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第二章
あとがき
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お読みいただきありがとうございました。本作はこれにて完結とさせていただきます。
もちろん主人公はこれからもきっとガチャを引き、ギリギリの綱渡りをしながら生きていくことでしょう。暴力幼馴染だったエレナもついにデレてくれ、本当の意味で仲直りできました。きっとこれからの主人公の人生はより良いものとなっていくのではないでしょうか。ガチャで破滅しなければ(笑)
ここで完結とする理由は色々ありますが、端的に申し上げるならこのスタイルでお話を長く続けることに限界を感じたということです。
本章では誰がヒロインになるのかをガチャの結果で決めていったわけですが、複数の結末とさらにそこに至る複数のルートが存在してそれらのどれに進んでも矛盾なく物語になるように考える必要がありました。
しかもガチャ結果によって選択されたのは筆者としても「まずここには入らないだろう」と思って一番薄く構えていたエレナルートでした。
というのも、このエレナルートはかなり厳しい条件をつけていました。終わってから確率をざっくり計算してみたところなんとこのルートに入る確率はわずかに約 0.4 % しかありませんでした。本当に、よくもまあこんな確率のルートに入ったものだと思います。
他にもまさかのフラウ2凸でトーニャちゃんの復活劇もあっさりと終わってしまい……もうネタがない!(血涙)
ともあれ、ガチャのリアリティを担保しつつ物語にもしっかりと絡めつつ読者の皆様のアイデアを頂戴しながら進めていくというのは筆者としてはとても面白い試みでした。そういった視点から言えば本作は意欲作としての役割はきちんと果たしてくれたのかな、と思っております。
であれば、無理にネタをひねり出してこのままダラダラと続けるよりはここで終わりにしたほうが良いと考えた次第です。
ここまで応援頂いた皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて。それでは最後にお約束していたルートの分岐条件についてご説明いたします。
まず、本作では最終的にエレナルートに着地したわけでしたが、実はセリアルート、フラウルート、エレナルート、バッドエンドの四種類を用意していました。
え? トーニャちゃんルートがない? すまない。ホ〇(ry
冗談はさておき、それぞれのルートの分岐条件を説明して参ります。
まず第一のルート分岐は、第11話~第12話のガチャで『精霊花の蜜』が引けているかどうかです。ここで『精霊花の蜜』が引けているかどうかで泥棒に入ったミゲルが『精霊花の蜜』を舐めて中毒になり、禁断症状から暴れるかどうかが決まります。
もしこのエピソードがない状態でその後に『精霊花の蜜』を引いた場合、エレナ(と場合によってはそれに巻き込まれたルイシーナさん)が勝手に舐めて蜜中毒になり、禁断症状からエレナは暴れて取り返しのつかない事態を引き起こします。それを何とかするためにディーノは領主様の命令で自由を失い、中毒になったエレナの面倒を一生見させられるというバッドエンドが予定されていました。
続いてもう一つのルート分岐は、第18話までに『フラウ召喚』を引けているかどうかです。もしこれを引けていなかった場合、トーニャちゃんとの決闘イベント後にエレナとディーノの間の橋渡しをしてくれるフラウがいない状態で敗北をすることになります。すると、素直になれないエレナはディーノを拒絶し、わだかまりを抱えているディーノもエレナに冷たい態度をとってしまいます。
もちろん約束は履行されるため、ボコボコにされてプライドをへし折られたエレナはそのままのメンタルで迷宮に挑みます。実力を証明しようと一人で暴走するエレナはどんどん先に進んでしまいますが、迷宮に潜んでいた悪魔が言葉巧みにエレナを誘惑することになります。本編とは異なり、ボロボロのメンタルだったエレナはそれに乗ってしまうことになります。
こうなれば作中で語られた悪魔の計画は成り、【剣姫】のギフトを持ったエレナをキマイラを作ったのと同じ力で迷宮核に融合させます。そうすることで【剣姫】のギフトを持った魔物があふれ出てくるという悪夢のような事態に陥り、サバンテは滅亡への道を歩むことになります。
