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第三章
29.断罪と耳飾り
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今日は、卒業記念パーティーの日だ。
後期試験で一位を取った私は、参加資格がある。
どんなに頑張っても一位なんて取れなかったのに、リィナの時に…しかも授業を受けていない期間も多かったのに一位が取れてしまうなんて皮肉なものだ。
私は用意されたシンプルなベージュのドレスを着ていた。多くの人はこの姿を見たら、地味だとか見窄らしいだとか言うかもしれない。でも、私はこの姿がそんなに嫌いでもなかった。桃色の髪色は派手だから、これくらいドレスが地味でも、元々の質の良さが引き立つように思えた。ネックレスも耳飾りもないが、動きやすくて良いじゃない。
しかし、カーラはそれを不憫に思ったのか、頼んでもいないのに髪飾りを付けてくれた。本当にいいのに。
会場まで騎士に囲われながら歩く。私はまるで罪人のようでもあり、貴賓のようでもあった。
騎士に促されるまま、卒業記念パーティーの会場に入る。もう卒業生の入場も、数回のダンスも終わり、パーティーは終盤に差し掛かっていた。
私の入場に会場は静まり返る。
それはそうだろう。こんなタイミングで参加をする生徒はほとんどいないし、ただでさえリィナは目立つのだ。
案の定、会場のあちこちから噂をする声が聴こえる。
「よくパーティーに顔出せたわね、没落令嬢のくせに。」
「見てよ、あのドレス。ださいったらないわ。」
「髪の毛もあんなに切って…みっともないわね。」
「売春女が来たぜ、あとで久しぶりに頼んでみるか?」
「前に姿を見た時は、錯乱状態だって聞いたけど、今日は平気なのか?」
……皆の視線が突き刺さる。
でも、私は姿勢をツンっと伸ばした。
どんなに悔しくて、周りから見ても惨めでも、これでいい。
私が歯噛みすれば、リィナを喜ばせることになるだけだ。
私は毅然と前を向いた。
横目で一際、一目を集める団体を見る。
そこにはジョシュア様、ソフィア、ユーリ…そして、美しい紺色のドレスを着こなした私の姿をしたリィナが立っていた。ジョシュア様から贈られたドレスなのだろう。
皆、私の姿など無いもののように、楽しそうに談笑している。リィナはジョシュア様に腕を絡め、時折二人で見つめ合う。私の顔で満足そうに笑っている。
少しすると、今度はソフィアとも冗談を言い合うように顔を寄せ合い、クスクスと笑っている。ユーリは一人、不機嫌そうにしていたが。
リィナは私に見せつけているんだろう。チラチラとこちらを伺って、私の反応を見ている。
暫くすると、ライル様もリィナたちに歩み寄った。
何も知らないリィナはライル様の顔を見て、顔を弾けさせる。
そのリィナを見て、ライル様は微笑み、彼女の頭を撫でた。
その時、会場の音楽が鳴り止んだ。
「陛下が入場されます!」
厳かな雰囲気の中、陛下が入場され、卒業生に祝辞を贈る。
入場のタイミングこそ違うが、内容は昨年とそう変わらない。
しかし、昨年とは違う文言が最後に付け足された。
「この祝いの席で申し訳ないが、一つ、この場で明らかにしておきたいことがある。……あとはライル、頼んだぞ。」
「かしこまりました。」
陛下に促され、ライル様が壇上に上がった。
ドクンと、大きく心臓が跳ねる。
……ここから、だ。ここから断罪が始まる。
「実は、本日この会場に裁くべき罪人がいる。本来ならこのような祝いの席で発表するべきではないが、今回の卒業生の中にも少なからず被害を被った者もいることから、説明責任を果たすためにもこの時間を設けた。また、間違いがないようこの会場全員に証人となっていただきたい。皆の理解を得られればと思うが、どうだろうか?」
すると、会場には賛成の意を示す拍手が鳴り響いた。
ライル様はそれに頷くと、もう一度話し始める。
「ありがとう。
その罪人は神殿から魔宝を盗み出した。そして、それを用いて多くの人々の心を操り、犯罪行為を繰り返した。また、私の婚約者であったアンナ嬢に危害を加え、この国の宝である聖女まで危険に晒したのだ。
それらを私は決して許すことは出来ない。
罪人…リィナ・ターバル、前へ。」
ライル様が私を見つめる。
