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十一の月

3、【龍昇】豊穣祭 後日譚

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 豊穣祭から数日後。祭りの余韻も消えはじめ、また忙しい日常に戻りつつあった頃。雪華は松雲から一通のふみを受け取った。

「雪華。薫風楼で預かってきたんだが」

「私に? 藍良か?」

「いや、藍良じゃない。春蘭からだ」

 穏やかな風貌をした言葉少なな男から、文を受け取る。それだけ告げて松雲は自室へと戻っていった。

 松雲は、組織内の細かなことにまで気が回りながらも決して余計な詮索をしてこない。その距離の取り方は近すぎず遠すぎず、絶妙だと思う。本当に常識人だ。それでいて腕も立つからどこにでも雇い手がありそうなものなのに、航悠や雪華の下につくのに甘んじてくれている。
 容貌も性格も善良な一般人そのものなのに、こんな裏組織にはもったいないと正直思う。そんな男の後ろ姿を見送りながら、雪華は良い香りの焚きしめられた文を開いた。

『薫風楼にて待つ。――龍』

 そこには、きっちりとした筆跡でたった一行だけそう書かれていた。

「……? ――あ」

 龍って誰だ。一瞬だけ、そう思った。だがその答えがおのずと浮かんできて雪華は思わず顔をしかめる。これは――いわゆる呼び出しというやつか。
 いい度胸だ。以前に会った時の自分の対応を見てまたそう思えるなんて、さすが身分の高い者は考えることが違う。

「……馬鹿じゃないのか」

 こんなものは、雪華が破り捨てて無視してしまえばそれで終わりだ。奴は来ない人を待って待ちぼうけを喰らうだけ。
 誰が行くものか。雪華は文に手をかけ、破り捨てようとした。だが紙が切れるその寸前で、迷いを覚えて手を止める。

 龍昇が今、待っている。あのきらびやかな妓楼に慣れない様子で座っていた男が……自分を待っている。

「……くそっ」

 雪華は文をたたむと懐にしまい込んだ。そのまま扉を開け、昼間の花街へと駆け出していく。
 なんで自分が、という思いはもちろんあった。なんで自分を、という疑問ももちろんあった。けれどその声は、突き動かされる衝動にかき消される。


「あ……」

 薫風楼の前まで駆けつけ、雪華ははっと我に返った。こんななりで、息を乱して……まるでここに来ることを待ち焦がれていたようではないか。
 そんな風に思われるのは本意ではない。雪華は路地裏に入ると、まず息を整えた。軽く身だしなみも整えると、何か気まずいものが胸を伝う。

(何、意識してるんだ……)

 心乱されている自分を自覚して何度か息を吐くと、裏口へと回った。

「――あ、雪華様! 松雲様に文を頼んだのですけど、いらして下さったんですね」

「あ、ああ……。いつもありがとうな、春蘭」

「いえ。松雲様もお元気そうで良かったです」

 裏口を訪ねると、待ち構えていた春蘭が心得たように部屋名を教えてくれた。清楚な美少女から含み笑いで見つめられ、複雑な気分になる。

(……逢引あいびきに来たんじゃないぞ)

 心の中で言い訳をして階段を上ると、部屋名を確認して挨拶と同時に戸を押し開けた。

「――失礼」

「……っ」

 妓女は、いなかった。いるのは時の皇帝がただ一人。私服に袖を通した男は無造作に椅子に腰かけ、書物を読んでいたようだった。
 龍昇が立ち上がり、雪華をまじまじと見つめる。戸を閉めると、室内に足を踏み入れた。

「何をそんなに驚いている。あんたが呼んだんじゃないのか? ……ああ、それとも妓女と楽しんだ後ぐらいに来ると思ってたか? それは失礼したな」

 ……なんなのだ、この男は。呼び出しておいて『意外だった』という顔をされては、急いで来た自分が馬鹿みたいに思える。
 その苛立ちを皮肉な笑みに変えて鼻を鳴らすと、龍昇は呆然としたまま口を開く。

