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5、宝探し
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「俺でも気づかなかったかもしれない。いいよ、済んだことだ。それより、どうするかなあ、これ」
どんなひとだった? と再び宿帳を覗き込むレニに、身なりのいい男性でした、とヨウエンが再び名前を指し示す。
「昔語り、か」
もう当然のことだが、奇妙な客の方だ。
「贋金屋、とかではないんだな」
「それだったら、お入りの時点でお断りしたんですけどね」
「そりゃそうだ」
「袖寄屋を気に入ってくださったそうで、多めに置いていくとおっしゃったので、目が眩んだかもしれません……」
反省を繰り返して溜息をこぼすヨウエンに、レニは吐息を揺らして笑った。
それはレニでも目が眩みそうだ。
夕の膳が終われば一段落して、少し前に水差しを運んだ部屋を訪れた。
「海さん、失礼します。レニです」
ああという短い返答が思ったより近いなと思った途端に、戸が開いて、間口を黒い影が塞いだ。
「行こう。早く」
顔の半分を隠している間口を屈んでくぐり、ぽかんとするレニの脇を擦り抜けるように海が出てきて、二歩進み、三歩目はレニに繋がれているように足を焦らせる。
浮かぶ笑みを隠すように顎を引きながら、身を立て直してレニも歩き出した。
「はい。始めましょうかね、宝探し」
まだ見ていないところがある、と低い声で訴える海に、まだあるんです? とレニは相槌を打った。
「さんざん宿の中を歩き回ってらしたから、一通りはお探しになったのかと」
「旅籠の主人に追い出されていた」
フフッ、と、思わず強い笑いが噴き出した。
そうして海が見たがるままに建物の中を案内して回る。
古い宿帳、金庫がある奥の部屋、従業員が寝泊まりする部屋は断固立ち入りを拒み、代わりに、それ以外は全て明かした。
小さな前庭、裏方の小さな庭、裏の林との境を区切る柵や木戸。表玄関、勝手口、使っている倉庫、古い倉庫。休憩室、厨房、従業員用の水廻り、レニの私室まで。
独り身の男に最低限必要なものをぎゅっとまとめたような、ささやかな部屋の中央に立って、海はぐるりと室内を見回した。
「次は何を見つけるんですか」
仕事前によく身だしなみを整える姿見に、ふと、自分と、その後ろの海が映っているのに気がついて、目が吸いつけられる。
「わからない」
何度聞いたか判らないその一言も、この数日でグッと明瞭になった気がする。
鏡の中の海は振り返ることなく視線を巡らせているが、鏡越しに目が合う前にと、背の海を振り返った。
「網針はどうやって見つけたんです? そういえば、時計の針は確かに元のままでした。その後ろにでも挟んであったんですかね」
元のままだと言ったのに、そうだろうと重く頷いて、海の視線がレニの顔で止まった。
「わからない。最初に見た時は何もないと見えたのに、二度目は、ここにあると感じた。見逃していたと」
「時計の針に形が似てたからですかね」
手をやって口元を覆い、顎をひねる海の顔を見上げる。海の仕草に表情がつき始めたと気づいて、何か、安心したような心地が胸に据わった。
「……わからない。二度目も網針を見てはいない。あると思い、触れようと手を伸ばしたら握っていて、どうかして時計を倒してしまった」
腰に両手を置いて、なるほど、とレニは大きく息をついた。
「やはり誰かが隠したような様子ですね」
普通でない方の、という言葉は己の胸だけに留め。
「しかし、見て判らないが、見てる内にまた見えたとなると、以前のようにまたうろうろ何もかもを見て歩くしかないわけか」
ああ、と、一度相槌を打ってから、また海はレニの私室を見回す。