「はい。」
私は、しっかりとした足取りで、ライル様の前に立った。
周りからは「魔女!」「犯罪者!」など口々に揶揄する声が聞こえる。
それを片手一つで鎮めたライル様が私に問う。
「……リィナ、神殿から夢魅の耳飾りを盗み出したな。」
「私はー」
「証拠はもう上がっている。
私の求めている答えは『はい』のみだ。」
「……はい。」
「聖女ソフィア・ルデンスの誘拐を計画・実行したな。」
「……はい。」
「公爵令嬢のアンナ・クウェスの侍女に重傷を負わせ、アンナに大して殺害予告をしたな。」
「……はい。」
ほかにもライル様は淡々と罪状を述べていく。
私は俯いて、その審判が下るのを待った。
下を向きながらも、リィナの様子を伺う。
彼女は念願のこの瞬間に笑みが隠せないようだった。
手を口に当てながらも、その下では私を見て笑っている。
周囲の参加者はあまりにも酷いリィナの罪状の数々に驚愕している。小さく悲鳴を上げたり、射殺すような視線を私に向ける者もいた。
「ーと、お前の犯した罪は以上だ。
ただ、一つだけ問題がある。」
リィナの顔が少し歪むのがわかった。
そうだろう。こんな展開はゲームには無かったから。
「お前の部屋から、ありとあらゆる犯罪の証拠は見つかったが、唯一、魔宝である夢魅の耳飾りだけが見つかっていない。あれは何処にある?」
「……さぁ?」
「無駄な抵抗を。耳飾の場所を言うまでは、引き続き地下牢で過ごすことになると思え。正式な処罰はその後、決定する。」
「はい。」
「では、連れて行け。」
私は、周囲から悪口雑言を浴びせられて、歩く。しかし、どんなに悔しくてもこの後のことを思えば、我慢できた。
私らこうして会場を後にした。
◆ ◇ ◆
両手を後ろで拘束されて、私は地下牢に入れられた。
あとはもう待つだけだ。
暫くして、誰かが階段を降りてくる音がした。
私はそちらを見つめる。
階段から降りてきたのは、案の定、リィナだった。
「リィナ……。」
私が憎らしく顔を顰めれば、リィナは楽しそうに笑った。
「ふふっ。私はリィナではなく、アンナ・クウェス。クウェス公爵の可愛い一人娘ですわ。リィナさんは、また錯乱しているんですの?」
「……貴女って人は…!」
次にリィナは私の上から下までジトっと見つめ、溜息を吐く。
「それにしても、もっとやつれたり、目が虚だったり、ボロボロになっているかと思ったのに、意外に綺麗でがっかりですわ。なんだか断罪イベントもあっさり終わってしまったし。私はあんたが懇願して、泣き叫ぶ姿が見たかったのに。」
「まだ処刑されないわ…。耳飾りが見つかってないもの。
……その間に何とかしてやる!!」
私がそう言って鉄格子に詰め寄り、リィナを睨むと、彼女は綺麗に口角を上げて笑った。
「ざーんねん。それは無理ですわ。
耳飾りは、すぐに見つかりますから。」
「……きゃあっ!!」
リィナは、鉄格子の隙間から手を入れたと思ったら、私の右耳を強く引っ張って、耳に何かを付けた。パッと手を離す。
耳が強く引かれすぎて、痛い。
「……プレゼントですわ!ほとんど装飾品がないというのも、あまりにも見窄らしくて、かわいそうだから。耳飾りをどうぞ。
ふふっ…私って優しいでしょう?みんな優しいところが好きって言ってくれるの。」
私の角度からは見えないが、私の耳には耳飾りが付いている感触がある。
「これは……。」
「そう、皆が探している夢魅の耳飾りですわ。
もう必要ないですからね。ライル様の寵愛も、ジョシュア様の寵愛も欲しいものは手に入れましたから。あとは、私色に染めていけばいいだけ。
だから、それはあなたに差し上げます。あ、壊れてますけどね。」
「壊れてる…?」
「えぇ。耳飾りの宝石に魔力が込められるようになってますが、それを割ったので。だから、他の人からも見える、ただの耳飾り。
私以外が使うのは怖いでしょう?あなたに逃げられたら困りますし。ちゃーんと、死んでもらわなきゃ。」
リィナは、私の顔でニタァ…と笑った。
自分の顔が、悪魔のように笑っている…それは何とも気持ちの悪い光景だった。
色々と言いたい言葉はあるが、今はぐっと言葉を飲み込み、下を向いた。それをリィナは私が諦めたと思ったらしく、フフッと声を漏らした。
「では、絶望してて下さいっ!
あとで第二部が始まりますからね!