「いや……。まさか、本当に来てくれるとは思ってなかったから……」

「そんな気で文を出したのか? じゃあ帰るよ、無駄足を踏んだ」

「ま……待って下さい、姫!」

「だから姫ではない。……何度も言わせるな」

「あ……そうだな。すまない、雪華」

 慣れない様子で言い直された響きに、龍昇はおろか雪華まで何か落ち着かない気分になる。髪をかき上げると雪華は先日と同様に椅子を引き、無造作にそこへ腰かけた。

「何か飲むか? 茶と酒と、どちらがいい」

「……茶をくれ」

 気を取り直したらしい龍昇が、部屋の奥に行き手慣れた様子で茶器を扱う。急須から立ち上がる湯気を見ながら、雪華は静かに問いかけた。

「ずいぶんと手慣れているな。何度も来ているのか?」

「いや? 先日が初めてで、今日が二度目だ。茶ぐらい誰でも淹れられるだろう」

「まさかと思うが、宮中でもそうやって自分で茶を淹れているのか?」

「さすがにそれは、女官に怒られる。即位したばかりの頃にやろうとしたら、自分たちの立つ瀬がないと泣きつかれたよ」

「……正論だな」

 ここでいう女官とは側仕えの侍女たちのことだ。今は茶を注いでいるこの男も、城の中ではふんぞり返っているのだろうか。女たちに囲まれて。
 茶を淹れる姿が妙に堂に入っている男の姿を見ながら、頬杖をついてそんなことを思った。どこか意地悪い気分で唇を引き上げる。

「さすが皇帝陛下。お優しいことだ」

「……棘があるな。俺が優しいかどうかはともかく、優しい人間は嫌いか?」

「ああ、嫌いだね。昔痛い目を見てから、優しい男には注意するようにしてるんでな。下心や魂胆が見えない男なんて、胡散臭くて仕方ない」

「……きついな」

 痛烈な皮肉を浴びせると龍昇は目を伏せて苦く笑った。その表情を焼き付けながら雪華は短く嘆息たんそくする。

「あんたは……わけが分からないな。一度ならず二度も私を呼び出して、話をしようとする。しかもいつの間にか門番や見習いの子まで手懐けて――」

「別に権力をかざしたわけではない。使い道がない俺の私費を、少し使わせてもらっただけだ」

「つまりは金をかざした、ということだろ。あんたは知らないだろうが、ここに入るだけでいくらかかると思ってるんだ」

 龍昇が困ったように眉を下げて笑う。……弁解する気はないらしい。その率直さが、少し腹立たしい。

「なぜ私を呼び出した。あんな文をもらっては、妙に気にかかって来ざるを得ないだろう」

「前にあなたの泊まっている宿を尋ねたら、あなたは嫌がっただろう。ここなら人目につかないかと思って。それに手紙なら、嫌だったら破り捨てればそれで終わりになる。俺が直接訪ねたら、顔を合わさずにはいられないだろうし」

「…………」

 ……そう、自分はまさに先ほど文を破り捨てようとしていた。図星を指されて押し黙ると、それには気付かない様子で龍昇は茶杯を盆に載せ、静かに歩み寄ってくる。

「だから……あなたが来たことに驚いた反面、かなり嬉しくもある。――どうぞ」

「……ああ」

 ことりと音を立てて置かれた茶杯から、ふわりとした芳香が立ち上がる。それに気を取られるふりをして、雪華は今の龍昇の発言への小さな動揺を隠した。
 龍昇が向かいに腰かける。杯を手に持った男は、優雅な仕草でそれを口に含んだ。その様を眺め、雪華も縁に口をつける。すっきりとした芳香が鼻を満たし、ほっと息をつく。

「ああ、そうだ。もし良かったら、これを」

「? ……また持ってきたのか」

「今日は違うものにしてもらった。少し冷えてしまったが……」

 そう言って龍昇が紐解いたのは、小さな重箱だ。蓋を開けると、甘い香りとともに桃色の饅頭まんじゅうが姿を現す。

「桃まん……」

「昔、好きだっただろう? もっともあなたは甘味に関しては、嫌いなものなどなかったが」

「…………」

 頭の中に一瞬、『餌付け』という単語が浮かぶ。
 小さな饅頭をじっと睨むと、雪華はふいと視線を逸らした。龍昇が少し目を見開く。

「別にこれで、あなたをどうこうしようなんて思っていない。また料理長からだと思ってくれて構わない。ただあなたが食べなければ、俺一人では食べきれないから捨てることになってしまうが……」

「……っ」

 そういう言い方は卑怯だ。恩ある人が作ったものを、しかも食べ物をみすみす捨てさせることなどできるわけがない。
 そして何よりも正直に……それは、とても美味そうだった。雪華は息を吐くと視線と口調を少しだけ和らげる。

「……いただくよ。食べ物を粗末にするのは好きじゃない」

「ああ、そうしてくれ」

「ただし、料理長の顔を立ててじゃない。あんたに物を貰うのはしゃくだが……受け取っておく」

「……っ。……ああ」

 何が嬉しいのか、龍昇は顔をほころばせると重箱を雪華に差し出した。可憐な桃の形をした饅頭を掴み、一口かじる。
 少し塩味の利いた上品な甘さの餡が懐かしい。雪華がぺろりと一個平らげると、それを待っていたように龍昇が口を開く。

「その耳飾り……よく、似合っているな」

「……は?」

 開口一番そう告げられ、ぽかんと瞬く。……耳飾り? 今日は何を着けていただろう。
 視線で示されるままに耳に触れると、先日祭りで買った真珠の耳飾りが揺れていることを思い出した。そして、はっと気付く。

