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第一章
再会
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「今月もギリギリね……そろそろ店を畳むべきかもしれない」
「叔母さん!」
さくらは悩んでいた。店の経理状態は本当に良くない。
この店の客は神崎造船のような古くからのお付き合いのあるセレブが数件、サウスエリアの一般家庭向け、あとはまれにビジネスエリアのお客様向けだ。
何に悩んでいるかと言えば、どちらを主として店づくりをするかなのだ。つまり、高級住宅街で売れる花と一般的に売れる花とでは内容にかなりの違いがある。
どちらの需要も考えて仕入れをすると膨大な金額になるし、高級住宅街向けの花は一本が高価な花も多い。事前にご予約いただければ何とか出来るが当日や前日では間に合わないこともある。
「さくら、そろそろ決めていいのよ」
叔父が元気だったとき、名取フラワーズという会社のオーナーからお誘いを頂いてそちらへ入社した。名取さんは私が作ったアレンジを気に入ってくださって、会社に誘ってくれた。
花屋さんより大きなものが作れるし、アレンジが好きならもっと色んな挑戦をしてみないかと言ってくれたのだ。
その名取さんと今日は久々に約束がある。ずっと名取の会社のほうの仕事をしていない。心苦しさもある。そろそろ店のことも話して先々を相談しないといけないと思っていた。
この間も、ずっとこのまま店に残る気かと聞かれた。
叔父の病状も膠着状態。退院してもこの店をやっていけるかさえ、見通しが立たない。
もちろん、この店を継ぐ気もないわけでなかったが、叔父と叔母がライフワークとしてまだまだ続けていけると思ったからこそ就職に踏み切ったのだ。
「さくら。私達のために自分のことを犠牲にしなくてもいい。この店は私達でおしまいにするつもりだったのよ。子供のいない私達にとってあなたは娘同然だから、店を託してもよかった。でも、あなたはせっかく名取フラワーズに入社したのよ。もっと大きな仕事ができるかもしれないんだから気にしなくていい。ここは畳むからいいのよ」
「叔母さん。私にとってこの店は実家なの。海外から戻ってこない両親の代わりに住んだ家であり大事な店なの」
「ありがとう。気持ちは嬉しいけど、この店で借金をするようなことになってあなたにそれを背負わせる気はありませんからね。それくらいなら畳んだ方がマシ」
「うん。わかった。今日は名取社長にお目にかかるし、少し相談してみます」
「そうしなさいな」
* * *
名取と待ち合わせたのはツインタワーの高層階にあるラウンジだった。
ツインタワーはこの街のシンボルタワーだ。低~中層階はオフィスエリア。高層フロアにはVIP専用のレストランやラウンジがある。最上階には展望台もあり、それだけのために観光客も入場料を払って専用エレベーターで上がってくる。
名取がツインタワー内のホールで夜まで仕事があるというので、その高層フロアにあるバーラウンジで待ち合わせにしたのだ。
実は、ここは名取がよく待ち合わせに指定してくる場所。彼のいつも宿泊しているホテルとツインタワーを繋ぐ送迎バスも出ている。ここで仕事をしてそちらに泊まる人も多いのだ。
今日も大きな窓から見える夜景がきれいだ。ここは来るたびに素敵なこの街を見下ろせて、小市民の自分でも不思議な気分になる。
ラウンジへ入ると、名取を探す。いつもわかる場所にいてくれるのだが、今日はカウンターにいない。立ち尽くしていると、バーテンに声をかけられた。
「どなたかとお待ち合わせでしょうか?」
「あ、はい。名取さんと……」
「あ、名取様でしたらすでに別なお客様とあちらのほうへおられます」
窓際のくつろいだソファ席に向かい合って誰かと話している。手を差し伸べたバーテンに気がついたんだろう、こちらを見てにっこり笑うと手招きしている。
「清水。久しぶりだな」
名取の目の前まで行くと、頭を下げた。背を向けて座っていた連れの人の顔を見た。
「……あっ!」
「……あれ、君……」
お互いに目を見て一瞬固まった。
「あれ?もしかして知り合い?そうか、家が近いかも知れないな、店と……」
「神崎様。先ほどはありがとうございました……」
さくらはブラックタイを外しているが正装姿の神崎を見て、頭を下げた。
