無頼少年記 ~最強の戦闘民族の末裔、父親に植えつけられた神話のドラゴンをなんとかしたいので、冒険者ギルドに就職する~

ANGELUS

文字の大きさ
90 / 121
乱世下威区編 上

戦士の覚悟

しおりを挟む
 澄男すみおと別れて数秒が経ったと思うが、私の中では既に一時間が経ったように思える。

 擬巖ぎがん正宗の側近と思われる敵、かつて西支部の地下シェルターで暴れ回り私とレク・ホーラン、そしてハイゼンベルクの三人がかりで挑んでなおも翻弄してのけた存在との決闘は、絶望の一言に尽きた。

 私と同等の実力者三人がかりでようやく戦いが成立する相手だったのだ。今回はレク・ホーランもハイゼンベルクもこの場におらず、その戦力差は埋めようのない歴然とした差となってのしかかる。

「くっ……!」

 強い。力が、ではなく、戦闘力がとにかく高い。

 今は双剣を使っているが、間合いは槍を使う私の方が有利のはずなのに、槍よりも遥かに小さい刃を巧みに使いこなしてこちらの槍撃を受け流してくる。まるで洗剤が塗りたくられた壁へ無心に槍を当てているかのような手応えのなさだ。

 私は一向に有効打が打てていない一方で、彼女は受け流した直後に生じる私の後隙を的確に狙って切り結んできており、決定打にはなっていないものの有効打は確実に積み上がってしまっている。このままだと手傷を負いすぎて血が足りなくなる事態になりかねない。

 回復するべきか、否。それは愚策だ。そもそもそんな隙はどこにもない。

 事実上相手が一方的に有効打を与えられている戦況、少しでも攻撃を緩めてしまえば有効打どころか次の瞬間には致命打になる。

 間合いで有利を取り、攻撃の勢いで防御を兼ねることで辛うじて致命打を避けられているだけで、この均衡が崩れれば残された道は死である。

 もっとも安全かつ確実な方策としてはもう一人、それこそレク・ホーランに囮役を買ってもらうことぐらいだが、この場にいない者を勘定に入れたところで無駄な思索であった。

 もはや数えるのも億劫になるほどの回数切り結びあった頃、甲高い金属が鳴り響き、お互い大きく距離を取った。その機を逃さず、己の周囲の床に氷の膜を張り巡らせる。

 床を滑りやすくすることで、細かな足運びを困難にする作戦だ。この程度の小細工、慣れられれば対応されるだけでその場凌ぎにしかならないが、対応するまでは自分の間合いへ容易に踏み込ませない猶予を作り出すことができる。

 息を整え、彼女を見据える。

 実力差は明白。このまま戦い続けても、勝敗の結果は見えている。敗北とは、すなわち死。私が死ねば、おそらくだが澄男すみおがどうなるか分からない。

 一度失うことを知った彼は仲間を守ることに執着している。彼を暴走させないためにも、この場を生き抜けねばならない。

 だが、しかし。

 澄男すみおの攻撃で死ぬとは思っていなかったのもあるのか。いや、それを予想していたと言ってもいい。

 だからこそ理屈では測れない何かが、相反する何かが、もう無視できないぐらいにまで大きくなっていることを自覚する。

「あなた……本当は私たちと敵対したいわけじゃ、ないんじゃない?」

 少女―――三舟みふね雅禍まさかは顔色一つ変えなかったが、私は見逃さなかった。ほんの僅か、意識しないと分からないほどに絶妙な動作、双剣の柄を一瞬強く握りしめたことを。

「西支部に攻め込んできたあの日……本当ならあなた、地下シェルターに避難していた請負人たちを私たちに気づかせず皆殺しにできたんでしょう? どうしてそうしなかったの?」

