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第1章 とても古い屋敷のなかで
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アヤだ、とミチは思った。
目は進一郎を見ていた。
そして進一郎もその目の絵を見つめていた。
「だめです進一郎さん、だめだ、見ちゃいけない!」
ミチは声をあげた。
声はのどに引っかかるようにしてつまった。口から出たときにはかすれていた。
ミチは叫んだつもりだったが、実際にはまるでささやくような頼りない声になってしまった。
だけどその場を囲んだ大きな切り石たちがミチの声を逃さなかった。
石に声が反響した。
そしてその声に反応したのは、進一郎ではなかった。
床に描かれた目玉がぎょろりと動いた。
ミチはゾッとした。一瞬で肌がフツフツフツと粟立った。
(目が動いた。絵なのに動いた。いやちがう、あれは絵じゃない――アヤだ。
あれが津江さんのいうアヤなんだ)
だれに教えられたわけでもないのに、ミチはそう思った。
目玉が左右にゆっくりと動いた。
まるで、なにかを探るようだった。
ミチは体をかたくし息をのんで目玉を見つめたが、目玉の視線はミチを素通りしていく。ミチは気づいた。
(ぼくが見えていないんだ。もしかして津江さんの『まじない』のせいかも)
だからといって安心する気持ちはまったくわいてこなかった。体が緊張ですっかり冷えきった。視線が赤い目玉にはりついて離れない。こわくて仕方がないのに、目を離すことができないのだ。
(動け、ぼくの体。動け、動いてくれ!)
ミチの額に汗がにじんだ。背中にもだ。でも暑いわけじゃない。その逆だ。
緊張で冷えた体が汗でいっそう冷たくなった。背中もおなかも指先も冷たい。
こわくてこわくてたまらない。冷えたミチの指先から力が抜けた。
そしてそのためにことが動いた。
懐中電灯がミチの指先からはなれた。
あ、と思う間に床に落ちてカツンと音が鳴った。
落ちたはずみにあかりがミチの目を照らした。
(まぶしい)
と思ったとたんにミチは体を動かした。赤い目玉から意識がはずれたのだ。
ミチはおおいそぎで進一郎に近づくと彼の手をひっぱった。
「進一郎さん、ここを出ましょうっ、いそいでもどりましょうっ」
だが遅かった。
ミチは進一郎の顔をのぞきこんだ。そしてハッとした。
一瞬ミチは気のせいかと思った。ここが暗いから、あの目玉のせいで気が動転しているから、自分の目がおかしくなったから、そんな考えが、一瞬でミチの頭のなかをかけめぐった。
進一郎の肌がおかしい。
その瞬間、ミチの目には進一郎の顔にいくつもの赤いアザが浮かびあがったように見えた。
ミチは自分の手でふれている進一郎の手を見た。
手もおなじだ。まだらに赤い。その赤みが消えたかと思うとまた浮かび上がった。赤くなったり肌色にもどったりと落ち着きなく色が変化している。
だめだ、とミチは思った。だめだもうだめだ――そう思ってさらに血の気が引いていく。
ミチの冷えた指先が何かのぬくもりを感じた。
進一郎の手だった。
そのぬくもりを感じたとたん、ミチはもう一方の手で自分の額を乱暴にぬぐった。
なにも考えなかった。どうしてそうしたのかミチ自身にもわからなかった。
ミチはどなった。
「こっちだ!」
そして床を見おろした。
赤い目玉が今度こそミチの姿をとらえたようだった。目玉とミチの視線がぶつかりあった。ミチは目玉の視線からおどろきを感じた。もしかしてそれはミチの気のせいかもしれない。
でもとにかくミチは目玉をにらみつけた。
自分が涙目になっているのをミチは感じた。それでもだ。
