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23】【番外編:Side・K】大晦日の夜に
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23】【番外編:Side・K】大晦日の夜に
年末のおせちだとか。その他もろもろ、割り勘で買った。それを、二人で持ち帰り。一人暮らしするようになって、何かイベントがあれば恒例になった俺の部屋で葵と二人。俺の部屋で楽しむ。クリスマスの次は、大みそか。大掃除をした甲斐もあってか、葵を部屋に呼ぶのも自信があって、さぁどうぞと招き入れた。
「では、今年もお世話になりました」
「こちらの方こそ」
クリスマス会の時と違って、幾分しめやかに夕食が始まる。
俺の側で、会社で見せる姿と違う。幼く見える下ろした前髪に、風呂上がりのスウェット姿。何を食べようと迷ってみたり、口に入れてみれば片方の頬が膨らんだり。一見すれば、キリリとした端正な顔立ちが緩んでいる様子に、俺の方も頬が緩んでしまうばかり。
「あ、コレ美味い」
「どれ?」
「このつくね。圭介も食べてみろよ」
「じゃあ、一本……。美味しい」
「だろ?」
「うん」
サラリと会話をしながらも、俺の心の内は穏やかではない。
(可愛い……んだけどさぁ!!)
(でもさぁ……!)
(男は皆、狼なんだからさぁ!!)
変わらず片思いを拗らせ、気持ちが忙しいまま。圭介も、俺のことを少しは警戒した方が良いんじゃないかと思う。(実際警戒されたら、絶対泣くけど)
とまぁ……。楽しい時間は、あっという間に過ぎていくもので。
テレビは音だけになっていたので、消した。年越し蕎麦まで食べ終えて、おなかも満腹。おまけに、俺も葵もほろ酔い。俺は葵から「飲み過ぎるなよ」と最初に言われたせいで、セーブしたっていうのに、葵の方はペース早めに飲んでいた。顏が赤くて、この前みたいに酔っている。眉尻も心無が下がっているようで、ふわふわとしている。酔っぱらいだ。
「葵?」
「ん~……?」
おーい、と葵の前で手を振ってみる。甘えたような声を出して、やっぱり俺よりも酔っている。
「葵。そんなに酔っ払って、この前みたいに彼女が欲しいって言い出さない?」
「ん~~……?」
チクリとした言葉を発してみたが、葵の返事は同じだった。
(本当。人の気も知らないで)
そんなに無防備でさ。
この時。俺も少し酔っていて、駄目だと思ったが一回キスしたんだ。じゃあ、二回も参加芋同じじゃん? となってしまった。
「葵~?」
スクリと立ち上がり、葵の隣へ。あらかた片づけたテーブルの上に突っ伏した葵の顔に、自身の顔を近づけた。
「葵さ~ん、起きてますか~?」
「んー……」
「寝てるな?」
表情を確認し、小さく囁く。
「葵、起きないとキスしちゃうよ?」
******
年末のおせちだとか。その他もろもろ、割り勘で買った。それを、二人で持ち帰り。一人暮らしするようになって、何かイベントがあれば恒例になった俺の部屋で葵と二人。俺の部屋で楽しむ。クリスマスの次は、大みそか。大掃除をした甲斐もあってか、葵を部屋に呼ぶのも自信があって、さぁどうぞと招き入れた。
「では、今年もお世話になりました」
「こちらの方こそ」
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「あ、コレ美味い」
「どれ?」
「このつくね。圭介も食べてみろよ」
「じゃあ、一本……。美味しい」
「だろ?」
「うん」
サラリと会話をしながらも、俺の心の内は穏やかではない。
(可愛い……んだけどさぁ!!)
(でもさぁ……!)
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変わらず片思いを拗らせ、気持ちが忙しいまま。圭介も、俺のことを少しは警戒した方が良いんじゃないかと思う。(実際警戒されたら、絶対泣くけど)
とまぁ……。楽しい時間は、あっという間に過ぎていくもので。
テレビは音だけになっていたので、消した。年越し蕎麦まで食べ終えて、おなかも満腹。おまけに、俺も葵もほろ酔い。俺は葵から「飲み過ぎるなよ」と最初に言われたせいで、セーブしたっていうのに、葵の方はペース早めに飲んでいた。顏が赤くて、この前みたいに酔っている。眉尻も心無が下がっているようで、ふわふわとしている。酔っぱらいだ。
「葵?」
「ん~……?」
おーい、と葵の前で手を振ってみる。甘えたような声を出して、やっぱり俺よりも酔っている。
「葵。そんなに酔っ払って、この前みたいに彼女が欲しいって言い出さない?」
「ん~~……?」
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この時。俺も少し酔っていて、駄目だと思ったが一回キスしたんだ。じゃあ、二回も参加芋同じじゃん? となってしまった。
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「葵さ~ん、起きてますか~?」
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「寝てるな?」
表情を確認し、小さく囁く。
「葵、起きないとキスしちゃうよ?」
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