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妹がいなくなった
目指せ!看板女優
しおりを挟む私とチャーリーは今観劇に来ている。
幕がおり、私達は役者が待つロビーへ行った。
「お兄さん~、お姉さん~」
セナミは私達に気付き、手を振っている。
私はセナミに花束を渡した。
「セナミ、すごいじゃない。遂に妹のネリ役になったのね。看板女優も目と鼻の先じゃない」
「お姉さん、まだまだだよ~。今日はたまたまネリ役の子が休んだから急遽私がやっただけよ?」
「それでもピンチヒッターが出来る実力って事でしょ?すごいわ」
「そうかな?」
「そうよ、ねぇチャーリー」
「ああ、俺も原作の話をエリーに借りて読んだけど、ヒロインになりきる所、上手くやれていたよ」
「ほんと?」
「ああ」
「それでも前半だけの出演だけどね」
「前半だけと言っても前半はほとんど出てただろ?それだけでもすごい事だ」
「うん」
「そうよ、自信を持ちなさい。セナミなら看板女優も直ぐよ」
「ありがとう、お姉さん、お兄さんもありがとう」
「頑張ってね。でも無理は駄目よ?いい?」
「うん、分かってる。でも楽しいの。だから頑張れる!」
「また観にくるな」
「また観に来てくれるの?ならもっと頑張らないと。今度こそピンチヒッターじゃなくてネリ役を演じてる所を見せなくちゃ!」
「ふふっ、応援してるわ」
「ありがとうお姉さん」
「楽しみに待ってるわ。セナミなら看板女優になれるわ」
「うん」
セナミの活き活きとした笑顔を見て、私達も嬉しい。
私達の馬車が見えなくなるまで手を振り続けてくれたセナミ、貴女なら看板女優も夢じゃないわ。
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