 ほんの僅かな所作も見逃すまいとありったけの意識を雅禍まさかに向けた。

 本家邸で作戦会議をしていた際、西支部で起こった出来事を事細かに話すと弥平みつひらは言っていた。

 その刺客は、おそらく擬巖ぎがんに反目しようとしている、と。

「地下シェルターから請負人を一人逃したのも、私たちをわざと地下シェルターに誘き出すためだったんでしょう? どうして自分をわざと窮地に追いやったのかしら?」

 察しの悪い馬鹿のフリをしつつ、過剰に刺激しないように声色に注意を払う。

 窮地に陥り仮に死ねば、当主から命じられた責務は果たせない。それは暴閥ぼうばつ界において、明確な叛逆に等しい。

「もしも本当に私たちと敵対する気がないのなら、私も矛を下ろすと約束するわ。擬巖ぎがん正宗は、まもなく我らが当主に討たれる。だからあなたは心配することは……」

「それは無理だ」

 このまま畳み掛けようとした矢先、私の言葉はドス黒い鋭利な刃で、見事に切り裂かれる。

 私と彼女の間合いは、それほど離れてはいないが、錯覚か幻覚か、その距離は一気に遠く離れたように思えた。

暴閥ぼうばつに希望などあるものか。お前が矛を収めたところで、お前の主が私を殺す」

「だから、それは私が説得して……」

「笑わせるな! そんなこと、できるはずがない!」

 暗黒の居間に怒号が響いた。その怒号はただの怒りの叫びにあらず。憎悪と怨念入り混じり、黒い炎で焼き尽くさんとする赫怒の咆哮。

暴閥ぼうばつ界において、上位者からの命令は絶対。従者でしかないお前に、何ができる!!」

 怒りに塗り潰され、少女の瞳が激しく血走る。その剣幕に、思わず二の句が継げなくなる。

 雅禍まさかの言っていることは正しい。暴閥ぼうばつは元より、この武市もののふしにおいて強者からの命令は絶対。弱肉強食の摂理に忠実な武市もののふしは、強者からの言葉をなによりの誉とする。それはもはや神託とも言え、逆らえばその時点で死が決定してしまうのだ。

 流川るせん花筏はないかだが特殊なだけで、擬巖ぎがん家を筆頭とするほとんどの暴閥ぼうばつでは``弱者は強者に絶対服従。逆らうなら死ね``が当たり前なのである。

 そう、なんら間違ってはいない。彼女が流川るせん花筏はないかだという例外ケースを知らない、という点を除いては。

「我が主は寛大な御方。敵意がないと知れば私から口添えができるわ」

「信じられるか。正宗様は既に宣戦を布告された。降伏した私が誅殺されない保証など、どこにあるというのだ」

「それは、だから私が」

「大体、そんな甘言で矛を収めると思っているのか? 間抜けにも惑わされた私の隙を突き、始末するとしか思えないが?」

 違う、と言いたいが、逆の立場なら自分もそう思ってしまうと思わず言葉を喉奥へ飲み込んでしまった。次の言葉が出てこないと知るや、雅禍まさかの緊張は最高潮に達する。

 澄男すみおらとともに生活を始めて四ヶ月目が経とうとしている今、澄男すみおの間抜けなところが移ってしまったのだろう。よくよく考えなくても、何の保証もない言葉で敵を説得できるわけがなかった。

