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42.お誘い
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**************************
「いかがでした?」
目を開けると、サーシャさまから声を掛けられた。
「ご神託をいただきました」
俺は後ろを振り向いて答えた。
「そうですか!それはようございました。他の皆様方も?」
「「「はい!」」」
エルとコリン、アイリスが笑顔で応える。
「まさか、あたしまで授かるとは思わなかったわ」
スザンヌさんが、少しはにかみながらうなずいている。
「ところでサーシャさまは、イシュタル神さまが、イナンナ神さまでもあるということは知っていらっしゃいましたか?」
俺は少し気になって聞いてみた。
「ええ、知っていましたよ。わたしは、イシュタル神さまの聖女ですから。ご神託のなかで教えていただきました」
サーシャさまは静かに微笑みながら、こともなげに言った。
「そ、そうだったんですか!?じゃあ、イナンナの町の神殿へ行かれたことは?」
マジカよ!だとすると、もしかしてエレシュキガル神さまのことも?
「ええ、行ったことはあります。もっとも、わたしはハルバト国の王妃という立場でもあるから、この国にある神殿には全て行ったことがあるということだけれど」
優しい表情のまま俺の目を見つめて言った。
「な、なるほど。そのとき何か変わったことは?」
我ながら変な質問だとは思ったが、聞いてみずにはいられなかった。
「変わったこと?そうねえ・・・ご神託が無かったということだけかしらね」
人差し指を顎先に当て、少し目を伏せながら考える素振りを見せ、サーシャさまが言った。
そんな仕草一つ一つが、さまになっていて、綺麗さの中に可愛さが醸し出される。
「ご神託が無いことは、よくあるんですか?」
「ええ、いつもいつもあるわけでは無いですよ。ご神託というのは、ある意味、『緊急事態のお知らせ』でもあるわけだから、そうそうしょっちゅう下されたら大変なことです」
「た、確かに」
神殿で祈るたびに、神託がある俺はどうなんだ?・・というのは置いておいて。
サーシャさまでさえ、イナンナの町の神殿の本当の主が誰であるかということは、知らないということか・・。
「そういえば、イナンナの町の神殿にも司祭さまはいらっしゃるんですよね?司祭さまは、イナンナ神さまのことについて何か言ってませんでしたか?」
「ずいぶんと変わったことを聞きますね。ですが、あそこには司祭はいないのです。正確には、このわたしが司祭を兼任しています。先の神々の戦いのあと、1度だけご神託があって、常駐の司祭は置かずわたしが兼任するように言われたのです」
怪訝な表情を浮かべながらも、サーシャさまはそう答えてくれた。
んーーー・・・その神託も本人ではない可能性が高いな。
『なりすまし』ってやつ?
「そうなんですね、分かりました。変なこと聞いてスイマセン。ありがとうございました」
俺は変な質問にも、まじめに答えてくれたサーシャさまに頭を下げた。
「いえいえ、大丈夫ですよ」
恐縮する俺に、口元に手を当てて微笑いながら言ってくれた。
「ところで、あなた達はこれからどうされるのです?もしよろしければ、王宮で夕食でもご一緒に・・」
柔らかな笑顔のまま、思わぬお誘いを受けた。
「ゴメンね、サーちゃん。アイリスちゃんはともかく、あたしたちみたいな冒険者は、ああいう堅苦しいところは苦手なのよ。お誘いは嬉しいけど、遠慮しておくわ」
俺が何か言う前に、スザンヌさんがすぐさま断りを入れる。
ま、そりゃあ・・王宮なんてすごい所に行ったことなんて、一般的な地方の高校生としてはあるわけないし、そもそも、本物の王妃さまなんて初めて見るし、ド緊張すること請け合いだけどさ。
ソッコーで断ることないじゃん・・。
「そう、それは残念ね。わたしたちだって元は冒険者なんだから、そんなに堅くなることはないのに・・・」
サーシャさまが、もの凄く寂しそうな顔をしている。
「スイマセン」
俺はなんかいたたまれない気持ちになって、再び恐縮して頭を下げた。
***************
サーシャさまに見送られ、ジッグラトから街へと下りてきた俺たちは、一旦ホテルへと戻った。
山の登り降りで結構汗をかいたので、それを流してさっぱりしてから街へ、夕飯を食べに行こうということになったのだ。
ステータスのチェックについては、寝る前にみんなでやることにした。
準備を整えて、ホテルのロビーへ下りてきた俺たちは、表の通りへと足を踏み出した。
「やあ!」
街なかには似つかわしくない、四頭だてのメチャクチャ立派な馬車が目の前に停まっていた。
客室の中から、わずかに白髪の混じったブラウンの短髪で、髭面の精悍な顔立ちの男の人が声を掛けてきた。
「・・・麺料理がいいかしらね?」