あぁー!楽しみ~♪」
そう言い残し、リィナは去っていった。
「……あとで絶望するのは、きっと貴女だけどね。リィナ。」
私はその背中に小さく呟きながら、数時間前のことを思い出していた。
後期試験で一位を取った私は、参加資格がある。
どんなに頑張っても一位なんて取れなかったのに、リィナの時に…しかも授業を受けていない期間も多かったのに一位が取れてしまうなんて皮肉なものだ。
私は用意されたシンプルなベージュのドレスを着ていた。多くの人はこの姿を見たら、地味だとか見窄らしいだとか言うかもしれない。でも、私はこの姿がそんなに嫌いでもなかった。桃色の髪色は派手だから、これくらいドレスが地味でも、元々の質の良さが引き立つように思えた。ネックレスも耳飾りもないが、動きやすくて良いじゃない。
しかし、カーラはそれを不憫に思ったのか、頼んでもいないのに髪飾りを付けてくれた。本当にいいのに。
会場まで騎士に囲われながら歩く。私はまるで罪人のようでもあり、貴賓のようでもあった。
騎士に促されるまま、卒業記念パーティーの会場に入る。もう卒業生の入場も、数回のダンスも終わり、パーティーは終盤に差し掛かっていた。
私の入場に会場は静まり返る。
それはそうだろう。こんなタイミングで参加をする生徒はほとんどいないし、ただでさえリィナは目立つのだ。
案の定、会場のあちこちから噂をする声が聴こえる。
「よくパーティーに顔出せたわね、没落令嬢のくせに。」
「見てよ、あのドレス。ださいったらないわ。」
「髪の毛もあんなに切って…みっともないわね。」
「売春女が来たぜ、あとで久しぶりに頼んでみるか?」
「前に姿を見た時は、錯乱状態だって聞いたけど、今日は平気なのか?」
……皆の視線が突き刺さる。
でも、私は姿勢をツンっと伸ばした。
どんなに悔しくて、周りから見ても惨めでも、これでいい。
私が歯噛みすれば、リィナを喜ばせることになるだけだ。
私は毅然と前を向いた。
横目で一際、一目を集める団体を見る。
そこにはジョシュア様、ソフィア、ユーリ…そして、美しい紺色のドレスを着こなした私の姿をしたリィナが立っていた。ジョシュア様から贈られたドレスなのだろう。
皆、私の姿など無いもののように、楽しそうに談笑している。リィナはジョシュア様に腕を絡め、時折二人で見つめ合う。私の顔で満足そうに笑っている。
少しすると、今度はソフィアとも冗談を言い合うように顔を寄せ合い、クスクスと笑っている。ユーリは一人、不機嫌そうにしていたが。
リィナは私に見せつけているんだろう。チラチラとこちらを伺って、私の反応を見ている。
暫くすると、ライル様もリィナたちに歩み寄った。
何も知らないリィナはライル様の顔を見て、顔を弾けさせる。
そのリィナを見て、ライル様は微笑み、彼女の頭を撫でた。
その時、会場の音楽が鳴り止んだ。
「陛下が入場されます!」
厳かな雰囲気の中、陛下が入場され、卒業生に祝辞を贈る。
入場のタイミングこそ違うが、内容は昨年とそう変わらない。
しかし、昨年とは違う文言が最後に付け足された。
「この祝いの席で申し訳ないが、一つ、この場で明らかにしておきたいことがある。……あとはライル、頼んだぞ。」
「かしこまりました。」
陛下に促され、ライル様が壇上に上がった。
ドクンと、大きく心臓が跳ねる。
……ここから、だ。ここから断罪が始まる。
「実は、本日この会場に裁くべき罪人がいる。本来ならこのような祝いの席で発表するべきではないが、今回の卒業生の中にも少なからず被害を被った者もいることから、説明責任を果たすためにもこの時間を設けた。また、間違いがないようこの会場全員に証人となっていただきたい。皆の理解を得られればと思うが、どうだろうか?」
すると、会場には賛成の意を示す拍手が鳴り響いた。
ライル様はそれに頷くと、もう一度話し始める。
「ありがとう。
その罪人は神殿から魔宝を盗み出した。そして、それを用いて多くの人々の心を操り、犯罪行為を繰り返した。また、私の婚約者であったアンナ嬢に危害を加え、この国の宝である聖女まで危険に晒したのだ。
それらを私は決して許すことは出来ない。
罪人…リィナ・ターバル、前へ。」
ライル様が私を見つめる。
「はい。」
私は、しっかりとした足取りで、ライル様の前に立った。
周りからは「魔女!」「犯罪者!」など口々に揶揄する声が聞こえる。
それを片手一つで鎮めたライル様が私に問う。
