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57話
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次の日。
一晩寝たおかげで早苗も冷静さを取り戻すことができ、今朝はいつも通りの朝だった。
茜と一緒に朝食を取ったり、身支度を整えた後一緒に学校に登校する。
今日も梅雨らしい曇天である。
「ごめんね茜ちゃん。昨日はなんかイライラしてて」
「ううん大丈夫。もしなにかイライラしたりモヤモヤしたり不安なことがあったらあたしに相談してね。あたしたち幼馴染なんだから」
「ありがとう茜ちゃん」
一晩寝たおかげで冷静になった早苗は昨日のことを茜に謝罪する。
茜は気にしていないらしく、優しく許してくれる。
早苗は仲直りができたことが嬉しくて茜の腕に抱き着く。
茜も嫌がる素振りも見せずに、されるがまま早苗の好きなようにさせておく。
その後、校門前まで茜の腕に抱き着きながら歩いていると珍しい生徒に会う。
「おはよう神崎さん、武田さん」
「おはようございます」
「お、おはようございます」
声をかけてきた人があまりにも珍しくて茜も早苗も声が強張ってしまった。
校門前で話しかけてきた生徒、それは生徒会長の飯島密樹だった。
「二人はずいぶん仲が良いようだね」
「そうですね。幼馴染ですので仲は良いと思います」
二人が腕を組みながら登校している姿を見て、密樹は笑みを浮かべながら早苗たちに話しかける。
笑っているのに目が笑っておらず、早苗は本能的に恐怖を感じた。
茜は気づいているのか気づいていないのか分からないが、いつも通りの口調で密樹と話す。
「二人は小学生から幼馴染なのかい」
「いえ、生まれた時から幼馴染ですね。家が隣なので」
「そんなに前から二人は幼馴染なんだね。それじゃーまるで姉弟のように育った感じかな」
「確かに言われてみればそうかもしれませんね。小さい頃からずっと一緒に遊んでいたので幼馴染でもあり姉弟みたいに感じていたところもあるかもしれません」
「なるほど。確かに言われてみれば私も茜ちゃんのこと、お姉ちゃんみたいに頼っていたかも」
密樹が茜に話を振り、茜は早苗との出会いを話す。
密樹に言われるまで意識したことがなかったが、確かに茜を姉弟のように感じていたこともあったかもしれない。
それは茜も同じらしく、早苗同様、今頃気づく。
「なるほど。今の話でなぜ二人がこんなにも仲が良いのか分かったよ。つまり二人は姉弟のように仲良く育ったんだな。くぅ~羨ましい。私にはそこまで親しい幼馴染はいなかった~」
早苗と茜の出会いを聞いた密樹は羨ましそうに唸る。
それと同時に密樹が喜んでいるように見えたのはきっと、少しだけ茜のことが知れたからだろう。
一晩寝たおかげで早苗も冷静さを取り戻すことができ、今朝はいつも通りの朝だった。
茜と一緒に朝食を取ったり、身支度を整えた後一緒に学校に登校する。
今日も梅雨らしい曇天である。
「ごめんね茜ちゃん。昨日はなんかイライラしてて」
「ううん大丈夫。もしなにかイライラしたりモヤモヤしたり不安なことがあったらあたしに相談してね。あたしたち幼馴染なんだから」
「ありがとう茜ちゃん」
一晩寝たおかげで冷静になった早苗は昨日のことを茜に謝罪する。
茜は気にしていないらしく、優しく許してくれる。
早苗は仲直りができたことが嬉しくて茜の腕に抱き着く。
茜も嫌がる素振りも見せずに、されるがまま早苗の好きなようにさせておく。
その後、校門前まで茜の腕に抱き着きながら歩いていると珍しい生徒に会う。
「おはよう神崎さん、武田さん」
「おはようございます」
「お、おはようございます」
声をかけてきた人があまりにも珍しくて茜も早苗も声が強張ってしまった。
校門前で話しかけてきた生徒、それは生徒会長の飯島密樹だった。
「二人はずいぶん仲が良いようだね」
「そうですね。幼馴染ですので仲は良いと思います」
二人が腕を組みながら登校している姿を見て、密樹は笑みを浮かべながら早苗たちに話しかける。
笑っているのに目が笑っておらず、早苗は本能的に恐怖を感じた。
茜は気づいているのか気づいていないのか分からないが、いつも通りの口調で密樹と話す。
「二人は小学生から幼馴染なのかい」
「いえ、生まれた時から幼馴染ですね。家が隣なので」
「そんなに前から二人は幼馴染なんだね。それじゃーまるで姉弟のように育った感じかな」
「確かに言われてみればそうかもしれませんね。小さい頃からずっと一緒に遊んでいたので幼馴染でもあり姉弟みたいに感じていたところもあるかもしれません」
「なるほど。確かに言われてみれば私も茜ちゃんのこと、お姉ちゃんみたいに頼っていたかも」
密樹が茜に話を振り、茜は早苗との出会いを話す。
密樹に言われるまで意識したことがなかったが、確かに茜を姉弟のように感じていたこともあったかもしれない。
それは茜も同じらしく、早苗同様、今頃気づく。
「なるほど。今の話でなぜ二人がこんなにも仲が良いのか分かったよ。つまり二人は姉弟のように仲良く育ったんだな。くぅ~羨ましい。私にはそこまで親しい幼馴染はいなかった~」
早苗と茜の出会いを聞いた密樹は羨ましそうに唸る。
それと同時に密樹が喜んでいるように見えたのはきっと、少しだけ茜のことが知れたからだろう。
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