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しおりを挟むヘンリーは口元に押しつけられた秘所をぢゅるぢゅると啜り、舌を伸ばして粘膜の中まで夢中になって舐めしゃぶる。
「こんなことされてもうれしいの? あっ、ぁ」
「ン……、ぐ、んむっ」
「あッ、待って……! そこばっかり舐めたらっ、や、あ、あんっ」
快感で脚に力が入らなくなったダリアが顔に座り込んでしまっても、息苦しさに喘ぎながらヘンリーは愛撫を続けた。愛液をこぼす膣に舌をつぷつぷと出し入れし、尻の穴のあたりまで舌を這わせては、陰核を口に含み飴玉のように転がして強く吸いつく。
顔面がどれほど汚れても、ヘンリーは全く気にしていないようだった。
ダリアの愛液で溺れそうになっているというのに、ヘンリーの陰茎はうれしそうにそそり立っている。奉仕を強制されようと、顔面の上に座られようと、それで窒息しかけようが、ヘンリーにとってはご褒美でしかないのだ。
「ひんっ、吸っちゃ、だ、めぇ……ッイク、イク……! あぁあっ」
陰核を吸いながら舐め転がされ、ダリアはヘンリーの顔に秘所を押しつけるようにして達した。
力が抜けて倒れ込んでしまいそうになったとき、絶頂を迎えたばかりの陰核をさらに吸引されてダリアはびくびくと震えあがる。
「待って、もういいわ……ッ! ヘンリー止まってっ、止まりなさい!」
腰を浮かせるダリアを追いかけて、ヘンリーは敏感な陰核を責め立ててくる。ダリアのほうが主導権を握っているはずなのに、逃げられない。ぢゅっ、と吸われて膝がガクンと崩れてしまい、またヘンリーの顔の上に座り込んでしまった。
ダリアは上半身を突っ伏し、ヘンリーの顔を内腿で挟んで小刻みに痙攣する。
「だめ、だめ、出ちゃ、う、から……、ひ、んん……ッ!」
ぴんぴん、と舌で陰核を弾かれて、ダリアはあえなく潮を吹き散らした。達した反動でダリアの腰がビクン、ビクン、と揺れるたびに、潮がヘンリーの顔に降り注いだ。同時に、ダリアのおしりと背中のあたりに何か熱いものがかかる。しかしダリアはそれどころではなく、全身を苛む絶頂の余韻に苦しめられていた。
その間ヘンリーは反射的にぎゅっと目を閉じていたが、時折唇を舐めては、ダリアの甘露を味わっているようだった。
恍惚とした表情で息をつくヘンリーを、ダリアは恨めしげににらむ。
「これじゃいつもと同じじゃない……!」
「ダリアが僕の顔に押しつけていたんだよ? あー、息が苦しくて天国が見えてしまいそうだった」
「白々しいわね! あっ! しかも射精してるじゃない!」
「あれだけ我慢させられたうえ、ダリアの聖水を浴びせかけられたんだから仕方ないでしょう?」
「せ、聖水って……」
ダリアが思っている以上に、ヘンリーは変態すぎるのかもしれない。ダリアがヘンリーの許容を試している側なのに、今のところ敗北感しか得られていなかった。
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