97 / 140
やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編
閑話 シルビア・グラードン
しおりを挟むsideグラードン王女。
婚約解消したくない!? アイザック様がそう言った?!
いやいやいやいやおかしいのよ! 本来ならアイザック様は屑のソフィアを毛嫌いしているのに。
ゲームでは屑ソフィアがアイザック様に一目惚れし、何度も婚約を望むも全て却下され、悪に手を染めて行くのに。
本当にどうなっているのかしら。アイザック様に魅了の魔道具でも使って洗脳でもしてるんじゃないのだろうか? あれって確か平民ヒロインの隠しアイテムだったわよね、確か。
でもそんな感じでも全くないし……はぁ。ならなんであんなにソフィアに夢中なのよ。おかしい。
さらには、平民ヒロインであるシャルロッテに至っては、全くアイザック様との好感度が上がってなさそうだし。と言うか興味無さそう。
なんならソフィアとの好感度を、上げようとしているように見える。意味が分からない。
まぁ良いわ。この世界がゲームの世界と酷似している事は間違いない訳だし。
私がアイザック様との好感度を、上げていけば良いだけの話。あーっ……ゲームみたいに好感度ゲージが見えたら分かりやすいのになぁ。
今日は、初めての魔法訓練授業が始まる日。
クククッ魔力数値が低いソフィアは、この授業で全く良い所が見せれずに、癇癪をおこして怒りまくって、場をシラケさせる。これはソフィアが嫌われるイベントでもあるのよね。
本来なら私も脇役だから、見せれる魔力なんてないのだけれど、ふふふ。前世の記憶を思い出してから私は、魔法数値を上げる訓練を密かにしていたのよね。
今の私はゲームのグラードン王女とは違うんだから!
この魔法訓練で目立つのはシャルロッテではなくて私よ!
いざ魔法訓練がスタートすると、初めて見たのだけれどファーブル様もイケメンね。アイザック様の次にだけど。
「ああっ! さすがアイザック様ですわ。ファーブル様に劣らぬ魔力」
おおっと見とれちゃったわ。
私の事に注目してもらわなくっちゃ!
「おおっすごいっ」
「グラードン王女にこんな実力があったなんて」
訓練の成果を見せつけると皆が私を賞賛してくれる。
あははっ気分が良いわ。もっと私のことを褒め称えてくれて良いのよ?
アイザック様? どう? 私のこと見直した?
チラリとアイザック様を見ると……。
「はぁぁぁぁぁっ!?」
「「「ヒィッ!?」」」
「あっ失礼? なんでもございませんのよ? おほほっ」
思わず声を荒らげて周りをビックリさせちゃったたじゃない! なんでアイザック様は私を見ていないのよ? ソフィアにベッタリ何の話をコソコソとしているわけ?
まぁ精々この後道化師になって下さいね? 私はソフィアを更に煽る事にした。
「私なんて……そんなたいした実力もないのに。きっとソフィア様ならもっと凄い結果を出すでしょうに、なんか先にこんな結果を出してしまって……」
ふふふ、どう? これでさらに周りがソフィアに期待しているわ。この期待を華麗に裏切ってくれるんでしょ? なんたって的にさえ届く事が出来ないんだもんね?
ワクワクしながらソフィアの魔法練習を見ていると……!?
「えっ…………!?」
魔道具の的全て壊しちゃっ……!?
「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
魔力数値が少ないソフィアはどこに!?
あれじゃ化け物なみの魔力じゃない!? ってか化け物。
それにあの魔法は何?! あんな凄い魔法ゲームで出て来なかったけど!?
これじゃ私の方が道化師じゃない! ソフィアのせいでさっきの私の見せた実力みんな綺麗サッパリ忘れちゃってるよね?
ちょっと待ってよぉ! 私の華麗なるデビューがぁぁぁぁっ
ここで目立つために必死に訓練頑張ったのにっ。
私の努力を返しなさいよ。ぐぬぬ。
187
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。