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へっぽこ姫の仲良し作戦⑨ 九章 恋愛編
ブラッドの呟き
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相変わらずプリちゃんの相棒さんクロは、ツンとした態度で目を合わせてくれないけどやっぱり可愛いなあ。お手!とか言ったら起こりそう。
「クロ!久しぶりだね、その節はありがとう」
クロの頭を優しく撫でてあげたら、クロはジロッと私を睨んで気安く触るなと言ってるような気がした。
「そういえばマシューは?みかけないけど」
「はは、マシューね、この10年で大きくなっちゃったんだよね。聖獣の森近くにいたり、時々お城に遊びに来るけどね」
「そうなんだ。マシューが大きくなってるなんて想像できないや。じゃあ今度一緒にマシュー会いに行こうよ」
「うん、マシューも喜ぶと思う」
私がこれまでの事をニコニコと話していると、プリちゃんは黙って聞いてくれて、私の頭をポンポンと撫でて優しい顔をした。
「エメ」
「え?うん?」
「…頑張ったねえ」
「……プリちゃん…」
「家族もみんなも仲良くできて、エメは凄いや」
頑張ったね、と褒めてくれた。昔、私達はみんな仲良しこよしに!と約束をした。それをわかっているからプリちゃんは私を褒めてくれたのがわかった。でも…10年経った今でも気になる事がある。
私は首を横に振った。
「まだね、反乱軍の残党がいるみたい。……それに…」
「リビア君、元気にしてると思うよ」
「ふふ、プリちゃんは、なんでも私の考えてることわかるんだね」
「どうかな?僕もエメも変わっていないようで変わっている事もあるし」
「私にとっては、プリちゃんはプリちゃんだよ!」
自信持ってそう話すと、プリちゃんは何故か少し困った顔をしながら笑う。
「あはは、うーん…《プリちゃん》ね。うん、とりあえず、まあいっか」
何がまあいっかなのかがよくわからないけれど、プリちゃんと話していた時、プリちゃんと私の間にお団子頭のリン嬢が頰を膨らませて入ってきた。
「プリムラ王子は私のなのよ!?」
そう怒って騒いでいると、プリちゃんが呆れた顔で私に突っかかてきたリン嬢を止めた。
「僕、リンの物じゃないよ?」
「プリムラ!私はプリムラが大好きなのよ!!お嫁さんにしてよ!」
おー、突然の大告白!!リン嬢はプルプルと震えながら涙で訴えていたが、告白されたプリちゃんは冷静で真顔で答えた。
「うん、もう100回以上聞いた。でも僕達は友達だしそれ以上でもそれ以下でもない」
「私の何が悪いのよぉお!!?」
「いや、うーん、リン。君《男》じゃん」
「えっ!!!?!男!?」
「そ、リンは男だよ」
「性別なんて、関係ないわ!」
ハイ!ビックリしました!学園生活始まった途端にビックリしたよ!?いや、見た目もの凄い女の子だよ!?可愛いらしいし!あ、でも我が国でも女装したら可愛い子なのがいるわね。
私がなんとなくブラッドの顔を思い出して笑っていると、リン嬢、いや、リン君?は私を睨んで
「何よ!私が男なのがそんなに悪い!?やっぱりエメラルド姫!貴女のせいなんだからね!プリムラはずっと、ずーっと頑張って修行していた様子は私が一番知ってるんだから!大変だったんだから!なのに、貴女は何も知らないで、プリムラ王子に、みんなに好かれてムカつく!って何よ!この白い物体!」
怒ってるんだか、泣いているんだか、ワケがわからない状態のリン嬢はマシュマロが気になったみたいだった。
「マシュマロだよ。食べたことない?食べる?」
鼻水を垂らしながら泣いているリン嬢にマシュマロをあげた。リン嬢は頰を赤らめながら
「…ぐす…おいし…かも」
おー!マシュマロ効果は凄いね!マシュマロの美味しさを知ってくれたみたい!
「ふふ、落ちついた?マシュマロ美味しいでしょ?まだあるよ」
私はリン嬢の涙を拭いてあげながら話すと、何故かリン嬢は顔を真っ赤になった。
「…わ、わわわわわ私はプリムラ一筋なのに!!プリムラ!違うわ!これは…違うんだからああああああああー!」
とどさくさに紛れて私のマシュマロを取って逃げたリン嬢、リン君?なんて呼べばよいのかな。リン嬢でいいのかな?マシュマロの良さを知ってくれたからいい子みたいだし、リンちゃんかな?
隣にいたプリちゃんは私の顔を覗きこんで笑った。
「エメ、モテモテだねっ」
モテモテなのはプリちゃんでないかな?沢山の貴族令嬢達からアプローチされてるし!私なんて一度もないよ!?
