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第三章
番外編 アナタが産まれた日
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太陽が姿を消し、月が輝き始めた頃。
真四角の大きな箱と小さな包みを持って、ボクは夜の街中を駆け出していた。
普段は、こんな夜に出かけることなんて無いのだけれど──今日は、どうしても行きたいところがあったのだ。
とはいっても、夜景の見えるレストランだとか、映えるスポットだとか、そういう特別な場所ではないけれど。
(……喜んでくれるといいな)
楽しみな気持ちで胸を高鳴らせながら向かう先は──毎度おなじみ、暗い色を貴重とした二階建てのアパート。
そのアパートの角部屋に住む主と、今日という特別な日を過ごしたい。ただ、その一心で。
「影人さん!」
インターホンを押し、部屋の主──影人さんの到着を待つ。
……合鍵を持ってはいるけれど、こういう時の礼儀はきちんとしておきたいのがボクのポリシーだ。そういうのを使う時は、いざという時だけにしておきたい。
しばらく待っていると、ドアが開き──真っ暗な玄関から、銀髪赤目のイケメンが顔を出す。
「……別に合鍵使って入ったっていいのに。お前って律儀だよね」
「えぇ、一応礼儀は弁えたいものですから。お邪魔しますね~」
うん、という影人さんからの軽い返事を聞き、中に入る。
玄関を抜け、リビングに入ってようやく視界が明るくなる。
脱いでそのままであろうタンス前の服の山、テーブルの上に転がっているお酒の缶とタバコの箱。
……とりあえず、男子高校生らしかぬスペースが今日も元気に広がっていたようだ。
「……ちゃんとご飯食べました?」
「食べたよ、コンビニのパン一個」
「ちょっとそれは足りないと思いますよ……」
ゴミ箱からちらっと顔を出す、メロンパンの空袋。恐らくアレのことだろう。
育ち盛りの男子高校生の食事量としては足りない、栄養も足りない。
この人、よくそれで体が持つな……と思うのも、いつものことだった。
「まあ、それはいいとして。影人さん、今日何の日だかは流石に分かってますよね?」
「今日? ……なんだっけ…………あ、あれ? メンズバレンタインデー? 男が女に下着送って愛の告白する日らしいんだけど、ウケるよね」
「全然違いますしなんでそんなクソどマイナーな行事知ってるんですか?」
というか、なんだその……ちょっと変態チックな行事は。考えた人ごめんなさいと思いつつ、びしっとツッコミを入れておいた。
もしかして、この人真面目に忘れているのか……? まぁ、自分に関心は無さそうだからあり得なくもないのだけれど。
「もう、コレですよコレ。……じゃーん」
「……何、ケーキ?」
「ご名答。コレ見れば流石に分かりますよね?」
真四角の箱を空け、中から真円形の洋菓子──ホールケーキを引き出した。
二人で食べることを想定した、4号サイズの小さなショートケーキ。その上には、白のチョコペンで文字が書かれたチョコプレートが乗っている。
「コレ、読んでください」
「……ハッピーバースデー影人……あー……そうだったっけ。忘れてた」
「あ~~もう~~やっぱり!! アナタという人は~~!!」
これがギャグマンガだったら「ズコーッ」なんて古くさい擬音と共にボクはずっこけていたところだろう。半年の中で一番、今日が彼へのツッコミに力が入ってしまっている……かもしれない。
「珍しくお前が急に「夜遊びに来たい」っていうから、何だとは思ってたけど」
「こういうことでもなければ、夜出歩いたりしませんよ」
そんな話をしながら、ショートケーキの上にろうそくを差し、火をつけていく。
電気消しますね、と一言添えて電気を消すと――オレンジ色の淡い炎光が、ボクらを温かく照らしてくれる。
「おぉ、いい雰囲気……よし、お決まりの歌でも歌いますか!」
「何? 恨み節?」
「ハッピーバースデーじゃこのイケメン因子の集合体め!!」
こんな風にボケとツッコミを繰り返すこのやりとり、なんだか久しぶりだなぁ……と、戻ってきた日常を噛みしめる。ここ最近は黒葛原さん絡みで一波乱あったせいで、こんな風に二人でわいわいやる機会もなくなっていた。
誕生日を迎えたのが、諸々解決した後でよかった。きっとあのまま振り回され続けていたなら、黒葛原さんと影人さんの間の話が留まったままだったなら……こんな風に、清々しい気持ちで誕生日を祝うことはできなかっただろう。
手拍子を叩きながら、お決まりの歌――ハッピーバースデーの歌を歌う。
歌うのはボク一人。たった二人の空間に、ボクの声が響き渡る。
「Happy Birth Day Dear 影人さん Happy Birth Day to You !!」
ボクが歌を終えると、影人さんがふーっ……と、息を吹いてろうそくの火を消した。炎光が消え、辺りが真っ暗になる。
―― 影人さんは、また一つ大人に近づいた。
「おめでとうございます、影人さん!」
「……ありがと」
拍手をしながら言うボクに、影人さんが静かな声で返す。
