私がいつの間にか精霊王の母親に!?

桜 あぴ子(旧名:あぴ子)

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第3章 王立魔法学校入学編

173 光魔法学

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「今年度は一般科の生徒の皆さんも多くて、とても嬉しいです。この中には能力鑑定で初めて光属性の適正に気づいた生徒も多いと思います。私の授業では光魔法がまだ使えない生徒は使えるように、既に使える生徒はもっと色々な種類の光魔法を使えるようにしていきたいと思っています。みんなで頑張りましょうね」

サーシャ先生は「頑張りましょうね」の所で両手を握りしめると、むん!と気合いをいれる。

「「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」」
「良いお返事ですねっ。では、早速始めましょうか。まずは光属性にはどんな魔法が存在するか」

サーシャ先生はそう言うと、空中に光の文字を描き始める。

ざわっ!

「わあ!凄く綺麗!」
「あれも光魔法なの?」

始めてみる幻想的な光景に驚く。
文字はキラキラと光って、とても綺麗だった。

「ふふっ。驚きました?これは灯り魔法の応用編のようなものです。魔法の操作になれたら皆さんでもできるようになりますよ」

サーシャ先生が説明している間も、文字はどんどん空中に描かれていく。

「では、文字に注目してください」 

光る文字に注目すると、光魔法についての解説が書かれていた。

「光魔法は光や回復などで知られているかと思いますが、他の属性にも治癒魔法があるのはご存じですか?」

サーシャ先生は光る文字にそって授業を進めていく。

「治癒魔法と回復魔法の違いは何か、簡単に説明すると回復魔法は治癒魔法の上位魔法と思ってください。治癒魔法では治せない怪我や病気でも回復魔法では治せる場合が多く、光魔法の使い手はどこでも重宝されます。また、こちらもあまり知られていませんが、光魔法には攻撃魔法も存在します。他に代表的な魔法と言うと浄化魔法もありますね」

光る文字の内容をノートにそのまま写しつつ、サーシャ先生の話を聞く。
ふむふむ、他の属性にも治癒魔法が存在するのね。土魔法にもあるのかな?今度、モスに聞いてみようっと。

「今日は最初の授業と言うこともあって、簡単な説明にしましたが、これからの授業ではここの魔法について詳しく説明してきますね。そして、授業を進めるに当たって皆さんにお願いしたいことがあります」

お願いってなんだろう?
サーシャ先生は紙の束を一番前の席の生徒たちに配り始める。
えっ!もしかして、光魔法学でもテストですか!?

「今から用紙を配りますので、一枚とって、後ろの子に回して下さい。説明は用紙が全員に行き渡ってからしますね。───はい、配り終わりましたね。先程言ったお願いはこの用紙には書かれた二つの質問に答えてほしいんです」

配られた用紙を見ると、サーシャ先生の説明通り二つの質問が書かれていて、【使える光魔法を全て記載して下さい】、【光魔法で使えるようになりたい魔法はなんですか?希望順に記載して下さい】とあった。

「皆さんの素直な気持ちが知りたいので、もし、わからなければそう書いてもらって構いませんし、何か質問があれば先生に聞いてくださいね」

むむっ、これは以外にも難しい質問だなぁ。
今まで何となくで使っていたので、私が使っていた魔法が本当に光魔法なのか不安なんだよね。
何故なら回復魔法だと思い込んでいた魔法が時空魔法だったと言う前科がある身なのだ。ここは確実に光魔法だと思われる魔法だけ書いておこう。

『その質問には全ての光魔法と書けば良いのでは?』

使える魔法の所で唸っていると、横から用紙を見ていたモスが話しかけてくる。モスには悪気はないのはわかってるけれど、そんなことを書いたら問題になっちゃうよ。

(えーと、詠唱を知ってる訳じゃないからこれで良いんだよ。)
『そうなんですか?』
(そうなの!)

取り合えず、ヒールやライトといった魔法を四苦八苦しながら書きあげる。
あとは使えるようになりたい魔法と言うと、私が知らない浄化魔法かな?
回復魔法もヒールしか知らないから、それ以外の魔法も知りたいので、それも書いておく。
サーシャ先生はみんなが用紙に集中している間、教室を歩き回り、悩んでいる生徒を見つけると側に行って話しかけていた
全員が書き終わると用紙が回収され、本日の授業は終了した。

「今日書いてもらった用紙は私の方できちんと読ませてもらいます。次回の参考にしますので、楽しみにしてて下さいね」

こうして光魔法学の最初の授業は私に光の精霊様への疑惑を残したまま終わった。
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