50 / 62
第64話 幼女と語り合う件について
しおりを挟む
「……こんなとこにいたのか」
「…………ろっくん?」
まだ泣いていたのか、グスグスと鼻を鳴らし涙を拭る仕草を見せる。
「邪魔してもいいか?」
「……いいけど」
「じゃあお邪魔して……よっこらせっと」
「……何だかおじさんみたい」
「うるせ。まだ十代の若者様だっつうの」
「ふふ……」
ちょっとだけ頬を緩めて笑う莱夢。
「話は聞いたぞ。また無茶なことを言ったんだって?」
「! ろっくんもウチを子供扱いすんの!」
「そう怒るなって。別に子供扱いなんかしてねえだろ」
少なくともお前の前ではな。
「むぅ……」
そんな膨れる姿は紛うことなき子供だけどね。
「……そんなにみんなに認められたいのか?」
「だって……みんな頑張ってるし」
「健一に聞いたけど、お前だってみんなのために頑張ってるんだろ? 『紅天下』には無くてはならない人材だって言ってたぞ」
「…………でもいつだって戦場には出してくれないもん」
「そりゃ、アニキの立場としちゃ無理もねえだろ。妹が傷つくかもしれねえんだから」
「それは……そう、かもしれないけど……」
「まあ、気持ちは分かる。自分も蓬一郎さんと一緒に戦えるって言いたいんだろ?」
「うん。……その力だって持ってるし」
ずいぶんと自信家に育っているようだ。だからこそ危うさを蓬一郎さんは感じているのだろう。
「けどなぁ、身内ならともかく他人のためにどうしてそこまでできるんだ?」
「え? どういうこと?」
「今回の救出作戦だって、言ってみれば助けるのは他人だろ?」
「他人なんかじゃないよ! みんな大事な仲間だって!」
「大事な……ねぇ。裏切られるとか考えないわけ?」
「裏切る? ……そんなことしないよ絶対」
「絶対? 本当にそう言えるか?」
「! イチ兄ちゃんとおんなじこと言うんだね、ろっくんは。この世に絶対なんかないって」
「そんなもんねえよ」
「あるよ!」
「ねえ」
「あるっ!」
「…………純粋だな、お前さんは」
まあ、まだ八歳の子供だしな。
これ以上否定したところで効果はなさそうだ。
「何でろっくんはそんなこと言うん? もしかして誰かに裏切られたん?」
「! …………さあな」
「でも……でも、ウチらはみんな大切で、あったかくて、だから助けたくて……!」
また涙を目に浮かべ始めた。このままだと泣かれてしまう。
「ああ、悪かったよ。ちょっと大人げなかったな。すまん」
「…………いいもん、ウチだって大人だし許すから」
「はは……こりゃありがたいわな」
しかし子供故、なのか。少し人を信じ過ぎている気がする。
いや、逆か。俺が人を信じなさ過ぎるのかもしれないが……。
「ウチはね、ろっくんも信じてるんよ!」
「……まだ会ったばっかだってのにか? そういや俺が蓬一郎さんに詰め寄られた時も、そうやって庇ってくれたっけな。俺のこと何も知らないのに、ちょっと不用心過ぎやしねえか?」
「大丈夫だよ。だってろっくんは優しい人だし」
「おいおい、俺は別にお前に優しさを爆発させた記憶なんてないぞ」
「ん、だから女の勘ってやつ!」
「出たよ。何の根拠もないやつ」
「むぅ、女の勘をバカにしちゃいけないんよ!」
「あー悪い悪い。けど安易に人を信じるのも止めとけ。これは人生の先輩からの忠告だ。きっとテストに出るから覚えとけ」
「ぷっ、テストって、何かろっくんってば先生みたい!」
莱夢が笑いながらゴロンと仰向けになる。
「ウチな、こっから見える景色好きなんよ。星がい~っぱいあるから!」
確かに、街の明かりがほとんど消えているからか、余計に星が綺麗に映っている。
「……ありがとーね、ろっくん」
「は? 何が?」
「だってウチのこと追っかけてきてくれたんしょ?」
「……何となく夜風に当たりたかっただけだ」
「うわ、ツンデレだんべえ。似合わんよ?」
「うっせ、ツンデレじゃねえし」
「あはっ! ……でもね、やっぱろっくんは優しいよ。ウチね、見てたんよ」
「見てた? 何を?」
「ろっくんが怪我した子猫を手当てしてあげてたの」
「子猫……あ、マジか」
確かにそんなことがあったのを思い出した。そういやあのあとすぐにこの子と会ったんだっけ?