そうエメラルドとプリムラが仲良く話をしている様子を遠くからずっと、護衛をしていたブラッドが黙って見つめていた。ギュッと拳を握りながら、少しだけ悔しそうにしていた。
「……プリムラ王子…成長したな。いつだって…お前はエメの隣にいるな」
そう呟いていた。
「クロ!久しぶりだね、その節はありがとう」
クロの頭を優しく撫でてあげたら、クロはジロッと私を睨んで気安く触るなと言ってるような気がした。
「そういえばマシューは?みかけないけど」
「はは、マシューね、この10年で大きくなっちゃったんだよね。聖獣の森近くにいたり、時々お城に遊びに来るけどね」
「そうなんだ。マシューが大きくなってるなんて想像できないや。じゃあ今度一緒にマシュー会いに行こうよ」
「うん、マシューも喜ぶと思う」
私がこれまでの事をニコニコと話していると、プリちゃんは黙って聞いてくれて、私の頭をポンポンと撫でて優しい顔をした。
「エメ」
「え?うん?」
「…頑張ったねえ」
「……プリちゃん…」
「家族もみんなも仲良くできて、エメは凄いや」
頑張ったね、と褒めてくれた。昔、私達はみんな仲良しこよしに!と約束をした。それをわかっているからプリちゃんは私を褒めてくれたのがわかった。でも…10年経った今でも気になる事がある。
私は首を横に振った。
「まだね、反乱軍の残党がいるみたい。……それに…」
「リビア君、元気にしてると思うよ」
「ふふ、プリちゃんは、なんでも私の考えてることわかるんだね」
「どうかな?僕もエメも変わっていないようで変わっている事もあるし」
「私にとっては、プリちゃんはプリちゃんだよ!」
自信持ってそう話すと、プリちゃんは何故か少し困った顔をしながら笑う。
「あはは、うーん…《プリちゃん》ね。うん、とりあえず、まあいっか」
何がまあいっかなのかがよくわからないけれど、プリちゃんと話していた時、プリちゃんと私の間にお団子頭のリン嬢が頰を膨らませて入ってきた。
「プリムラ王子は私のなのよ!?」
そう怒って騒いでいると、プリちゃんが呆れた顔で私に突っかかてきたリン嬢を止めた。
「僕、リンの物じゃないよ?」
「プリムラ!私はプリムラが大好きなのよ!!お嫁さんにしてよ!」
おー、突然の大告白!!リン嬢はプルプルと震えながら涙で訴えていたが、告白されたプリちゃんは冷静で真顔で答えた。
「うん、もう100回以上聞いた。でも僕達は友達だしそれ以上でもそれ以下でもない」
「私の何が悪いのよぉお!!?」
「いや、うーん、リン。君《男》じゃん」
「えっ!!!?!男!?」
「そ、リンは男だよ」
「性別なんて、関係ないわ!」
ハイ!ビックリしました!学園生活始まった途端にビックリしたよ!?いや、見た目もの凄い女の子だよ!?可愛いらしいし!あ、でも我が国でも女装したら可愛い子なのがいるわね。
私がなんとなくブラッドの顔を思い出して笑っていると、リン嬢、いや、リン君?は私を睨んで
「何よ!私が男なのがそんなに悪い!?やっぱりエメラルド姫!貴女のせいなんだからね!プリムラはずっと、ずーっと頑張って修行していた様子は私が一番知ってるんだから!大変だったんだから!なのに、貴女は何も知らないで、プリムラ王子に、みんなに好かれてムカつく!って何よ!この白い物体!」
怒ってるんだか、泣いているんだか、ワケがわからない状態のリン嬢はマシュマロが気になったみたいだった。
「マシュマロだよ。食べたことない?食べる?」
鼻水を垂らしながら泣いているリン嬢にマシュマロをあげた。リン嬢は頰を赤らめながら
「…ぐす…おいし…かも」
おー!マシュマロ効果は凄いね!マシュマロの美味しさを知ってくれたみたい!
「ふふ、落ちついた?マシュマロ美味しいでしょ?まだあるよ」
私はリン嬢の涙を拭いてあげながら話すと、何故かリン嬢は顔を真っ赤になった。
「…わ、わわわわわ私はプリムラ一筋なのに!!プリムラ!違うわ!これは…違うんだからああああああああー!」
とどさくさに紛れて私のマシュマロを取って逃げたリン嬢、リン君?なんて呼べばよいのかな。リン嬢でいいのかな?マシュマロの良さを知ってくれたからいい子みたいだし、リンちゃんかな?
隣にいたプリちゃんは私の顔を覗きこんで笑った。
「エメ、モテモテだねっ」
モテモテなのはプリちゃんでないかな?沢山の貴族令嬢達からアプローチされてるし!私なんて一度もないよ!?
そうエメラルドとプリムラが仲良く話をしている様子を遠くからずっと、護衛をしていたブラッドが黙って見つめていた。ギュッと拳を握りながら、少しだけ悔しそうにしていた。
「……プリムラ王子…成長したな。いつだって…お前はエメの隣にいるな」
そう呟いていた。
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