「君は、き、君なんかっ、ぼくはこ、こわく、なっ」
こわくない、と言おうとして、だけどその言葉はミチの口から出てこなかった。
嘘だからだ。ミチはこわかった。すごくこわかったのだ。はったりを口にすることにミチは慣れていなかった。(でも)とミチは思った。
ふるえる声がミチの口から出た。
「なんだよ、君は、ぼくは、君なんか、君はっ」
自分で自分がなにを言いたいのかミチにもさっぱりわからなかった。
このあとにどんな言葉をつづければいいのか見当がつかない。
それでもただ勢いだけにまかせて、ミチは無茶苦茶に言葉をしぼりだした。
「君は、ただのアヤのくせに!」
そのとたん、四方を岩に囲まれたその場の空気が変化した。
大きな赤い目玉がまるで火を吹くように熱を発した。
怒っている、とミチは感じた。
ただ単に怒っているという程度ではない、ミチがこれまで感じたことのないほど、たけり狂った怒りだった。どこかにあるかどうかもわからない、目玉の目玉じゃない部分、すごく奥のほうから火山のマグマのように怒りが噴き出てくるのを感じた。
ミチの足がふるえた。立っていられるのがふしぎなくらいだった。
(泣いちゃだめだ)とミチは自分にいいきかせた。なんといっても口から出た言葉をとりけすことなんかできないのだ。
ぼくはこの赤い目にケンカを売ったんだ、とミチは思った。
そんなことをしたのは生まれてはじめてだった。不慣れにもほどがあるがそれでもミチは(ケンカをするなら負けちゃだめだ)とさらに自分にいいきかせた。
とはいえミチはブルブルふるえている。だけどどうにかして手に力をこめた。
ふるえる手がにぎりこぶしを作った。
ミチはその手の甲がよごれていることに気づいた。
(まじないの跡だ。津江さんがつけたやつ)
額をぬぐって手にうつった赤い粉だ、そう気づいたとき――ミチはにぎりこぶしを赤い目玉に向かってつきだした。
そのとたんに空気が変化した。
おそろしいほどに噴き出ていた怒りがほんの少しだけゆらいだ。
わずかにだが、目玉はまるでとまどったような気配を出した。
それでミチは少しだけ楽になることができた。そして楽になったからこそ思った。
(もう無理、これ以上は無理、ぜったい無理!)
ミチはぐいっと進一郎の手を引いて走り出した。進一郎は逆らわなかった。
ランタンを置いたまま、懐中電灯も落としたまま、むしろそのあかりから逃れて身をかくすようにして、二人は走った。すぐにミチの息が切れた。心臓がドキドキと早いリズムで鳴った。のどのあたりが乾いた。胸ものども痛んだ。
床に描かれた赤い目玉も、壁の大牛や黄色い鳥の群れも、ぜんぶ放り出して二人は走った。
あかりから遠ざかるとすぐに辺り一帯が暗やみでおおわれたが、ミチはそのことをこわいとは思わなかった。さっきの噴出した怒りに比べたら、暗やみはこわいうちに入らなかった。
ミチの目から涙があふれた。
逃げ出せることができたと思ったとたんに目から涙が勝手にあふれたのだ。
でも、逃れることなんかできなかったのだ。
息を切らして走る時間がミチにはおそろしく長かった。
このまま暗やみが終わらないのかと感じたころ、行く手にあかりが見えた。
書庫のあかりだ。ミチはホッとした。安心が胸のあたりからせりあがってきた。
ミチは足の速度をゆるめた。
「よかった、あと少しです、進一郎さん」
ミチは横にならぶ進一郎の顔を見あげた。
でも進一郎はミチを見ていなかった。ミチの向こう、書庫のあかりを見ていた。
進一郎につられてミチも視線を移動した。
そして気づいた。
ちいさな人影があかりの一部をさえぎっていた。
声がした。
「にいさん」
ミチはドキッとした。ほんの少しだけ舌足らずな、子どもの声だった。
