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滅びの神託
第十章第10話 王都への帰還
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アルフォンソ率いるブラックレインボー帝国軍との激戦があったガエリビ峠の砦を抜け、私たちはついに王都に帰ってきた。
ここ王都がこの世界で私が一番長く滞在した場所だからだろうか?
久しぶりの変わらないこの景色になぜか無性に懐かしさがこみ上げてくる。そんな感慨にひたりつつも、私たちを乗せた馬車は南門から王都へと入った。
するとなんと! 沿道を埋め尽くす大勢の人が私を出迎えてくれた。
「聖女様ー!」
「おかえりなさい!」
馬車の外からは温かい声が聞こえてくる。私は心中で小さく「ただいま」を言うと、窓から外に向かって小さく手を振った。
それが窓の外から見えたのか、一段と歓声が大きくなる。
もちろんこれほどの歓迎をしてくれるのは私が聖女だからだ。それでもこうして歓迎してもらえると、たとえ偶像でもその笑顔のために何かしてあげたいと思う。
それに、ほら。みんなが希望を持って笑顔でいてくれるならば、きっと瘴気は減ってくれると思うのだ。
「姉さま。なんだか嬉しそう」
「え? そんな表情していましたか?」
「はいっ。すごく優しい表情をしていました」
「そうですか。ふふ。そうかもしれません。それとここには親方と奥さんもいますからね」
「あっ! ベシャメルシチューの!」
「そうです。王都にいる間にまた行きましょう」
「はいっ! 楽しみですっ!」
そんな会話をしている間にも私たちを乗せた馬車は大勢の人が詰めかけた大通りを抜け、お城へと向かったのだった。
◆◇◆
私たちはそのまま謁見の間へと通された。この王様に会うのも久しぶりだ。若干の懐かしさを覚えつつも私は淑女の礼を執って敬意を表す。
「よくぞ戻られた。聖女フィーネ・アルジェンタータ様のご帰還を、そして聖女就任を、このアルベール三世がホワイトムーン王国を代表して心よりお祝い申し上げます」
「!?」
ええっ!? 王様が敬語!? これは一体どういうことだろう?
「え、ええと、はい。おかげさまで無事に戻ってくることができました。えっと、その口調は一体……?」
「はい。聖女様は神に選ばれたのです。これまでの聖女候補であったときとはお立場が異なります」
「はぁ。そういうものですか……。うーん? でもいきなり変えられても変な気分ですし、今までどおりでお願いできませんか?」
「……かしこまりました。いや、うむ。わかった。フィーネ嬢、よくぞ無事に帰ってきてくれた」
「はい。ありがとうございます」
うん。やっぱり王様はこうじゃないと王様っぽくないもんね。
「それと、聖騎士クリスティーナよ。大儀であったな」
「……はい。陛下」
おや? 何か二人の間の空気がおかしいような?
以前はもっとこう、何か信頼関係のようなものがあったような気がするのだが、今の二人はどこかぎくしゃくしているように見える。
するとルーちゃんが察したのかそっと耳打ちしてくれた。
「姉さま。あの人、姉さまが死んだから新しい聖女を探せって命令したんです。でもクリスさんは、姉さまは生きてるから捜すんだって言って……」
「ああ、そうだったんですね」
たしかにそれは王様の立場からしたら正しいかもしれない。普通に考えれば、荒れた海に落ちたのだから生きているだなんて誰も思わないだろう。あのハゲ神様もそれを利用して私を殺そうとしてきたわけだしね。
「ルーちゃん。王様だって色々考えてのことだったんですよ。許してあげてください」
「むぅ。姉さまがそう言うなら……」
ルーちゃんは不承不承といった様子ではあるものの、納得してくれたようだ。
「さて。フィーネ嬢。久しぶりの王都はいかがだったかな?」
「はい。皆さん、大歓迎をしてくれて嬉しかったです」
「うむ。聞いているかもしれんが、我が国は魔物の襲撃に苦しんでおる。そんな状況下での帰還だ。聖女とは、その存在だけで民に希望を与えてくれるからな」
「……はい」