「網針が戻ってから、前よりは少しはっきりするように思う。まだ何も見えてないのに、見れば判るように思えるのだ」
へえ、と声で返しながら、海の視線を追うようにレニも見慣れた部屋を見回した。
「ここには何か気になるものがありますか?」
少し黙ってから、海が首を横に振った。
「この部屋は、かすかな気配と予感が漂う。だが、ここにはないようだ」
じゃあもう少し歩きましょうか、と、部屋の外へと海を促し。戸を閉じながら、宿の気配に少し耳を澄ませた。適当なところで戻る頃合いだ。
「気配と予感か。どんなものか想像つきませんが、あの部屋はたぶん、俺みたいな袖寄屋の主が使うことが多かったはずです、場所柄。その内の誰かは関わってるのかもしれませんね」
のしりのしりと床板を軋ませながら歩く海の後につきながら、正直、レニは複雑な気分だった。
袖寄屋の先代の主人は、一見おっとりした男で、だがこの厄介な宿を回していける強か者でもあり、何より情深い人だった。
帰る場所を失ったレニを帳場係に雇い、この手の事務に不慣れなレニが仕事を覚えるまで細やかに気に掛けてくれた。
主人の座を譲ったのは貴重な見える側だったからかもしれないが、レニは尊敬していたし、親ではないまでも、親代わりの人だと思っていた。
先々代は話に聞いたことしかないし、それより古くは尚解らない。けれど、歴代の誰かが人のものを隠したと考えると、自分の名誉はもちろん、何より先代の名を傷つけられるようで胸が痛む。
「この旅籠の主人は、抜け目なく小煩い」
「うん⁉」
「他は知らないが、旅籠の主人がみなレニのようなら、何も知られずに旅籠に物を隠すのは難しいだろう」
心情的には腑に落ちないが、海の言う理屈はその通りかも知れないとレニは唸った。
「レニは盗人ではない。他の主人もおそらくはそうだろう。この旅籠の主人が務まるなら、盗んだものをいつまでも隠しておかず、他の使い道もあった」
淡々と告げる重い声に、少しポカンとして海の背を見上げた。
「……慰めてくれてます?」
肩越しに海が振り返り、怪訝未満の無表情に見つめられる。
「いいや」
そうですか。と、気が抜けたように肩を竦めて、以降裏方には入らないようにと告げて海と別れた。
特に古い倉庫や普段足を踏み入れない裏庭や空き部屋を中心に、暇を見つけては海と一緒に宝探しに精を出した。
「なかなか見つかりませんねえ」
仕事に戻ろうと足早に歩くレニの後を、のしりのしりと海が大股に続く。
「どこかにある」
調子の変わらない海の重い返答に、あるんですかね、という言葉をレニは飲み込んだ。
階段を下り、踊り場の姿見を素通りして、その向かいに掛けられた古い額の前を横切り一階へと足を急がせた。
「あ!」
空の膳を抱えたシュカが二人に気づいて足を止め、声を上げるのに、レニは降りかけの階段で立ち止まる。
「海さん! ちょっと、レニさんを休ませてくださいよ!」
えっと声をして、思わずシュカと海の顔を見比べた。
「休んでいないのか」
海の声に再び、えっとなって、どの口がと喉まで出かかったが言わずに笑った。
「休んではいますよ」
「レニは休んでいないのか」
今度はレニを無視してシュカに問い直す様子に、ええ……と呆れて海を見上げる。
「顔色が悪いしお疲れです。ほどほどになさってください!」
キッと強く睨む目を海に向けるシュカに、ちょっと所在なく笑って肩を竦めた。
「まあ、その話はまたあとで。シュカさんありがとう」
「見つけた」
「どういたしまして。レニさん、寝る時間も計算して働いてください、本当に。こんな風じゃ、」
低く重く、声量は呟きなのに海の声がよく響いて振り返る。
「えっ、本当に? だって、ここは何度も通って……」
ほとんど包帯で隠された海の腕が、なんということのない詩が書かれた大きな額へと伸ばされる。