「ああ、やっぱり。お花屋さんの人だよね。驚いたな」
名取はさくらを座らせると説明を求めるように見た。
「あの、今日アレンジのご注文をちょうだいしたのが神崎様だったんです。夕方取りに来られて観劇に行かれると……」
名取はクスッと笑った。
「そうか、さっき話していた花言葉の花かごは清水が作ったのか?それは最高だな」
「ええ?」
神崎は名取を見て聞いた。
「なんだ、彼女は名取の知り合いだったのか」
「知り合い?そうじゃない、彼女は俺の会社の人間なんだよ」
「え?」
さくらはうなずいて、蓮に言った。
「そうです。名取フラワーズの一員ですが、親同然の叔父の店が大変なので手伝いにここずっと行っているんです」
「ああ、そういえばそんなこといってたね。いや、まさかこんなことあるんだな。なるほど、お前のところの人なら完璧なのも当たり前だったか」
「あの、お二人はお知り合いだったんですか?」
さくらは名取に聞いた。
「お知り合いというか、大学の同窓なんだ。まあ、彼の方がかなり金持ちだけどね」
「何だ、その言い方。お前が言ってたんだろ。生まれは選べないから、蓮は別に偉くもなんともないって……」
さくらが驚いて名取を見た。苦笑いしている。
「いやまあ、学生の時だから許せよ。お前の周りは本当に色んな人があふれていて、そうでも思わないと一緒に友人なんてやっていられなかったよ」
おかしい。つい笑ってしまった。名取は説明した。
「今日、隣のホールで神崎を見かけてね。あとで飲もうということになって、ここへ来たというわけだ。清水にも紹介してやろうと思ったんだ。何しろこのノースエリアにはセレブが多いが、かの有名な神崎造船の御曹司と直接知り合いになるのはさすがに難しいだろうと思っていたからな。すでに知り合いだったとはやるなあ、清水」
「いつもは神崎様の代わりに別な方がご注文にいらっしゃるので……神崎様に直接お目にかかったのは初めてです。」
「ああ、そうだな。椎名がいなかったから、今日は初めて俺が店に行ったんだ」
「いや、そうだとしても……今日俺が紹介していたから、これも運命だな」
三人でカクテルを乾杯した。
「いや、清水さんといったか。店の格好とは違い、見とれるほど素敵な装いだ。君は姿勢がいいんだね。それにとてもスレンダーでそのドレスがよく似合う。驚いたよ」
私は店では汚れるので軽装だが、さすがに夜のこのツインタワーのラウンジに来るのにその恰好はない。今日は名前と同じ桜色のシフォンリボンで腰回りをかたどったシルクのロングドレスに、髪を綺麗に結って来た。
「……ありがとうございます」
「それで、ほら、報告してやれよ。花かごを作った本人にさ」
花の仕事をする人はお洒落な人が多い。名取も同様だ。シルバーに薄い黄色のラメが入ったスーツをお洒落に着こなした名取は彼を促す。彼はさくらを見て恥ずかしそうに話した。
「どうやら、意味をわかってもらえたようだよ。とても不機嫌だったけどね。母がわざとらしく確認していてね……」
息子さんの恋路に介入するとは……セレブってプライベートがないのかなとさくらは思った。
「そうですか。でも、神崎様のことです、あっという間に女性にまた悩まされますね」
するとどこ吹く風。こちらをちろりと見ながら蓮は言った。
「そんなことはもうないと思うけど、万が一困ったことになったら、また君へ頼みに行くよ」
「なんですか、それ?私どういう立ち位置です?」
「僕の懐刀になってもらおうかな。僕は仕事人間で女性心がわからないといつも言われるんだ。君に相談したら色々円満に解決してくれそうだ」
名取がお腹を抱えて笑っている。蓮はさくらと名取を見て言った。
「君達は話があったんだろ?僕はそろそろ失礼するよ」
「まあ、別にいてもらっても構わない。君はこの街での経営に詳しいし、彼女の相談にのれるかもしれない」
「私も別に構いません」
「でも……二人はそういう関係じゃないのか?」
「「え?」」
名取とさくらは顔を見合わせて笑い出した。
「……残念ながら違うんだ」
「……そんなわけありません」
「え?だってお似合いに見えるし、こんなところで待ち合わせって……彼女の装いも……そういうのかと思うだろ」
「いや、残念ながら清水には一度フラれてるんだ」
おちゃらけ気味に名取は言った。さくらは呆れて答えた。
「ちょっと、名取さん。あの時は冗談……」
