【BL】腐れ縁の幼馴染と、キスから始まる恋もある?【幼馴染同士・隠れ執着攻×鈍感受】

彩華

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26】酔った時に見た夢②

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26】酔った時に見た夢②

 幼馴染で、腐れ縁で。俺からしたら、弟みたいな圭介。一体何を教えて欲しいだと思えば、聞こえた言葉に驚いた。

『キス……について、教えて欲しいんだけど』

『は……?』

(キス?????)

え、何だこの夢。夢? 俺、起きてる? これ、現実? え??
分からないまま。驚いた俺をよそに、圭介が俺の頬にキスをした。キスといっても、海外でいうところの挨拶みたいな。頬にチュッ、と触れるだけのキス。未だに本当に彼女がいたことがないのか? と疑っている圭介にしては、予想外の子供のようなキスに違った意味で、また驚いた。

(ああ、こういうキスか。って俺は何を期待してんだ……!)

ちゅっ、ちゅっ。

『圭介。くすぐったい』

一回、二回とキスをする。何度挨拶するんだと思ったが、髪が頬をなぞってくすぐったかった。俺がくすぐったいと言えば、圭介が一旦身体を離した。

『嫌?』

なんだソレ。ズルくないか? 
嫌かと聞かれれば、くすぐったいだけで別に……って、別にってなんだ。同性にキスされてるんだぞ。いや、この場合圭介のことだから、挨拶風にじゃれてるだけなのか? 分からん……!

『葵、俺からこうされるの嫌?』

『う゛っ……』

また俺が弱い表情で、小首を傾げて聞いてくる。

『嫌……じゃないけど、くすぐったいんだって』

否定ではない俺の返事に、圭介がまた嬉しそうに頬にキスをした。

『出来るだけ、髪が当たらないようにするから!』

『あ、おい……っ!』

ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……。

開き直った圭介の頭に、無いはずの犬耳が見えた。その勢いで、また頬にキスをする。やっぱり大型犬だ! と思った時には、だんだんと頬から唇へと圭介の唇が近づいているようだった。

(気のせいか、唇が近づいてないか……?)

ちゅっ、ちゅっ。

(気のせいじゃない!?)

『葵』

ちゅっ、と唇を離した後。レロリと首を舐められた。舌こそ入って来なかったが、意味を持つように唇を舐められ、時折甘噛みされる。初めてのキスも圭介。二度目のほぼキスも圭介。フニッ、と甘噛みされた唇から、妙な感覚が入り自分でも知らない声が漏れた。

ちゅっ、ちゅっ……レロッ……♡ レロォッ……♡


『んっ……♡』


(俺、何て声出して……!?!?!?!)


ハッとして目を開ければ、圭介が俺の方を見ていた。

「夢……?」

「葵ってば、つくね美味しいって言ってから少し寝てたよ。ほら、水」

「ああ、有難う……」

圭介はいたって普通だ。

(じゃあ何だ。俺、あんな夢見て……?)

圭介から水を受け取る時、ぶわっ……! と顔が熱くなる気がした。

ドキドキドキ。

ただ分かるのは、圭介からキスされるのは嫌いじゃないということ。

「葵、顔赤いままだけど。どんな夢見てたの?」

「覚えてないっての。あー……まだ日付変わってないよな?」

「まだだよ。葵寝てたの、ついさっきだし」

「そっか」

「今日も俺の部屋に泊まるし。明日、一緒に初詣行こうな」

無邪気に笑った葵の笑顔に、僅かな罪悪感を感じた。

******
いつもイイネ下さる方、有難うございます
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