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ユリウスの決意
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「どうしたんだ?ユリウス様。まだ腕が痛むなら、塗り薬あるけど‥」
シャーロットがお茶会をしている間、ユリウスはずっと自分の拳を見つめていた。
「……何も出来なかった。あの人を守れなかった」
「俺の前で弱音吐くくらい‥…悔しかったんだな…」
「ソラ、、、私は強くなる。もっと強くーー」
「…おう、傷の手足は任せとけ」
そう二人だけ話していた。
私が、正式に、、アンナ王女の娘であり、王家の血を引く存在だと確認された日だった。
神殿で行われた血縁確認の儀式は行わずとも、アドルフさんがその証拠である血の証明を見せた。
「……間違いありません。アンナ王女の血を、確かに継いでおられる」
その宣告がなされた瞬間、王都は、そして国中は、騒然となった。
「隠された王女がいた」「聖力を持つ王族がウィリアム王太子の他にもいたとは」
噂は尾ひれをつけ、期待と恐怖が入り混じった声が街を埋め尽くし、祝福する者はあまりいなかった。
戸惑う者、そして――快く思わぬ者が大勢いる。
その一人が、ガイア王子だった。
私は廊下に飾られている、アンナ王女の肖像画を見つめる。実の母だと言われた彼女を見つめ、周りを見渡す。
城…か。王族といっても、私の家とは感じないのよね。
陛下はこの発表をすることで、私に後ろ盾がいるという事にもなるとお話をしてくれたけど……城は私の場所じゃない。とはいえ、アドルフさんのいう森の聖域とやらも興味がない。
不器用な義父カイロスと、人懐こく優しい義母レイチェル、無口で誰よりも私を心配してくるはている義弟ユリウスの場所がいいわ……
「前の私があそこに帰りたがるなんて、おかしいわね」
私が一人城の廊下を歩いてると、目の前には茶色の髪の少年‥…ガイア王子だった。
「……ふん。王族になったつもりか、魔女め」
「ごきげんよう、ガイア王子‥」
「お前も……俺は王子じゃないといいたいのか?」
「…いえ、そんなことはーー」
「父上と兄上を惑わせやがって、いいか、ここは俺のものだ。お前はただの道具だからな?いい気になるな、糞女」
彼は吐き捨てるように言いその場から去る。王妃を亡くしてから更に乱暴な人になったと聞いたけど、ある噂ではメアリ王妃とラージル神官の子供がガイア王子だと流れている……。
こんな混乱をよそに、アドルフさんは森の浄化の旅に行く事となった。
「森の浄化……ですか」
王都から遠く離れた、精霊と瘴気が混ざり合う禁域で
完全な浄化には、少なくとも七年はかかるという場所だった。
「長年僕は囚われ、不在だった。一族の役目を果たすため、僕は、、当分戻らないだろう」
そう告げるアドルフさんの言葉に、場が静まる。
ウィリアム王太子と私に、そう話すのは…ただでさえ、私と同じ黒髪で目立つため、次期国王となるウィリアム王太子の足枷になるからすぐに姿を消すのが1番良いと、以前陛下に話しをしていたわね。
「……またここへ寄ることはあるのですか?」
「ラージル神官がいまいなくなったから、当分何かあるわけじゃないと思う、、だけど‥‥少し調べたい事などもあるんだ」
そう話すアドルフさんは少ない荷物をまとめて、出る準備をしていた。
私達の邪魔にならないように、また一人でこの人は‥…過ごすのかしら……誰にもしられず、、、
その沈黙を破ったのはユリウスだった。
「……アドルフさん、私も一緒に行かせてください」
その言葉に、近くにいた義父カイロス、陛下やウィリアム王太子も驚いていた。
ユリウスは一度、私の方を見てから、再びアドルフへ視線を戻した。
「私は何も知らなすぎます。聖力のことも、精霊のことも……そして、姉上が見ている世界のことも」
義母レイチェルは顔を真っ青にして、ユリウスを止める。
「何をいってるの!?聖域とはいえ、危ない事もあるわ!貴方はーー」
「守られるだけの存在でいたくない。
強くなりたいんです。自分自身の足で、立てるように」
アドルフさんはしばらく黙っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……僕についていっても何も得ないよ。というより黒の一族でもない君にとったら、、危険だよ」
「承知しています」
義母は最後まで、反対をしたが義父カイロスは承諾をした。
森へ旅立つ前夜となり、私は月を見ていた。
ユリウスが明日、旅立つ。前前世ではありえないわ。彼は聖騎士になる道へと選ぶはずだったのに……
「…私のせいなの?」
そう考えていた時だった。
「……姉上」
少し控えめな声が外から聞こえると、木の上にユリウスが立っていた。
「どうしたの?ソラみたいに、木に登って私を呼ぶだなんて、、しかもこんな夜にーー」
「…見せたいものがあります」
そう言って、彼は私に手を差し伸べる。2階だけど、大丈夫、よね?私は手を添えると、ユリウスは手首をそっと掴み、私が落ちないように一緒に降りてくれた。
強くはない、でも迷いのない力ね。
連れられた先は、屋敷の裏にある小さな丘だった。
月明かりに照らされて、草の匂いがやさしく漂う。
「素敵な場所があるのね。知らなかったわ」
「……私のお気に入りの場所です…考え事とかする時に…」
私とユリウスは夜空を見上げてしばらく黙り込む。
「……私はアドルフさんとともに、明日出発します」
「ええ」
「七年……戻らないかもしれません」
「……うん、手紙、、とかも出せないのよね」
こんなにも寂しいという感情が出てくると思わなかった。
いつのまにか、ユリウスは大事な家族となっていたのね‥
「風邪、引かないようにね?あと、、、アドルフさんをお願いね。あの人、最近わかったけど、子供より泣き虫みたいね」
「………」
そこで言葉が詰まり、なんだか、泣きそうだわ。
「今言わないと……駄目だと思って……ここへ連れてきました」
ユリウスは、真っ直ぐに、私を見て、小さな白い花束を私に渡す。
「……結婚してください」
一瞬、言葉が出なかった。え?いま、なんと?