「……まあ、いいよ。とにかく、時間大丈夫なら一緒にいろよ」
三人は追加注文をして向かい合った。
「叔母さん!」
さくらは悩んでいた。店の経理状態は本当に良くない。
この店の客は神崎造船のような古くからのお付き合いのあるセレブが数件、サウスエリアの一般家庭向け、あとはまれにビジネスエリアのお客様向けだ。
何に悩んでいるかと言えば、どちらを主として店づくりをするかなのだ。つまり、高級住宅街で売れる花と一般的に売れる花とでは内容にかなりの違いがある。
どちらの需要も考えて仕入れをすると膨大な金額になるし、高級住宅街向けの花は一本が高価な花も多い。事前にご予約いただければ何とか出来るが当日や前日では間に合わないこともある。
「さくら、そろそろ決めていいのよ」
叔父が元気だったとき、名取フラワーズという会社のオーナーからお誘いを頂いてそちらへ入社した。名取さんは私が作ったアレンジを気に入ってくださって、会社に誘ってくれた。
花屋さんより大きなものが作れるし、アレンジが好きならもっと色んな挑戦をしてみないかと言ってくれたのだ。
その名取さんと今日は久々に約束がある。ずっと名取の会社のほうの仕事をしていない。心苦しさもある。そろそろ店のことも話して先々を相談しないといけないと思っていた。
この間も、ずっとこのまま店に残る気かと聞かれた。
叔父の病状も膠着状態。退院してもこの店をやっていけるかさえ、見通しが立たない。
もちろん、この店を継ぐ気もないわけでなかったが、叔父と叔母がライフワークとしてまだまだ続けていけると思ったからこそ就職に踏み切ったのだ。
「さくら。私達のために自分のことを犠牲にしなくてもいい。この店は私達でおしまいにするつもりだったのよ。子供のいない私達にとってあなたは娘同然だから、店を託してもよかった。でも、あなたはせっかく名取フラワーズに入社したのよ。もっと大きな仕事ができるかもしれないんだから気にしなくていい。ここは畳むからいいのよ」
「叔母さん。私にとってこの店は実家なの。海外から戻ってこない両親の代わりに住んだ家であり大事な店なの」
「ありがとう。気持ちは嬉しいけど、この店で借金をするようなことになってあなたにそれを背負わせる気はありませんからね。それくらいなら畳んだ方がマシ」
「うん。わかった。今日は名取社長にお目にかかるし、少し相談してみます」
「そうしなさいな」
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名取と待ち合わせたのはツインタワーの高層階にあるラウンジだった。
ツインタワーはこの街のシンボルタワーだ。低~中層階はオフィスエリア。高層フロアにはVIP専用のレストランやラウンジがある。最上階には展望台もあり、それだけのために観光客も入場料を払って専用エレベーターで上がってくる。
名取がツインタワー内のホールで夜まで仕事があるというので、その高層フロアにあるバーラウンジで待ち合わせにしたのだ。
実は、ここは名取がよく待ち合わせに指定してくる場所。彼のいつも宿泊しているホテルとツインタワーを繋ぐ送迎バスも出ている。ここで仕事をしてそちらに泊まる人も多いのだ。
今日も大きな窓から見える夜景がきれいだ。ここは来るたびに素敵なこの街を見下ろせて、小市民の自分でも不思議な気分になる。
ラウンジへ入ると、名取を探す。いつもわかる場所にいてくれるのだが、今日はカウンターにいない。立ち尽くしていると、バーテンに声をかけられた。
「どなたかとお待ち合わせでしょうか?」
「あ、はい。名取さんと……」
「あ、名取様でしたらすでに別なお客様とあちらのほうへおられます」
窓際のくつろいだソファ席に向かい合って誰かと話している。手を差し伸べたバーテンに気がついたんだろう、こちらを見てにっこり笑うと手招きしている。
「清水。久しぶりだな」
名取の目の前まで行くと、頭を下げた。背を向けて座っていた連れの人の顔を見た。
「……あっ!」
「……あれ、君……」
お互いに目を見て一瞬固まった。
「あれ?もしかして知り合い?そうか、家が近いかも知れないな、店と……」
「神崎様。先ほどはありがとうございました……」
さくらはブラックタイを外しているが正装姿の神崎を見て、頭を下げた。
「ああ、やっぱり。お花屋さんの人だよね。驚いたな」
名取はさくらを座らせると説明を求めるように見た。
