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おまけ ルーファー視点 ②
しおりを挟む私も13歳になった。
まず初めに変わったのは夫人達の目。それから一部の貴族達の目。好意的な視線好意的な表情を私に向けられた。まだ不信感が残る貴族達もいる。それでも敵意は無くなった。
そして一方通行だったエリオットから手紙が届いた。
『姉上も婚姻し幸せになりました。
ルーファー、僕は姉上の幸せを見届けるまではルーファーをどれだけ友だと思っていても、ルーファーとローレンス元王子が同じじゃないと知っていても、やっぱりルーファーには会えない会いたくないと思った。姉上を裏切る行為だと思ったんだ。
ごめんルーファー、これからはまた友として過ごそう。だけど僕は学園に入学したから休みの日だけになるけど』
その手紙を読んだ時目頭が熱くなった。
悪いのは兄上でエリオットの気持ちは分かる。それでもまた友として過ごせる事がとても嬉しかった。
コンコン
『殿下ネイソンです』
『入ってくれ』
扉が開き私の目に映ったのは、
『エリオット』
『ルーファー』
私達は握手をしてお互い抱きしめた。
『すまないエリオット、姉様は今幸せか?姉様の花嫁姿は綺麗だったか?』
『ああ、姉上は幸せだ、花嫁姿も綺麗だった』
『エリオット、私ともう一度友になってほしい、頼む』
『ルーファー、僕達は友じゃないか、そうだろ?』
『ああ、ああ……、そうだ…』
それからエリオットが休みの日はエリオットと一緒に母上のサロンへ行ったり王宮の庭で話した。
『エリオット、私はアイリーン国の王女と婚約しようと思うんだ』
『話があるのか?』
『これから父上に言うつもりだ』
『でもどうしてアイリーン国なんだ?』
『あの国は貿易が盛んだ。でも我が国は海はあっても貿易をやっていない。まず大型船を停泊する港がない。今は陸続きの周辺諸国としか取引きがない。だが貿易が盛んになればもっとこの国は豊かになる』
『海を埋め立てれば反発が必ず出る』
『だから王家管轄の海がある領地に作ろうと思う。そしたら貿易は平等だ』
『その為の婚約をするのか?』
『どんな出会い方であろうと出会わなければ何も始まらない。
アイリーン国の王は王女を可愛がっていると聞いた。直ぐに許しが出るとは思っていない。だが港は作りたい』
『その資金はどうする』
『私は幼い頃から贅沢はしていない。私が使える金子も最低限しか使っていないから後は手付かずだ。それでも足りないだろうが他国には投資家がいると聞いた。出資を頼もうと思う。ある程度目星も付けてある』
『分かった、だが少し待ってほしい。僕にも投資家のあてがある。一度聞いてみるよ』
『大丈夫だ、父上を説得し貴族達を説得してからだとまだ数年先の話だ』
2年かけて貴族達を説得しようやく了承を得た。
『エリオットようやくだ、ようやく始められる』
『ルーファー、投資家のあてはあると言ったが』
『ああ、私も独自で動いていた。なかなか良い返事はないが、それでも諦めるつもりはない。何度も掛け合うつもりだ』
『あのな、父上もその投資家なんだが父上が投資すればそれを贔屓だと思われても困ると言われた』
『だろうな』
『次に兄上に伝えたら他国の王族が他国の王族に投資するのは国を乗っ取ろうとしていると思われると言われた』
『そう捉える者はいるだろうな』
『でだ、寄付をしたいと言ってる人がいるんだ』
『寄付だと利益は還元されない』
『それで良いらしい。この国の発展の為になるならと』
『それは有り難いが、誰なんだ?』
『姉上だ』
『エリーナ姉様?気持ちは嬉しいがそれは受け取れない』
『陛下の心に心をお返ししたいだけだと言っていた。ルーファー、お前には自分達が迷惑をかけたと言っていた。そして立派な王太子になってほしいとそう心から願っていると、ルーファーを今でも弟だと思っていると、自分は弟を助けるだけだって。
姉上はこの国の状況もルーファーの置かれていた立場もルーファーの努力も全て知っていた。自分達がお前に背負わせなくてもいいものを背負わせたと、そして背負わせるだけ背負わせて何もせず放置したと、その詫びだと思って受け取ってほしい、そう言っていた。
ルーファー、お前は努力し成果を見せた。それはお前だから出来た事だ、僕はそう思う。だから姉上の心を受け取ったらいい』