自分の誕生日すら忘れていた人だ、もしかしたらそう大した感情は持ち合わせてはいない……かもしれない。
けれど、ボクにとっては何より特別な日だ。
たった一人の大切な"友達"。その人が、この世に生まれ落ちてくれた日なのだ。
影人さんにとっていい人ではなかったみたいだけれど、影人さんのお母様には感謝している。
影人さんを産んでくれたこと――ただ、それだけを。
「それと、影人さんにコレを差し上げます」
「……何コレ」
「誕生日プレゼントってやつです、開けてみてください」
ケーキと一緒に持ってきた小さな包みを渡す。
高価なものでも特別なものでもないけれど、影人さんへの気持ちはたんと込めてある。
ふーん……と言いながら影人さんが包みを開けると、小さな袋に入ったプレゼントの正体が姿を現した。
「……ヘアピン?」
「えぇ。今日一日、色々悩みましたけど……アクセサリーなんてどうかなって思って」
「……そう。まぁ、髪の毛伸びてちょっと邪魔だったし……ちょうどよかったけどね」
包みの中身は春の若草のような、穏やかな黄緑色をしたヘアピン。
影人さんの私服やアクセサリーには、緑系統の色が使われていることが多い。本人の口からはっきりと聞いたことはないけれど、もしかしたら好きな色……なのかもしれない。
ぱち、と言う音が鳴らして、影人さんが左側の前髪を留める。
白銀一色だった髪に緑色のアクセントがついて、以前よりももっと見た目に華やかさが増した気がした。
ちょっとした飾りだけでもかなり見栄え良く見えてしまうのは、元の素材が良すぎるせいだろう。この顔面宝物庫め!
「……うん、すごく似合いますよ。影人さん」
「そう。……まぁ、顔良いしね、俺」
「冗談だとしても否定できないのが憎いなコンチクショウ~~」
さらっと言いのける影人さんに、平手でビシッとツッコミを入れた。
……顔が良いのは事実だから、自分で言うなとも言えない。
「そういえばさ」
「はい?」
「……お揃いってやつじゃん、これ」
コレ、と言いながら自分とボクのヘアピンを指さして言った。
……あ、と声を漏らす。自分では気付かなかったけれど――言われてみれば、お揃いだ。
友達とお揃い。なんて甘美な響きなんだろう。
「……ふふ」
「何?」
「影人さんと"お揃い"だなんて。なんだか嬉しくて」
ぼっちだったボクが、まさかここまでになるとは。それも、中々自分のことを話してくれたりすることのなかった影人さんと。
「友達」として、去年よりも格段に仲良くなれている――そんな気がして。
「……ほんと、変な奴だよね。蛍って」
「そうですか? 普通だと思いますよ。だって、」
大好きな友達ですから。
そう伝えると、影人さんは「……そう」と静かに言葉を返した。
真四角の大きな箱と小さな包みを持って、ボクは夜の街中を駆け出していた。
普段は、こんな夜に出かけることなんて無いのだけれど──今日は、どうしても行きたいところがあったのだ。
とはいっても、夜景の見えるレストランだとか、映えるスポットだとか、そういう特別な場所ではないけれど。
(……喜んでくれるといいな)
楽しみな気持ちで胸を高鳴らせながら向かう先は──毎度おなじみ、暗い色を貴重とした二階建てのアパート。
そのアパートの角部屋に住む主と、今日という特別な日を過ごしたい。ただ、その一心で。
「影人さん!」
インターホンを押し、部屋の主──影人さんの到着を待つ。
……合鍵を持ってはいるけれど、こういう時の礼儀はきちんとしておきたいのがボクのポリシーだ。そういうのを使う時は、いざという時だけにしておきたい。
しばらく待っていると、ドアが開き──真っ暗な玄関から、銀髪赤目のイケメンが顔を出す。
「……別に合鍵使って入ったっていいのに。お前って律儀だよね」
「えぇ、一応礼儀は弁えたいものですから。お邪魔しますね~」
うん、という影人さんからの軽い返事を聞き、中に入る。
玄関を抜け、リビングに入ってようやく視界が明るくなる。
脱いでそのままであろうタンス前の服の山、テーブルの上に転がっているお酒の缶とタバコの箱。
……とりあえず、男子高校生らしかぬスペースが今日も元気に広がっていたようだ。
「……ちゃんとご飯食べました?」
「食べたよ、コンビニのパン一個」
「ちょっとそれは足りないと思いますよ……」
ゴミ箱からちらっと顔を出す、メロンパンの空袋。恐らくアレのことだろう。
育ち盛りの男子高校生の食事量としては足りない、栄養も足りない。
この人、よくそれで体が持つな……と思うのも、いつものことだった。
「まあ、それはいいとして。影人さん、今日何の日だかは流石に分かってますよね?」
「今日? ……なんだっけ…………あ、あれ? メンズバレンタインデー? 男が女に下着送って愛の告白する日らしいんだけど、ウケるよね」
「全然違いますしなんでそんなクソどマイナーな行事知ってるんですか?」
というか、なんだその……ちょっと変態チックな行事は。考えた人ごめんなさいと思いつつ、びしっとツッコミを入れておいた。