進一郎が声をあげた。
「聖」
ミチはその人影と進一郎の顔を交互に見比べた。
ミチの視線に気づいた進一郎が、ひとこと、
「弟だ」
と説明した。
目は進一郎を見ていた。
そして進一郎もその目の絵を見つめていた。
「だめです進一郎さん、だめだ、見ちゃいけない!」
ミチは声をあげた。
声はのどに引っかかるようにしてつまった。口から出たときにはかすれていた。
ミチは叫んだつもりだったが、実際にはまるでささやくような頼りない声になってしまった。
だけどその場を囲んだ大きな切り石たちがミチの声を逃さなかった。
石に声が反響した。
そしてその声に反応したのは、進一郎ではなかった。
床に描かれた目玉がぎょろりと動いた。
ミチはゾッとした。一瞬で肌がフツフツフツと粟立った。
(目が動いた。絵なのに動いた。いやちがう、あれは絵じゃない――アヤだ。
あれが津江さんのいうアヤなんだ)
だれに教えられたわけでもないのに、ミチはそう思った。
目玉が左右にゆっくりと動いた。
まるで、なにかを探るようだった。
ミチは体をかたくし息をのんで目玉を見つめたが、目玉の視線はミチを素通りしていく。ミチは気づいた。
(ぼくが見えていないんだ。もしかして津江さんの『まじない』のせいかも)
だからといって安心する気持ちはまったくわいてこなかった。体が緊張ですっかり冷えきった。視線が赤い目玉にはりついて離れない。こわくて仕方がないのに、目を離すことができないのだ。
(動け、ぼくの体。動け、動いてくれ!)
ミチの額に汗がにじんだ。背中にもだ。でも暑いわけじゃない。その逆だ。
緊張で冷えた体が汗でいっそう冷たくなった。背中もおなかも指先も冷たい。
こわくてこわくてたまらない。冷えたミチの指先から力が抜けた。
そしてそのためにことが動いた。
懐中電灯がミチの指先からはなれた。
あ、と思う間に床に落ちてカツンと音が鳴った。
落ちたはずみにあかりがミチの目を照らした。
(まぶしい)
と思ったとたんにミチは体を動かした。赤い目玉から意識がはずれたのだ。
ミチはおおいそぎで進一郎に近づくと彼の手をひっぱった。
「進一郎さん、ここを出ましょうっ、いそいでもどりましょうっ」
だが遅かった。
ミチは進一郎の顔をのぞきこんだ。そしてハッとした。
一瞬ミチは気のせいかと思った。ここが暗いから、あの目玉のせいで気が動転しているから、自分の目がおかしくなったから、そんな考えが、一瞬でミチの頭のなかをかけめぐった。
進一郎の肌がおかしい。
その瞬間、ミチの目には進一郎の顔にいくつもの赤いアザが浮かびあがったように見えた。
ミチは自分の手でふれている進一郎の手を見た。
手もおなじだ。まだらに赤い。その赤みが消えたかと思うとまた浮かび上がった。赤くなったり肌色にもどったりと落ち着きなく色が変化している。
だめだ、とミチは思った。だめだもうだめだ――そう思ってさらに血の気が引いていく。
ミチの冷えた指先が何かのぬくもりを感じた。
進一郎の手だった。
そのぬくもりを感じたとたん、ミチはもう一方の手で自分の額を乱暴にぬぐった。
なにも考えなかった。どうしてそうしたのかミチ自身にもわからなかった。
ミチはどなった。
「こっちだ!」
そして床を見おろした。
赤い目玉が今度こそミチの姿をとらえたようだった。目玉とミチの視線がぶつかりあった。ミチは目玉の視線からおどろきを感じた。もしかしてそれはミチの気のせいかもしれない。
でもとにかくミチは目玉をにらみつけた。
自分が涙目になっているのをミチは感じた。それでもだ。
「君は、き、君なんかっ、ぼくはこ、こわく、なっ」
こわくない、と言おうとして、だけどその言葉はミチの口から出てこなかった。
