トリップしたおっさん、18禁乙女ゲームの悪役令嬢を手篭めにする

柴田

文字の大きさ
12 / 14

悪役令嬢、おっさんを本気にさせる。

しおりを挟む



「……急だなぁ。まだお日さま沈んでないよ」
「今じゃないとだめなの」

 晴信はため息を呑み込んで振り返る。
 ローゼは目にうるうると涙を溜めていて、後回しにすることも、拒否もできそうになかった。快楽に逃げようとする彼女が悪いのではない。晴信はかつての自分のおこないを悔いた。

「ちょっとだけだよ」

 ベッドに横たわらせ、薄い肌着越しに胸に触れる。ツンと主張する頂を両方擦った。

「気持ちい?」
「ん……、もっと強くして」

 どうやら今は何も考えたくないようだ。
 肌着をめくりあげ、乳首を舌で愛撫する。ぢゅるぢゅると音を立てて吸うと、ローゼは吐息を震わせた。頭を抱え込むように抱き締められて動きを制限されるなか、無心で続ける。
 彼女の肌の匂いや柔らかさをなるべく意識しないように努めた。

 一度達すれば満足するだろう、と性急に下着を剥ぎ取る。
 触れてみるとそこはたっぷりと蜜を湛えていた。

「あ……っ、はるのぶ」

 晴信は一度身体を起こし、ローゼの足を左右に開かせて固定した。
 いつもの刺激にはもう慣れてしまっているから、頭を空っぽにするには足りないだろう。あられもない体勢を恥ずかしがるローゼの声を聞き流し、秘所に顔を埋める。

「はるのぶっ、何をして……あぁッ、や、ぁ」

 秘裂を舌でなぞったあと、秘芽にぴとりとあてがう。快感を期待して硬くなったそこを舌で撫でれば、ローゼの腰が浮き上がった。
 強すぎる刺激から逃げようとするのを押さえつける。

 唾液と愛液でぬるぬるになった突起を口内に含み、吸いながら舌で転がした。ローゼはひっきりなしに呻くような声をこぼし、この快感を許容できないでいるようだ。
 もうイキそうなはずなのに、抗っているように見える。

「素直に感じていいのに」

 ふっと笑うと、ローゼは首を横に振って髪を振り乱す。

「まだイきたくないのっ」
「なんで」
「いやっ、いやだって言っているのよ、はるのぶ」
「イっていいよ」
「あッ、無理やりイかせようとしないで……っん、んう、んんん――ッ」

 秘所から顔を離し、びく、びく、と震えるローゼを見下ろした。
 どうやら抗いきれずに達したようだ。

 役目を終えた晴信は口元を拭いつつ、彼女の身体を清めようとタオルに手を伸ばす。

「…………最後までして」

 静かな呟きだったが、確かに耳に届いた。
 晴信は振り返らないまま動きを止める。

「……だーめ。それはしない」
「このわたくしがいいって言っているのよ?」
「君がよくても僕がよくないの」

「…………わたくしでは勃たないから……?」

 その声は涙に濡れ、震えていた。

 晴信は心の中で「あのクソヤロウ」と王子への悪態をこぼす。彼なりの最後の強がりだったとしても、余計なことを言ってくれたなとしか思えない。
 ローゼの問いを肯定するのも否定するのも悪手だ。

 逡巡を重ねた晴信は振り返り、ふたたびローゼの膝裏をすくう。左右に大きく足を開かせ、濡れた秘所へぐっと腰を押しつけた。

「――――ッ!」
「嬢ちゃんのやらしい姿見てこんなになってること、いつも隠すのに必死なんだよ」

 不自然に膨らんだそこを下穿き越しにぐりぐりと当てる。顔を手で覆い隠したローゼの口から悲鳴のような声が漏れるのを聞いて、晴信は小さく笑った。

「目を逸らさないでちゃんと見なよ。僕のがギンギンに勃ってるとこ。これが欲しかったんでしょ」
「あ、あ……」
「ほら、やっぱり怖いんじゃない。もう二度と『最後までして』なんて言わな――……、何してんの」

 小刻みに震える細指が、膨らみを撫でていた。

「ここ……わたくしで、こんなに……?」

 ローゼの吐く息は明らかに湿っていた。
 たどたどしい手つきでベルトをほどき、ボタンを外し、下穿きの前を寛げていく。下着ごとずり下げた途端にぶるんっと飛び出したものを見て、「きゃっ」とかわいらしい悲鳴が上がった。

