エンリルの風 チートを貰って神々の箱庭で遊びましょ!

西八萩 鐸磨

文字の大きさ
28 / 49

27.乙女!?

しおりを挟む
 ギルマスの執務室は、ギルドの建物の最上階にあった。

 目の前には、重厚な木製の大きな扉がある。


「失礼いたします。エルさまとセイヤさま、お連れさまをご案内しました」


 ガイヤさんが、扉のノッカーを鳴らして、中へ声を掛けた。


「ガタッ!」


 なにやら、部屋の中から大きな物音がした。


「ご、ご苦労さま。少~し待ってね」


 ん?妙に声が甲高いような気がするんだけど。

 エルの方を見ると、なぜかこめかみがピクピクしている。

 ・・・ガイヤさんは・・なんで、額から汗が?


「お待たせ。いいわよ、入って」


 たっぷり1分ほどして、ようやく中から声がした。


「失礼いたします」


 ガイヤさんが、ゆっくりと扉を開ける。


「「お邪魔しま~す」」


 ガイヤさんに続いて、俺とコリンはそう言いながら執務室の中に入って行った。

 エルは無言で入ってくる。

 ライアンは、コリンに抱かれている。


 室内はかなり広くて、40畳くらいはあった。

 内装は、白で統一されている。

 大きな姿見と化粧台、白いソファーセット、壁際には書棚や食器棚がある。

 装飾には、金色の飾りがふんだんに使われていた。

 ・・・何というか、ベルサイユ?的な?

 そして目の前には、大きな執務机。

 机に向こうには、ウエーブのかかった、金髪の人物が、後ろを向いて座っている。


 ゴツイな・・・肩幅が半端ない。


「ギルド長、Aランク冒険者のエルさまと、Cランク冒険者のセイヤさまです」


 後ろ姿に、ガイヤさんが一礼して言った。

 すると、金髪の人物は、椅子をくるりと回してこちらに向いてきた。

 (この演出いるのか?)


「わざわざ来ていただいて、ごめんなさいね。ギルマスのスザンヌよ」


 ニッコリ微笑んで、首を傾げた。


 で、でかい・・・顔が。

 女、なのか?


「エルちゃんも、お久しぶりね。元気してた?」


 立ち上がって、机のこちら側へ回り込んで来ると、エルの前まで来て、その小さな両手を自分の大きな両手で包み込むように持って、満面の笑みで言ってくる。


「ん、元気。さっきまでは」


 エルは、完全に表情を消して、答えている。

 ただ、こめかみの震えが酷くなっている気がする。


 それにしても、でかい・・背も。


「で、こちらが噂のセイヤくんね。初めまして、スザンヌよ。よろしくね」

「は、はい」


 同様に、俺の手をそのゴツゴツした大きな手で握ってくる。

 濃いアイシャドウに付けまつげ、瞳の色は青色の大きな目で、ニッコリ微笑む。


 真赤な口紅を塗った大きな口の周りが、うっすらと青い。

 ヒゲ?

 金髪なのに、青?


 ・・・オトコ、ですか?