嘘だからだ。ミチはこわかった。すごくこわかったのだ。はったりを口にすることにミチは慣れていなかった。(でも)とミチは思った。
ふるえる声がミチの口から出た。
「なんだよ、君は、ぼくは、君なんか、君はっ」
自分で自分がなにを言いたいのかミチにもさっぱりわからなかった。
このあとにどんな言葉をつづければいいのか見当がつかない。
それでもただ勢いだけにまかせて、ミチは無茶苦茶に言葉をしぼりだした。
「君は、ただのアヤのくせに!」
そのとたん、四方を岩に囲まれたその場の空気が変化した。
大きな赤い目玉がまるで火を吹くように熱を発した。
怒っている、とミチは感じた。
ただ単に怒っているという程度ではない、ミチがこれまで感じたことのないほど、たけり狂った怒りだった。どこかにあるかどうかもわからない、目玉の目玉じゃない部分、すごく奥のほうから火山のマグマのように怒りが噴き出てくるのを感じた。
ミチの足がふるえた。立っていられるのがふしぎなくらいだった。
(泣いちゃだめだ)とミチは自分にいいきかせた。なんといっても口から出た言葉をとりけすことなんかできないのだ。
ぼくはこの赤い目にケンカを売ったんだ、とミチは思った。
そんなことをしたのは生まれてはじめてだった。不慣れにもほどがあるがそれでもミチは(ケンカをするなら負けちゃだめだ)とさらに自分にいいきかせた。
とはいえミチはブルブルふるえている。だけどどうにかして手に力をこめた。
ふるえる手がにぎりこぶしを作った。
ミチはその手の甲がよごれていることに気づいた。
(まじないの跡だ。津江さんがつけたやつ)
額をぬぐって手にうつった赤い粉だ、そう気づいたとき――ミチはにぎりこぶしを赤い目玉に向かってつきだした。
そのとたんに空気が変化した。
おそろしいほどに噴き出ていた怒りがほんの少しだけゆらいだ。
わずかにだが、目玉はまるでとまどったような気配を出した。
それでミチは少しだけ楽になることができた。そして楽になったからこそ思った。
(もう無理、これ以上は無理、ぜったい無理!)
ミチはぐいっと進一郎の手を引いて走り出した。進一郎は逆らわなかった。
ランタンを置いたまま、懐中電灯も落としたまま、むしろそのあかりから逃れて身をかくすようにして、二人は走った。すぐにミチの息が切れた。心臓がドキドキと早いリズムで鳴った。のどのあたりが乾いた。胸ものども痛んだ。
床に描かれた赤い目玉も、壁の大牛や黄色い鳥の群れも、ぜんぶ放り出して二人は走った。
あかりから遠ざかるとすぐに辺り一帯が暗やみでおおわれたが、ミチはそのことをこわいとは思わなかった。さっきの噴出した怒りに比べたら、暗やみはこわいうちに入らなかった。
ミチの目から涙があふれた。
逃げ出せることができたと思ったとたんに目から涙が勝手にあふれたのだ。
でも、逃れることなんかできなかったのだ。
息を切らして走る時間がミチにはおそろしく長かった。
このまま暗やみが終わらないのかと感じたころ、行く手にあかりが見えた。
書庫のあかりだ。ミチはホッとした。安心が胸のあたりからせりあがってきた。
ミチは足の速度をゆるめた。
「よかった、あと少しです、進一郎さん」
ミチは横にならぶ進一郎の顔を見あげた。
でも進一郎はミチを見ていなかった。ミチの向こう、書庫のあかりを見ていた。
進一郎につられてミチも視線を移動した。
そして気づいた。
ちいさな人影があかりの一部をさえぎっていた。
声がした。
「にいさん」
ミチはドキッとした。ほんの少しだけ舌足らずな、子どもの声だった。
進一郎が声をあげた。
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