 ローゼの白くなめらかな腹に、赤黒い陰茎が乗る。なんとも背徳的な光景に頭がくらくらした。
 滲んだ先走りを塗りつけるように指先で撫でられ、陰茎がひくんと跳ねる。下からすくっておそるおそる掌に乗せ、まじまじと見つめられた。

 ローゼの表情からは恐怖や嫌悪は見て取れない。興奮で頬を紅潮させるさまは淫靡だ。彼女のことを子どもだと言った自分のほうが間違っていたのでは、と一瞬惑わされそうになる。

「ん、平気で触るね」
「想像していたより大きくて驚いたけれど……うれしいの」
「うれしいんだ。気持ち悪がってくれないと困るなぁ」
「はるのぶがわたくしでこうなっていると思うと、おなかがきゅうって切なくなる」

 薄くも柔らかな下腹部を撫でた手が、自身の秘所へ下りていく。信じられないことに、ローゼは両手の指で陰唇を広げ濡れた媚肉を晒し、真っ赤な顔で晴信を見上げた。

「はるのぶが欲しいの」

 自ら腰を揺らし、亀頭に蜜口を擦りつけてくる。

「少しでもわたくしに気持ちがあるのなら……抱いて」
「後悔するよ」
「しないわ。お前はわたくしの気持ちを軽いと思っているようだけれど、わたくしが惚れっぽい女だったら、もっとほかに素敵な令息を好きになっていたはずだわ」
「言うねぇ」
「だめなところも認めてくれるお前がいいの。すべてを包み込んでくれるお前だから好きになったのよ。……わたくしの気持ちを移ろうものだと決めつけて取り合わないのはずるいわ」
「ずるいって、ははっ、また子どもみたいな言い方だね」
「子ども扱いしないで。年が離れているのはどうしようもないじゃない」
「そうだけど……」
「もっと落ち着いた大人の女性になれるよう努力する。色気だって精一杯出してみせるわ。そうしたら、わたくしの気持ちに真摯に向き合ってもらえる? ……それとも、こういうところがわがままで、子どもっぽい……?」
「君はそのままで魅力的だよ。ゆっくり大人になればいい」
「ゆっくり大人になったら年の差が縮まるの!? 違うでしょう!? だから急いで大人になろうとしてるのに、それをお前が言うのは卑怯よ」
「セックスしたら大人になれると思ってる?」
「ばかにしないで! ただ、ただ……お前を引き留める楔にはなると思ったの。お前はそんなに無責任な男じゃないはずよ。それから時間をかけてでも、わたくしを好きになってもらえたらって」
「はは……ずるいね」

 晴信の胸に手を当てたローゼのまなじりから、涙が一筋流れていく。

「わたくしではだめかしら……? 身体は興奮しても、好きにはなってくれない……?」

 ローゼの必死の訴えを聞き、胸の奥が熱くなる。この火傷しそうな熱を知っている。今では随分遠い記憶だけれど、焦がれる気持ちを味わったことがあった。
 晴信はうつむき、髪をぐしゃりと乱す。
 前髪の隙間から覗く肌は、うっすらと赤く染まっていた。

「ずるいのは僕だ。君の言うとおりずるい大人だよ。君が本気だってわかっていながら逃げてた。今も君の気持ちを試すようなことばかり言って、本当にずるいよね。いつか君の気持ちが冷めるんじゃないかって怖かったんだ。ごめんね」
「……?」
「大人になると臆病になっていけないね。素直に気持ちをぶつけられる君のほうがよっぽどすごいよ」

 晴信が何を言っているのか、ローゼにははっきりとわからなかった。けれど胸がドキドキと高鳴ってしまうほど彼の声が甘く嗄れていて、ひしひしと気持ちが伝わってくる。

「――この年の男を本気にさせたんだ。愛が重たくても我慢してね」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています

六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。 しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。 「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!

ヤンデレにデレてみた

果桃しろくろ
恋愛
母が、ヤンデレな義父と再婚した。 もれなく、ヤンデレな義弟がついてきた。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています

由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、 悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。 王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。 だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、 冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。 再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。 広場で語られる真実。 そして、無自覚に人を惹きつけてしまう リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。 これは、 悪役令嬢として断罪された少女が、 「誰かの物語の脇役」ではなく、 自分自身の人生を取り戻す物語。 過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、 彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~

サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――

処理中です...