これが一番のバッドエンドです。
そんなわけで、このルートに入ってしまった場合は召喚士ガチャのシリーズを新ガチャが投入されることでサバンテ滅亡を防ぐ戦いに臨むというストーリーを予定していました。
また、最後の条件はディーノの MP と MGK が一定の値を超えている必要がありました。
まず、転移罠で奥深くに飛ばされたエレナにフラウがあちこち移動しないようにとお願いするにはそれなりの MP が必要でした。エレナが信用して心を開いていたフラウにそう言わなければ、エレナは自分で何とかしようとして暗闇の中あちこち歩き回って目も当てられない事態になっていたことでしょう。
また、 MGK は悪魔に勝つために必要でした。これは、ディーノへのバフというよりもエレナが悪魔に体を奪われた状態から一時的に脱するためのバフを与えるのに必要でした。
これらの全てが揃わなければ、エレナは悪魔に乗っ取られ、その力は迷宮を強化する糧として使われていたことでしょう。
なお、他の二人のルートは以下の条件でした。
フラウルート:
・エレナルートに入っていない
・『精霊花の蜜』をフラウに食べさせてあげられていること
セリアさんルート:
・エレナルートとフラウルートに入っていない
・一度も『フラウ召喚』を一度も引けていないこと、でした。
筆者としてはエレナルートに入ったことは完全に想定外だったわけですが、これも乱数神様の思し召しということなのでしょう。
ちなみに、『精霊花の蜜』はフラウが大きくなるために必要なアイテムだったんですが……見事に出ませんでした。
なお他のルートに入る確率は計算していませんが、高校数学までの範囲で計算できると思いますのでご興味がおありの方は計算してみてください。そしてエレナルートの計算が間違っていたら教えてください(笑)
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後に、本日より新作「勇者召喚されたが俺だけ村人だった~ならば村で働けと辺境開拓村に送られたけど実は村人こそが最強でした~」の連載を開始いたしました。
もしよろしければそちらも応援頂けると幸いです。
一色孝太郎
もちろん主人公はこれからもきっとガチャを引き、ギリギリの綱渡りをしながら生きていくことでしょう。暴力幼馴染だったエレナもついにデレてくれ、本当の意味で仲直りできました。きっとこれからの主人公の人生はより良いものとなっていくのではないでしょうか。ガチャで破滅しなければ(笑)
ここで完結とする理由は色々ありますが、端的に申し上げるならこのスタイルでお話を長く続けることに限界を感じたということです。
本章では誰がヒロインになるのかをガチャの結果で決めていったわけですが、複数の結末とさらにそこに至る複数のルートが存在してそれらのどれに進んでも矛盾なく物語になるように考える必要がありました。
しかもガチャ結果によって選択されたのは筆者としても「まずここには入らないだろう」と思って一番薄く構えていたエレナルートでした。
というのも、このエレナルートはかなり厳しい条件をつけていました。終わってから確率をざっくり計算してみたところなんとこのルートに入る確率はわずかに約 0.4 % しかありませんでした。本当に、よくもまあこんな確率のルートに入ったものだと思います。
他にもまさかのフラウ2凸でトーニャちゃんの復活劇もあっさりと終わってしまい……もうネタがない!(血涙)
ともあれ、ガチャのリアリティを担保しつつ物語にもしっかりと絡めつつ読者の皆様のアイデアを頂戴しながら進めていくというのは筆者としてはとても面白い試みでした。そういった視点から言えば本作は意欲作としての役割はきちんと果たしてくれたのかな、と思っております。
であれば、無理にネタをひねり出してこのままダラダラと続けるよりはここで終わりにしたほうが良いと考えた次第です。
ここまで応援頂いた皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
さて。それでは最後にお約束していたルートの分岐条件についてご説明いたします。
まず、本作では最終的にエレナルートに着地したわけでしたが、実はセリアルート、フラウルート、エレナルート、バッドエンドの四種類を用意していました。
え? トーニャちゃんルートがない? すまない。ホ〇(ry
