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第4章 木でも獣でもない者たち
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津江さんが首を横にふった。
「まねはまね。進一郎どの、まねにアヤも人もないぞえ」
進一郎がなにかをはかるような目を津江さんに向けた。
津江さんは言葉をつづけた。
「よいかえ、進一郎どの。良いものをまねれば、いっそう良いものになる」
ミチはふと、会長に言われたことを思いだした。
池にお堂を建てたという江戸時代の人、狭間家の四代目当主の話をだ。
『親孝行でえらいものだろう、君も見習いなさい。ああ、いや、君がこんな立派な屋敷を建てるようなことは大人になってもないだろう、だれにでもできるわけじゃないしな』
ミチは首をかしげてつぶやいた。
「もしもぼくが四代目の人をまねたら、ぼくにはもっとすごいお屋敷を建てられるということかな、無理だと思うけど」
進一郎が聞きとがめた。
「四代目ってなんの話だ」
「会長が教えてくれました」
「ああ、うちのご先祖か。会長に見習えと言われたんだろう」
ミチはうなずいた。進一郎がため息をついた。
「あの人はだれにでもおなじことを言うんだ」
津江さんが首をかしげた。
「ミチどのは真剣に嘉右エ門どのをまねる気があるのかえ」
四代目はかえもんさんというのか、と思いながら、ミチは首を横にふった。
「会長に言われただけで、ぼくは自分がそうしたいとは思わないです。進一郎さんのご先祖のことをよく知りませんから。津江さんのいまの言いかただと、ぼくが本気でその人をまねしたら、その人とおなじようになれるということですか」
「おなじように、とは言うておらぬ」
「お手本にした人よりよくなる、ですか。津江さん、でも、『猿まね』という言葉があります。まねをすると元のものよりレベルが低いというか、元のほうがいいんじゃないですか」
「ふむ、お前さまの言うことには一理ある。よいかえ、『猿まね』といわれるような場合は、お手本の良いところではなく、拙さをまねるぞな」
「つたなさ」
「よいかえ、拙いものが拙さをまねると元のものよりいっそう拙いものになるぞな。あるいは怖がりが怖がりをまねれば、元のものよりいっそう臆病で、身動きのとれぬものになる。なにをまねるかは、まねする者が何者であるかで決まることえ」
津江さんは言った。
「――つまり、悪いものが悪いものをまねれば、いっそう悪いものになるえ」
ミチはハッとした。手にした本をぎゅっと強くにぎりしめた。
ゴウッと空気が流れた。
ナナカマドウシがゆっくりと、一言一言を自分に言いきかせるようにして言った。
「人間にいろいろな者がいるように、私たちアヤにもいろいろな者がいる。ふうむ、あの赤い目のアヤは、そうだね、異常といっていいと思う。もっとも、なにが正常でなにが異常か、むずかしい話ではある。だがとにかく、そう、あれは異常だ」
イチョウがばさりと羽ばたきをした。
「あいつはとんでもないやつだっ。わしらの手に負えんのだ、くそっ。あれは生まれてはいけない者だったのだっ」
ミチの頭を『かんなぎと池の化けもの』のなかにあった一文がかすめた。
――そしてこれは、とても悪いものでした。――
ミチは本のなかのその一文について、津江さんにたずねた。
「手に負えないってそういうことですか。『とても悪いもの』だから」
「いいや、それよりさらに悪い。ミチどの、お前さまが言うのは一つめの目のこと。ところが二ツ目山に封じられたのは二つめの目ぞな」
「あ、そういえばそうだった」
ミチは目を見開いた。津江さんがうなずいた。
「そう、あれは『とても悪いもの』をまねて生まれた者ぞな」
ミチはハッとした。
津江さんの言ったことがようやくわかった。
ミチはさっき津江さんが言ったことをくりかえした。
「悪いものがまねると、いっそう悪いものになる」
「そう、昔、かんなぎの男が悪いアヤを封じた。ところが封じたつもりでそのアヤをまねたもっと悪いアヤを生んでしもうたのよ」
津江さんが遠くを見るような目になった。
「男を責められぬえ。かんなぎの男はみずからの命をもって、みずからが生みだしたアヤを封じたぞな。男の死後にアヤのことを知る人々が墳を造って男を葬り、同時にあのアヤをそこへ閉じこめたえ」
「はい」
深くはわからないまま、それでもミチはうなずいた。
ナナカマドウシが津江さんの話を引きとってつづけた。
