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へっぽこ姫の仲良し作戦⑨ 九章 恋愛編
甘い恋
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シンと静かな学園の庭先で私とプリちゃんは見つめ合うものの、私が照れてしまい目を逸らしてしまった。逸らしたら嫌な感じじゃん…あぁ…でも今更恥ずかしいんだよぉ…私の心臓の音聞こえないかな?聞こえないよね……。私は勇気を持ってチラッとプリちゃんの顔を見上げてみると、プリちゃんは照れくさそうに笑ってくれてた。
「ははっ。こんなに静かだと僕の心臓の音が聞こえるんじゃないかとヒヤヒヤしちゃうよ」
「…プリちゃんも…?えっと…体調はどう?」
「うん、大丈夫だよ。エメ、ありがとう」
「や、あの…怪我はオーロラ姉様が治してくれてて私は…それに、マシューやクロの事だけど…本当にいなくなったのかな…」
「……うん、クロとマシューは…いつかまた会える気がするんだよね」
「いつか?」
「僕の右手にはまだクロとの契約している印がある。まだ……何処かで寝てるんじゃないかな」
「はは、なんかありえるかも。マシューが一番お寝坊さんでクロは仕方なく付き合ってそう!」
しんみりと、そう話す私達だけど…。
あれれ、あれ、私なんでここにいるんだっけ?そ、そうよ!プリちゃんに…きちんと伝えなきゃいけないんだ。いや、伝えたい…好きだと知ってもらいたいんだもの…。
でも……告白ってなんていえばよい??前世でも恋愛経験無い方だったし!あぁあ!スムーズに好きと!好きといえば良いのに!!
「…プッ、プリ…プリムラさん!?」
「ははっ、何その呼び方。うん、なんですか?エメラルドさん」
「…す、すすすすすす…す、すし、そうスシ!オスッシンとか今度食べる?」
「あぁ、それ僕の父上がハマってる食べ物だよ。まだ食べた事ないなあ。うん、食べたい、エメと一緒に食べるならもっと美味しいだろうしね」
ニッコリ微笑むプリちゃん!あれ、こんなに笑顔がキラキラしていましたっけ?!プリちゃんは、思い出したかのように、ポケットからマシュマロチョコレートを私の口の中にくれた。
「新作のマシュマロだよ。チョコレート味」
「…んっ!美味しい!程よい甘さだね!あ、でも私は、もう少し甘いのが好みかな?ふふ、まだ味覚が子供かも。この前も兄様達が食べていたパスタがとても辛くて辛くて…ってどうしたの?」
プリちゃんは少し照れ臭そうな顔をして話す。
「……うん。やっぱりエメだなあって……。きちんと伝えないといけないと思ってたんだ」
「…え」
え!?それって…こ、告白!!え、どうしよう!?私から言うべきでは!?好きだと言われたら、私もよ!と答えるべき!?あれ、またドキドキしてきた!
「ちゃんと、育てていこう!」
「…………へ?何を?マシュマロチョコレートを?」
プリちゃんは顔を真っ赤にしながら、口元を隠して目を逸らしていた。ごめんよ、プリちゃん、話しがまったく見えない!
「………だ、だから……この前…キス…してくれて…」
「…っ!あ、や、うん、ハイ…しました」
「………赤ちゃんが出来たから」
「………ん?」
プリちゃんはギュッと私の手を握って真剣な目で真っ直ぐと私を見つめる。
「僕はエメが大好きだ。お腹の子も大事にするよ、まだ未熟な僕だけど良い父となるよう頑張ってーー」
「ちょ!まって!ストップ!プリちゃん!……言いにくいんだけど…あの、キスで赤ちゃん出来ないよ!?」
そう私が顔を真っ赤にして伝えると、プリちゃんは真面目な顔をしながら首を傾げる。いや、本当そんな子供でもわかる事を何故そんな…。
「え?でも昔、師匠にそう教えてもらってたんだけどなぁ…」
プリちゃんの師匠!!何嘘教えてるの!?!
プリちゃんはさらに顔を真っ赤にしながら、落ち込んでいた。
「…うわ…本当に?じゃあ、僕…うわー、エメ。今僕を見ないで。カッコ悪いし、馬鹿みたいだ」
どうやら、相当落ち込んでいた様子のプリちゃん……。私は背中を向けるプリちゃんに、ギュッと後ろから抱きしめた。
「……プリちゃん。私ね、プリちゃんが好きです…だから、カッコ悪くないよ…あの、勘違いとはいえ…嬉しかった…ですっ」
「エメ」
「ストップ!振り向かないで!今、私も恥ずかしいの!今これがいっぱいいっぱいだから!」
プリちゃんはクスクス笑い出して、私も笑った。お互い顔を見てしまうのはまだ恥ずかしさもあってか、ただ一緒に笑い合った。
「あら、仲直りしたのね」
そう私とプリちゃんに声をかけてきた、見知らぬ男性…中華風の服装で髪は黒いけど……
「「……え、だれ?」」
「なによ!失礼ね!私よ!美しい私よ!リンよ!」
リン嬢!?がカッコいい男性の姿になってて、プリちゃんと私はビックリして固まっていた。リン嬢、いや、リン君?は私を見て
「男に戻るのも悪くないかなあと思って!」
そう話すリン君?にプリちゃんは何故か
「駄目だよ、エメは」
「プリムラ!大丈夫よ!私は貴方も愛してるわ!どっちもいけるもの!」
そんな感じでリン君は鼻高々に話していた。ようやくプリちゃんと私は顔を合わせてお互い笑顔になる。プリちゃんは私の手をギュッと握りながら耳元で
「今度は恋人として、お菓子デートをしよう」
そう、囁いてくれた。
プリちゃん、私の大好きな人だ!