「あの、今日アレンジのご注文をちょうだいしたのが神崎様だったんです。夕方取りに来られて観劇に行かれると……」
名取はクスッと笑った。
「そうか、さっき話していた花言葉の花かごは清水が作ったのか?それは最高だな」
「ええ?」
神崎は名取を見て聞いた。
「なんだ、彼女は名取の知り合いだったのか」
「知り合い?そうじゃない、彼女は俺の会社の人間なんだよ」
「え?」
さくらはうなずいて、蓮に言った。
「そうです。名取フラワーズの一員ですが、親同然の叔父の店が大変なので手伝いにここずっと行っているんです」
「ああ、そういえばそんなこといってたね。いや、まさかこんなことあるんだな。なるほど、お前のところの人なら完璧なのも当たり前だったか」
「あの、お二人はお知り合いだったんですか?」
さくらは名取に聞いた。
「お知り合いというか、大学の同窓なんだ。まあ、彼の方がかなり金持ちだけどね」
「何だ、その言い方。お前が言ってたんだろ。生まれは選べないから、蓮は別に偉くもなんともないって……」
さくらが驚いて名取を見た。苦笑いしている。
「いやまあ、学生の時だから許せよ。お前の周りは本当に色んな人があふれていて、そうでも思わないと一緒に友人なんてやっていられなかったよ」
おかしい。つい笑ってしまった。名取は説明した。
「今日、隣のホールで神崎を見かけてね。あとで飲もうということになって、ここへ来たというわけだ。清水にも紹介してやろうと思ったんだ。何しろこのノースエリアにはセレブが多いが、かの有名な神崎造船の御曹司と直接知り合いになるのはさすがに難しいだろうと思っていたからな。すでに知り合いだったとはやるなあ、清水」
「いつもは神崎様の代わりに別な方がご注文にいらっしゃるので……神崎様に直接お目にかかったのは初めてです。」
「ああ、そうだな。椎名がいなかったから、今日は初めて俺が店に行ったんだ」
「いや、そうだとしても……今日俺が紹介していたから、これも運命だな」
三人でカクテルを乾杯した。
「いや、清水さんといったか。店の格好とは違い、見とれるほど素敵な装いだ。君は姿勢がいいんだね。それにとてもスレンダーでそのドレスがよく似合う。驚いたよ」
私は店では汚れるので軽装だが、さすがに夜のこのツインタワーのラウンジに来るのにその恰好はない。今日は名前と同じ桜色のシフォンリボンで腰回りをかたどったシルクのロングドレスに、髪を綺麗に結って来た。
「……ありがとうございます」
「それで、ほら、報告してやれよ。花かごを作った本人にさ」
花の仕事をする人はお洒落な人が多い。名取も同様だ。シルバーに薄い黄色のラメが入ったスーツをお洒落に着こなした名取は彼を促す。彼はさくらを見て恥ずかしそうに話した。
「どうやら、意味をわかってもらえたようだよ。とても不機嫌だったけどね。母がわざとらしく確認していてね……」
息子さんの恋路に介入するとは……セレブってプライベートがないのかなとさくらは思った。
「そうですか。でも、神崎様のことです、あっという間に女性にまた悩まされますね」
するとどこ吹く風。こちらをちろりと見ながら蓮は言った。
「そんなことはもうないと思うけど、万が一困ったことになったら、また君へ頼みに行くよ」
「なんですか、それ?私どういう立ち位置です?」
「僕の懐刀になってもらおうかな。僕は仕事人間で女性心がわからないといつも言われるんだ。君に相談したら色々円満に解決してくれそうだ」
名取がお腹を抱えて笑っている。蓮はさくらと名取を見て言った。
「君達は話があったんだろ?僕はそろそろ失礼するよ」
「まあ、別にいてもらっても構わない。君はこの街での経営に詳しいし、彼女の相談にのれるかもしれない」
「私も別に構いません」
「でも……二人はそういう関係じゃないのか?」
「「え?」」
名取とさくらは顔を見合わせて笑い出した。
「……残念ながら違うんだ」
「……そんなわけありません」
「え?だってお似合いに見えるし、こんなところで待ち合わせって……彼女の装いも……そういうのかと思うだろ」
「いや、残念ながら清水には一度フラれてるんだ」
おちゃらけ気味に名取は言った。さくらは呆れて答えた。
「ちょっと、名取さん。あの時は冗談……」
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