「だが、消えたわけではなかった。あのアヤは怒り狂った。かんなぎの男に対して、そして墳を造った人々に対して、怒りつづけた。はじめはただ怒りを抱えることしかできなかった。死んだかんなぎの男や、男を弔う人々の力が残っていたからね。だがやがて時代がうつりかわり、人々はかんなぎの男のことを、あのアヤのことを、しまいには墳のことを、忘れ去った。草木に覆われて墳は朽ちていった。男の墳がどこにあるか、いまの時代の人々は一人として知らないだろう」
「たしかに」
進一郎が苦くつぶやいた。その通りで、進一郎の家の人間だってだれも知らない場所だ、とミチは考えた。
そして自分の考えに(あれ)と首をかしげた。
(ホントにそうなのかな。だったらどうしてあの書庫には隠し扉があるんだろう)
ナナカマドウシが言葉をつづけた。
「人間にとってはとても長い時が流れた。だがあのアヤは決してあきらめなかった。忘却され時間を経るにしたがって少しずつ、少しずつアヤは力をたくわえていった。そしてしだいに、あのアヤはみずからの股肱を増やしていった」
「ここうってなんですか」
ミチがたずねると、津江さんが説明してくれた。
「そうよな、腹心の僕といいかえればお前さまにも通じるかえ。もっともあのアヤが本心からだれかを信頼しているかどうか、あやしいものえ。だがとにかく、赤い目のアヤはこちらの世界に来たいと願うほかのアヤに手助けをしたぞな」
「あんなの手助けといえるかっ、あいつはほかのアヤをそそのかすんだぞっ」
イチョウが吠えるように声をあげた。
「こともあろうに人間を寄主にしろというのだっ、そしてそれに同調するやつがときとして出てくるのだぞ、バカどもめっ」
「イチョウ、落ちつくといい。人間を寄主にするアヤがみんな悪いものをまねるわけではないよ」
「もしかしてイチョウさんは人間がきらいですか。」
ミチがたずねると、イチョウが吠えるようにこたえた。
「当然だっ、好く理由なぞあるかっ」
「話をもどしてもいいかね」
ナナカマドウシがつづけた。
「時代が下がるにつれて、あのアヤに同調する者が現れた。はじめはごくわずかな数だった。そうだね、おおよそ百年にひとつのアヤが、あのアヤとおなじように人間をまねた。さらに百年のあとでもうひとつ、それからまた百年のあとでひとつというように、あのアヤの股肱がゆっくり増えていった。いまでは二桁の数になったはずだ。そういうものたちが少しずつ、少しずつ、あのアヤの封印を解く手助けをしている」
ミチの心臓がドキリとはねた。ミチはたずねた。
「封印を解く手助け、ですか。それは一体どんなことですか」
「おもに二つある。だが一つだけであるとも言える」
「二つだけど、一つ」
「なんだその謎々みたいな話は」
ミチと進一郎はそれぞれ首をかしげた。
「まねはまね。進一郎どの、まねにアヤも人もないぞえ」
進一郎がなにかをはかるような目を津江さんに向けた。
津江さんは言葉をつづけた。
「よいかえ、進一郎どの。良いものをまねれば、いっそう良いものになる」
ミチはふと、会長に言われたことを思いだした。
池にお堂を建てたという江戸時代の人、狭間家の四代目当主の話をだ。
『親孝行でえらいものだろう、君も見習いなさい。ああ、いや、君がこんな立派な屋敷を建てるようなことは大人になってもないだろう、だれにでもできるわけじゃないしな』
ミチは首をかしげてつぶやいた。
「もしもぼくが四代目の人をまねたら、ぼくにはもっとすごいお屋敷を建てられるということかな、無理だと思うけど」
進一郎が聞きとがめた。
「四代目ってなんの話だ」
「会長が教えてくれました」
「ああ、うちのご先祖か。会長に見習えと言われたんだろう」
ミチはうなずいた。進一郎がため息をついた。
「あの人はだれにでもおなじことを言うんだ」
津江さんが首をかしげた。
「ミチどのは真剣に嘉右エ門どのをまねる気があるのかえ」
四代目はかえもんさんというのか、と思いながら、ミチは首を横にふった。
「会長に言われただけで、ぼくは自分がそうしたいとは思わないです。進一郎さんのご先祖のことをよく知りませんから。津江さんのいまの言いかただと、ぼくが本気でその人をまねしたら、その人とおなじようになれるということですか」
「おなじように、とは言うておらぬ」
「お手本にした人よりよくなる、ですか。津江さん、でも、『猿まね』という言葉があります。まねをすると元のものよりレベルが低いというか、元のほうがいいんじゃないですか」
「ふむ、お前さまの言うことには一理ある。よいかえ、『猿まね』といわれるような場合は、お手本の良いところではなく、拙さをまねるぞな」
「つたなさ」
「よいかえ、拙いものが拙さをまねると元のものよりいっそう拙いものになるぞな。あるいは怖がりが怖がりをまねれば、元のものよりいっそう臆病で、身動きのとれぬものになる。なにをまねるかは、まねする者が何者であるかで決まることえ」
津江さんは言った。