「ははっ。こんなに静かだと僕の心臓の音が聞こえるんじゃないかとヒヤヒヤしちゃうよ」
「…プリちゃんも…?えっと…体調はどう?」
「うん、大丈夫だよ。エメ、ありがとう」
「や、あの…怪我はオーロラ姉様が治してくれてて私は…それに、マシューやクロの事だけど…本当にいなくなったのかな…」
「……うん、クロとマシューは…いつかまた会える気がするんだよね」
「いつか?」
「僕の右手にはまだクロとの契約している印がある。まだ……何処かで寝てるんじゃないかな」
「はは、なんかありえるかも。マシューが一番お寝坊さんでクロは仕方なく付き合ってそう!」
しんみりと、そう話す私達だけど…。
あれれ、あれ、私なんでここにいるんだっけ?そ、そうよ!プリちゃんに…きちんと伝えなきゃいけないんだ。いや、伝えたい…好きだと知ってもらいたいんだもの…。
でも……告白ってなんていえばよい??前世でも恋愛経験無い方だったし!あぁあ!スムーズに好きと!好きといえば良いのに!!
「…プッ、プリ…プリムラさん!?」
「ははっ、何その呼び方。うん、なんですか?エメラルドさん」
「…す、すすすすすす…す、すし、そうスシ!オスッシンとか今度食べる?」
「あぁ、それ僕の父上がハマってる食べ物だよ。まだ食べた事ないなあ。うん、食べたい、エメと一緒に食べるならもっと美味しいだろうしね」
ニッコリ微笑むプリちゃん!あれ、こんなに笑顔がキラキラしていましたっけ?!プリちゃんは、思い出したかのように、ポケットからマシュマロチョコレートを私の口の中にくれた。
「新作のマシュマロだよ。チョコレート味」
「…んっ!美味しい!程よい甘さだね!あ、でも私は、もう少し甘いのが好みかな?ふふ、まだ味覚が子供かも。この前も兄様達が食べていたパスタがとても辛くて辛くて…ってどうしたの?」
プリちゃんは少し照れ臭そうな顔をして話す。
「……うん。やっぱりエメだなあって……。きちんと伝えないといけないと思ってたんだ」
「…え」
え!?それって…こ、告白!!え、どうしよう!?私から言うべきでは!?好きだと言われたら、私もよ!と答えるべき!?あれ、またドキドキしてきた!
「ちゃんと、育てていこう!」
「…………へ?何を?マシュマロチョコレートを?」
プリちゃんは顔を真っ赤にしながら、口元を隠して目を逸らしていた。ごめんよ、プリちゃん、話しがまったく見えない!
「………だ、だから……この前…キス…してくれて…」
「…っ!あ、や、うん、ハイ…しました」
「………赤ちゃんが出来たから」
「………ん?」
プリちゃんはギュッと私の手を握って真剣な目で真っ直ぐと私を見つめる。
「僕はエメが大好きだ。お腹の子も大事にするよ、まだ未熟な僕だけど良い父となるよう頑張ってーー」
「ちょ!まって!ストップ!プリちゃん!……言いにくいんだけど…あの、キスで赤ちゃん出来ないよ!?」
そう私が顔を真っ赤にして伝えると、プリちゃんは真面目な顔をしながら首を傾げる。いや、本当そんな子供でもわかる事を何故そんな…。
「え?でも昔、師匠にそう教えてもらってたんだけどなぁ…」
プリちゃんの師匠!!何嘘教えてるの!?!
プリちゃんはさらに顔を真っ赤にしながら、落ち込んでいた。
「…うわ…本当に?じゃあ、僕…うわー、エメ。今僕を見ないで。カッコ悪いし、馬鹿みたいだ」
どうやら、相当落ち込んでいた様子のプリちゃん……。私は背中を向けるプリちゃんに、ギュッと後ろから抱きしめた。
「……プリちゃん。私ね、プリちゃんが好きです…だから、カッコ悪くないよ…あの、勘違いとはいえ…嬉しかった…ですっ」
「エメ」
「ストップ!振り向かないで!今、私も恥ずかしいの!今これがいっぱいいっぱいだから!」
プリちゃんはクスクス笑い出して、私も笑った。お互い顔を見てしまうのはまだ恥ずかしさもあってか、ただ一緒に笑い合った。
「あら、仲直りしたのね」
そう私とプリちゃんに声をかけてきた、見知らぬ男性…中華風の服装で髪は黒いけど……
「「……え、だれ?」」
「なによ!失礼ね!私よ!美しい私よ!リンよ!」
リン嬢!?がカッコいい男性の姿になってて、プリちゃんと私はビックリして固まっていた。リン嬢、いや、リン君?は私を見て
「男に戻るのも悪くないかなあと思って!」
そう話すリン君?にプリちゃんは何故か
「駄目だよ、エメは」
「プリムラ!大丈夫よ!私は貴方も愛してるわ!どっちもいけるもの!」
そんな感じでリン君は鼻高々に話していた。ようやくプリちゃんと私は顔を合わせてお互い笑顔になる。プリちゃんは私の手をギュッと握りながら耳元で
「今度は恋人として、お菓子デートをしよう」
そう、囁いてくれた。
プリちゃん、私の大好きな人だ!
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