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第二章
29.ドレス
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今日は卒業式と卒業記念パーティーの日だ。
卒業式には全生徒が参加できるのだが、卒業記念パーティーは卒業生と教職員の他、後期試験で三十位以内に入った一、二年生のみ参加を許される。但し、参加は任意だ。
攻略対象者の四人は勿論全員参加する。ウィルガも武力に秀でていると思いきや、それなりに勉強もできるのだ。前期試験では二十三位、後期試験では二十二位だった。
リィナは二十八位…参加対象だ。
あとは、何色のドレスを着てくるのが気掛かりだが……
彼女は例え他の人からドレスを贈られても、私にライル様の寵愛を受けているのは自分だと証明するために黄色のドレスを着てくるのだろう。
私は、自らが着ている水色のドレスを見下ろして、溜息を吐いた。
「お嬢様、とてもよくお似合いです!控えめでありながらも、品の良さが滲み出ていますわ。
卒業記念パーティーのような場所で自らの瞳の色のドレスを着て欲しいだなんて、殿下の独占欲が滲み出ていますね!!」
テレサがキラキラと目を輝かせて、ドレス姿を褒めてくれる。
「うん…ありがとう…。」
私は力なく返答する。
そう、このドレスは一昨日になって、ライル様から贈られてきたのだった。喧嘩したまま、ろくに会話もできていないのに、まだ私を想う気持ちがライル様の中に残っているのか思ったら、素直に嬉しかった。
箱を開ける時、もしかして私に黄色のドレスを贈ってくれたのでは…とほんの少し期待してしまったが。
分かっている。ゲームの中でライル様が自分の瞳の色ではなく、髪色のドレスを贈ったのは、それによりリィナが他の者から攻撃されることを心配してのことだった。しかし、リィナはドレスの中に入っている一輪の薔薇を見て、ライル様からの贈り物だと気付くのだ。
だから、私のように公になっている婚約者に髪色のドレスを贈る必要はない。瞳の色のドレスを身につけるということが、一番の寵愛を示すのだから。
でも、それが今回については…本当に愛しているのは私では無いと言われているような気分にさせた。
◆ ◇ ◆
卒業記念パーティーの主役は卒業生だ。そのため、それ以外の生徒は先に入場して、主役の参加を待つ。
ライル様は、王家の席に座っている。学園は王家の所有となっているため、こういった公式な場では専用の席が設けられるのだ。ついでに本日の参加は陛下とライル様の二名だ。陛下は恐らく最初の挨拶だけで退出されるだろう。
通常、王太子であるアルファ様も参加される催しではあるが…まだ回復されていないと聞いているので、本日はいらっしゃらないのだろう。
しかし、今日のパーティーには隣国の貴族も少なからず参加していた。姫が輿入れし、国交が強化される見通しであったため、隣国からの留学生を積極的に受け入れたのだ。特に今年の卒業生は二人が婚約を発表したことを受けて、この学園に入学した生徒が多かった。
本来であれば隣国の対応はアルファ様がするべきなのだが、今の段階では姿が見えなかった。
「ライル様が忙しくなりそうだわ……。」
そう呟いた瞬間、ライル様がこちらを向いた。
声なんて聞こえないはずなのに……。
目が合って、心臓が跳ねる。
動けない私を見て、ライル様は目を細めた。贈ったドレスを着たことを喜んでくれているのかもしれない。…その瞳の奥には幾度となく向けられた愛しさがあったような気がした。
その後すぐにライル様は傍にいる侍従に話しかけられて、忙しそうに指示を出していた。
私は熱くなった顔を隠すため、俯き、壁際まで下がる。
少しすると、ジョシュア様とソフィアがやって来た。
ソフィアは深緑のシックなドレス、ジョシュア様は濃いグレーのタキシードだ。
改めてこうやってみると、本当にとんでもない美形兄妹だ。
会場中が二人に注目しているのが分かる。
しかし、二人はそんな視線など慣れているのだろう、普段通りに私に話しかけてくれる。
「アンナ!もう来ていたのか。
今日も本当に可愛いな。殿下が贈ったドレスだというところが癪だが……本当によく似合っている。素敵だ。」
ジョシュア様が私の右隣に立ち、微笑みかけてくれる。
ちょっと…色々ともう破壊力がすごい。私だけに向けてくれるその笑みも、褒め言葉も、私を動揺させるには充分だった。
私の顔は確実に真っ赤だろうし、会場の中にはジョシュア様の笑顔を目にして、腰が抜けている御令嬢もいた。
「あ…ありがとうございます……。」
何とか御礼を言うと、今度はソフィアが私の左腕に腕を絡ませてくる。それに加えて、私と違い、最近より存在感を増してきた胸が押しつけられる。…女なのにドキドキしてしまう。
「アンナ!お兄様ばかり見ていないで。
私とお話ししましょ。きっとお兄様は今晩、ダンスを申し込まれてお忙しいだろうから。」
「おい、ソフィア。
お前は兄に協力しようという気概がないのか。」
ジョシュア様がムッとして、ソフィアを見る。
ソフィアは可愛らしくローズ色の唇を突き出して反論する。
「嫌よ。私もアンナとお話したいもの!