『ありがとうエリオット。姉様のお心をお受けしたいと伝えてほしい。私からも姉様に手紙を書く、否、姉様に会いに行く』
『それが、姉上は今公爵家にいるんだ、内密にしてほしい。一応この国では平民になっているから』
『姉様が帰ってきているのか?』
『姉上にも子が生まれて孫を見せに帰ってきているんだ』
『姉様に会えるだろうか』
次の日私は内密に公爵家へ行き姉様と久しぶりに会った。
『姉様、兄上が申し訳ありませんでした』
私は深々と頭を下げた。
『ルーファー、大きくなったわね。ほらちゃんと顔を見せて?』
姉様は私の両頬に手を当て顔を上向かせた。
『ルーファーには私達の責を負わせてしまったわ。当時まだ10歳の子供の貴方に全部背負わせて背負わせた私達は知らん顔をしたの。ごめんなさいねルーファー』
私は顔を横に振った。
『エリオットから話は聞いたわ、元々いつかこの国に何かあった時に寄付をするつもりでいたの。ならその寄付はこの国の発展に役立つ方が良いわ。それに貴方を助けたいって思ったの。お金で解決するのは違うけど私の貴方への償いだと思って受け取ってほしいの』
『ありがとうございます姉様、ありがとうございます』
姉様は私を抱きしめた。そして優しく背中を撫でる。
『ほらほら泣かないの。沢山努力して頑張ったのねルーファー。私は貴方を誇りに思うわ。ねぇルーファー私は貴方の成功を祈っているわ。それにルーファーなら成功させると信じているの。ほらルーファーが泣くから私まで涙が出てきちゃったじゃない』
姉様と過ごしたあの頃が昨日のように鮮明に蘇り、そして姉様に褒められ今までの苦労も努力も報われた気分になった。
二人して目を真っ赤にさせ向き合った。
『ルーファー王子殿下、この国の発展の為にこちらの寄付をお納め下さい』
『有り難く受け取らして頂きます。こちらは大切に使わさせてもらいます、エリーナ・グレーク次期侯爵』
多額の寄付に失敗は許されない、そう思った。
エリーナ姉様が言うには婚約するならアイリーン国の第三王女が良いと言われた。第二王女は私と同じ年、素行があまり良くないらしく私の3歳年下の第三王女にしてほしいと。
ウィングル国はアイリーン国と貿易をしていて街は活気が溢れていると言っていた。この国も他国の風を入れて活気になれば良いと思う。
早速父上はアイリーン国へ第三王女との婚約の打診をした。返事は『本人に決めさせる』と書かれていて外交を担当しているハウバウル公爵と公爵の補佐としてエリオットも私と同行しアイリーン国へ行くことになった。
約半年の長旅だ。港を作る為にウィングル国に指導者を頼み作業員は浮浪者を優先に雇った。王都には地方から仕事を探してやって来る者が多くそのまま浮浪者になる者が多い。港が開港すればそのまま従業員として雇うつもりだ。これで浮浪者が減れば良いがやる気がなければ何事も続かない。あとは本人次第だ。
アイリーン国へ向かう大型船も航海も初めての経験で客室から甲板に上がれば風を切って走るとはこういう事かと思った。少し強い風が顔に当たり髪をなびかせる。大海原も船から見る夕日もこの光景を見た者しか分からない感動を与える。自然とは偉大な神の根本ではないかと。そして今自分はその自然の中にいる。さながら冒険記の本の中にいるようだ。
『ルーファーここにいたのか。心配か?父上は最低でも貿易の確約だけは取り付ける』
『エリオット、なぜだろうな、何となく良い風が吹くと思えるんだ』
1ヶ月の船旅でアイリーン国へ着き宮殿へ向かう。王へ挨拶をしハウバウル公爵は貿易の確約を取り付ける為に王と会談し私は第三王女と顔合わせをする。
俯く王女と向かい合う。
『ジュリエッタ姫には急な話で申し訳ない。異国など嫌なら嫌と言ってくれて構わない。私も今回船旅でこちらまで来たが余りに遠い。知人がいない国では心細いだろう』
『お断りしてもよろしいのですか?』
『ああ、国の為だからと無理して我慢する必要はない。私は姫の意思を無視し無理矢理婚約したい訳ではない。
姫、私はどのような出会いも意味があると思っている。だがその出会いも繋がなければなんの意味はなく繋がればそれは縁になると思っている。だが両者が縁だと思わなければそれは他人と同じだ。両者が縁だと思い初めて糸が結ばれ知人友人恋人となりそして初めて縁と呼べると思っている。縁が結ばれれば大事に大切にしようと思いその思いは深くなると思っている。