スザンヌさんが、声を掛けてきた男の人を一瞥もせずに、そう言いながら俺たちを先導して、メインストリートの方へ向かおうとする。
「こら!無視するでない!!」
馬車の中から、慌ててベンジャミンさんが叫んだ。
小さく舌打ちを洩らして、スザンヌさんが馬車から出てきたベンジャミンさんへ振り返る。
「あたしたち、これからお夕飯なんだけど?」
腰に手をあてて、ベンジャミンさんを睨む。
「お?おお、そうか!それならば丁度よい。俺と一緒に来てくれれば、美味いメシをたらふく食わせてやるぞ?」
ベンジャミンさんはそう言って、スザンヌさんではなく後ろに並んでいる俺たちの顔を見回した。
「ほんとう!?(にゃにゃん!?)」
すかざすコリンとライアンが反応する。
ヨダレまで垂れかかっているし・・。
「なにが魂胆?」
「あやしい・・・」
「・・・」
体勢を変えずにスザンヌさんが尋ねれば、エルはボソリと呟き、アイリスは緊張した面持ちで様子を見ている。
「そんなに怖い顔をするなよ、スザンヌ。みんなで楽しく食事をしようってだけだ」
「みんな?『みんな』というのは、ここにいる6人のことかしら?」
今度は胸の前で腕を組んで、問いただす。
「い、いや・・・他にも何人かいるが、まあ、内輪の集まりだから気にしなくていいぞ」
明らかに、目が泳いでいますが?ベンジャミンさん・・・。
本部のギルマスが、この程度で動揺してどうするんだろ・・。
「本当に、食事だけなの?」
「そ、その・・・まあ、いろいろと話したいこともあるかなあ・・・みたいな?」
ベンジャミンさん、口調がおかしくなってますよ。
「・・・ふう、しょうがないわねえ。こうなるんじゃないかなって、薄々感じていたけれど・・・」
スザンヌさんは、大きなため息を零すと、僅かに首を左右に振った。
「スマンな・・」
ベンジャミンさんは後ろに手を添えながら、頭を下げる。
「で?行き先は当然、あそこよね?」
「まあな。なんか、ほんとすまんな」
ベンジャミンさんがやたらと恐縮している。
「あのう・・あそこって、どこですか?」
なんとなく分かる気がしたけど、一応聞いてみた。
「行けば分かるわよ」
さよですか。
やっぱり、あそこか・・。
「じゃあ、これに乗ってくれるか?」
ベンジャミンさんが馬車を指し示す。
「わー、これに乗れるんだあ!」
喜んでいるのはコリンだけか・・・。
「いかがでした?」
目を開けると、サーシャさまから声を掛けられた。
「ご神託をいただきました」
俺は後ろを振り向いて答えた。
「そうですか!それはようございました。他の皆様方も?」
「「「はい!」」」
エルとコリン、アイリスが笑顔で応える。
「まさか、あたしまで授かるとは思わなかったわ」
スザンヌさんが、少しはにかみながらうなずいている。
「ところでサーシャさまは、イシュタル神さまが、イナンナ神さまでもあるということは知っていらっしゃいましたか?」
俺は少し気になって聞いてみた。
「ええ、知っていましたよ。わたしは、イシュタル神さまの聖女ですから。ご神託のなかで教えていただきました」
サーシャさまは静かに微笑みながら、こともなげに言った。
「そ、そうだったんですか!?じゃあ、イナンナの町の神殿へ行かれたことは?」
マジカよ!だとすると、もしかしてエレシュキガル神さまのことも?
「ええ、行ったことはあります。もっとも、わたしはハルバト国の王妃という立場でもあるから、この国にある神殿には全て行ったことがあるということだけれど」
優しい表情のまま俺の目を見つめて言った。
「な、なるほど。そのとき何か変わったことは?」
我ながら変な質問だとは思ったが、聞いてみずにはいられなかった。
「変わったこと?そうねえ・・・ご神託が無かったということだけかしらね」
人差し指を顎先に当て、少し目を伏せながら考える素振りを見せ、サーシャさまが言った。
そんな仕草一つ一つが、さまになっていて、綺麗さの中に可愛さが醸し出される。
「ご神託が無いことは、よくあるんですか?」
「ええ、いつもいつもあるわけでは無いですよ。ご神託というのは、ある意味、『緊急事態のお知らせ』でもあるわけだから、そうそうしょっちゅう下されたら大変なことです」
「た、確かに」
神殿で祈るたびに、神託がある俺はどうなんだ?・・というのは置いておいて。
サーシャさまでさえ、イナンナの町の神殿の本当の主が誰であるかということは、知らないということか・・。
「そういえば、イナンナの町の神殿にも司祭さまはいらっしゃるんですよね?司祭さまは、イナンナ神さまのことについて何か言ってませんでしたか?」
「ずいぶんと変わったことを聞きますね。ですが、あそこには司祭はいないのです。正確には、このわたしが司祭を兼任しています。先の神々の戦いのあと、1度だけご神託があって、常駐の司祭は置かずわたしが兼任するように言われたのです」
怪訝な表情を浮かべながらも、サーシャさまはそう答えてくれた。
んーーー・・・その神託も本人ではない可能性が高いな。
『なりすまし』ってやつ?
