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67話
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「椿、帆波。少し休憩しない?」
女の子たちは体力の限界らしく、その代表として早織が瑞希たち……というか椿たちに休憩の提案をする。
「そうね。二時間ぶっ通しでやっていたから疲れるわよね。少し休憩しましょ。オーバーワークしてもなにも良いことがないもんね」
瑞希の言うことは素直に聞かないが他の人の言うことは素直に聞く椿は、疲労が溜まっている女の子たちを慮って早織の提案を呑む。
「ほらっ、休憩するわよ」
椿は一度瑞希たちの方を振り返り、偉そうに指図する。
「……ホントムカつく」
「あはは……」
偉そうな椿に悪態を吐く瑞希を見て、帆波はなんとも言えないような苦笑いを浮かべる。
やっぱり、椿は嫌いだ。
椿と帆波と早織は一旦トイレに行くと言い、瑞希たちと別行動をとる。
今日は恨めしいぐらいに晴れていて、いつもより暑く感じる。
そのせいで喉も渇く。
「今日は暑さもあって、凄く疲れる」
「そうね。インドアの私にはかなり過酷な部活動と言わざるを得ないわね」
「あたしもあたしも。もう脚が棒のようだよー……」
撫子も舞も瑞希同様、インドアの人間らしく、外でのボランティア活動のせいでかなり疲れているのが分かる。
「しみじみと運動不足だと実感させられるわね。一応体育とか登下校歩いているから大丈夫だと思っていたけど」
「それはあたしも分かるー。あたしも体育とかしてるから平気だと思ったけど、これ凄く疲れる」
撫子は自分で運動不足だと実感し、舞はそんな撫子に共感する。
「確かに私も腰や脚が限界を迎えている」
椿の言う通り、運動不足のせいか腰や脚がパンパンである。
明日筋肉痛なのは間違いないだろう。
とりあえず喉も乾いているので、水分補給でもしようとカバンの中から水筒を取り出す瑞希。
そんな瑞希を物欲しそうに見つめる舞。
「どうした金森」
「えーっと……ここら辺、コンビニもないし自販機もないし……それに今日暑いじゃん」
なぜそんな目で見つめているのか瑞希が舞に聞くと、舞はしどろもどろになりながら変な言い訳をする。
「言いたいことがあるなら正直に言え」
瑞希も舞がなにを言いたいのかだいたい予想は付いている。
だが、瑞希はあえて気づかないフリをした。
「瑞希様。飲み物を持ってくるのを忘れたので一口飲ませてください」
舞は頭を下げ、手を合わせて懇願をしてきた。
この暑さだ。
舞だって喉がカラカラなのだろう。
女の子たちは体力の限界らしく、その代表として早織が瑞希たち……というか椿たちに休憩の提案をする。
「そうね。二時間ぶっ通しでやっていたから疲れるわよね。少し休憩しましょ。オーバーワークしてもなにも良いことがないもんね」
瑞希の言うことは素直に聞かないが他の人の言うことは素直に聞く椿は、疲労が溜まっている女の子たちを慮って早織の提案を呑む。
「ほらっ、休憩するわよ」
椿は一度瑞希たちの方を振り返り、偉そうに指図する。
「……ホントムカつく」
「あはは……」
偉そうな椿に悪態を吐く瑞希を見て、帆波はなんとも言えないような苦笑いを浮かべる。
やっぱり、椿は嫌いだ。
椿と帆波と早織は一旦トイレに行くと言い、瑞希たちと別行動をとる。
今日は恨めしいぐらいに晴れていて、いつもより暑く感じる。
そのせいで喉も渇く。
「今日は暑さもあって、凄く疲れる」
「そうね。インドアの私にはかなり過酷な部活動と言わざるを得ないわね」
「あたしもあたしも。もう脚が棒のようだよー……」
撫子も舞も瑞希同様、インドアの人間らしく、外でのボランティア活動のせいでかなり疲れているのが分かる。
「しみじみと運動不足だと実感させられるわね。一応体育とか登下校歩いているから大丈夫だと思っていたけど」
「それはあたしも分かるー。あたしも体育とかしてるから平気だと思ったけど、これ凄く疲れる」
撫子は自分で運動不足だと実感し、舞はそんな撫子に共感する。
「確かに私も腰や脚が限界を迎えている」
椿の言う通り、運動不足のせいか腰や脚がパンパンである。
明日筋肉痛なのは間違いないだろう。
とりあえず喉も乾いているので、水分補給でもしようとカバンの中から水筒を取り出す瑞希。
そんな瑞希を物欲しそうに見つめる舞。
「どうした金森」
「えーっと……ここら辺、コンビニもないし自販機もないし……それに今日暑いじゃん」
なぜそんな目で見つめているのか瑞希が舞に聞くと、舞はしどろもどろになりながら変な言い訳をする。
「言いたいことがあるなら正直に言え」
瑞希も舞がなにを言いたいのかだいたい予想は付いている。
だが、瑞希はあえて気づかないフリをした。
「瑞希様。飲み物を持ってくるのを忘れたので一口飲ませてください」
舞は頭を下げ、手を合わせて懇願をしてきた。
この暑さだ。
舞だって喉がカラカラなのだろう。
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