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エピローグ
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「お姉ちゃんごめんね。
そういうことだから、アタシ、彼と一緒に生きていくことにする」
魔王リシャールに腰を抱かれたマリーが、姉のほうを見て申し訳なさそうな顔で言った。
フェリシアは笑顔で首を振る。
「ううん。
お姉ちゃんが望むのは、あなたの幸せだけ。
そこにマリーの幸せがあるのなら、たとえ魔王の横だろうと、その場所を手放してはいけないわ」
「ありがとう。
さすがアタシのお姉ちゃんだね」
マリーが見上げると、リシャールはうなずいて彼女を抱きかかえた。
飛んでいくつもりのようだ。
「あの、魔王……さん。
封印や加護であなたを邪魔したわたしが言えたことではありませんが、姉として言わせてください。
マリーを、どうかよろしくお願いします」
「かつての我は、王都をおびやかす恐怖の魔王だった。
いま思えば、愛情に飢えた赤子の癇癪のようなものだったのかもしれない。
恥入るばかりだ。
聖女の貴様は責務を果たしたまでだろう。
気にするな。
それに、妹とも今生の別れというわけではない。
王都のなかには入れぬが、我にとっては世界など狭いのだから、こうしてひとっ飛びで運んできてやる」
そう言うと、ふわりと魔王は浮き上がった。
しだいに高度を上げてゆく。
「お姉ちゃん! またね!」
「ええ、きっとまた会いましょう」
手を振るフェリシアを残し、魔王はマリーを連れて山の向こうへと消えて行った。
「おっと」
緊張が途切れたフェリシアが倒れ込むのを、そばに控えていたボードマンが抱きとめる。
妹との別れがこたえたのかもしれない。
フェリシアはなんだか人恋しい気分になり、思わず彼に抱きついた。
まわりの近衛兵たちが囃し立てたが、見つめ合うふたりの耳に雑音は入らない。
「フェリシア、その……。
きみに伝えなければいけないことがある」
「え?」
加護の力のことだろうか。
処女を失った自分が神からの加護を受けていることは、フェリシアにとっては意外だった。
気まぐれな神様のことだから、こういうこともありえなくはないとは思う。
でもボードマンは牢屋で、たしかにこの結果を予見していた。
なにか知っているということだろうか。
じっと見つめているフェリシアから手を離し、彼は自分の頭を包んでいる兜を両手で支えた。
ゆっくりと持ち上げる。
そこには――
「え、イアン?
イアンじゃないの!
いったいこれはどういうことなの?」
「私の名前は、イアン・ボードマンだ。
黙っていてすまない。
牢で会ったときに言おうと思ったのだが、あの夜のことを明かすのはすべてが終わってからがいいと考えたんだ」
あの夜。
彼がイアンならば、その言葉は安宿での一夜のことを指している。
フェリシアが彼に抱かれた夜のことだ。
「でもあなた、懲罰房にいたわ。
街中で会うはずがないから、別人だと疑わなかったのに」
「あの監禁が形だけのものだったことは、鍵なしで入ってきたきみがいちばん知っているだろう。
私はあの夜、気晴らしに牢を出て街を歩いていた。
すぐに戻るつもりだったところに、きみがぶつかってきたというわけだ」
イアンはそこで、フェリシアの耳に口を近づけた。
まわりの耳を気にしたのだろう。
首すじに息がかかって腰が抜けそうだったが、フェリシアは脚に力を入れて耐えた。
「じつはあのとき、きみは処女を失ってない」
「え?」
「寸前で気を失ったから、そこでやめたんだ。
聖女であるきみを抱くわけにはいかないと思っていたから、これ幸いときみを騙した。
覚悟を決めての行動だったろうに、本当に申し訳ない」
「ええ……」
今度こそ腰が抜けた。
イアンが抱きとめてくれていなければ、地面に崩れて泣いていたかもしれない。
彼女は清い身体のままだった。
妹を守るために決死の覚悟で街へ出たのに、なにひとつ失わないまま戻ってきていたのだ。
加護の力が失われていないのも納得である。
涙目で脱力しているフェリシアを支えたまま、イアンは彼女の目を見つめてきた。
兜で隠すのがもったいないほどの美形だ。
思わずあの夜のことを思い出して顔を赤らめたフェリシアに、彼が言う。
「聖女に求められる『清い身体』の定義を知っているかい?」
「て、定義?
