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へっぽこ姫の仲良し作戦⑦ 7章 フリージア国編
ガーネットの決意と目覚め
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『ヒック…ヒック…ははーうえぇ…』
誰かが泣いている事に気づいたガーネットは暗みの中声がする方へ歩くと…小さい頃のガーネットが疼くまって泣いていた。小さき自分をジッと見つめていると、小さなガーネットは憎しみを込めて話しだす。
『ちーちうえもみんな…だいきらいだ』
「…そうだったな」
『だれもぼくの話をきいてくれなかった…ははーうえがいなくなったのは、ちちーうえ達のせいだ!みんな、しんじゃえ!』
かつての小さなガーネットの周りにはドス黒い霧がまとわりついていた。
「………今は…悪いことばかりではないぞ」
『悪いことばっかだよ!ぐすっ……ぼく、おうさまなんかなりたくないっ…やだ…それにね、みんなハウライトと比べるもん!みんなハウライトが一番だって…』
「そうだな…なりたかったのは薔薇の花屋だった」
『うん!なりたいのは、ははーうえのだいすきなバラを沢山沢山育ててね、沢山沢山の人にみてもらうの!だからね…おにーちゃんも、いっしょでしょ?みんな、きらいでしょ?この国のやつらどうでもいーもん!コロしたくなるよね!』
フゥと息を少し吸い目を閉じるガーネットは、もう一度改めて小さき自分を見つめる。
「……父上も薔薇の花屋になるのが夢だったんだ」
『え?』
ガーネットはクスッと思い出し、笑いながら
「あの父上が花屋になりたかったとは知らなかった。知らなかっただろう?」
『う、うん……でも…』
「…誰よりも優れて人望が厚く、器用な奴だと思っていた双子の弟は、完璧ではない。実は私より不器用な奴だ」
『……泣き虫さんなの?』
「…それは私もだな…。一番下の妹は…この国一番のマシュマロ好きで、強いこだ」
『……エメラルド…まだミルクしか飲めないよ?マシュマロ好きなの?』
「知らなかった。お互い、何も知ろうとしなかった。歩み寄ろうとしなかった。まだわからない事もある…理解できない事なんて沢山ある。だけど…私は……家族が好きだ。この国が好きなんだよ……。ガーネット」
『……ははーうえをわすれちゃうの?みんなが大嫌いな事わすれちゃうの?』
そう泣いている小さいガーネットをガーネットはそっと手を差し伸べた。
「泣いても何も始まらない。私は母上が愛したこの国を父上が守っているこの国を…家族を、友人を、……民を大事にしたい」
『…きっと、たいへん…だよ…ムリだよ…』
「無理かどうかはやってみなきゃわからない。それに貴様が私のそばにいてくれるだろう?さあ…その黒い霧から離れてこちらへ来い。私達の家に帰ろう」
『みんな…なかよしこよし?』
「あぁ…そうだ」
泣き止んだ小さなガーネットは涙を拭いてから、コクンと頷き、黒い霧から離れていった。その時黒い霧から黒い塊へと変化し、そこから
《お前を食ってやる…食ってやる…シネシネ》
ガーネットを飲み込もうとしていた。そんな黒い塊に対してガーネットは
「食うか食われるか…ならば私がお前を食ってやろうか」
そう余裕な笑みのまま片手でその黒い塊を触り
「誰に向かっている…目障りだ。消えろ」
そう言った瞬間黒い塊は消え、周りは白い花が沢山咲いていた。小さなガーネットはニコニコ笑いながら手を振って
『ありがとー』と言いながらスッと消えていったその瞬間光が見えてきた。
「……どうしよう…僕…僕は…!」
ハウライトがポロポロと泣いて下を俯いていたとき、後ろから
「俯いて下を見るな。前を見ろ」
「……え?」
ハウライトが振り向くと同時に、素早くエメラルドの方へ向かっていくガーネットがそこにいた。
マートルが出した大きな火の塊以上の大きさで、綺麗な赤い炎がその火の塊を攻撃し消してくれた。
「…ちっ!」
そう舌打ちをしながらマートルはスッと鎖に縛っているピーター国王と共に逃げて消えていった。
今……本当に死ぬかと思って目を閉じた瞬間……パパと同じ薔薇の香りをするガーネット兄様が私を抱っこをしてくれて…マートルの攻撃を消してくれた。ガーネット兄様は、一緒に私とハウライト兄様の元へ降りていった。
「………ヒック…ガーネット……兄様…」
「…そうだ」
「おはょうヴ…ッ…!!!お、起きた…ヒック…あのね…パパがね、目がね……たくさん…みんな怪我して…」
私は混乱しながらも、なんとか話そうとしても上手く話せなかった。そんな私にガーネット兄様は相変わらず無表情のまま私の話を聞いてくれて、背中をポンポンとさすり、落ちつかせてくれた。
「ガーネット!!…君っ…起きて…」
私とガーネット兄様の元に、足をヒョコヒョコさせながら怪我をしていたハウライト兄様がやってきて、涙目で
「…ごめん……僕の力が弱くて…判断に迷っていた…」
そうハウライト兄様が悔しそうに俯いて話してるとガーネット兄様は
「先程も言ったが…下を向くな。これから私達はやらなければならない事がある…王子である貴様が民の前で不安がるな。勿論エメラルドもだ」
ずっと眠っていたガーネット兄様の目覚めに私とハウライト兄様はやっぱり泣いてしまった。泣いて喜んでるんだよ!だって嬉しいもん!