私は思う、我慢の上で成り立つ関係は縁ではない、支配だ。
かつて私には兄と姉と呼ぶ者達がいた。政略ではあるが縁を結んだ。だがその縁は我慢という形で無理矢理縛りつけ結果破綻した。
我々人には意思があり政略は本人の意思を無視し進められる。私は意思も尊重されるべきだと思っている』
『ですが政略は必要です』
『王族だけでなく貴族でも政略は必要だ。国の為家の為、そうして繋がりを強固にしてきた。それは紛れもない事実。
だが意思持たぬ人形ならそれも耐えられるであろう。人として生き意思を持つ者は人形にはなれない。人形のように生きればそれは奴隷だ。
私は婚約は婚姻と同等だと思っている。そして伴侶を支配したいのではなく同格であると思っている。願わくば伴侶にもそう思ってほしいと思っている』
『では一つよろしいですか。殿下は私を愛せると?』
『正直に言おう。今日初めて会い姫を愛しているとは言えない。愛す努力をすると言う言い方も失礼だと思う。まだ互いの事を何も知らない。だが距離を縮める寄り添うそれは努力すると言える。愛するのは努力ではなく努力した先に芽生える感情だと私は思う。私は今回姫に努力する許可を頂きたい』
『では立場的には婚約者候補という形でしょうか』
『そうだ。だが努力する権利を私に与えるか与えないかその決定権は私ではなく姫だ』
『私がではなく殿下が私の婚約者候補という訳ですか?』
『ああ、姫に選ばれるように私は努力したい』
『分かりました。殿下に権利を与えます』
『ありがとう』
それから滞在期間の1ヶ月私はジュリエッタと一緒に過ごした。案内された街で見つけた可愛い髪飾りを贈り、毎日花を一輪贈る。アイリーン国には男性が意中の女性に毎日花を一輪贈る風習があると姉様に聞いていた。そしてその花を受け取らなければ貴方には興味がないと言う事らしい。今の所ジュリエッタから花は返ってきていない。
毎日お茶をしたり宮殿の庭園を散歩したりお互いの話をしたりジュリエッタと過ごす一日一日を大事にした。後ろを歩いていたジュリエッタが隣で歩くようになり時折私の前を後ろ向きで歩いたり、そしてそれを私が心配したり、それでもどの一日もお互い笑顔が溢れていた。声を出して笑ったりお互い顔を見合わせクスクスと笑ったり笑いを堪えたりとても楽しい1ヶ月だった。
アイリーン国を発つ日、港まで王とジュリエッタが見送りに来てくれた。
『ジュリエッタ姫楽しい1ヶ月でした。またお会いできる日を楽しみにしています』
『ルーファー殿下、私も楽しい1ヶ月でした。こちらを』
渡されたのは私が毎日贈った花の絵。
『花は枯れますが絵は残ります。そしてその枚数だけ私達は積み重ねました。こちらは殿下と私の縁が繋がった証だと私は思っています』
『ありがとう大切にする』
私はジュリエッタに手を差し出した。ジュリエッタは私の手を握り握手をした。
初めて繋ぐジュリエッタの手の温もりが伝わり『離したくない』そう思った。
『殿下参りましょう』
『ああ』
握られた手が離され私は船に乗り込んだ。甲板に出てジュリエッタを見つける。お互い視線が重なり見つめ合う。船の汽笛が聞こえジュリエッタは手を振った。私は軽く会釈し手を挙げる。顔の表情まで見えないはずなのにジュリエッタの笑顔が見えた。
『エリオット、すでに淋しいと思うのはなぜだろうな…』
握手した手の温もりがいつまでも忘れられず手を見つめた。さっき繋いだ手の感触が忘れられない。
『離したくないと思ったんだ…』
『ルーファーその心を大切に育てればいい』
『そうだな』
ウィングル国で姉様に会いジュリエッタとの手紙のやり取りの橋渡し役を頼んだ。姉様の友人の商会がアイリーン国と貿易をしていてその荷と一緒にアイリーン国まで届けてくれる事になった。
国へ帰りジュリエッタに手紙を書く。何通かまとめ姉様に送る。姉様にも手紙を書いた。港の着工状況、あとは他愛もない事を。
ジュリエッタからは花の絵が届いた。日付けとありがとうと。
ジュリエッタとやり取りをして3年。ジュリエッタから送られてきた花の絵を一枚一枚見ていた。日付けが書かれていない赤い薔薇の花の絵、そこには『私達はいつまで婚約者候補なのでしょう』私は急いで父上にアイリーン国王に改めて婚約を打診してほしいと頼んだ。国王からの返事は『婚約の話をお受けする』