冗談はさておき、それぞれのルートの分岐条件を説明して参ります。
まず第一のルート分岐は、第11話~第12話のガチャで『精霊花の蜜』が引けているかどうかです。ここで『精霊花の蜜』が引けているかどうかで泥棒に入ったミゲルが『精霊花の蜜』を舐めて中毒になり、禁断症状から暴れるかどうかが決まります。
もしこのエピソードがない状態でその後に『精霊花の蜜』を引いた場合、エレナ(と場合によってはそれに巻き込まれたルイシーナさん)が勝手に舐めて蜜中毒になり、禁断症状からエレナは暴れて取り返しのつかない事態を引き起こします。それを何とかするためにディーノは領主様の命令で自由を失い、中毒になったエレナの面倒を一生見させられるというバッドエンドが予定されていました。
続いてもう一つのルート分岐は、第18話までに『フラウ召喚』を引けているかどうかです。もしこれを引けていなかった場合、トーニャちゃんとの決闘イベント後にエレナとディーノの間の橋渡しをしてくれるフラウがいない状態で敗北をすることになります。すると、素直になれないエレナはディーノを拒絶し、わだかまりを抱えているディーノもエレナに冷たい態度をとってしまいます。
もちろん約束は履行されるため、ボコボコにされてプライドをへし折られたエレナはそのままのメンタルで迷宮に挑みます。実力を証明しようと一人で暴走するエレナはどんどん先に進んでしまいますが、迷宮に潜んでいた悪魔が言葉巧みにエレナを誘惑することになります。本編とは異なり、ボロボロのメンタルだったエレナはそれに乗ってしまうことになります。
こうなれば作中で語られた悪魔の計画は成り、【剣姫】のギフトを持ったエレナをキマイラを作ったのと同じ力で迷宮核に融合させます。そうすることで【剣姫】のギフトを持った魔物があふれ出てくるという悪夢のような事態に陥り、サバンテは滅亡への道を歩むことになります。
これが一番のバッドエンドです。
そんなわけで、このルートに入ってしまった場合は召喚士ガチャのシリーズを新ガチャが投入されることでサバンテ滅亡を防ぐ戦いに臨むというストーリーを予定していました。
また、最後の条件はディーノの MP と MGK が一定の値を超えている必要がありました。
まず、転移罠で奥深くに飛ばされたエレナにフラウがあちこち移動しないようにとお願いするにはそれなりの MP が必要でした。エレナが信用して心を開いていたフラウにそう言わなければ、エレナは自分で何とかしようとして暗闇の中あちこち歩き回って目も当てられない事態になっていたことでしょう。
また、 MGK は悪魔に勝つために必要でした。これは、ディーノへのバフというよりもエレナが悪魔に体を奪われた状態から一時的に脱するためのバフを与えるのに必要でした。
これらの全てが揃わなければ、エレナは悪魔に乗っ取られ、その力は迷宮を強化する糧として使われていたことでしょう。
なお、他の二人のルートは以下の条件でした。
フラウルート:
・エレナルートに入っていない
・『精霊花の蜜』をフラウに食べさせてあげられていること
セリアさんルート:
・エレナルートとフラウルートに入っていない
・一度も『フラウ召喚』を一度も引けていないこと、でした。
筆者としてはエレナルートに入ったことは完全に想定外だったわけですが、これも乱数神様の思し召しということなのでしょう。
ちなみに、『精霊花の蜜』はフラウが大きくなるために必要なアイテムだったんですが……見事に出ませんでした。
なお他のルートに入る確率は計算していませんが、高校数学までの範囲で計算できると思いますのでご興味がおありの方は計算してみてください。そしてエレナルートの計算が間違っていたら教えてください(笑)
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後に、本日より新作「勇者召喚されたが俺だけ村人だった~ならば村で働けと辺境開拓村に送られたけど実は村人こそが最強でした~」の連載を開始いたしました。
もしよろしければそちらも応援頂けると幸いです。
一色孝太郎
応援ありがとうございます!
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そうか❗️
MPポーションがあった‼️
ちゃんと購入していました
フラウ先生の次の活躍にどうぞご期待ください。
どうぞお楽しみに!