「……リィナ、神殿から夢魅の耳飾りを盗み出したな。」
「私はー」
「証拠はもう上がっている。
私の求めている答えは『はい』のみだ。」
「……はい。」
「聖女ソフィア・ルデンスの誘拐を計画・実行したな。」
「……はい。」
「公爵令嬢のアンナ・クウェスの侍女に重傷を負わせ、アンナに大して殺害予告をしたな。」
「……はい。」
ほかにもライル様は淡々と罪状を述べていく。
私は俯いて、その審判が下るのを待った。
下を向きながらも、リィナの様子を伺う。
彼女は念願のこの瞬間に笑みが隠せないようだった。
手を口に当てながらも、その下では私を見て笑っている。
周囲の参加者はあまりにも酷いリィナの罪状の数々に驚愕している。小さく悲鳴を上げたり、射殺すような視線を私に向ける者もいた。
「ーと、お前の犯した罪は以上だ。
ただ、一つだけ問題がある。」
リィナの顔が少し歪むのがわかった。
そうだろう。こんな展開はゲームには無かったから。
「お前の部屋から、ありとあらゆる犯罪の証拠は見つかったが、唯一、魔宝である夢魅の耳飾りだけが見つかっていない。あれは何処にある?」
「……さぁ?」
「無駄な抵抗を。耳飾の場所を言うまでは、引き続き地下牢で過ごすことになると思え。正式な処罰はその後、決定する。」
「はい。」
「では、連れて行け。」
私は、周囲から悪口雑言を浴びせられて、歩く。しかし、どんなに悔しくてもこの後のことを思えば、我慢できた。
私らこうして会場を後にした。
◆ ◇ ◆
両手を後ろで拘束されて、私は地下牢に入れられた。
あとはもう待つだけだ。
暫くして、誰かが階段を降りてくる音がした。
私はそちらを見つめる。
階段から降りてきたのは、案の定、リィナだった。
「リィナ……。」
私が憎らしく顔を顰めれば、リィナは楽しそうに笑った。
「ふふっ。私はリィナではなく、アンナ・クウェス。クウェス公爵の可愛い一人娘ですわ。リィナさんは、また錯乱しているんですの?」
「……貴女って人は…!」
次にリィナは私の上から下までジトっと見つめ、溜息を吐く。
「それにしても、もっとやつれたり、目が虚だったり、ボロボロになっているかと思ったのに、意外に綺麗でがっかりですわ。なんだか断罪イベントもあっさり終わってしまったし。私はあんたが懇願して、泣き叫ぶ姿が見たかったのに。」
「まだ処刑されないわ…。耳飾りが見つかってないもの。
……その間に何とかしてやる!!」
私がそう言って鉄格子に詰め寄り、リィナを睨むと、彼女は綺麗に口角を上げて笑った。
「ざーんねん。それは無理ですわ。
耳飾りは、すぐに見つかりますから。」
「……きゃあっ!!」
リィナは、鉄格子の隙間から手を入れたと思ったら、私の右耳を強く引っ張って、耳に何かを付けた。パッと手を離す。
耳が強く引かれすぎて、痛い。
「……プレゼントですわ!ほとんど装飾品がないというのも、あまりにも見窄らしくて、かわいそうだから。耳飾りをどうぞ。
ふふっ…私って優しいでしょう?みんな優しいところが好きって言ってくれるの。」
私の角度からは見えないが、私の耳には耳飾りが付いている感触がある。
「これは……。」
「そう、皆が探している夢魅の耳飾りですわ。
もう必要ないですからね。ライル様の寵愛も、ジョシュア様の寵愛も欲しいものは手に入れましたから。あとは、私色に染めていけばいいだけ。
だから、それはあなたに差し上げます。あ、壊れてますけどね。」
「壊れてる…?」
「えぇ。耳飾りの宝石に魔力が込められるようになってますが、それを割ったので。だから、他の人からも見える、ただの耳飾り。
私以外が使うのは怖いでしょう?あなたに逃げられたら困りますし。ちゃーんと、死んでもらわなきゃ。」
リィナは、私の顔でニタァ…と笑った。
自分の顔が、悪魔のように笑っている…それは何とも気持ちの悪い光景だった。
色々と言いたい言葉はあるが、今はぐっと言葉を飲み込み、下を向いた。それをリィナは私が諦めたと思ったらしく、フフッと声を漏らした。
「では、絶望してて下さいっ!
あとで第二部が始まりますからね!
あぁー!楽しみ~♪」
そう言い残し、リィナは去っていった。
「……あとで絶望するのは、きっと貴女だけどね。リィナ。」
私はその背中に小さく呟きながら、数時間前のことを思い出していた。
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