学園を卒業すれば正式に王太子になる。周辺諸国を招きパーティーを開催する。その時ジュリエッタと婚約する事になった。
学園では婚約者がまだいない私に色目を使う令嬢はいた。だがそんな令嬢を相手する暇がないくらい私は毎日皆と討論をした。地図を広げ道を作るならどこに作るか、この領地まで水を引くならどうするか、図書室の本を広げ時には教師も参加した。港から王都まで王都から各領地まで、ああでもないこうでもないと皆が意見を出し合った。ある者はどうして自国の船を造らないのかと言った。港は開港しても船はアイリーン国の船に荷を載せる予定だからだ。他国の船に荷を載せれば積載料が高額になると言う。大型船を購入するにも額が違う。だが自国の船があればアイリーン国以外とも貿易ができるのは確かだ。
私達の討論が白熱すれば令嬢達がお茶とお菓子を持ってくる。『少し休憩なさったら?』休憩を挟むと皆少し頭が冷える。
ある令嬢が言った。『私も討論に参加したいのですが』それ以来令嬢達も毎日参加するようになった。
学園に通う3年間、令息や令嬢達と楽しく過ごせた。私はこの3年間を忘れないだろう。
学園を卒業し正式に王太子になりジュリエッタと婚約した。
『ジュリエッタも王女として教育は受けているが国が違えば教育も違う。王太子妃としてこの国で教育を受けさせてほしい。それは王女自らの頼みでもある』
婚約を交わした時に国王から言われた。
『ジュリエッタ姫はまた15歳だ、親元を離れるにはまだ早い。妃教育は嫁いでからでも良いと私は思っていた』
『いえ殿下、私はこのハーベルト国を資料でしか知りません。殿下の妃として私はハーベルト国を知らないといけません。こちらで暮らしそして早く馴染みたいんです。今は異国の王女ですがハーベルト国の妃として皆に認めてもらえるように。それに私は殿下を支えたいんです。手紙ではなくもっと殿下の近くで言葉を交わしたい。もう物理的な距離は嫌なんです。会いたい時に会いたい、私は殿下の側にいたいんです』
『ジュリエッタありがとう。淋しい思いはさせない。ジュリエッタの側には私がいる。何でも話してほしい。嬉しいでも辛いでも、私に心を隠すのだけはやめてほしい』
『ルーファー様、では私にも心を隠さないで下さい。嬉しい時は一緒に喜びましょう。悲しい時はルーファー様の背中を撫でます。辛い時は私が癒やします。そして貴方を笑顔にします』
『私もジュリエッタを笑顔にする。ジュリエッタは笑顔が似合う。君から笑顔を消させない。もし消えそうになったら私が笑おう。人の笑顔を見ていると自然と笑顔になる』
私達は笑い合った。
これから嬉しい時ばかりではない。必ず辛い事悲しい事もある。笑う事ができない時もあるだろう。それでも私達二人なら乗り越えられる。
ジュリエッタは宰相の家で暮らす事になった。ウィングル国のようにこの国の父と母がジュリエッタには必要だ。宰相も宰相夫人も優しく温かい人だ。
ジュリエッタとこの国で一緒に過ごす。教育が終われば迎えに行きお茶をする。涙を見せた時は抱きしめた。庭園を歩く時は手を繋いだ。公爵家まで送り届け、離れがたいと何度思っただろう。明日が待ち遠しく朝日が登れば喜んだ。庭園の一番綺麗に咲いている花を一輪毎日ジュリエッタに渡した。
私達が繋いだ縁の証はこれからも増え続ける。
明日私はジュリエッタと婚姻式を挙げる。
10年努力をしてきた。これからも努力を怠るつもりはない。
今までは一人だった。明日からは愛しいジュリエッタと二人でこの国を民を守る。
部屋の窓から夜空を見上げる。
今の兄上なら王太子にも王にもなれただろう。だが今の兄上は色々な事を経験したからこそ今の兄上なんだ。
明日皆にとって良い区切りになってほしい。堂々と会えなくても親子だと名乗れなくてもそれでも一目会うくらい一言交わすくらいは許されるのではないだろうか。
王や王妃が民に手を振り言葉を交わす事はある。そこで握手をしても抱きしめても、民を大切にする王と王妃なのだから。
それに兄上にとっては謝罪をする機会でもある。
私は皆に幸せのお裾分けをしたい。
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