「――つまり、悪いものが悪いものをまねれば、いっそう悪いものになるえ」
ミチはハッとした。手にした本をぎゅっと強くにぎりしめた。
ゴウッと空気が流れた。
ナナカマドウシがゆっくりと、一言一言を自分に言いきかせるようにして言った。
「人間にいろいろな者がいるように、私たちアヤにもいろいろな者がいる。ふうむ、あの赤い目のアヤは、そうだね、異常といっていいと思う。もっとも、なにが正常でなにが異常か、むずかしい話ではある。だがとにかく、そう、あれは異常だ」
イチョウがばさりと羽ばたきをした。
「あいつはとんでもないやつだっ。わしらの手に負えんのだ、くそっ。あれは生まれてはいけない者だったのだっ」
ミチの頭を『かんなぎと池の化けもの』のなかにあった一文がかすめた。
――そしてこれは、とても悪いものでした。――
ミチは本のなかのその一文について、津江さんにたずねた。
「手に負えないってそういうことですか。『とても悪いもの』だから」
「いいや、それよりさらに悪い。ミチどの、お前さまが言うのは一つめの目のこと。ところが二ツ目山に封じられたのは二つめの目ぞな」
「あ、そういえばそうだった」
ミチは目を見開いた。津江さんがうなずいた。
「そう、あれは『とても悪いもの』をまねて生まれた者ぞな」
ミチはハッとした。
津江さんの言ったことがようやくわかった。
ミチはさっき津江さんが言ったことをくりかえした。
「悪いものがまねると、いっそう悪いものになる」
「そう、昔、かんなぎの男が悪いアヤを封じた。ところが封じたつもりでそのアヤをまねたもっと悪いアヤを生んでしもうたのよ」
津江さんが遠くを見るような目になった。
「男を責められぬえ。かんなぎの男はみずからの命をもって、みずからが生みだしたアヤを封じたぞな。男の死後にアヤのことを知る人々が墳を造って男を葬り、同時にあのアヤをそこへ閉じこめたえ」
「はい」
深くはわからないまま、それでもミチはうなずいた。
ナナカマドウシが津江さんの話を引きとってつづけた。
「だが、消えたわけではなかった。あのアヤは怒り狂った。かんなぎの男に対して、そして墳を造った人々に対して、怒りつづけた。はじめはただ怒りを抱えることしかできなかった。死んだかんなぎの男や、男を弔う人々の力が残っていたからね。だがやがて時代がうつりかわり、人々はかんなぎの男のことを、あのアヤのことを、しまいには墳のことを、忘れ去った。草木に覆われて墳は朽ちていった。男の墳がどこにあるか、いまの時代の人々は一人として知らないだろう」
「たしかに」
進一郎が苦くつぶやいた。その通りで、進一郎の家の人間だってだれも知らない場所だ、とミチは考えた。
そして自分の考えに(あれ)と首をかしげた。
(ホントにそうなのかな。だったらどうしてあの書庫には隠し扉があるんだろう)
ナナカマドウシが言葉をつづけた。
「人間にとってはとても長い時が流れた。だがあのアヤは決してあきらめなかった。忘却され時間を経るにしたがって少しずつ、少しずつアヤは力をたくわえていった。そしてしだいに、あのアヤはみずからの股肱を増やしていった」
「ここうってなんですか」
ミチがたずねると、津江さんが説明してくれた。
「そうよな、腹心の僕といいかえればお前さまにも通じるかえ。もっともあのアヤが本心からだれかを信頼しているかどうか、あやしいものえ。だがとにかく、赤い目のアヤはこちらの世界に来たいと願うほかのアヤに手助けをしたぞな」
「あんなの手助けといえるかっ、あいつはほかのアヤをそそのかすんだぞっ」
イチョウが吠えるように声をあげた。
「こともあろうに人間を寄主にしろというのだっ、そしてそれに同調するやつがときとして出てくるのだぞ、バカどもめっ」
「イチョウ、落ちつくといい。人間を寄主にするアヤがみんな悪いものをまねるわけではないよ」
「もしかしてイチョウさんは人間がきらいですか。」
ミチがたずねると、イチョウが吠えるようにこたえた。
「当然だっ、好く理由なぞあるかっ」
「話をもどしてもいいかね」
ナナカマドウシがつづけた。
「時代が下がるにつれて、あのアヤに同調する者が現れた。はじめはごくわずかな数だった。そうだね、おおよそ百年にひとつのアヤが、あのアヤとおなじように人間をまねた。さらに百年のあとでもうひとつ、それからまた百年のあとでひとつというように、あのアヤの股肱がゆっくり増えていった。いまでは二桁の数になったはずだ。そういうものたちが少しずつ、少しずつ、あのアヤの封印を解く手助けをしている」
ミチの心臓がドキリとはねた。ミチはたずねた。
「封印を解く手助け、ですか。それは一体どんなことですか」
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