「そうなんですね、分かりました。変なこと聞いてスイマセン。ありがとうございました」
俺は変な質問にも、まじめに答えてくれたサーシャさまに頭を下げた。
「いえいえ、大丈夫ですよ」
恐縮する俺に、口元に手を当てて微笑いながら言ってくれた。
「ところで、あなた達はこれからどうされるのです?もしよろしければ、王宮で夕食でもご一緒に・・」
柔らかな笑顔のまま、思わぬお誘いを受けた。
「ゴメンね、サーちゃん。アイリスちゃんはともかく、あたしたちみたいな冒険者は、ああいう堅苦しいところは苦手なのよ。お誘いは嬉しいけど、遠慮しておくわ」
俺が何か言う前に、スザンヌさんがすぐさま断りを入れる。
ま、そりゃあ・・王宮なんてすごい所に行ったことなんて、一般的な地方の高校生としてはあるわけないし、そもそも、本物の王妃さまなんて初めて見るし、ド緊張すること請け合いだけどさ。
ソッコーで断ることないじゃん・・。
「そう、それは残念ね。わたしたちだって元は冒険者なんだから、そんなに堅くなることはないのに・・・」
サーシャさまが、もの凄く寂しそうな顔をしている。
「スイマセン」
俺はなんかいたたまれない気持ちになって、再び恐縮して頭を下げた。
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サーシャさまに見送られ、ジッグラトから街へと下りてきた俺たちは、一旦ホテルへと戻った。
山の登り降りで結構汗をかいたので、それを流してさっぱりしてから街へ、夕飯を食べに行こうということになったのだ。
ステータスのチェックについては、寝る前にみんなでやることにした。
準備を整えて、ホテルのロビーへ下りてきた俺たちは、表の通りへと足を踏み出した。
「やあ!」
街なかには似つかわしくない、四頭だてのメチャクチャ立派な馬車が目の前に停まっていた。
客室の中から、わずかに白髪の混じったブラウンの短髪で、髭面の精悍な顔立ちの男の人が声を掛けてきた。
「・・・麺料理がいいかしらね?」
スザンヌさんが、声を掛けてきた男の人を一瞥もせずに、そう言いながら俺たちを先導して、メインストリートの方へ向かおうとする。
「こら!無視するでない!!」
馬車の中から、慌ててベンジャミンさんが叫んだ。
小さく舌打ちを洩らして、スザンヌさんが馬車から出てきたベンジャミンさんへ振り返る。
「あたしたち、これからお夕飯なんだけど?」
腰に手をあてて、ベンジャミンさんを睨む。
「お?おお、そうか!それならば丁度よい。俺と一緒に来てくれれば、美味いメシをたらふく食わせてやるぞ?」
ベンジャミンさんはそう言って、スザンヌさんではなく後ろに並んでいる俺たちの顔を見回した。
「ほんとう!?(にゃにゃん!?)」
すかざすコリンとライアンが反応する。
ヨダレまで垂れかかっているし・・。
「なにが魂胆?」
「あやしい・・・」
「・・・」
体勢を変えずにスザンヌさんが尋ねれば、エルはボソリと呟き、アイリスは緊張した面持ちで様子を見ている。
「そんなに怖い顔をするなよ、スザンヌ。みんなで楽しく食事をしようってだけだ」
「みんな?『みんな』というのは、ここにいる6人のことかしら?」
今度は胸の前で腕を組んで、問いただす。
「い、いや・・・他にも何人かいるが、まあ、内輪の集まりだから気にしなくていいぞ」
明らかに、目が泳いでいますが?ベンジャミンさん・・・。
本部のギルマスが、この程度で動揺してどうするんだろ・・。
「本当に、食事だけなの?」
「そ、その・・・まあ、いろいろと話したいこともあるかなあ・・・みたいな?」
ベンジャミンさん、口調がおかしくなってますよ。
「・・・ふう、しょうがないわねえ。こうなるんじゃないかなって、薄々感じていたけれど・・・」
スザンヌさんは、大きなため息を零すと、僅かに首を左右に振った。
「スマンな・・」
ベンジャミンさんは後ろに手を添えながら、頭を下げる。
「で?行き先は当然、あそこよね?」
「まあな。なんか、ほんとすまんな」
ベンジャミンさんがやたらと恐縮している。
「あのう・・あそこって、どこですか?」
なんとなく分かる気がしたけど、一応聞いてみた。
「行けば分かるわよ」
さよですか。
やっぱり、あそこか・・。
「じゃあ、これに乗ってくれるか?」
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