もしかして、この人真面目に忘れているのか……? まぁ、自分に関心は無さそうだからあり得なくもないのだけれど。
「もう、コレですよコレ。……じゃーん」
「……何、ケーキ?」
「ご名答。コレ見れば流石に分かりますよね?」
真四角の箱を空け、中から真円形の洋菓子──ホールケーキを引き出した。
二人で食べることを想定した、4号サイズの小さなショートケーキ。その上には、白のチョコペンで文字が書かれたチョコプレートが乗っている。
「コレ、読んでください」
「……ハッピーバースデー影人……あー……そうだったっけ。忘れてた」
「あ~~もう~~やっぱり!! アナタという人は~~!!」
これがギャグマンガだったら「ズコーッ」なんて古くさい擬音と共にボクはずっこけていたところだろう。半年の中で一番、今日が彼へのツッコミに力が入ってしまっている……かもしれない。
「珍しくお前が急に「夜遊びに来たい」っていうから、何だとは思ってたけど」
「こういうことでもなければ、夜出歩いたりしませんよ」
そんな話をしながら、ショートケーキの上にろうそくを差し、火をつけていく。
電気消しますね、と一言添えて電気を消すと――オレンジ色の淡い炎光が、ボクらを温かく照らしてくれる。
「おぉ、いい雰囲気……よし、お決まりの歌でも歌いますか!」
「何? 恨み節?」
「ハッピーバースデーじゃこのイケメン因子の集合体め!!」
こんな風にボケとツッコミを繰り返すこのやりとり、なんだか久しぶりだなぁ……と、戻ってきた日常を噛みしめる。ここ最近は黒葛原さん絡みで一波乱あったせいで、こんな風に二人でわいわいやる機会もなくなっていた。
誕生日を迎えたのが、諸々解決した後でよかった。きっとあのまま振り回され続けていたなら、黒葛原さんと影人さんの間の話が留まったままだったなら……こんな風に、清々しい気持ちで誕生日を祝うことはできなかっただろう。
手拍子を叩きながら、お決まりの歌――ハッピーバースデーの歌を歌う。
歌うのはボク一人。たった二人の空間に、ボクの声が響き渡る。
「Happy Birth Day Dear 影人さん Happy Birth Day to You !!」
ボクが歌を終えると、影人さんがふーっ……と、息を吹いてろうそくの火を消した。炎光が消え、辺りが真っ暗になる。
―― 影人さんは、また一つ大人に近づいた。
「おめでとうございます、影人さん!」
「……ありがと」
拍手をしながら言うボクに、影人さんが静かな声で返す。
自分の誕生日すら忘れていた人だ、もしかしたらそう大した感情は持ち合わせてはいない……かもしれない。
けれど、ボクにとっては何より特別な日だ。
たった一人の大切な"友達"。その人が、この世に生まれ落ちてくれた日なのだ。
影人さんにとっていい人ではなかったみたいだけれど、影人さんのお母様には感謝している。
影人さんを産んでくれたこと――ただ、それだけを。
「それと、影人さんにコレを差し上げます」
「……何コレ」
「誕生日プレゼントってやつです、開けてみてください」
ケーキと一緒に持ってきた小さな包みを渡す。
高価なものでも特別なものでもないけれど、影人さんへの気持ちはたんと込めてある。
ふーん……と言いながら影人さんが包みを開けると、小さな袋に入ったプレゼントの正体が姿を現した。
「……ヘアピン?」
「えぇ。今日一日、色々悩みましたけど……アクセサリーなんてどうかなって思って」
「……そう。まぁ、髪の毛伸びてちょっと邪魔だったし……ちょうどよかったけどね」
包みの中身は春の若草のような、穏やかな黄緑色をしたヘアピン。
影人さんの私服やアクセサリーには、緑系統の色が使われていることが多い。本人の口からはっきりと聞いたことはないけれど、もしかしたら好きな色……なのかもしれない。
ぱち、と言う音が鳴らして、影人さんが左側の前髪を留める。
白銀一色だった髪に緑色のアクセントがついて、以前よりももっと見た目に華やかさが増した気がした。
ちょっとした飾りだけでもかなり見栄え良く見えてしまうのは、元の素材が良すぎるせいだろう。この顔面宝物庫め!
「……うん、すごく似合いますよ。影人さん」
「そう。……まぁ、顔良いしね、俺」
「冗談だとしても否定できないのが憎いなコンチクショウ~~」
さらっと言いのける影人さんに、平手でビシッとツッコミを入れた。
……顔が良いのは事実だから、自分で言うなとも言えない。
「そういえばさ」
「はい?」
「……お揃いってやつじゃん、これ」
コレ、と言いながら自分とボクのヘアピンを指さして言った。
……あ、と声を漏らす。自分では気付かなかったけれど――言われてみれば、お揃いだ。
友達とお揃い。なんて甘美な響きなんだろう。
「……ふふ」
「何?」
「影人さんと"お揃い"だなんて。なんだか嬉しくて」
ぼっちだったボクが、まさかここまでになるとは。それも、中々自分のことを話してくれたりすることのなかった影人さんと。
「友達」として、去年よりも格段に仲良くなれている――そんな気がして。
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