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しおりを挟むシャーロット視点
今日は学園が休みだからお兄様と街へ来たの。
今日はお兄様の誕生日。
お兄様は「何もいらない」って言うから一緒に買い物して欲しい物を選んで貰おうと思って。
数軒の店舗を見てもお兄様は「何も欲しい物はない」しか言わないの。
可愛い小物店があったから私は入ったの。お兄様は女性のお店には入りたくないと言って外で待ってるわ。
店の中の小物を見ていたら、同じように小物を見ているアメリア様がいたの。
これって、
運命的な出会いよね?
今日はお兄様の誕生日。
それにお兄様は婚約者と昨日、婚約を白紙に戻したわ。だから今は婚約者がいない。
身分が違う!
そんな事私だって分かってるわ。
それでもお兄様の幸せを願いたいの。
お兄様はいつもアメリア様を目で追うわ。そして愛しい人を見る目でいつも見てる。初めてあんなお兄様を見たの。
女性に興味がないお兄様が初めて女性に興味を持ち、話しかけ、笑い、怒り、見つめ、愛しいと思う。
これはお兄様の初恋なの。
妹としてはここは一肌脱がないと!
「アメリア様ではなくて」
私はアメリア様に話しかけたの。
ちょっと強引ではあったけど、アメリア様、根が優しい人なのね、断われないように誘導したら友達になってくれるって言ってくれたわ。
それからお兄様のプレゼントを一緒に選んでくれるって。お兄様にとってきっと石ころ1つでもアメリア様が選んだ物なら喜んで大切にしそうだわ。
でもここは女性の小物店、男性物の小物店に行こうとなったの。だからアメリア様が会計している間に外にいるお兄様をケーキ店へ行かせ、私に付いてる影を呼んでエディに伝言を頼んだの。
「街で私を探して。見つけたらデートしましょ」
って。エディは直ぐに探しに来るわ。だって最近のエディの口癖は「デートしたい」だもの。
それからアメリア様と男性物の小物店へ行き、なんとか?強引に?お兄様のプレゼントを買うように勧めて、お兄様に渡す私からのプレゼントも購入してお兄様が待つケーキ店へ向かったの。
物欲の無いお兄様にとって誕生日プレゼントは物よりもアメリア様との時間でしょ?
私からのプレゼントは
「アメリア様と同じ時を過ごす」
よ。今だけは身分が無い街に住む人になって同じ時を過ごして。
私は目の前でお兄様が女性と話してるのを見ていたわ。あまり表情に出ないお兄様の顔が喜んでいる。
アメリア様の名前を呼んだ時なんか、恥ずかしい、でも名前を呼べて嬉しい、愛しいって顔に出ていたわ。
お互い見つめ合って。見つめ合って?
もしかしてアメリア様もお兄様の事…
ケーキを食べ終わった頃エディが迎えに来たの。
ふふっ、部屋の前で食べ終わるのを待っていたわね。
エディもお兄様の纏う空気とアメリア様の事に、気がづいたわね。
エディからの誕生日プレゼントは、
「アメリア様との二人きりの時間」
かしらね。
お兄様とアメリア様を部屋に残し、私は二人をだしに?呼び出したエディと久しぶりのデートを楽しんだのは内緒ね?
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