アンナは私の親友なのよ?
それを邪魔するなら、お兄様にだって遠慮しないわ。」
「まったく…ソフィアもいい歳なんだから、異性に目を向けるのも必要だろう。ほら、ソフィア、あそこのミンティ伯爵家の息子がお前と話したそうにこちらを見ているぞ?」
ソフィアはそちらに目もくれず、ジョシュア様を下から睨みつける。
「そういうお兄様だって、何人もの御令嬢の視線に気付いているでしょう?アンナは私に任せて、彼女たちとお話して差し上げたらどうですか?」
「そんなことをしている間にアンナに何かあったらどうする。俺は今日、ファーストダンスの時間以外はアンナから離れるつもりはないぞ。」
「ちょっ……二人とも!
私は一人でも大丈夫ですから。
それぞれ楽しんで、ね?」
「「アンナの側が一番楽しい。」」
二人の声がぴったり重なる。
……すっかりこの兄妹は仲良しね…。
その時、会場がざわめくのを感じた。
卒業生の入場はまだ先のはずだがー
そう思い、入り口に目を向けると、そこには黄色いドレスに身を包んだリィナがいた。
会場のあちこちで息を呑んでいるのが分かる。
確かにそのフワフワとした黄色いドレスは彼女によく似合っていた。そして、この場にいる誰よりも可愛らしいだろう。
しかし……
「…華やか過ぎる。」
ソフィアが呟いた。それに私も無言で頷いた。
そう、リィナのドレスは華やか過ぎるのだ。ドレスのボリュームもあり過ぎだし、輝く糸で施された刺繍も豪奢だ。まるで今日の主役は私だ、と言わんばかりなほど。
私もソフィアもドレスは膨らみを抑えたものだし、私がライル様から贈られたドレスも美しいが、そういった事情も考慮されたものだった。王家が主催するパーティーだ。そのあたりをライル様が考えていないはずがない。
その点からしても、ソフィアのドレスがライル様から贈られたものでないことは、一目瞭然だった。それでもソフィアは満足そうだ。照れた演技をしているが、喜びは隠しきれていない。
ゲームの中ではそのような常識はわざわざ説明されないので、リィナはドレスが黄色ならば何でも良いと思ったのだろう。リィナの美しいドレスは、彼女の教養のなさと傲慢な性格を表すようだった。
男性陣こそリィナの美しさにうっとりしているが、女性陣は唖然としている。その状況をリィナは自分の美貌に嫉妬しているだけだと大いに勘違いしているようだ。
「はぁ……。一体、あいつは何を考えているんだ…。
全く…あんなのが好きだという奴の気が知れない。」
隣にいるジョシュア様は苛立ちを隠しもせず、呆れたような溜息を吐いた。それを受けて、ソフィアが指摘する。
「あら。
お兄様も随分と面倒を見てあげていたじゃないですか。
少しは好意を持っていた時期もあったのでは?」
その言葉にドキッとした。私もジョシュア様から想いを告げられて、少し思ったことだった。
「面倒を見ていたのは、幼馴染だからだ。
でも、あいつに好意を持ったことなど一度もない。
私が好きなのは、ずっとアンナだけだから。」
ジョシュア様はそう言って、ドレスの影に隠れた私の指先をそっと掴んだ。本当に優しく…少し撫でるように。
「………っ!」
私は手を払い除けることも出来ず、身体を強張らせる。
掴まれた手からは汗が出ている気がする。
固まる私を見て、ソフィアは怪しく笑った。
「うふふ。お兄様、今回は私、良いアシストをしたのでは無いですか?」
「だな。アンナの可愛く照れる顔が見れた。」
ジョシュア様はそう言うと、手をパッと離した。
「もう、見ないでぇ……。」
私はこれ以上、美形兄妹の視線に耐えられず、両手で顔を隠した。
卒業式には全生徒が参加できるのだが、卒業記念パーティーは卒業生と教職員の他、後期試験で三十位以内に入った一、二年生のみ参加を許される。但し、参加は任意だ。
攻略対象者の四人は勿論全員参加する。ウィルガも武力に秀でていると思いきや、それなりに勉強もできるのだ。前期試験では二十三位、後期試験では二十二位だった。
リィナは二十八位…参加対象だ。
あとは、何色のドレスを着てくるのが気掛かりだが……
彼女は例え他の人からドレスを贈られても、私にライル様の寵愛を受けているのは自分だと証明するために黄色のドレスを着てくるのだろう。
