【BL】腐れ縁の幼馴染と、キスから始まる恋もある?【幼馴染同士・隠れ執着攻×鈍感受】

彩華

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41】【番外編:Side・K】久しぶりに本気で嫉妬した

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41】【番外編:Side・K】久しぶりに本気で嫉妬した

 ああ、不味い。
そう頭の隅で思っても、今回は以前のように自分を止めることが出来なかった。

「圭介?」

名前を呼んだ圭介の唇に、自身の唇を重ね。唇を甘噛みして、ヌロリと自身の舌を押し込んだ。

*******

 ことは、少し前のこと。
葵が山下さんからの誘いを断って、俺のことを選んでくれたと都合よく解釈し。俺は部屋に戻ると、急いで着替えて夕飯の準備をした。多めに下味をつけていた鶏肉に感謝する。上げるのは、葵が来てからが良いだろう。その間に野菜を準備しながら、鼻歌まで歌っていた……までは良かった。

着替えてくると言った葵は、ちゃっかりシャワーを浴びて来た葵。準備が良いと思いつつ、石鹸の匂いが鼻孔に香って俺の心臓はまたキュンとした。おまけに俺の好きな前髪を下ろした姿。(はぁ~~本当好きだ。)

「葵、準備万端じゃん」

「ああ。これ、土産に酒」

「有難う。でも大丈夫? 今日は葵、セーブしながら飲みなよ?」

「~~ッ……! 分かってる」

何かを思い出したように、風呂上がりの血色の良い顔色が一瞬更に赤くなった。(もしかして照れてる?)
まぁ良いかと機嫌の良い俺は、早速唐揚げをあげた。葵が途中で俺の後ろにやってきて、様子を見た時には同棲……? と、また都合の良い解釈をしてしまうほど。

「味見する?」

「する」

揚がったばかりの唐揚げを一つ、火傷しないように葵の口へ。不埒に、この唇と俺キスしたんだよなと思いながら、葵はそんなこと知らないで、唐揚げの味見をしていた。

「どう?」

「美味い」

「良かった」

その後はいつものように、沢山揚がった唐揚げを二人で食べた。唐揚げとお酒の組み合わせは最高。葵に、飲み過ぎないようにと言ったけれど、唐揚げとお酒を交互に口に運んでいたと思う。俺も酔っても良いかななんて思っていると、先に酔い始めた葵が言った。

「そういえばさ」

「うん」

「俺って、綺麗じゃないよな?」

「うん?」

(どういうこと? 葵は可愛くて綺麗だけど?)

表情が緩んできた葵が、ポツリと言った言葉に俺はまた気を尖らせた。
というか、俺が言っても対して気にしないのに、急にこんなことを言い出すとは。

(絶対、誰かに何か言われたな?)

誰かなんて、今の俺に思い浮かぶのは一人だけ。ただ俺の思い過ごしで、葵の後輩の誰かがイケメンのノリで綺麗だと言ったなら良いなと思ったわけだけれど。

「その反応は、葵。誰かに綺麗だって言われた?」

「うん。山下さんが、初めて俺と話した時に。あと、ちょいちょい綺麗だねって言ってくるんだよな」

「…………そうなんだ」

久しぶりに本気で嫉妬したのが分かった。

******
終わらせにいくので、もう少しお付き合い頂けますと幸いです
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