマーをかけいている携帯の目覚ましが鳴って目が覚めた。そういえば、今日から休みだった。もう少し寝るかと、もう一度ベッドに横になる。だが、一度目が覚めてしまえば二度寝は厳しいもので。
「寝れない」
ムクリと横になった身体を、再び起こす。欠伸を一つしながら、ノソリとベッドから身体を起こした。年末年始、別に止まってまで帰省する予定はない。周囲から、恋人はいないのかと突かれることは随分減ったが、それでも一人暮らしを始めれば一人の部屋が随分と楽になってしまった。あと、電車の席が取れなかったのもある。時間があれば、フラリと自由席で顔を見にいくかくらいえ丁度良い。
買ってあったパンを頬張りながら、咀嚼する。土日のような、ゆっくりとた時間のまま今日は何をしようかと考えた。
「大掃除でもするか」
といっても、大して物は無い。少しは断捨離するとして、あとは普段出来ないところの掃除だろうか。
「その前に100均に行った方が良いな」
掃除の前に、掃除用品だ。良い感じに、予定が埋まってきている。普段出来ないことをするのは、案外と時間がかかるもの。パンを食べ終え、身支度を開始する。これから数日、普段着で良い。
「久しぶりに、新しい服も買うかな。掃除は明日でも良いし」
ジワジワと休みだと実感し始める。食器を洗って、服を着替えて。いつもなら整えて上げる前髪は……そのまま下ろしたままで良いだろう。
「…………」
不意に、何だか物足りなく感じた。何だろう? と思えば、思い浮かぶのは一人の顔。言い訳するわけじゃないが、普段なら、絶対しない。たまたま休みが長くなりそうで、いつもなら聞こえる声が聞こえないのは妙な感じだから。うんうん。それに、たまには俺から声をかけてみたって良いよな。うん。一人答えの出た俺は、携帯を探しに行く。
「そういえば、俺から連絡するの久しぶりだな」
通信アプリを開けば、一番上に出てくる相手──圭介の名前をタップして、打ち込む文字は短い。
『おはよ。起きてるか?』
寝てたら仕方ないか程度。だが、それはすぐに既読の文字がついて、俺の方が驚いた。
『起きてるよ!』
太陽のスタンプつきで、朝から元気だと思う。幻聴が既に聞こえれば、そのまま圭介の文字が続いた。
『葵からの連絡久しぶりじゃん。嬉しい! どうしたの?』
「別に用事は無いんだよな」
予想外の早さで返信が来て、俺の方が困ってしまった。
『100均とか行くけど、圭介も行くか?』
『行く~~!』
「……映画とかに誘った方が良かったか?」
気兼ねのない幼馴染とはいえ、100均に誘うとは……。
「まぁ、圭介も気にしてないし良いか」
『準備出来たら、俺の部屋に来い』
『了解』
その後、圭介がやって来るまで時間はそう掛からなかった。
******
「……仕事……じゃないか」
ついうっかり、平日でタイマーをかけいている携帯の目覚ましが鳴って目が覚めた。そういえば、今日から休みだった。もう少し寝るかと、もう一度ベッドに横になる。だが、一度目が覚めてしまえば二度寝は厳しいもので。
「寝れない」
ムクリと横になった身体を、再び起こす。欠伸を一つしながら、ノソリとベッドから身体を起こした。年末年始、別に止まってまで帰省する予定はない。周囲から、恋人はいないのかと突かれることは随分減ったが、それでも一人暮らしを始めれば一人の部屋が随分と楽になってしまった。あと、電車の席が取れなかったのもある。時間があれば、フラリと自由席で顔を見にいくかくらいえ丁度良い。
買ってあったパンを頬張りながら、咀嚼する。土日のような、ゆっくりとた時間のまま今日は何をしようかと考えた。
「大掃除でもするか」
といっても、大して物は無い。少しは断捨離するとして、あとは普段出来ないところの掃除だろうか。
「その前に100均に行った方が良いな」
掃除の前に、掃除用品だ。良い感じに、予定が埋まってきている。普段出来ないことをするのは、案外と時間がかかるもの。パンを食べ終え、身支度を開始する。これから数日、普段着で良い。
「久しぶりに、新しい服も買うかな。掃除は明日でも良いし」
ジワジワと休みだと実感し始める。食器を洗って、服を着替えて。いつもなら整えて上げる前髪は……そのまま下ろしたままで良いだろう。
「…………」
不意に、何だか物足りなく感じた。何だろう? と思えば、思い浮かぶのは一人の顔。言い訳するわけじゃないが、普段なら、絶対しない。たまたま休みが長くなりそうで、いつもなら聞こえる声が聞こえないのは妙な感じだから。うんうん。それに、たまには俺から声をかけてみたって良いよな。うん。一人答えの出た俺は、携帯を探しに行く。
「そういえば、俺から連絡するの久しぶりだな」
通信アプリを開けば、一番上に出てくる相手──圭介の名前をタップして、打ち込む文字は短い。
『おはよ。起きてるか?』
寝てたら仕方ないか程度。だが、それはすぐに既読の文字がついて、俺の方が驚いた。
『起きてるよ!』
太陽のスタンプつきで、朝から元気だと思う。幻聴が既に聞こえれば、そのまま圭介の文字が続いた。
『葵からの連絡久しぶりじゃん。嬉しい! どうしたの?』
「別に用事は無いんだよな」
予想外の早さで返信が来て、俺の方が困ってしまった。
『100均とか行くけど、圭介も行くか?』
『行く~~!』
「……映画とかに誘った方が良かったか?」
気兼ねのない幼馴染とはいえ、100均に誘うとは……。
「まぁ、圭介も気にしてないし良いか」
『準備出来たら、俺の部屋に来い』
『了解』
その後、圭介がやって来るまで時間はそう掛からなかった。
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