じゃあ何か。ずっと見られてたってことか。……ハッズゥ。
「だからろっくんは優しい」
幼女に褒められても嬉しくなんか……あれ? でも何だか頬がニヤけるな、何これ?
「い、いつまでも外にいたら風邪引くぞ。そろそろ戻ろう」
「うん! ほいっと!」
わお、二回展捻り着地お見事! って、そんなことできるんかい!? さすがは『暗殺者』ってことか。
「あ、そうだろっくん」
「ん?」
「ウチは、何を言われても信じるから!」
「…………」
「イチ兄ちゃんも、仲間も…………ろっくんも! そしてね、一度信じた人は信じ抜く!」
「…………そうかよ」
それがコイツの出した答えか。でもな莱夢、もしその信頼が裏切られた時は、キツイなんてもんじゃねえんだぞ。
「だからもしろっくんが困った時はウチが助けたげる! だってもうろっくんは友達だし!」
「友達……ね」
さすがに幼女とお友達になったら白と黒の車に乗ったお兄さんたちに捕まっちゃうよ……。
「だから……ね。もしウチが困った時は助けてくれたらうれしいなー!」
この子は絶対に男泣かせの女になる。いわゆる魔性の女ってやつだ。
だってこの歳でもうすでに男の気を引くあざとさを身につけてるんだから。
ああいや、別に俺がくらっときてるわけじゃないよ? 違うからね、うん。
「そういうのはいつか好きになる男にでも言ってやんな。つまり十年早え」
「ぶぅー! イジワルろっくんめー! いいもーん! ウチは一人でも強いしー!」
俺は不貞腐れながらトコトコと先を行く小さな背中を見ながら歩く。
願わくば、この子が俺と同じような思いをしないことを……。
柄にもなくそんなことを思い、俺は自分の寝床へと帰った。
しかし翌日のこと。
俺の耳にとんでもない情報が飛び込んできたのである。
それは――――――八凪莱夢が、一人で【榛名富士】へ向かったというものだった。
「…………ろっくん?」
まだ泣いていたのか、グスグスと鼻を鳴らし涙を拭る仕草を見せる。
「邪魔してもいいか?」
「……いいけど」
「じゃあお邪魔して……よっこらせっと」
「……何だかおじさんみたい」
「うるせ。まだ十代の若者様だっつうの」
「ふふ……」
ちょっとだけ頬を緩めて笑う莱夢。
「話は聞いたぞ。また無茶なことを言ったんだって?」
「! ろっくんもウチを子供扱いすんの!」
「そう怒るなって。別に子供扱いなんかしてねえだろ」
少なくともお前の前ではな。
「むぅ……」
そんな膨れる姿は紛うことなき子供だけどね。
「……そんなにみんなに認められたいのか?」
「だって……みんな頑張ってるし」
「健一に聞いたけど、お前だってみんなのために頑張ってるんだろ? 『紅天下』には無くてはならない人材だって言ってたぞ」
「…………でもいつだって戦場には出してくれないもん」
「そりゃ、アニキの立場としちゃ無理もねえだろ。妹が傷つくかもしれねえんだから」
「それは……そう、かもしれないけど……」
「まあ、気持ちは分かる。自分も蓬一郎さんと一緒に戦えるって言いたいんだろ?」
「うん。……その力だって持ってるし」
ずいぶんと自信家に育っているようだ。だからこそ危うさを蓬一郎さんは感じているのだろう。
「けどなぁ、身内ならともかく他人のためにどうしてそこまでできるんだ?」
「え? どういうこと?」
「今回の救出作戦だって、言ってみれば助けるのは他人だろ?」
「他人なんかじゃないよ! みんな大事な仲間だって!」
「大事な……ねぇ。裏切られるとか考えないわけ?」
「裏切る? ……そんなことしないよ絶対」
「絶対? 本当にそう言えるか?」
「! イチ兄ちゃんとおんなじこと言うんだね、ろっくんは。この世に絶対なんかないって」
「そんなもんねえよ」
「あるよ!」
「ねえ」
「あるっ!」
「…………純粋だな、お前さんは」
まあ、まだ八歳の子供だしな。
これ以上否定したところで効果はなさそうだ。
「何でろっくんはそんなこと言うん? もしかして誰かに裏切られたん?」