「まー、随分と可愛らしいお顔をしているわねえ。こんな細い腕で、ワイバーンを殺っちゃたの?」

「あ、あの」


 手を離してくれないんだけど。

 顔が近いし。


「あら、私があんまり美しいから、見とれちゃった?ウフフ、か~わいい!」

「うわぁ!・・ぐっ」


 握られた手を、力強く引っ張られて、いきなり抱きすくめられた。


 ものすごい力で、ちっ息しそうになる。


「セイヤお兄ちゃんを、いじめちゃダメ!」


 その時、コリンが小さなファイヤボールを、ギルマスの大きな背中へ放った。


「あら、ごめんなさい。可愛い子を見ると、つい抱きしめちゃうのよ。・・でも、部屋の中でこんなもの撃っちゃダメよ」


 ギルマスは、向かってくる火の玉の方を見ずに、片手でそれを受け止めると、まるで紙屑のように簡単に握りつぶしてそう言った。

 そして、コリンの方を向いて、大きな目でウインクをした。


 一瞬、バチリと音がしたような気がした。


「あの、ギルド長。そろそろ、本題を」


 ガイヤさんが、恐る恐る言ってきた。


「ガイちゃん、そうじゃないでしょ。スザンヌって呼びなさいって、いつも言っているでしょう?」

「も、申し訳ありません。スザンヌさま」


 ガイヤさんのことばで、ようやく俺は解放されて、ギルマスは自分の机へと戻った。


「で、その勇敢なかわいらしい子は?」

「コリン!この仔はライアン!」


 コリンが、元気に答える。


「そう、コリンちゃん元気ねえ。ライアンちゃんていうの?変わった仔ね」

「ライアンは、俺の使役獣なんです」


 微笑むギルマスに、そう答えた。


「このままじゃなんだし、あちらのソファーへ移動しましょうか。」


 俺の答えにうなずいて、ギルマスはソファーセットを指した。


「それで、ギルド長さん・・」

「スザンヌよ」

「すみません、す、スザンヌさん?」


 ガイヤさんを除いて、みんながソファーに座ったところで、俺はギル・・スザンヌさんに、切り出した。


「俺たちを呼んだのは、何か聞きたいことがあるとか?」

「そうね、まずはお礼とお詫びをしなくちゃね」


 スザンヌさんは、そう言って頭を下げた。


「えっ?べ、別にそんな・・」

「いいえ、あなたたちがいなければ、今回の討伐は、失敗してたわ。だから、そのお礼を言いたいの」


 困惑している俺に、スザンヌさんがそう言った。


「それに、サブマスのガイちゃんが付いていながら、多くの冒険者たちを犠牲にしてしまい、その上、あなたたちを含めて、残りの人たちを危険な状態にしたことは、ギルドとして責められるべきものだわ。だから、お詫びなのよ」

「そんな・・あの時は、不測の事態というか、不可抗力だと・・」


 俺がそう言うと、スザンヌさんはかぶりを振った。


「いついかなる時も、不測の事態にさえ備えるのが、集団をまとめるものの勤めなのよ」


 隣では、ガイヤさんも頭を下げていた。


「・・分かりました。でも、あの時は、みんなが全力を出し切った結果であって、誰か1人のおかげとか、せいとかじゃなかったと思っていますんで、もう、頭をあげてください」

「「ありがとう」」


 2人は、ようやく頭をあげてくれた。



「でね、本題なんだけど」

「はいぃ?」


 スザンヌさんが、ニッコリと微笑んで、ソファーから身を乗り出してきた。

 俺は思わず変な声を出して、のけ反った。

 本題って・・。

 今のが本題じゃないのかよ。


「ねえ、セイヤくんて・・・何者?」

「何者って、べ、別に、平凡なただのCランク冒険者ですが・・?」

「ほんとうに?」


 やべっ、やっぱりこの流れになってきた。

 それにしても、でかい顔が近いっす。


「ほんとうも何も、そうとしか」

「ふう~ん」


 変な汗かいてきた。


「エルも、なんか言ってくれよ。別に普通だよな?」

「普通。(でも、あたしに振らないで。あんまり、関わりたくない)」


 助けを求めたのに、全く感情のこもっていないお返事。

 その上、心の声がダダ漏れ。


「だったら、ステータスを見せてもらってもいいかしら?」


 きたーっ!

 圧が凄すぎて、断れる雰囲気じゃねえし。


「い、いいですけど」


 思わず、okしてしまった。

 冷や汗が止まらねー。

 エル様の予言的中・・・。

「言っておくけど、あたし、『鑑定』のユニークスキル持ってるから、変に隠そうとしても無駄よ?」

「は、ハイ」


 スザンヌさんが、さらに近寄って来て、膝の上の俺の手を握った。

 俺は思わず、両肩をビックっと震わせてしまった。


「セイヤお兄ちゃん大丈夫?」

「あ、ああ。大丈夫だ」


 隣に座っていたコリンが、心配そうに、俺の顔を覗き込んできた。


「じゃあ、見せてくれる?」

「はい」


 俺は、自分のステータスを表示した。

 例の、隠蔽したステータスだ。



「・・・なるほどね。想定していたのより、そんなに特異なものじゃなかったけど・・」


 スザンヌさんはそう言って、宝ジェンヌのようなアイメイクの目を細めた。


「・・・擬装は、していないようね。でも、レベルとあまりにも、アンバランスなステータスだわ」


 バレてはいないようだけど、疑いは晴れていないみたい。


「経験の差よ」


 横から、エルが言った。


「まだ冒険者になったばかりで、実戦経験不足。スキルがあっても、使いこなせていない。だから、チグハグ」


 エル姐さん、それ、軽くディスってるでしょ?