そんな私達にガーネット兄様は、ほんの少し…ほんの少しだけ不器用に笑ってくれた。
誰かが泣いている事に気づいたガーネットは暗みの中声がする方へ歩くと…小さい頃のガーネットが疼くまって泣いていた。小さき自分をジッと見つめていると、小さなガーネットは憎しみを込めて話しだす。
『ちーちうえもみんな…だいきらいだ』
「…そうだったな」
『だれもぼくの話をきいてくれなかった…ははーうえがいなくなったのは、ちちーうえ達のせいだ!みんな、しんじゃえ!』
かつての小さなガーネットの周りにはドス黒い霧がまとわりついていた。
「………今は…悪いことばかりではないぞ」
『悪いことばっかだよ!ぐすっ……ぼく、おうさまなんかなりたくないっ…やだ…それにね、みんなハウライトと比べるもん!みんなハウライトが一番だって…』
「そうだな…なりたかったのは薔薇の花屋だった」
『うん!なりたいのは、ははーうえのだいすきなバラを沢山沢山育ててね、沢山沢山の人にみてもらうの!だからね…おにーちゃんも、いっしょでしょ?みんな、きらいでしょ?この国のやつらどうでもいーもん!コロしたくなるよね!』
フゥと息を少し吸い目を閉じるガーネットは、もう一度改めて小さき自分を見つめる。
「……父上も薔薇の花屋になるのが夢だったんだ」
『え?』
ガーネットはクスッと思い出し、笑いながら
「あの父上が花屋になりたかったとは知らなかった。知らなかっただろう?」
『う、うん……でも…』
「…誰よりも優れて人望が厚く、器用な奴だと思っていた双子の弟は、完璧ではない。実は私より不器用な奴だ」
『……泣き虫さんなの?』
「…それは私もだな…。一番下の妹は…この国一番のマシュマロ好きで、強いこだ」
『……エメラルド…まだミルクしか飲めないよ?マシュマロ好きなの?』
「知らなかった。お互い、何も知ろうとしなかった。歩み寄ろうとしなかった。まだわからない事もある…理解できない事なんて沢山ある。だけど…私は……家族が好きだ。この国が好きなんだよ……。ガーネット」
『……ははーうえをわすれちゃうの?みんなが大嫌いな事わすれちゃうの?』
そう泣いている小さいガーネットをガーネットはそっと手を差し伸べた。
「泣いても何も始まらない。私は母上が愛したこの国を父上が守っているこの国を…家族を、友人を、……民を大事にしたい」
『…きっと、たいへん…だよ…ムリだよ…』
「無理かどうかはやってみなきゃわからない。それに貴様が私のそばにいてくれるだろう?さあ…その黒い霧から離れてこちらへ来い。私達の家に帰ろう」
『みんな…なかよしこよし?』
「あぁ…そうだ」
泣き止んだ小さなガーネットは涙を拭いてから、コクンと頷き、黒い霧から離れていった。その時黒い霧から黒い塊へと変化し、そこから
《お前を食ってやる…食ってやる…シネシネ》
ガーネットを飲み込もうとしていた。そんな黒い塊に対してガーネットは
「食うか食われるか…ならば私がお前を食ってやろうか」
そう余裕な笑みのまま片手でその黒い塊を触り
「誰に向かっている…目障りだ。消えろ」
そう言った瞬間黒い塊は消え、周りは白い花が沢山咲いていた。小さなガーネットはニコニコ笑いながら手を振って
『ありがとー』と言いながらスッと消えていったその瞬間光が見えてきた。
「……どうしよう…僕…僕は…!」
ハウライトがポロポロと泣いて下を俯いていたとき、後ろから
「俯いて下を見るな。前を見ろ」
「……え?」
ハウライトが振り向くと同時に、素早くエメラルドの方へ向かっていくガーネットがそこにいた。
マートルが出した大きな火の塊以上の大きさで、綺麗な赤い炎がその火の塊を攻撃し消してくれた。
「…ちっ!」
そう舌打ちをしながらマートルはスッと鎖に縛っているピーター国王と共に逃げて消えていった。
今……本当に死ぬかと思って目を閉じた瞬間……パパと同じ薔薇の香りをするガーネット兄様が私を抱っこをしてくれて…マートルの攻撃を消してくれた。ガーネット兄様は、一緒に私とハウライト兄様の元へ降りていった。
「………ヒック…ガーネット……兄様…」
「…そうだ」
「おはょうヴ…ッ…!!!お、起きた…ヒック…あのね…パパがね、目がね……たくさん…みんな怪我して…」
私は混乱しながらも、なんとか話そうとしても上手く話せなかった。そんな私にガーネット兄様は相変わらず無表情のまま私の話を聞いてくれて、背中をポンポンとさすり、落ちつかせてくれた。
「ガーネット!!…君っ…起きて…」
私とガーネット兄様の元に、足をヒョコヒョコさせながら怪我をしていたハウライト兄様がやってきて、涙目で
「…ごめん……僕の力が弱くて…判断に迷っていた…」
そうハウライト兄様が悔しそうに俯いて話してるとガーネット兄様は
「先程も言ったが…下を向くな。これから私達はやらなければならない事がある…王子である貴様が民の前で不安がるな。勿論エメラルドもだ」
ずっと眠っていたガーネット兄様の目覚めに私とハウライト兄様はやっぱり泣いてしまった。泣いて喜んでるんだよ!だって嬉しいもん!
そんな私達にガーネット兄様は、ほんの少し…ほんの少しだけ不器用に笑ってくれた。
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