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美しいと思ってしまった※ガイア王子目線
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黒髪ーー
それだけで、気に食わなかった。あのシャーロットを見るたび、胸の奥がざらつき、王宮に似つかわしくない色だから。
不吉で、忌まわしくて、――だから俺は、あからさまに馬鹿にしていた。
「黒い髪のくせに、もう王族気取りか」
そう言えば、周囲は笑った。それでいい。そうしなきゃ――俺の立つ場所が、無くなる。
幼い頃から、兄ウィリアムと比べられ続け、兄は、そう、完璧で、聡明で、民に愛される王太子だ。
「ガイア、お前は俺によく似てる、、だからお前も、少しはウィリアムを見習うんだな」
父上がそう言っているのをよく思い出す。何度、その言葉を聞いたか分からない。
――でも、、
たった一人だけ、違った。母上だけだった。
「ガイアは、ガイアのままでいいのよ」
その声だけが、本物だった。俺の味方だった。
だけど、あの日母上は死んだ。
あまりにも簡単に、あまりにも静かに。
葬儀は、形だけだった。涙を流す間も、怒りを叫ぶ時間も与えられず。
母上は国民から罪人みたいに扱われた。
「余計なことは言うな」
……ふざけるな、ならば俺が全部奪ってやろうと、やるにも、いつも兄上やあの黒髪女が邪魔をしてきた。
ほんとうの、兄上の妹だと?!ふざけるな。
本来、、、、本来は俺が尊敬する兄上の隣りで支えてやる役割を簡単に奪ってきたあの女が嫌いだ。
そんな時だ。
オフィーリアが、俺に囁いた。
「……本当は、国王陛下が殺したのですわ」
甘く、優しい声で。毒を含んだ言葉をだった。
「メイリ王妃は、邪魔だった。だから、消されたの」
その瞬間、世界が反転した。
――殺した?
父が?
王が?
血が、逆流する音がした。
ああ、そうか、、、、だから、何もかもが早すぎた。
だから、誰も真相を追わなかったのか。
俺は、教会へいき再度誓った。
「必ず、奪い返す」
母を殺した者から、すべてを。
王位も、名誉も、この国そのものもを。
教会で祈りを捧げている時間、俺は別室の2階で祈ってる神官達を見下ろしていた。
「祈るばかりで暇なんだな」
そうポソリと呟いた瞬間、彼女が現れた。
いつの間にか、視線を奪う、、凛と背筋を伸ばし、恐れを隠して前に進む姿が、、、
……綺麗だ、と思った。
自分に吐き気がした、何を考えているんだ?!
俺は、あいつを嫌っていたはずだ。
馬鹿にして、見下していたはずだ。
なのに……
日に日に美しくなるその姿に、胸が、妙にざわつく。
――認めたくない。
視線が、離れない。
「……クソ」
母を失った世界で、唯一、感情を乱す存在。
それが――シャーロットだという事実が、何よりも、俺を苛立たせていた。
シャーロット達が教会へ通う話を終えた頃、オフィーリアがやってきた。
「ガイア王子、表に出なくて良かったわ」
「…オフィーリア…」
見た目は美しい。それだけで癒される。
「あら、どうなさいました?貴方から甘えてくるなんて、、、例の物を飲みます?」
「あぁ、聖力で作った薬を俺にくれ」
そうオフィーリアに口づけをした。
もう少しで父の、、国王陛下の生誕祭だ。
それだけで、気に食わなかった。あのシャーロットを見るたび、胸の奥がざらつき、王宮に似つかわしくない色だから。
不吉で、忌まわしくて、――だから俺は、あからさまに馬鹿にしていた。
「黒い髪のくせに、もう王族気取りか」
そう言えば、周囲は笑った。それでいい。そうしなきゃ――俺の立つ場所が、無くなる。
幼い頃から、兄ウィリアムと比べられ続け、兄は、そう、完璧で、聡明で、民に愛される王太子だ。
「ガイア、お前は俺によく似てる、、だからお前も、少しはウィリアムを見習うんだな」
父上がそう言っているのをよく思い出す。何度、その言葉を聞いたか分からない。
――でも、、
たった一人だけ、違った。母上だけだった。
「ガイアは、ガイアのままでいいのよ」
その声だけが、本物だった。俺の味方だった。
だけど、あの日母上は死んだ。
あまりにも簡単に、あまりにも静かに。
葬儀は、形だけだった。涙を流す間も、怒りを叫ぶ時間も与えられず。
母上は国民から罪人みたいに扱われた。
「余計なことは言うな」
……ふざけるな、ならば俺が全部奪ってやろうと、やるにも、いつも兄上やあの黒髪女が邪魔をしてきた。
ほんとうの、兄上の妹だと?!ふざけるな。
本来、、、、本来は俺が尊敬する兄上の隣りで支えてやる役割を簡単に奪ってきたあの女が嫌いだ。
そんな時だ。
オフィーリアが、俺に囁いた。
「……本当は、国王陛下が殺したのですわ」
甘く、優しい声で。毒を含んだ言葉をだった。
「メイリ王妃は、邪魔だった。だから、消されたの」
その瞬間、世界が反転した。
――殺した?
父が?
王が?
血が、逆流する音がした。
ああ、そうか、、、、だから、何もかもが早すぎた。
だから、誰も真相を追わなかったのか。
俺は、教会へいき再度誓った。
「必ず、奪い返す」
母を殺した者から、すべてを。
王位も、名誉も、この国そのものもを。
教会で祈りを捧げている時間、俺は別室の2階で祈ってる神官達を見下ろしていた。
「祈るばかりで暇なんだな」
そうポソリと呟いた瞬間、彼女が現れた。
いつの間にか、視線を奪う、、凛と背筋を伸ばし、恐れを隠して前に進む姿が、、、
……綺麗だ、と思った。
自分に吐き気がした、何を考えているんだ?!
俺は、あいつを嫌っていたはずだ。
馬鹿にして、見下していたはずだ。
なのに……
日に日に美しくなるその姿に、胸が、妙にざわつく。
――認めたくない。
視線が、離れない。
「……クソ」
母を失った世界で、唯一、感情を乱す存在。
それが――シャーロットだという事実が、何よりも、俺を苛立たせていた。
シャーロット達が教会へ通う話を終えた頃、オフィーリアがやってきた。
「ガイア王子、表に出なくて良かったわ」
「…オフィーリア…」
見た目は美しい。それだけで癒される。
「あら、どうなさいました?貴方から甘えてくるなんて、、、例の物を飲みます?」
「あぁ、聖力で作った薬を俺にくれ」
そうオフィーリアに口づけをした。
もう少しで父の、、国王陛下の生誕祭だ。
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