「なるほど」


 そっちも、納得するな!


「じゃあ、もうよろしいでしょうか?」


 釈然としないけど、この流れに乗るしかない。


「ええ、いいわ」

「ありがとうございます」

「ただね、ひとつ問題があるわ」


 すんなり行かねえ。


「問題、ですか?」

「やっぱりね、今回の実績と、このステータスからいったら、Cランクっていうのはちょっとねえ・・」


 それって、まさか?


「Bランク、でもいいと思うんだけど?」


 やっぱり。


「でも。俺、レベルまだ19ですよ?」

「ギルマス権限ていうものがあるのよ。ただし、条件があるわ」


 条件?


 スザンヌさんがそう言った瞬間、エルとガイヤさんの肩が、ビクンと痙攣した。


「条件って、なんでしょうか?」


 俺は、恐る恐る聞いてみた。


「あなたたち、この村を出るそうね?」

「ど、どうしてそれを?!」


 そんな事、エルとコリンにしか言っていないはずなのに、どうしてスザンヌさんが知っているんだ?

 だって、スザンヌさんて、王都に出張してて、昨日帰って来たばかりなんだよな?


「蛇の道は蛇って言うでしょ」


 イヤ、何言っているかよく分かんないし。


「あの、それが何か?」


 俺は、ほんとうにスザンヌさんが、何を言いたいのかわからなくて、そう尋ねた。

 ふと見ると、エルとガイヤさんの顔が、蒼白だ。

 ?????


「あたしも、一緒に行くわ」


 はあぁーーー!?

 意味分かんねー!!


「そ、それはどういう意味で・・?」


 俺は、思わず動揺して、そう言った。


 エルとガイヤさんは・・・なんか煤けてる。


「文字通りの意味よ。あなたたちの旅に、同行するということよ」

「あの、全く意味がわからないんですけど。どうして、一緒に行かなきゃならないんですか?」


 さも、当たり前のことの様な顔をするスザンヌさんに言った。


 エルたちは・・・灰になっている。


「セイヤくんカワイイし、とっても興味があるから!」

「全く、意味が分かりません」

「いいじゃない、連れてってよ」

「ギルマスの職務はどうするんですか?!」


 俺は流石に気持ち悪くなって、思わず大きな声で言った。


「あら、そんなのガイちゃんに譲るに決まってるじゃない!」


 あ、ガイヤさんが膝から崩れ落ちた。


「そんな簡単に、職務を投げ出していいんですか?」

「投げ出すんじゃないわよ、譲るのよ」


 あー言えば、こー言う!


「エル、どうすれば良いんだ?」

「あたしはシラナイ・・」


 ダメだ、魂が抜けている。


「コリンは、どう思う?」

「良いよー!たくさんいた方が、楽しい!」


 コリンさんの、許可が出てしまった。


 意味が分からなさすぎる・・。

 スザンヌさんが、Sランクになれないのって、もしかして?


「ガイヤさん、大丈夫ですか?」

「え?あっ、はい、大丈夫です。いつものことですから」


 いつものことって、それはマズイでしょうが!



 一体全体、どうなるんだろう?


 でも、最近のエルの様子が、なんかおかしかった理由が、これでようやく分かったよ・・・。



「それとね、もう一つ条件おねがいがあるの」


 まだあるの?

 いい加減、もうランクアップはいらないから、帰してほしいと思ってきた。


「ガイちゃん、おねがい」


 スザンヌさんが、ガイヤさんの方を向いて言った。


「分かりました」


 ガイヤさんが一礼して、ギルド長室を出て行った。

 なんだ?

 ガイヤさん、どこへ行ったんだ?