 真珠は、斎国皇帝の貴石とされている宝石だ。それを民が身に着けると、『私は皇帝を尊敬しています』という意を表す。雪華も皇女時代は事あるごとに身に着けさせられていた。
 ……まったくもって、失念していた。そんな風習は完全に忘れ去っていた。

「……物が良くて、安かったから」

「そうか。あなたによく似合う」

 決して昔の自分や龍昇のことを想って買ったわけではない。それを示すように殊更に無愛想に告げると、龍昇はお見通しのように薄く笑った。特に何かを追求することもなく、話を流す。
 茶を一杯口に含むと、龍昇は少しためらうようにして口を開いた。

「この前……城に、来ていたな。……驚いた」

「……ああ」

 龍昇が告げたのは、任務で踊り子として宴に潜入した時のことだ。この前と言っても、もう結構昔のことのように感じる。今さらながらこの男にあの格好を見られたかと思うと、柄にもなく恥ずかしい気持ちがする。

「あとで警備の者から、あなたたちが招かれた顛末てんまつを聞いた。……城の警備などに巻き込ませてすまない」

「別に。仕事だ、依頼があれば何でも引き受ける」

「だがもし俺があらかじめ知っていたら、衛士の人数を増やして警備を固めたのに。あなたたちが危険な任務をすることはなかった」

「衛士たちも、良かれと思ってあんたの耳には入れなかったんだろう。そこをんでやれ。外部の人間が信用できないのは仕方ないが……」

「違う、そうではない。あなたたちが――あなたが、危険なことをする必要はなかった。そんなことは衛士の、ひいては俺の仕事だ」

「…………」

 真剣な表情で語る龍昇に、胸のどこかが痛んだ。
 ……嬉しいのではない。むしろ逆だ。男の言葉に小さな苛立ちを覚える。

「別に慈善事業でやってるわけじゃない。仕事だ、勘違いするな」

 そう冷たくくくると、龍昇は視線を手元へと落とした。
 室内に沈黙が落ちる。雪華は気を落ち着かせるように茶を一口飲むと、陰鬱な表情で口を閉ざす男を横目に見やった。

(……なんだ?)

 今さらのように気付いた。……陰鬱なのは表情だけではない。龍昇は、ひどく疲れた顔をしていた。

「あんた……ずいぶんと疲れているな。老け込むにはまだ早いぞ。ちゃんと休んでるのか?」

「え――。ああ……大丈夫だ。顔に出ていたか?」

「ああ。顔じゅうに『疲れた』の字が見える。おとなしく城で休養してればいいものを」

「休みだから、出歩きたくなるんだ」

 龍昇が苦笑を浮かべ、取り繕おうとする。しかし無理があると思ったのか、彼は小さく息を吐くと軽く眉間を揉んだ。

「……そうだな。ここのところ豊穣祭の準備やら、シルキアの大臣の接待やらで忙しかったのは確かだな」

「あの大臣は、まだいるのか。あれが相手ではさすがに疲れそうだ」

「……否定はしないな。大臣は本国に帰ったよ。まだ何人か高官の者たちは残っているが」

 龍昇は顔を上げると雪華を正面から見据えた。静かに微笑み、感嘆したようにつぶやく。

「ありがとう、心配してくれるのか」

「別にあんたを心配したわけじゃない」

 そう切り捨てると、微笑がわずかに陰る。その顔を見ないように雪華は続けて口を開いた。

「シルキアとの関係が悪化していると聞くが」

「……なぜ、それを」

「市井の噂話だ」

 深く考えずに問いかけてから、はっと口をつぐんだ。取り繕うように切り上げると、龍昇はわずかにいぶかしげな眼差しで雪華を見やる。その視線に居心地が悪くなり、強引に話題を切り替えた。

「そういえば、これも噂で聞いたが……あんた、後宮にめかけの一人もいないのか?」

「え……」

「男色家なんじゃないかと民がこぼしていたぞ。それとも不能とか」

「……っ」

 頬をさっと紅潮させ、龍昇が目を逸らす。その反応に雪華は己の失言を悟った。

「ああ……悪い、不能とは言ってなかった」

「いや……」

 そう訂正すると、ますます気まずげに顔を逸らされる。そこではない、と龍昇の態度が訴えていたが雪華は気付かない。
 龍昇が雪華の言葉を受けて痛いような顔をすることは何度かあったが、こうも惑っているのは初めてかもしれない。