それが、そもそも神が聖女というシステムを作った理由だものね。
「あの、勇者って見つかっているのですか?」
「いや。まだ見つかったという報告は入っていない。過去の記録によると、これほど魔物が暴れている状況になればすでに現れていても不思議はないのだが……」
「そうですか」
これはきっと私が【雷撃】をずっと持っていたことが原因かもしれない。でもそのあたりはきっとあのハゲ神様がなんとかするのだろう。そのために【雷撃】のスキルを返したんだしね。
「あ、その……」
私はシャルのことを聞こうとして、この場で聞くべきことなのかと思い口ごもった。
「どうした? なんでも聞くがよい」
「その、この場で聞くのもあれなんですけど、シャルは、シャルロット・ドゥ・ガティルエは元気でしょうか?」
「む? ああ、そうであったな。フィーネ嬢はシャルロット嬢と仲が良いのだったな。ちょうどこの場にガティルエ公爵がおる。おい、ルイ。こちらにこい。聖女様がシャルロット嬢を気にかけていらっしゃるぞ!」
「ははっ!」
ずらりと並んだ中から一人の老紳士が歩み出てきた。
「聖女様。わたくしめは陛下よりガティルエ公爵を拝命しております、ルイ・ドゥ・ガティルエでございます」
「フィーネ・アルジェンタータです。その、シャルのことなんですけど……」
「娘をご心配いただき、そして何かとよくしていただきありがとうございます。ですが娘はショックが大きかったようで、今は領地の屋敷で療養中でございます」
「そうでしたか……」
やはり、ユーグさんを失ったことは本当に辛かったのだろう。
「あ、その……もしよかったらお見舞いに行きたいんですけど」
「聖女様。大変ありがたいお申し出ですが、現在は医師の指示により面会謝絶でございます。娘の具合が良くなりましてから、ぜひともお訪ねください。我々ガティルエ公爵家一同、心より歓迎いたします」
「そうですか……」
お医者さんの指示だったら仕方がないかな。怪我や病気ならすぐに治せるけれど、精神面の治療はまだあまり自信がない。
「あの、それじゃあせめてお手紙だけでも」
「ありがとうございます。必ずや娘に渡すとお約束いたします」
「はい。後で手紙を書きますね」
「それで、明日の朝に使いの者がお部屋までお伺いいたします。どうぞその者にお渡しください」
「はい。ありがとうございます」
こうして私はシャルに手紙を書くこととなったのだった。
ここ王都がこの世界で私が一番長く滞在した場所だからだろうか?
久しぶりの変わらないこの景色になぜか無性に懐かしさがこみ上げてくる。そんな感慨にひたりつつも、私たちを乗せた馬車は南門から王都へと入った。
するとなんと! 沿道を埋め尽くす大勢の人が私を出迎えてくれた。
「聖女様ー!」
「おかえりなさい!」
馬車の外からは温かい声が聞こえてくる。私は心中で小さく「ただいま」を言うと、窓から外に向かって小さく手を振った。
それが窓の外から見えたのか、一段と歓声が大きくなる。
もちろんこれほどの歓迎をしてくれるのは私が聖女だからだ。それでもこうして歓迎してもらえると、たとえ偶像でもその笑顔のために何かしてあげたいと思う。
それに、ほら。みんなが希望を持って笑顔でいてくれるならば、きっと瘴気は減ってくれると思うのだ。
「姉さま。なんだか嬉しそう」
「え? そんな表情していましたか?」
「はいっ。すごく優しい表情をしていました」
「そうですか。ふふ。そうかもしれません。それとここには親方と奥さんもいますからね」
「あっ! ベシャメルシチューの!」
「そうです。王都にいる間にまた行きましょう」
「はいっ! 楽しみですっ!」
そんな会話をしている間にも私たちを乗せた馬車は大勢の人が詰めかけた大通りを抜け、お城へと向かったのだった。
◆◇◆
私たちはそのまま謁見の間へと通された。この王様に会うのも久しぶりだ。若干の懐かしさを覚えつつも私は淑女の礼を執って敬意を表す。
「よくぞ戻られた。聖女フィーネ・アルジェンタータ様のご帰還を、そして聖女就任を、このアルベール三世がホワイトムーン王国を代表して心よりお祝い申し上げます」
「!?」
ええっ!? 王様が敬語!? これは一体どういうことだろう?