私は、自らが着ている水色のドレスを見下ろして、溜息を吐いた。
「お嬢様、とてもよくお似合いです!控えめでありながらも、品の良さが滲み出ていますわ。
卒業記念パーティーのような場所で自らの瞳の色のドレスを着て欲しいだなんて、殿下の独占欲が滲み出ていますね!!」
テレサがキラキラと目を輝かせて、ドレス姿を褒めてくれる。
「うん…ありがとう…。」
私は力なく返答する。
そう、このドレスは一昨日になって、ライル様から贈られてきたのだった。喧嘩したまま、ろくに会話もできていないのに、まだ私を想う気持ちがライル様の中に残っているのか思ったら、素直に嬉しかった。
箱を開ける時、もしかして私に黄色のドレスを贈ってくれたのでは…とほんの少し期待してしまったが。
分かっている。ゲームの中でライル様が自分の瞳の色ではなく、髪色のドレスを贈ったのは、それによりリィナが他の者から攻撃されることを心配してのことだった。しかし、リィナはドレスの中に入っている一輪の薔薇を見て、ライル様からの贈り物だと気付くのだ。
だから、私のように公になっている婚約者に髪色のドレスを贈る必要はない。瞳の色のドレスを身につけるということが、一番の寵愛を示すのだから。
でも、それが今回については…本当に愛しているのは私では無いと言われているような気分にさせた。
◆ ◇ ◆
卒業記念パーティーの主役は卒業生だ。そのため、それ以外の生徒は先に入場して、主役の参加を待つ。
ライル様は、王家の席に座っている。学園は王家の所有となっているため、こういった公式な場では専用の席が設けられるのだ。ついでに本日の参加は陛下とライル様の二名だ。陛下は恐らく最初の挨拶だけで退出されるだろう。
通常、王太子であるアルファ様も参加される催しではあるが…まだ回復されていないと聞いているので、本日はいらっしゃらないのだろう。
しかし、今日のパーティーには隣国の貴族も少なからず参加していた。姫が輿入れし、国交が強化される見通しであったため、隣国からの留学生を積極的に受け入れたのだ。特に今年の卒業生は二人が婚約を発表したことを受けて、この学園に入学した生徒が多かった。
本来であれば隣国の対応はアルファ様がするべきなのだが、今の段階では姿が見えなかった。
「ライル様が忙しくなりそうだわ……。」
そう呟いた瞬間、ライル様がこちらを向いた。
声なんて聞こえないはずなのに……。
目が合って、心臓が跳ねる。
動けない私を見て、ライル様は目を細めた。贈ったドレスを着たことを喜んでくれているのかもしれない。…その瞳の奥には幾度となく向けられた愛しさがあったような気がした。
その後すぐにライル様は傍にいる侍従に話しかけられて、忙しそうに指示を出していた。
私は熱くなった顔を隠すため、俯き、壁際まで下がる。
少しすると、ジョシュア様とソフィアがやって来た。
ソフィアは深緑のシックなドレス、ジョシュア様は濃いグレーのタキシードだ。
改めてこうやってみると、本当にとんでもない美形兄妹だ。
会場中が二人に注目しているのが分かる。
しかし、二人はそんな視線など慣れているのだろう、普段通りに私に話しかけてくれる。
「アンナ!もう来ていたのか。
今日も本当に可愛いな。殿下が贈ったドレスだというところが癪だが……本当によく似合っている。素敵だ。」
ジョシュア様が私の右隣に立ち、微笑みかけてくれる。
ちょっと…色々ともう破壊力がすごい。私だけに向けてくれるその笑みも、褒め言葉も、私を動揺させるには充分だった。
私の顔は確実に真っ赤だろうし、会場の中にはジョシュア様の笑顔を目にして、腰が抜けている御令嬢もいた。
「あ…ありがとうございます……。」
何とか御礼を言うと、今度はソフィアが私の左腕に腕を絡ませてくる。それに加えて、私と違い、最近より存在感を増してきた胸が押しつけられる。…女なのにドキドキしてしまう。
「アンナ!お兄様ばかり見ていないで。
私とお話ししましょ。きっとお兄様は今晩、ダンスを申し込まれてお忙しいだろうから。」
「おい、ソフィア。
お前は兄に協力しようという気概がないのか。」
ジョシュア様がムッとして、ソフィアを見る。
ソフィアは可愛らしくローズ色の唇を突き出して反論する。
「嫌よ。私もアンナとお話したいもの!