えっと、処女でしょう?」
違うよ、とイアンが優しく否定する。
「神様が許さないのは、未婚で処女を失うことだ。
きちんと手順を踏んでさえいれば、聖女が女性として幸せになることを神は否定なさらない」
「た、たしかにそう教わったかも。
でもそれが、どうしたというの?」
「こういうことだ」
イアンはフェリシアを立たせると、その前に膝をついて頭を下げた。
魔王がマリーにしていたのと同じ、騎士の誓いのポーズだ。
そして彼もまた、フェリシアに向かって誓う。
「妹を守るために必死になるきみに、私は心を打たれた。
なりふり構わず突き進むその姿を、なによりも美しいと思った。
きみを愛している。
フェリシア、どうか私と結婚してほしい」
「わ、わたしも……」
フェリシアは涙を流していた。
あの夜、身体を穢すためだけに利用した彼には、けっして思いは伝えられないと思っていたから。
押し殺さなければいけない気持ちだと諦めていたから。
「わたしもずっと、あなたが好き。
愛しています。
なりふり構わず馬鹿なことをするわたしだけど、それでもいいなら――」
「ああ、そんなきみを守るのが私の使命だ」
手の甲にキスをする。
フェリシアは本当は唇にしてほしかったが、それは正式に結婚を終えてからだ。
ほかの近衛兵たちが祝福する輪のなかで、フェリシアはイアンの耳元にそっと囁く。
「はやく結婚式を挙げて、あなたのものになりたいわ」
「私だって我慢しているのに、そうやって刺激しないでほしい。
本当にきみは、私にとっては悪女そのものだよ」
固く抱き合いながら、ふたりでくすくすと笑った。
(終)
そういうことだから、アタシ、彼と一緒に生きていくことにする」
魔王リシャールに腰を抱かれたマリーが、姉のほうを見て申し訳なさそうな顔で言った。
フェリシアは笑顔で首を振る。
「ううん。
お姉ちゃんが望むのは、あなたの幸せだけ。
そこにマリーの幸せがあるのなら、たとえ魔王の横だろうと、その場所を手放してはいけないわ」
「ありがとう。
さすがアタシのお姉ちゃんだね」
マリーが見上げると、リシャールはうなずいて彼女を抱きかかえた。
飛んでいくつもりのようだ。
「あの、魔王……さん。
封印や加護であなたを邪魔したわたしが言えたことではありませんが、姉として言わせてください。
マリーを、どうかよろしくお願いします」
「かつての我は、王都をおびやかす恐怖の魔王だった。
いま思えば、愛情に飢えた赤子の癇癪のようなものだったのかもしれない。
恥入るばかりだ。
聖女の貴様は責務を果たしたまでだろう。
気にするな。
それに、妹とも今生の別れというわけではない。
王都のなかには入れぬが、我にとっては世界など狭いのだから、こうしてひとっ飛びで運んできてやる」
そう言うと、ふわりと魔王は浮き上がった。
しだいに高度を上げてゆく。
「お姉ちゃん! またね!」
「ええ、きっとまた会いましょう」
手を振るフェリシアを残し、魔王はマリーを連れて山の向こうへと消えて行った。
「おっと」
緊張が途切れたフェリシアが倒れ込むのを、そばに控えていたボードマンが抱きとめる。
妹との別れがこたえたのかもしれない。
フェリシアはなんだか人恋しい気分になり、思わず彼に抱きついた。
まわりの近衛兵たちが囃し立てたが、見つめ合うふたりの耳に雑音は入らない。
「フェリシア、その……。
きみに伝えなければいけないことがある」
「え?」
加護の力のことだろうか。
処女を失った自分が神からの加護を受けていることは、フェリシアにとっては意外だった。
気まぐれな神様のことだから、こういうこともありえなくはないとは思う。
でもボードマンは牢屋で、たしかにこの結果を予見していた。
なにか知っているということだろうか。
じっと見つめているフェリシアから手を離し、彼は自分の頭を包んでいる兜を両手で支えた。
ゆっくりと持ち上げる。
そこには――
「え、イアン?
