【完結】明日結婚式なのですが、新郎のアレの様子がおかしいようです。

さわらにたの

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「……脱がせるわ……、っ!」

 ゆっくりと腰帯を解いてカーライルの寝間着を脱がせた瞬間――鍛えている腹筋がいきなり現れて、イヴリアの顔はさぁっと赤く染まった。学者なのにこんなきれいな身体なんて。そう言えば、考古学を専攻している彼はあちらこちらとフィールドワークに行っていたわ、と思い出す。
 『俺の職業なんて、学者っていうより探検家みたいなものだよ』とニコニコ笑っていたカーライル。思った以上に鍛え抜かれているその体躯にドキドキしている自分を悟られたくなくて、イヴリアは少しだけ咳ばらいをした。
 そして、どうしたって目に入る、その引き締まった腹につくほどに反り返っている大きな陰茎。一般的なサイズなんて知らないし興味もないけれど、やっぱりライルのココ、とっても立派だわ……と、イヴリアはどこかうっとりとした心地でその陰茎に手を伸ばした。そっと優しく、指先でちょんとつつくように触れれば、そこはふるん、と一度大きく揺れる。
 
「うぅ、イヴ……っ」

 カーライルのかすかなうめき声の混じった吐息に、ずくん、とイヴリアの身体も反応する。自分の身体がどこかねっとりとした甘い熱に浸されていくのがわかって、イヴリアの小さな唇からも、吐息がひとつこぼれた。さすがに触れただけで射精はもうしないようだけれど、張り出した先端からは絶え間なくとろとろと透明な液が垂れてきている。垂れ流されているつやつやと光るその液をまぶされている肉の棒は、血管が浮き出しビキビキと雄の欲をたずさえて聳えていた。
 少しだけ怖い。けれど、これが彼の分身なのだ、と思うとどこか愛しくて可愛く思えるから不思議だった。
 
「ライル……」

 そっと身体を近づけると、イヴリアは硬くなった茎を両手で掴み、根元を指でやさしく包むようにして触れる。はぁと吐息を漏らせば、それだけで手の中の熱い肉の棒は、カーライル自身と呼応するようにぶるりと震えた。

「イヴ……めちゃくちゃ、気持ちいいよ……イヴに触れられてるだけで、だめ、だ……イヴ……っ」
「大丈夫? その……痛かったら言ってね……?」
「ああ、ごめん、腹の奥も、身体も、ソコも、全部がおかしくてバカになりそう……ぅ、うっ、イヴっ、イヴの手、小さくて、やわらかい……」
「ライルはただ……その、射精することだけ考えて」
「うん……っ、あぁ、でもイヴ、君のことしか考えられないよ、イヴ……っ、イヴ、好き、好きだよっ、あぁ、イヴ……っ」

 思わぬ告白めいた言葉に、イヴリアの心臓もドクドクと音を立てていく。
 そんなにせつなそうな声でこんな時に言うなんて卑怯だわ、と思いながら、イヴリアは手の中にいる硬く勃ち上がった陰茎をにぎり、出来るだけ優しくその両手を上下させた。
 だらだらとこぼれ続けている透明な液が、イヴリアが手を上下させるたびにぬちぬちと音を立てる。うぅ、だとか、はぁ、だとか、熱い吐息を吐きながら、それでもカーライルはじっとイヴリアを見つめ続けていた。常は優しい陽色の瞳が、激しく燃えている。はっきりとその瞳には欲の焔が灯っていた。

「好き、だ……ごめん、こんな時に……。でも……イヴだから、イヴの手だから、こんなに気持ちいいんだって……伝え、たいっ、うぅっ、好き、好きだよ、大好きだ、イヴ……っ」
「ライル……っ、ええ、わたしも、……好きよ……」

 少しだけ苦しそうなカーライルの上ずった声で伝えられる愛の告白に、イヴリアの心臓もドキドキしてくる。思わず擦り上げる手に力がこもってしまい、ウッ、とカーライルのうめき声が上がった。けれどそこに『痛い』だとか『やめてほしい』という色は見えず、イヴリアはホッとする。
 イヴリアだって閨の実践は初めてだ。でも初夜の営みの前にとしっかり予習はしてきた。
(――大丈夫、わたし、予習復習は得意だもの。確か茎の部分だけじゃなくて、男性の性感帯は……)

「あぁ、……っ!? あっ、イヴ……っ、そんな、ところ」

 すり、と茎から片手を動かして、イヴリアは細い指先でカーライルのいまやパンパンに詰まった質量を持つ陰嚢をすりすりと揉み上げるようにして擦った。その動きに、カーライルの身体はあからさまに反応を変えてビクビクと大きく震え始める。はあ、と漏れる息が、濡れた色を帯びて静かな部屋に広がっていった。
 まるで幼いころの、まだイヴリアと同じ程度の背丈だったころの彼みたいだ。イヴ、と呼ばれて顔を上げれば、とろんとした陽色がじっとイヴリアを見つめていた。

「イヴ……ダメ、だよ、あ、ダメ……なんだ、そこっ……、イヴ……っ、出ちゃ、う、出る、イヴっ」
「ライル、ふふ、なんだか可愛い……、いいの、出していい、から……っ」
「!……っ、ぁっ、イヴっ」

 手の中で熱く、ヒクヒクと動くそこがかわいらしくてたまらなくて、イヴリアは陰茎に顔を寄せて、ちゅ、とそのてっぺんに軽くキスしてしまった、その瞬間。

「きゃあっ!」

 そこは、ビクンビクンと大きく跳ねて熱い白濁を吐き出した。
 吐き出すというより発射に近い。びゅるるるっ!!と飛び出したそれは、すさまじい勢いでイヴリアの顔に掛かった。

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