「え、えっと……ユリウス?」
「……わかってます。私はまだ九歳です、、、姉上が全く私を意識していないのも知ってます」
「……え、と、、、」
慌てて言葉を探すが、私は少し混乱した。
あまりにも必死な顔で、顔を真っ赤にするユリウスを見て胸が、ぎゅっと締め付けられた。
「私は何も出来なかった。守れなかった。
だから、強くなります。姉上を守れるように」
ぐっと唇を噛みしめてから、照れたまま言い切った。
「……七年後、ちゃんとした男になって戻ります。
その時、もう一度言います」
夜風が二人の間を通り抜けた。ホタルなどいない時期なのに、何故かこの時、私とユリウスの周りには小さな光が飛んでいた。
小さな騎士の、大きな決意だった。
私はその告白の答えがでぬまま、胸の奥でそっと白い花束を抱きしめた。
出発の日ーー
「…ユリウス、行ってらっしゃい」
そう声をかけると、子供だと思っていた彼がなんだか頼もしい男の子に見えた。
シャーロットがお茶会をしている間、ユリウスはずっと自分の拳を見つめていた。
「……何も出来なかった。あの人を守れなかった」
「俺の前で弱音吐くくらい‥…悔しかったんだな…」
「ソラ、、、私は強くなる。もっと強くーー」
「…おう、傷の手足は任せとけ」
そう二人だけ話していた。
私が、正式に、、アンナ王女の娘であり、王家の血を引く存在だと確認された日だった。
神殿で行われた血縁確認の儀式は行わずとも、アドルフさんがその証拠である血の証明を見せた。
「……間違いありません。アンナ王女の血を、確かに継いでおられる」
その宣告がなされた瞬間、王都は、そして国中は、騒然となった。
「隠された王女がいた」「聖力を持つ王族がウィリアム王太子の他にもいたとは」
噂は尾ひれをつけ、期待と恐怖が入り混じった声が街を埋め尽くし、祝福する者はあまりいなかった。
戸惑う者、そして――快く思わぬ者が大勢いる。
その一人が、ガイア王子だった。
私は廊下に飾られている、アンナ王女の肖像画を見つめる。実の母だと言われた彼女を見つめ、周りを見渡す。
城…か。王族といっても、私の家とは感じないのよね。
陛下はこの発表をすることで、私に後ろ盾がいるという事にもなるとお話をしてくれたけど……城は私の場所じゃない。とはいえ、アドルフさんのいう森の聖域とやらも興味がない。
不器用な義父カイロスと、人懐こく優しい義母レイチェル、無口で誰よりも私を心配してくるはている義弟ユリウスの場所がいいわ……
「前の私があそこに帰りたがるなんて、おかしいわね」
私が一人城の廊下を歩いてると、目の前には茶色の髪の少年‥…ガイア王子だった。
「……ふん。王族になったつもりか、魔女め」
「ごきげんよう、ガイア王子‥」
「お前も……俺は王子じゃないといいたいのか?」
「…いえ、そんなことはーー」
「父上と兄上を惑わせやがって、いいか、ここは俺のものだ。お前はただの道具だからな?いい気になるな、糞女」
彼は吐き捨てるように言いその場から去る。王妃を亡くしてから更に乱暴な人になったと聞いたけど、ある噂ではメアリ王妃とラージル神官の子供がガイア王子だと流れている……。
こんな混乱をよそに、アドルフさんは森の浄化の旅に行く事となった。
「森の浄化……ですか」
王都から遠く離れた、精霊と瘴気が混ざり合う禁域で
完全な浄化には、少なくとも七年はかかるという場所だった。
「長年僕は囚われ、不在だった。一族の役目を果たすため、僕は、、当分戻らないだろう」
そう告げるアドルフさんの言葉に、場が静まる。
ウィリアム王太子と私に、そう話すのは…ただでさえ、私と同じ黒髪で目立つため、次期国王となるウィリアム王太子の足枷になるからすぐに姿を消すのが1番良いと、以前陛下に話しをしていたわね。
「……またここへ寄ることはあるのですか?」
「ラージル神官がいまいなくなったから、当分何かあるわけじゃないと思う、、だけど‥‥少し調べたい事などもあるんだ」