まだ触れてはいない、拳ひとつ分ほどの距離を残して海の手が止まった先、額の方が動いてレニは言葉を失った。
いや、額ではない。動いているのは文字だ。
どんなひとだった? と再び宿帳を覗き込むレニに、身なりのいい男性でした、とヨウエンが再び名前を指し示す。
「昔語り、か」
もう当然のことだが、奇妙な客の方だ。
「贋金屋、とかではないんだな」
「それだったら、お入りの時点でお断りしたんですけどね」
「そりゃそうだ」
「袖寄屋を気に入ってくださったそうで、多めに置いていくとおっしゃったので、目が眩んだかもしれません……」
反省を繰り返して溜息をこぼすヨウエンに、レニは吐息を揺らして笑った。
それはレニでも目が眩みそうだ。
夕の膳が終われば一段落して、少し前に水差しを運んだ部屋を訪れた。
「海さん、失礼します。レニです」
ああという短い返答が思ったより近いなと思った途端に、戸が開いて、間口を黒い影が塞いだ。
「行こう。早く」
顔の半分を隠している間口を屈んでくぐり、ぽかんとするレニの脇を擦り抜けるように海が出てきて、二歩進み、三歩目はレニに繋がれているように足を焦らせる。
浮かぶ笑みを隠すように顎を引きながら、身を立て直してレニも歩き出した。
「はい。始めましょうかね、宝探し」
まだ見ていないところがある、と低い声で訴える海に、まだあるんです? とレニは相槌を打った。
「さんざん宿の中を歩き回ってらしたから、一通りはお探しになったのかと」
「旅籠の主人に追い出されていた」
フフッ、と、思わず強い笑いが噴き出した。
そうして海が見たがるままに建物の中を案内して回る。
古い宿帳、金庫がある奥の部屋、従業員が寝泊まりする部屋は断固立ち入りを拒み、代わりに、それ以外は全て明かした。
小さな前庭、裏方の小さな庭、裏の林との境を区切る柵や木戸。表玄関、勝手口、使っている倉庫、古い倉庫。休憩室、厨房、従業員用の水廻り、レニの私室まで。
独り身の男に最低限必要なものをぎゅっとまとめたような、ささやかな部屋の中央に立って、海はぐるりと室内を見回した。
「次は何を見つけるんですか」
仕事前によく身だしなみを整える姿見に、ふと、自分と、その後ろの海が映っているのに気がついて、目が吸いつけられる。
「わからない」
何度聞いたか判らないその一言も、この数日でグッと明瞭になった気がする。
鏡の中の海は振り返ることなく視線を巡らせているが、鏡越しに目が合う前にと、背の海を振り返った。
「網針はどうやって見つけたんです? そういえば、時計の針は確かに元のままでした。その後ろにでも挟んであったんですかね」
元のままだと言ったのに、そうだろうと重く頷いて、海の視線がレニの顔で止まった。
「わからない。最初に見た時は何もないと見えたのに、二度目は、ここにあると感じた。見逃していたと」
「時計の針に形が似てたからですかね」
手をやって口元を覆い、顎をひねる海の顔を見上げる。海の仕草に表情がつき始めたと気づいて、何か、安心したような心地が胸に据わった。
「……わからない。二度目も網針を見てはいない。あると思い、触れようと手を伸ばしたら握っていて、どうかして時計を倒してしまった」
腰に両手を置いて、なるほど、とレニは大きく息をついた。
「やはり誰かが隠したような様子ですね」
普通でない方の、という言葉は己の胸だけに留め。
「しかし、見て判らないが、見てる内にまた見えたとなると、以前のようにまたうろうろ何もかもを見て歩くしかないわけか」
ああ、と、一度相槌を打ってから、また海はレニの私室を見回す。
「網針が戻ってから、前よりは少しはっきりするように思う。まだ何も見えてないのに、見れば判るように思えるのだ」
へえ、と声で返しながら、海の視線を追うようにレニも見慣れた部屋を見回した。
「ここには何か気になるものがありますか?」
