嫌われ者の【白豚令嬢】の巻き戻り。二度目の人生は失敗しませんわ!

大福金

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やり直しの人生 ソフィア十三歳魔法学園編

第百八十九話 女神降臨

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 ゆっくり……ゆっくりと、みんなが待っている所へと、私は落ちて行っているんだけれど。
 今の姿はと言うと。光の粒子を纏い、謎に光輝いている訳で……。
 このまま下りると変な誤解を招きそうなのは、過去の経験上.......流石に鈍感な私でも分かる。
 どうにかみんながいない場所に移動出来ないかと、必死に抗ってはみたのだけれど。

 まぁ……どうにも出来ず。

 何も出来ずに、下に降りていく。

「フィア!」

 アイザック様やみんなの私を呼ぶ声が近い。

 地上近くになったなと思った。

 次の瞬間。

 無重力に浮いていた私の体に負荷がかかり、いきなり降下する。そんな私をアイザック様が抱きとめてくれた。
 ナイスキャッチって言いたいところだけど。

 ギュッと抱きしめられて……恥ずかしさの方が勝ち、正直どうして良いのか分からず混乱し頭がパニック。
 
 ふっふぅ~~。落ち着くのよソフィア。
 まずは受け止めてくれたお礼を言わないと。

「アッ……アイザック様。ありがとうございます」
「フィア、心配していたんだよ? 無事で本当に良かった」

 アイザック様が今にも泣きそうな目で私を見る。
 すごく心配してくれていたのが分かる。

「ソフィア! お前っ良かっ……ったく。カッコいい登場だな」
 アレス様がグシャリと私の頭を撫でる。
「アレス様…… 」

「ありがとうね。ソフィア。君のおかげでみんなが助かったよ」
「ファーブル様……」
「ったく。心配したんだからね。無事で良かった」
「ジーニアス様」
「ソフィア様……うう」
「シャルロッテ泣かないで?」
「良かったですぅ」
「ダイアナまで……心配かけてごめんね」

 私の所にみんなが集まって、次々に声をかけてくれる。

 シャルロッテとダイアナは泣きじゃくっていて、すごく心配をかけたんだなぁと。なんとも言えない気持ちになる。
 いつもふざけていて、真面目な話をしないアレス様まで、真剣な目をして私を見ている……もちろんジーニアス様やファーブル様も。
 みんなの顔を近くで見て、安心したのと同時にいっぱい心配をかけていたんだと、改めて実感する。

「あの? アイザック様。もう下ろしてくれますか?」
「ん? なぁに?」
 アイザック様が少し悪戯な顔で微笑む。……むぅ分かっているくせに。

「……ちょっと恥ずかしいです」
「ふふ。分かった」

 アイザック様がやっと下に下ろしてくれた。
 
「で? ソフィア? 一体何があったのか詳しく教えてくれるかい?」
「え? ええと」

 やはりと言うか、アイザック様が鋭い質問を私に投げかける。
 口元だけ笑って、目が笑ってないですよアイザック様。

 私は身振り手振りを加えながら、私にあった不思議な出来事を皆に話した。

「王家の…….」
「お兄様これって」

 アイザック様とジャスパー様が、王家のワードに反応している。
 どうやら、二人は王家の過去の過ちを知っているようだ。

「そうか……これは過去の王家が残した闇だったんだね」
「僕らのせいでみんなやフィアを、危険にさらしてしまった」

 二人がすごく落ち込んでいるのが見ていて切ない。だって二人が悪い訳じゃないのに。
 悪いのは過去の王族!

「お二人が落ち込むことはないですよ!」

 そう言うと二人が私を見て「でもね。過去とは言え全て王族のした事。過去だからって、そのせいで仲間達を危険な目にあわせんだ。許される事じゃない」と口を揃えていった。

 私が見た過去は、二人の話を聞くかぎり約千年前の王族の話らしい。王族の人達は、今後同じような過ちを犯さない為に、この話を記された文献を、十二の年になるとみんな読むんだとか。
 そういえば、昔アイザック様が本を読んで怖くて眠れなくなった。と話していたのはこの事だったんじゃと、ふと思ってしまった。

「ってことはだ。ソフィアは闇の妖精に助けられたって事か?」

 黙って話を聞いていたアレス様が、ルーンについて聞いてきた。

「はい。そうなんです! 闇の妖精ルーンが力を貸してくれなければ、みんなをこんな風に助けることは、できなかったと思います」

 そうだよ! 自分で言ってて思い出した。
 ルーンが私を助けてくれたんだ。
 これには意味がある。今度は私がルーンを助けるばん。
 
 ———この場所のどこかに……きっとルーンがいるんだ。




 私が見つけてあげないと!



 
 ★★★


 さてソフィアはルーンを見つけることができるのかな?
 
 エールありがとうございます。私も好きな作家様にエールを送って見たのですが、三十秒って長いですよね。
 そんな貴重な時間を私に使ってくれる事、本当に感謝です。



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