 澄男すみおの真似事でもしようとしたのか、それとも澄男すみおと行動を共にしすぎて自分も馬鹿になってしまったのか。どっちにしろ昔の私を思えば、考えられない行動だ。

 何の証拠もない言葉で、人が救えるわけもないというのに。

「なら……勝負しない?」

「……なに?」

 突然、意味不明なことを言われ、眉をひそめる。かくいう私も今さっき思いついただけあって、何故今それをしようと思ったのか、理屈では理解できていない。

「この世界は弱肉強食。弱きは食われ、強きが生き残る。ならその摂理に倣い、単純に勝った方が負けた方の言いなりになるってことでどう?」

 三舟みふね雅禍まさかと私。位は私の方が上だ。でも戦いが始まろうとしている今では、無意味な差である。

 弱肉強食の摂理は、全ての者に公平だ。戦いが始まり、そして決着がついたとき、立っていられた者が勝者であり、格上であり、敗者を含めたその全てを総取りできる。

 私の願いを、私の思いを、彼女に突き通すには、もうこの手しかない。

「……なるほど。悪くない提案だ」

 血走った剣幕から一転、少女から張り詰めた糸が僅かだが解ける。

「才能があった私を取り立てていただいた恩はある。そうでなければ、私に待っていたのは惨めな死だけだっただろうから」

 双剣の柄を握りしめる。同時に、全身から沸々と妖気が漂い始めた。それは彼女の体内霊力を元手に編み出された、濃厚な霊圧。

「私は無能だ。できるなら、お前とお前の主のような関係を築きたかったが……私には戦いの才しかない。ならばせめて、取り立てていただいた御恩に報いるのみ」

 雅禍まさかは消えた。だが次の瞬間、持っていた槍が鋼鉄の塊にでもなったかのように重くなり、両腕が悲鳴をあげた。

 私からそれなりに距離をあけていたはずだが、私の動体視力をも凌ぐ速度で間合いを抉った。双剣と槍が火花を散らし、霊圧でどこまでも研ぎ澄ませた刃は未曾有の圧力へと化けてのしかかる。

 その力は、もはや華奢な少女が放てる代物ではない。肉が、骨が、そして床が。私の脚を伝い、そのことごとくが絶叫した。

 霊圧が火花となって辺りを照らす。氷属性霊力を練り込んで防御力を高めるが、彼女の霊圧がことごとく抉り融かしていく。

 もはや言葉の語らいは無意味だ。彼女は体内霊力を元手に無理矢理な身体強化を行なっている時点で、その覚悟は生半可な言葉では揺らぐまい。ならば。

流川るせん本家若頭補佐、水守すもり家当主``凍刹とうせつ``水守すもり御玲みれい。全身全霊を以て、あなたを討つ!!」

 体内霊力を解き放つ。出し惜しみなし、後先考えなしの全力解放。それが何を意味するか、考える必要もない。

 澄男すみおのように不死でもなければ、久三男くみおのように神がかった才能もない。況してや弥平みつひらのように側近として必要な全ての能力を極めたわけでもない。ただ防御力とタフさに自信があるだけの凡愚。

 でも、もしも澄男すみおなら。彼と私が対峙したあのとき、私の全てを受け止め、その全てを許した澄男すみおなら。命を賭して突貫する者が目の前にいて、その者と腹を割って話したいと思った彼ならば―――。

「ごめんなさい……できるなら、あなたの隣をもっと歩んでみたかった……勝手な私を、どうか許して」

 交錯する、霊圧。防御も回避も、その全てをかなぐり捨てた。最大限に研ぎ澄ませた刃を、全身全霊で以て振るう。

 その刃に乗せたのは霊力でもなければ魔法でも魔術でもない。もっともっと、ずっと強かなもの。今ここに、互いの``命``を賭した戦いが、甲高い産声をあげた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。 交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。 そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。 その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。 だが、それが不幸の始まりだった。 世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。 彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。 さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。 金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。 面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。 本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました

まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。 その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。 理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。 ……笑えない。 人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。 だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!? 気づけば―― 記憶喪失の魔王の娘 迫害された獣人一家 古代魔法を使うエルフの美少女 天然ドジな女神 理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕! ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに…… 魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。 「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」 これは、追放された“地味なおっさん”が、 異種族たちとスローライフしながら、 世界を救ってしまう(予定)のお話である。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業

ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。

召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~

さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』 誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。 辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。 だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。 学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜

KeyBow
ファンタジー
 間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。  何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。  召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!  しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・  いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。  その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。  上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。  またぺったんこですか?・・・

処理中です...