アンナは私の親友なのよ?
それを邪魔するなら、お兄様にだって遠慮しないわ。」
「まったく…ソフィアもいい歳なんだから、異性に目を向けるのも必要だろう。ほら、ソフィア、あそこのミンティ伯爵家の息子がお前と話したそうにこちらを見ているぞ?」
ソフィアはそちらに目もくれず、ジョシュア様を下から睨みつける。
「そういうお兄様だって、何人もの御令嬢の視線に気付いているでしょう?アンナは私に任せて、彼女たちとお話して差し上げたらどうですか?」
「そんなことをしている間にアンナに何かあったらどうする。俺は今日、ファーストダンスの時間以外はアンナから離れるつもりはないぞ。」
「ちょっ……二人とも!
私は一人でも大丈夫ですから。
それぞれ楽しんで、ね?」
「「アンナの側が一番楽しい。」」
二人の声がぴったり重なる。
……すっかりこの兄妹は仲良しね…。
その時、会場がざわめくのを感じた。
卒業生の入場はまだ先のはずだがー
そう思い、入り口に目を向けると、そこには黄色いドレスに身を包んだリィナがいた。
会場のあちこちで息を呑んでいるのが分かる。
確かにそのフワフワとした黄色いドレスは彼女によく似合っていた。そして、この場にいる誰よりも可愛らしいだろう。
しかし……
「…華やか過ぎる。」
ソフィアが呟いた。それに私も無言で頷いた。
そう、リィナのドレスは華やか過ぎるのだ。ドレスのボリュームもあり過ぎだし、輝く糸で施された刺繍も豪奢だ。まるで今日の主役は私だ、と言わんばかりなほど。
私もソフィアもドレスは膨らみを抑えたものだし、私がライル様から贈られたドレスも美しいが、そういった事情も考慮されたものだった。王家が主催するパーティーだ。そのあたりをライル様が考えていないはずがない。
その点からしても、ソフィアのドレスがライル様から贈られたものでないことは、一目瞭然だった。それでもソフィアは満足そうだ。照れた演技をしているが、喜びは隠しきれていない。
ゲームの中ではそのような常識はわざわざ説明されないので、リィナはドレスが黄色ならば何でも良いと思ったのだろう。リィナの美しいドレスは、彼女の教養のなさと傲慢な性格を表すようだった。
男性陣こそリィナの美しさにうっとりしているが、女性陣は唖然としている。その状況をリィナは自分の美貌に嫉妬しているだけだと大いに勘違いしているようだ。
「はぁ……。一体、あいつは何を考えているんだ…。
全く…あんなのが好きだという奴の気が知れない。」
隣にいるジョシュア様は苛立ちを隠しもせず、呆れたような溜息を吐いた。それを受けて、ソフィアが指摘する。
「あら。
お兄様も随分と面倒を見てあげていたじゃないですか。
少しは好意を持っていた時期もあったのでは?」
その言葉にドキッとした。私もジョシュア様から想いを告げられて、少し思ったことだった。
「面倒を見ていたのは、幼馴染だからだ。
でも、あいつに好意を持ったことなど一度もない。
私が好きなのは、ずっとアンナだけだから。」
ジョシュア様はそう言って、ドレスの影に隠れた私の指先をそっと掴んだ。本当に優しく…少し撫でるように。
「………っ!」
私は手を払い除けることも出来ず、身体を強張らせる。
掴まれた手からは汗が出ている気がする。
固まる私を見て、ソフィアは怪しく笑った。
「うふふ。お兄様、今回は私、良いアシストをしたのでは無いですか?」
「だな。アンナの可愛く照れる顔が見れた。」
ジョシュア様はそう言うと、手をパッと離した。
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