そう話すアドルフさんは少ない荷物をまとめて、出る準備をしていた。
私達の邪魔にならないように、また一人でこの人は‥…過ごすのかしら……誰にもしられず、、、
その沈黙を破ったのはユリウスだった。
「……アドルフさん、私も一緒に行かせてください」
その言葉に、近くにいた義父カイロス、陛下やウィリアム王太子も驚いていた。
ユリウスは一度、私の方を見てから、再びアドルフへ視線を戻した。
「私は何も知らなすぎます。聖力のことも、精霊のことも……そして、姉上が見ている世界のことも」
義母レイチェルは顔を真っ青にして、ユリウスを止める。
「何をいってるの!?聖域とはいえ、危ない事もあるわ!貴方はーー」
「守られるだけの存在でいたくない。
強くなりたいんです。自分自身の足で、立てるように」
アドルフさんはしばらく黙っていたが、やがて小さく息を吐いた。
「……僕についていっても何も得ないよ。というより黒の一族でもない君にとったら、、危険だよ」
「承知しています」
義母は最後まで、反対をしたが義父カイロスは承諾をした。
森へ旅立つ前夜となり、私は月を見ていた。
ユリウスが明日、旅立つ。前前世ではありえないわ。彼は聖騎士になる道へと選ぶはずだったのに……
「…私のせいなの?」
そう考えていた時だった。
「……姉上」
少し控えめな声が外から聞こえると、木の上にユリウスが立っていた。
「どうしたの?ソラみたいに、木に登って私を呼ぶだなんて、、しかもこんな夜にーー」
「…見せたいものがあります」
そう言って、彼は私に手を差し伸べる。2階だけど、大丈夫、よね?私は手を添えると、ユリウスは手首をそっと掴み、私が落ちないように一緒に降りてくれた。
強くはない、でも迷いのない力ね。
連れられた先は、屋敷の裏にある小さな丘だった。
月明かりに照らされて、草の匂いがやさしく漂う。
「素敵な場所があるのね。知らなかったわ」
「……私のお気に入りの場所です…考え事とかする時に…」
私とユリウスは夜空を見上げてしばらく黙り込む。
「……私はアドルフさんとともに、明日出発します」
「ええ」
「七年……戻らないかもしれません」
「……うん、手紙、、とかも出せないのよね」
こんなにも寂しいという感情が出てくると思わなかった。
いつのまにか、ユリウスは大事な家族となっていたのね‥
「風邪、引かないようにね?あと、、、アドルフさんをお願いね。あの人、最近わかったけど、子供より泣き虫みたいね」
「………」
そこで言葉が詰まり、なんだか、泣きそうだわ。
「今言わないと……駄目だと思って……ここへ連れてきました」
ユリウスは、真っ直ぐに、私を見て、小さな白い花束を私に渡す。
「……結婚してください」
一瞬、言葉が出なかった。え?いま、なんと?
「え、えっと……ユリウス?」
「……わかってます。私はまだ九歳です、、、姉上が全く私を意識していないのも知ってます」
「……え、と、、、」
慌てて言葉を探すが、私は少し混乱した。
あまりにも必死な顔で、顔を真っ赤にするユリウスを見て胸が、ぎゅっと締め付けられた。
「私は何も出来なかった。守れなかった。
だから、強くなります。姉上を守れるように」
ぐっと唇を噛みしめてから、照れたまま言い切った。
「……七年後、ちゃんとした男になって戻ります。
その時、もう一度言います」
夜風が二人の間を通り抜けた。ホタルなどいない時期なのに、何故かこの時、私とユリウスの周りには小さな光が飛んでいた。
小さな騎士の、大きな決意だった。
私はその告白の答えがでぬまま、胸の奥でそっと白い花束を抱きしめた。
出発の日ーー
「…ユリウス、行ってらっしゃい」
そう声をかけると、子供だと思っていた彼がなんだか頼もしい男の子に見えた。
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