イアンじゃないの!
いったいこれはどういうことなの?」
「私の名前は、イアン・ボードマンだ。
黙っていてすまない。
牢で会ったときに言おうと思ったのだが、あの夜のことを明かすのはすべてが終わってからがいいと考えたんだ」
あの夜。
彼がイアンならば、その言葉は安宿での一夜のことを指している。
フェリシアが彼に抱かれた夜のことだ。
「でもあなた、懲罰房にいたわ。
街中で会うはずがないから、別人だと疑わなかったのに」
「あの監禁が形だけのものだったことは、鍵なしで入ってきたきみがいちばん知っているだろう。
私はあの夜、気晴らしに牢を出て街を歩いていた。
すぐに戻るつもりだったところに、きみがぶつかってきたというわけだ」
イアンはそこで、フェリシアの耳に口を近づけた。
まわりの耳を気にしたのだろう。
首すじに息がかかって腰が抜けそうだったが、フェリシアは脚に力を入れて耐えた。
「じつはあのとき、きみは処女を失ってない」
「え?」
「寸前で気を失ったから、そこでやめたんだ。
聖女であるきみを抱くわけにはいかないと思っていたから、これ幸いときみを騙した。
覚悟を決めての行動だったろうに、本当に申し訳ない」
「ええ……」
今度こそ腰が抜けた。
イアンが抱きとめてくれていなければ、地面に崩れて泣いていたかもしれない。
彼女は清い身体のままだった。
妹を守るために決死の覚悟で街へ出たのに、なにひとつ失わないまま戻ってきていたのだ。
加護の力が失われていないのも納得である。
涙目で脱力しているフェリシアを支えたまま、イアンは彼女の目を見つめてきた。
兜で隠すのがもったいないほどの美形だ。
思わずあの夜のことを思い出して顔を赤らめたフェリシアに、彼が言う。
「聖女に求められる『清い身体』の定義を知っているかい?」
「て、定義?
えっと、処女でしょう?」
違うよ、とイアンが優しく否定する。
「神様が許さないのは、未婚で処女を失うことだ。
きちんと手順を踏んでさえいれば、聖女が女性として幸せになることを神は否定なさらない」
「た、たしかにそう教わったかも。
でもそれが、どうしたというの?」
「こういうことだ」
イアンはフェリシアを立たせると、その前に膝をついて頭を下げた。
魔王がマリーにしていたのと同じ、騎士の誓いのポーズだ。
そして彼もまた、フェリシアに向かって誓う。
「妹を守るために必死になるきみに、私は心を打たれた。
なりふり構わず突き進むその姿を、なによりも美しいと思った。
きみを愛している。
フェリシア、どうか私と結婚してほしい」
「わ、わたしも……」
フェリシアは涙を流していた。
あの夜、身体を穢すためだけに利用した彼には、けっして思いは伝えられないと思っていたから。
押し殺さなければいけない気持ちだと諦めていたから。
「わたしもずっと、あなたが好き。
愛しています。
なりふり構わず馬鹿なことをするわたしだけど、それでもいいなら――」
「ああ、そんなきみを守るのが私の使命だ」
手の甲にキスをする。
フェリシアは本当は唇にしてほしかったが、それは正式に結婚を終えてからだ。
ほかの近衛兵たちが祝福する輪のなかで、フェリシアはイアンの耳元にそっと囁く。
「はやく結婚式を挙げて、あなたのものになりたいわ」
「私だって我慢しているのに、そうやって刺激しないでほしい。
本当にきみは、私にとっては悪女そのものだよ」
固く抱き合いながら、ふたりでくすくすと笑った。
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