「身を固めるとかいう話は出てないのか? 即位もしたし、さすがにそろそろ周りがうるさいだろう」

「…………」

「皇后の選定は慎重にならざるを得ないだろうが、側室ぐらいは気に入りの女官あたりから召し上げることもできるだろうに。……ま、私には関係ないことだが」

 複雑な表情を浮かべ、龍昇が沈黙する。やがて彼は顔を上げると無表情に口を開いた。

「俺の側仕えの女官は、全員が既婚者だ。歳のいった女性を優先して選ぶことにしている」

「それはまた……なぜだ。そういう女性が趣味なのか?」

「そんなわけないだろう。……不用意な干渉を防ぐためだ」

「女官に手を出す気はないということか」

「そうだ。……手を出すという言い方もあまり好みではないが、若い女官に過度の期待を持たれても困る」

「別に誰もが側室や、まして皇后になりたいわけでもないだろう。軽く付き合ってくれる女性も中にはいると思うが……。もしやと思うが、本当に男色の気があるのか?」

「ない」

 顔色こそ落ち着いたが、そこだけはきっぱりと龍昇は雪華の言葉を否定した。
 しかるべき身分の皇后や側室が決まるまでは、宮廷の者と遊びの付き合いをする気はないということだろうか。相変わらずな生真面目さに雪華は目を丸くしたが、同時に非常に龍昇らしいとも思った。

「そうか……。早く側室だけでも、決まるといいな」

「俺は、側室をめとる気はない」

「え……」

 硬いその声音に、顔を上げた。見上げると、どこか苦痛をこらえるような表情で龍昇が自分を見下ろしている。

「皇后しか娶らないのか?」

「ああ。俺の父も、妻は母一人だけだった。別におかしいことでもない」

「そう……だが」

 龍昇の母親は、雪華が産まれるよりも前に病で亡くなったと聞いている。父親の顔は忘れもしないが、龍昇にはあまり似ていなかった。……きっと龍昇は母親似なのだろう。
 そんなことを思いつつ、雪華は頭の隅でまったく別のことを考えていた。

(この男の妻となるのは……ただ一人だけ)

 皇帝の隣に並び立てる女性という意味ではなく、『胡龍昇』という男の隣に寄り添う女性の姿を想像し、複雑な気持ちになる。

 この男はきっと、その女性ただ一人を真摯に愛するのだろう。今の龍昇のことをそう多く知っているわけではないが、それは確信に近かった。
 寵愛を我がものとする女性は、この国の貴族の姫か、異国の王女か。……きっと、聡明で優しい女性に違いない。
 その女性はきっと――幸せになるだろう。

「…………」

 ちらりと胸に湧いたのは、嫉妬などではない。そんな感情をこの男に抱いているわけではない。
 言うならば、自分が失ったものを得るその女性に対しての往生際の悪い羨望かもしれなかった。

(……諦めの悪いことだ)

 皇女でなくなったことを、恨んだ日はたしかにあった。
 けれど城を出てからの年月の方が城で過ごした年月よりも長くなり、その間、雪華は様々なことをこの目で見て知ってきた。それは皇女のままだったらできなかったことだ。だから今は、その地位に戻りたいとは思わない。
 けれど時折――胸が疼くこともある。

「……早く相手が決まるといいな」

「ああ。……ずっと、待っているんだ」

「……そうか」

 頷いた龍昇が、何かを思うように遠くに目をやる。その顔を直視できず、雪華は苦くうつむいた。

「そろそろ帰る。あんたも目立たないように城へ戻れ」

 残っている饅頭に手を付ける気になれず、雪華は静かに立ち上がると身支度を整えた。龍昇の顔が、正面から見られない。

「ああ。……来週も、ここに来ようと思っている。良ければ、また――」

「慣れ合うつもりはない。……もう、あんたとここで会う気もない。街に下りるのはほどほどにして、政務に励め。そしてさっさと身を固めるんだな。そうすれば、民も安心する」

 それだけ告げて、龍昇の顔も見ずに戸を引き開ける。静まり返った廊下に出ると、わけもなく暗い気持ちになった。

「……あなたが、それを言うのか……」

 雪華の去った部屋でつぶやかれた声は、誰に届くこともなく虚空に溶けて消えた。



「お、雪華。土産買ってきてやったぞ。月餅げっぺいと焼き菓子と、どっちがいい――。……どうした」

 重い足取りで蒼月楼へ戻ると、宿に入る直前で聞き慣れた声に呼び止められた。雪華以上に雪華のことに敏いその男は、その表情を見るやいなや眉をひそめる。

「……航悠」

「ん?」

 呼び止めたところで、何か話せるわけでもない。雪華はゆっくりと首を振り、宿の中へと入った。

「……なんでもない。少し疲れた、夕食まで起こすな」

「……了解」

 こんな時、深く追求してこないこの相棒の性格をありがたく思う。自室に下がると、もう何も考えたくなくて雪華は寝台へと転がった。

「あれがなんでもないって顔かね……」



※次話から共通パートに戻ります。
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