 エルの顔を見ると、無言で首を振る。


「あの、スザンヌさん?」

「ごめんね、ちょっと待っててね」


 なんだろ、すごい不安感だけしかないんだけど。

 スザンヌさんは、呑気にライアンの喉を弄っている。

 ゴロゴロ喉鳴らしているし・・。

 完全に、子猫じゃんか。


「お待たせいたしました」


 ガイヤさんがノックをして、部屋に戻ってきた。

 すると、その後から小さな子が続いて入ってくる。


「こ、こんにちは・・」


 そこには、ピンクに近い赤い髪を三つ編みにした、コバルトブルーの瞳の女の子が立っていた。


「アイリスちゃん!もう、身体は大丈夫なの?」


 エルが駆け寄って、手足に触っている。


「は、はい。おかげさまで、なんともないです」


 頬を少し赤らめながら、アイリスは言った。


「良かった!」

「セイヤお兄ちゃん、あの子はだあれ?」


 コリンが、聞いてくる。


「ああ、コリンはまだ会ってなかったか。あの娘は、ニンフルサグ村で助けた娘で、アイリスって言うんだ」

「そうなんだ!アイリスちゃん、こんにちは。コリンだよ。よろしくね」


 コリンも、彼女のところに駆け寄って、手を取った。


「う、うん。よろしく」


 ほんとにコリンと殆ど変わらない身長で、2人が並ぶと姉妹みたいだ。


「あのう、それでスザンヌさん。なんでここに、アイリスを?」


 俺は、女の子たちの様子を、慈愛に満ちた表情で眺めているスザンヌさんに、尋ねた。


「それはね、あの娘にお願いされたからなの」

「おねがい、ですか?」

「アイリスちゃん、セイヤくんに自分で言ってみなさい」


 スザンヌさんが、コリンに両手をブンブン振り回されていた、アイリスに声をかけた。

 すると、アイリスとコリンが一緒に、こちらを振り向く。


「あ、あのう・・ボク。・・・ぼ、ボクも・・セイヤさんと一緒に旅に行きたいの・・・」

「ええっ!」


 また、わけのわからない事が増えたぞ。

 俺は、慌ててスザンヌさんを見る。

 相変わらず、顔がデカイ・・じゃなくて。


「どういうことですか?」

「アイリスちゃんにね、ニンフルサグ村であった事を聞いたあと、村長のところに連れて行ったんだけど。村長が言うには、この娘の服装は、ヒタト国のものだって言うのよ」


 そうなんだ、そういえばなんとなく、冒険者とかの服ともちょっと違うし、かといってハルバト国の普段着とも違うかな?

 どちらかというと、軍服っぽいというか・・。


「けれど、この娘・・・ご両親とかの記憶が無いっていうの。村長は、昔どっかで見たような気がするっても言ううんだけど・・」


 そう言えば俺、村長に会ったことないけど、たぶん結構な歳なんだろうな。

 でも、昔って言っても、アイリスの年齢を考えたら、そんなに昔ってことは無いよね。

 国交が途絶える直前ならわかるけど、そんな最近で、顔を忘れるっていうのもおかしいか・・。


「じゃあ、アイリスには、帰る先が無いという事ですか?」

「そうなのよ、国交の無いヒタトに送り帰すわけにもいかないし、かと言ってニンフルサグ村の生き残りは、この娘だけだし。・・だから、これからどうしたいか、本人に聞いたのよ」

「そしたら、俺の名前が出たと?」


 スザンヌさんとアイリスが、同時に頷いた。


「ボク・・・ダメ、ですか?」


 コバルトブルーの瞳に、涙をいっぱいに溜めている。

 エルとコリンを順番に見ると、2人とも頷いている。


「ふう・・・分かった。一緒に行こう」


「「「やったー!!!」」」


 なんで、スザンヌさんまで両手を上げて、喜ぶのかなぁ?


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果

てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。 とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。 「とりあえずブラッシングさせてくれません?」 毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。 そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。 ※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜

具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」 居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。 幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。 そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。 しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。 そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。 盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。 ※表紙はAIです

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

異世界に来ちゃったよ!?

いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。 しかし、現在森の中。 「とにきゃく、こころこぉ?」 から始まる異世界ストーリー 。 主人公は可愛いです! もふもふだってあります!! 語彙力は………………無いかもしれない…。 とにかく、異世界ファンタジー開幕です! ※不定期投稿です…本当に。 ※誤字・脱字があればお知らせ下さい (※印は鬱表現ありです)

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...