「え、ええと、はい。おかげさまで無事に戻ってくることができました。えっと、その口調は一体……?」
「はい。聖女様は神に選ばれたのです。これまでの聖女候補であったときとはお立場が異なります」
「はぁ。そういうものですか……。うーん? でもいきなり変えられても変な気分ですし、今までどおりでお願いできませんか?」
「……かしこまりました。いや、うむ。わかった。フィーネ嬢、よくぞ無事に帰ってきてくれた」
「はい。ありがとうございます」
うん。やっぱり王様はこうじゃないと王様っぽくないもんね。
「それと、聖騎士クリスティーナよ。大儀であったな」
「……はい。陛下」
おや? 何か二人の間の空気がおかしいような?
以前はもっとこう、何か信頼関係のようなものがあったような気がするのだが、今の二人はどこかぎくしゃくしているように見える。
するとルーちゃんが察したのかそっと耳打ちしてくれた。
「姉さま。あの人、姉さまが死んだから新しい聖女を探せって命令したんです。でもクリスさんは、姉さまは生きてるから捜すんだって言って……」
「ああ、そうだったんですね」
たしかにそれは王様の立場からしたら正しいかもしれない。普通に考えれば、荒れた海に落ちたのだから生きているだなんて誰も思わないだろう。あのハゲ神様もそれを利用して私を殺そうとしてきたわけだしね。
「ルーちゃん。王様だって色々考えてのことだったんですよ。許してあげてください」
「むぅ。姉さまがそう言うなら……」
ルーちゃんは不承不承といった様子ではあるものの、納得してくれたようだ。
「さて。フィーネ嬢。久しぶりの王都はいかがだったかな?」
「はい。皆さん、大歓迎をしてくれて嬉しかったです」
「うむ。聞いているかもしれんが、我が国は魔物の襲撃に苦しんでおる。そんな状況下での帰還だ。聖女とは、その存在だけで民に希望を与えてくれるからな」
「……はい」
それが、そもそも神が聖女というシステムを作った理由だものね。
「あの、勇者って見つかっているのですか?」
「いや。まだ見つかったという報告は入っていない。過去の記録によると、これほど魔物が暴れている状況になればすでに現れていても不思議はないのだが……」
「そうですか」
これはきっと私が【雷撃】をずっと持っていたことが原因かもしれない。でもそのあたりはきっとあのハゲ神様がなんとかするのだろう。そのために【雷撃】のスキルを返したんだしね。
「あ、その……」
私はシャルのことを聞こうとして、この場で聞くべきことなのかと思い口ごもった。
「どうした? なんでも聞くがよい」
「その、この場で聞くのもあれなんですけど、シャルは、シャルロット・ドゥ・ガティルエは元気でしょうか?」
「む? ああ、そうであったな。フィーネ嬢はシャルロット嬢と仲が良いのだったな。ちょうどこの場にガティルエ公爵がおる。おい、ルイ。こちらにこい。聖女様がシャルロット嬢を気にかけていらっしゃるぞ!」
「ははっ!」
ずらりと並んだ中から一人の老紳士が歩み出てきた。
「聖女様。わたくしめは陛下よりガティルエ公爵を拝命しております、ルイ・ドゥ・ガティルエでございます」
「フィーネ・アルジェンタータです。その、シャルのことなんですけど……」
「娘をご心配いただき、そして何かとよくしていただきありがとうございます。ですが娘はショックが大きかったようで、今は領地の屋敷で療養中でございます」
「そうでしたか……」
やはり、ユーグさんを失ったことは本当に辛かったのだろう。
「あ、その……もしよかったらお見舞いに行きたいんですけど」
「聖女様。大変ありがたいお申し出ですが、現在は医師の指示により面会謝絶でございます。娘の具合が良くなりましてから、ぜひともお訪ねください。我々ガティルエ公爵家一同、心より歓迎いたします」
「そうですか……」
お医者さんの指示だったら仕方がないかな。怪我や病気ならすぐに治せるけれど、精神面の治療はまだあまり自信がない。
「あの、それじゃあせめてお手紙だけでも」
「ありがとうございます。必ずや娘に渡すとお約束いたします」
「はい。後で手紙を書きますね」
「それで、明日の朝に使いの者がお部屋までお伺いいたします。どうぞその者にお渡しください」
「はい。ありがとうございます」
こうして私はシャルに手紙を書くこととなったのだった。
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