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第八章 王太子の見る夢
序
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ここ最近、よく見る夢があった。
それはとても淫らな夢で、毎夜の如く見るその夢の愉しさは格別であった。
それは当然だった。
現実では決して手を出すことが許されない彼を、その夢の中では自由にすることができた。
彼を求め、彼はそれに応え、二人でめくるめく快楽の坩堝の中に堕ちていく。
非常に愉しかった。互いを貪り合い、互いに夢中になった。
そして夢から覚め、朝になると気が付いた。
普段ならば、自身の欲を発散できずに苦しむことが多かったが、その夢を見るようになってから、不思議なことに苦しみから解放されていた。
もしやという思いが浮かぶ。
かつて、妃から聞いた話を思い出したのだ。
妃には、サキュバスの力を持つ娘の知り合いがいた。
その娘には、淫らな夢を相手に見せる力があったという。
そしてその夢の力で、相手の精力を抜き取ることができたという。
それはとても淫らな夢で、毎夜の如く見るその夢の愉しさは格別であった。
それは当然だった。
現実では決して手を出すことが許されない彼を、その夢の中では自由にすることができた。
彼を求め、彼はそれに応え、二人でめくるめく快楽の坩堝の中に堕ちていく。
非常に愉しかった。互いを貪り合い、互いに夢中になった。
そして夢から覚め、朝になると気が付いた。
普段ならば、自身の欲を発散できずに苦しむことが多かったが、その夢を見るようになってから、不思議なことに苦しみから解放されていた。
もしやという思いが浮かぶ。
かつて、妃から聞いた話を思い出したのだ。
妃には、サキュバスの力を持つ娘の知り合いがいた。
その娘には、淫らな夢を相手に見せる力があったという。
そしてその夢の力で、相手の精力を抜き取ることができたという。
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