少し黙ってから、海が首を横に振った。
「この部屋は、かすかな気配と予感が漂う。だが、ここにはないようだ」
じゃあもう少し歩きましょうか、と、部屋の外へと海を促し。戸を閉じながら、宿の気配に少し耳を澄ませた。適当なところで戻る頃合いだ。
「気配と予感か。どんなものか想像つきませんが、あの部屋はたぶん、俺みたいな袖寄屋の主が使うことが多かったはずです、場所柄。その内の誰かは関わってるのかもしれませんね」
のしりのしりと床板を軋ませながら歩く海の後につきながら、正直、レニは複雑な気分だった。
袖寄屋の先代の主人は、一見おっとりした男で、だがこの厄介な宿を回していける強か者でもあり、何より情深い人だった。
帰る場所を失ったレニを帳場係に雇い、この手の事務に不慣れなレニが仕事を覚えるまで細やかに気に掛けてくれた。
主人の座を譲ったのは貴重な見える側だったからかもしれないが、レニは尊敬していたし、親ではないまでも、親代わりの人だと思っていた。
先々代は話に聞いたことしかないし、それより古くは尚解らない。けれど、歴代の誰かが人のものを隠したと考えると、自分の名誉はもちろん、何より先代の名を傷つけられるようで胸が痛む。
「この旅籠の主人は、抜け目なく小煩い」
「うん⁉」
「他は知らないが、旅籠の主人がみなレニのようなら、何も知られずに旅籠に物を隠すのは難しいだろう」
心情的には腑に落ちないが、海の言う理屈はその通りかも知れないとレニは唸った。
「レニは盗人ではない。他の主人もおそらくはそうだろう。この旅籠の主人が務まるなら、盗んだものをいつまでも隠しておかず、他の使い道もあった」
淡々と告げる重い声に、少しポカンとして海の背を見上げた。
「……慰めてくれてます?」
肩越しに海が振り返り、怪訝未満の無表情に見つめられる。
「いいや」
そうですか。と、気が抜けたように肩を竦めて、以降裏方には入らないようにと告げて海と別れた。
特に古い倉庫や普段足を踏み入れない裏庭や空き部屋を中心に、暇を見つけては海と一緒に宝探しに精を出した。
「なかなか見つかりませんねえ」
仕事に戻ろうと足早に歩くレニの後を、のしりのしりと海が大股に続く。
「どこかにある」
調子の変わらない海の重い返答に、あるんですかね、という言葉をレニは飲み込んだ。
階段を下り、踊り場の姿見を素通りして、その向かいに掛けられた古い額の前を横切り一階へと足を急がせた。
「あ!」
空の膳を抱えたシュカが二人に気づいて足を止め、声を上げるのに、レニは降りかけの階段で立ち止まる。
「海さん! ちょっと、レニさんを休ませてくださいよ!」
えっと声をして、思わずシュカと海の顔を見比べた。
「休んでいないのか」
海の声に再び、えっとなって、どの口がと喉まで出かかったが言わずに笑った。
「休んではいますよ」
「レニは休んでいないのか」
今度はレニを無視してシュカに問い直す様子に、ええ……と呆れて海を見上げる。
「顔色が悪いしお疲れです。ほどほどになさってください!」
キッと強く睨む目を海に向けるシュカに、ちょっと所在なく笑って肩を竦めた。
「まあ、その話はまたあとで。シュカさんありがとう」
「見つけた」
「どういたしまして。レニさん、寝る時間も計算して働いてください、本当に。こんな風じゃ、」
低く重く、声量は呟きなのに海の声がよく響いて振り返る。
「えっ、本当に? だって、ここは何度も通って……」
ほとんど包帯で隠された海の腕が、なんということのない詩が書かれた大きな額へと伸ばされる。
まだ触れてはいない、拳ひとつ分ほどの距離を残して海の手が止まった先、額の方が動いてレニは言葉を失った。
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