「! …………さあな」
「でも……でも、ウチらはみんな大切で、あったかくて、だから助けたくて……!」
また涙を目に浮かべ始めた。このままだと泣かれてしまう。
「ああ、悪かったよ。ちょっと大人げなかったな。すまん」
「…………いいもん、ウチだって大人だし許すから」
「はは……こりゃありがたいわな」
しかし子供故、なのか。少し人を信じ過ぎている気がする。
いや、逆か。俺が人を信じなさ過ぎるのかもしれないが……。
「ウチはね、ろっくんも信じてるんよ!」
「……まだ会ったばっかだってのにか? そういや俺が蓬一郎さんに詰め寄られた時も、そうやって庇ってくれたっけな。俺のこと何も知らないのに、ちょっと不用心過ぎやしねえか?」
「大丈夫だよ。だってろっくんは優しい人だし」
「おいおい、俺は別にお前に優しさを爆発させた記憶なんてないぞ」
「ん、だから女の勘ってやつ!」
「出たよ。何の根拠もないやつ」
「むぅ、女の勘をバカにしちゃいけないんよ!」
「あー悪い悪い。けど安易に人を信じるのも止めとけ。これは人生の先輩からの忠告だ。きっとテストに出るから覚えとけ」
「ぷっ、テストって、何かろっくんってば先生みたい!」
莱夢が笑いながらゴロンと仰向けになる。
「ウチな、こっから見える景色好きなんよ。星がい~っぱいあるから!」
確かに、街の明かりがほとんど消えているからか、余計に星が綺麗に映っている。
「……ありがとーね、ろっくん」
「は? 何が?」
「だってウチのこと追っかけてきてくれたんしょ?」
「……何となく夜風に当たりたかっただけだ」
「うわ、ツンデレだんべえ。似合わんよ?」
「うっせ、ツンデレじゃねえし」
「あはっ! ……でもね、やっぱろっくんは優しいよ。ウチね、見てたんよ」
「見てた? 何を?」
「ろっくんが怪我した子猫を手当てしてあげてたの」
「子猫……あ、マジか」
確かにそんなことがあったのを思い出した。そういやあのあとすぐにこの子と会ったんだっけ?
じゃあ何か。ずっと見られてたってことか。……ハッズゥ。
「だからろっくんは優しい」
幼女に褒められても嬉しくなんか……あれ? でも何だか頬がニヤけるな、何これ?
「い、いつまでも外にいたら風邪引くぞ。そろそろ戻ろう」
「うん! ほいっと!」
わお、二回展捻り着地お見事! って、そんなことできるんかい!? さすがは『暗殺者』ってことか。
「あ、そうだろっくん」
「ん?」
「ウチは、何を言われても信じるから!」
「…………」
「イチ兄ちゃんも、仲間も…………ろっくんも! そしてね、一度信じた人は信じ抜く!」
「…………そうかよ」
それがコイツの出した答えか。でもな莱夢、もしその信頼が裏切られた時は、キツイなんてもんじゃねえんだぞ。
「だからもしろっくんが困った時はウチが助けたげる! だってもうろっくんは友達だし!」
「友達……ね」
さすがに幼女とお友達になったら白と黒の車に乗ったお兄さんたちに捕まっちゃうよ……。
「だから……ね。もしウチが困った時は助けてくれたらうれしいなー!」
この子は絶対に男泣かせの女になる。いわゆる魔性の女ってやつだ。
だってこの歳でもうすでに男の気を引くあざとさを身につけてるんだから。
ああいや、別に俺がくらっときてるわけじゃないよ? 違うからね、うん。
「そういうのはいつか好きになる男にでも言ってやんな。つまり十年早え」
「ぶぅー! イジワルろっくんめー! いいもーん! ウチは一人でも強いしー!」
俺は不貞腐れながらトコトコと先を行く小さな背中を見ながら歩く。
願わくば、この子が俺と同じような思いをしないことを……。
柄にもなくそんなことを思い、俺は自分の寝床へと帰った。
しかし翌日のこと。
俺の耳にとんでもない情報が飛び込んできたのである。
それは――――――八凪莱夢が、一人で【榛名富士】へ向かったというものだった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる