6 / 258
5
しおりを挟む
夕食の買い出しをしてから自宅に戻ってきた沖長たち。
葵は掃除やら洗濯物などの家事に勤しみ、悠二はスイミングスクールの事務処理のために自室へと向かったので、沖長もまた自分の部屋で今日判明した自分の能力について考察していた。
神が気を利かせてくれてプラスアルファを能力に付与してくれたことは分かったが、それにしてもプラスの要素が強烈過ぎた。
正直いって予想外な機能ばかりで神に対してやり過ぎだと思っていた。
それでも冷静に考えてみれば、どれも非常に便利で使い勝手の良いものばかり。
「まあ……確かに使い勝手の良い《アイテムボックス》を願ったけどさ……」
不満は何一つない。それどころかこれだけのものをもらったことが何となく申し訳なささえ覚えるほどだ。
「けどもらった以上はありがたく使わせてもらいます。ありがとうございます、神様」
合掌しながら、神へと感謝を告げる。
そして改めてリストを開いて能力を確かめていく。
(整理してみよう。まず《アイテムボックス》に〝回収〟したものは、その瞬間に個数が無限化する)
試しに部屋にある絵本やティッシュ箱などを〝回収〟してみたが、先に〝回収〟したものと同じように個数が無限と化していた。
「マジで便利だな。これでもう一生ティッシュには困らないし、絵本を古本屋とかに売れば何割かの金銭も回収できる。まあでも……単純に金銭を増やすのは危険だよな」
当然一万円札などの金を〝回収〟すれば、それこそ無限の富を手にできるが、それは複製と同じであり要は偽札となってしまう。それを使うにはリスクがあり過ぎる。
悪党なら何も考えずに使用するだろうが、トラブルをできるだけ抱え込みたくない人生を送りたい自分としては避けたい行動だ。
「それにこれなら食べ物にも困らないだろうし、それだけでも十分過ぎる」
例えば一人暮らしをしたとして、やはり一番の支出は食費であろう。それがその気になれば皆無となるのだから驚嘆ものだ。それに日用品も、一度購入するだけで一生涯困らないのだから素晴らしい。
「〝消去〟の機能があればゴミ出しとかも必要なくなるしな」
一般家庭はゴミを分別し、住んでいる地域のゴミ置き場に持っていく必要がある。しかしこの能力があれば、わざわざ分別しなくても任意でこの世から消すことができる。
「あとは〝再生〟だけど、これがまた強力だよな」
試しに悪いと思いながらも、絵本の表紙を破ったあとに〝回収〟して〝再生〟してみた。そのあとに取り出して新品になっているのを見て嘆息する。
(もう何て言ったらいいか分かんないけど、欲しいものがあったら中古でもジャンク品でも問題ないってことだよな)
たとえ壊れて動かない電化製品などでも、新品にすることが可能。本当にデタラメな機能である。
ということで、とりあえず部屋のものを片っ端らから〝回収〟して、また取り出して設置しおいた。
すぐに必要になるようなものばかりではないが、それでも何かしらに役立てると思うから。まあエアコンのリモコンや今年のカレンダーが無限にあってもどうしようもないとは思うが、別にいつでも消せるし持っていても問題はない。
「う~ん、でもランクは〝F〟ばっかだなぁ」
この部屋にあるものだけでも、値段にしたらピンキリだ。ゴミ同然の価値のものから、そこそこ値の張るベッドやクローゼットなども同じランク。
「金銭的価値でランクが決まってわけじゃないのかな……?」
そう思い、自室を出て家事をしている葵にバレないように家の中の物を手あたり次第に〝回収〟していく。当然〝回収〟したあとは、すぐに一個だけ取り出して元に戻している。
しかしテレビを回収したのはいいが、取り出してアッとなった。何故ならコンセントやレコーダーなどに繋がっている配線などが外れていたからだ。
(ヤバッ!? このままじゃテレビが映らないじゃんか!?)
慌てて配線を繋いでいく。あまり音を出してしまうと葵に気づかれてしまうから、できるだけ隠密にかつ素早くこなしていった。
そうして〝回収〟したものの確認は後回しにし、とりあえず回収ミッションを終えると、また自室へと入ろうとすると、悠二が仕事部屋から出てきた。どうやらトイレに向かったようだ。
しめたと思い、素早く悠二の部屋へ侵入する。ここには高級そうなテーブルや椅子、トレーニング機器やパソコンなどがあるので、それも〝回収〟させてもらうつもりだった。
しかしここでパソコンが起動していることに気づく。
(パソコンは止めとくか。さすがに急に電源が切れてたらおかしいだろうし)
それに作業中みたいだし、データが飛んだりしたら申し訳ないので、残念ながらまた使っていない時にしようと思った。
そうやって〝回収〟しても支障がないものだけを素早く頂いていく。大き過ぎるものは、同じ場所に戻すことができないかもしれないので、棚そのものではなく、引き出しを開けて中身だけを〝回収〟した。
あまり長居すると悠二が帰ってきてしまうので、ここら辺で切り上げることにする。
そして急いで自室へと向かおうと悠二の仕事部屋から出たその時だ。
「あらぁ? 沖ちゃん?」
「え?」
そこには洗濯物を抱えた葵が立っていた。
(うわ、見つかってしまった……!)
潜入ミッションが失敗してしまったことに焦る。
「こーら、そこはパパのお部屋でしょぉ? もしかして悪戯でもしたのぉ?」
口を尖らせながら叱りつけてくる。
「ご、ごめんなさい……扉が開いてたから気になって」
「もうダメよ。ここはパパのお部屋なんだしねぇ」
どうやらあまり怒られはしないようだ。ホッと息を吐いていると、そこへ悠二がトイレから帰ってきた。
「どうしたんだ?」
そう問う悠二に葵が軽く説明した。
「なるほどな。まあ、危険なものは置いてないし……あ、パソコンは触ってないか?」
「う、うん、チョコがあったからもらっただけ!」
実際にテーブルの上に置かれた籠にはチョコや飴などの菓子が入っていた。
「ははは、ならいいんだよ」
そう言いながら頭を多少強引に撫でてきた。そしてそのまま笑いながら部屋へと戻っていく。
「もしかしてお腹が空いてたのぉ? あ、昨日買ったアイスでも食べる?」
「い、いいの?」
別に腹も減ってないし食べたいとは思わないが、そういうことにしておいた方が良さそうなので葵と一緒にリビングでアイスを食べることになった。
冷蔵庫も〝回収〟しておきたかったが、テレビの件があるので控えたのだ。冷蔵庫の裏の方にコンセントがあり、壁と食器棚に挟まれているから子供ではコンセントを指し直すにはなかなか困難なのだ。
とりあえず隙を見て、食べる前にカップアイスを〝回収〟し、すぐに一個だけ取り出して食べ始めた。
おやつタイムが終わったあと、ようやく落ち着いて自室で回収物を確認することができる。
葵は掃除やら洗濯物などの家事に勤しみ、悠二はスイミングスクールの事務処理のために自室へと向かったので、沖長もまた自分の部屋で今日判明した自分の能力について考察していた。
神が気を利かせてくれてプラスアルファを能力に付与してくれたことは分かったが、それにしてもプラスの要素が強烈過ぎた。
正直いって予想外な機能ばかりで神に対してやり過ぎだと思っていた。
それでも冷静に考えてみれば、どれも非常に便利で使い勝手の良いものばかり。
「まあ……確かに使い勝手の良い《アイテムボックス》を願ったけどさ……」
不満は何一つない。それどころかこれだけのものをもらったことが何となく申し訳なささえ覚えるほどだ。
「けどもらった以上はありがたく使わせてもらいます。ありがとうございます、神様」
合掌しながら、神へと感謝を告げる。
そして改めてリストを開いて能力を確かめていく。
(整理してみよう。まず《アイテムボックス》に〝回収〟したものは、その瞬間に個数が無限化する)
試しに部屋にある絵本やティッシュ箱などを〝回収〟してみたが、先に〝回収〟したものと同じように個数が無限と化していた。
「マジで便利だな。これでもう一生ティッシュには困らないし、絵本を古本屋とかに売れば何割かの金銭も回収できる。まあでも……単純に金銭を増やすのは危険だよな」
当然一万円札などの金を〝回収〟すれば、それこそ無限の富を手にできるが、それは複製と同じであり要は偽札となってしまう。それを使うにはリスクがあり過ぎる。
悪党なら何も考えずに使用するだろうが、トラブルをできるだけ抱え込みたくない人生を送りたい自分としては避けたい行動だ。
「それにこれなら食べ物にも困らないだろうし、それだけでも十分過ぎる」
例えば一人暮らしをしたとして、やはり一番の支出は食費であろう。それがその気になれば皆無となるのだから驚嘆ものだ。それに日用品も、一度購入するだけで一生涯困らないのだから素晴らしい。
「〝消去〟の機能があればゴミ出しとかも必要なくなるしな」
一般家庭はゴミを分別し、住んでいる地域のゴミ置き場に持っていく必要がある。しかしこの能力があれば、わざわざ分別しなくても任意でこの世から消すことができる。
「あとは〝再生〟だけど、これがまた強力だよな」
試しに悪いと思いながらも、絵本の表紙を破ったあとに〝回収〟して〝再生〟してみた。そのあとに取り出して新品になっているのを見て嘆息する。
(もう何て言ったらいいか分かんないけど、欲しいものがあったら中古でもジャンク品でも問題ないってことだよな)
たとえ壊れて動かない電化製品などでも、新品にすることが可能。本当にデタラメな機能である。
ということで、とりあえず部屋のものを片っ端らから〝回収〟して、また取り出して設置しおいた。
すぐに必要になるようなものばかりではないが、それでも何かしらに役立てると思うから。まあエアコンのリモコンや今年のカレンダーが無限にあってもどうしようもないとは思うが、別にいつでも消せるし持っていても問題はない。
「う~ん、でもランクは〝F〟ばっかだなぁ」
この部屋にあるものだけでも、値段にしたらピンキリだ。ゴミ同然の価値のものから、そこそこ値の張るベッドやクローゼットなども同じランク。
「金銭的価値でランクが決まってわけじゃないのかな……?」
そう思い、自室を出て家事をしている葵にバレないように家の中の物を手あたり次第に〝回収〟していく。当然〝回収〟したあとは、すぐに一個だけ取り出して元に戻している。
しかしテレビを回収したのはいいが、取り出してアッとなった。何故ならコンセントやレコーダーなどに繋がっている配線などが外れていたからだ。
(ヤバッ!? このままじゃテレビが映らないじゃんか!?)
慌てて配線を繋いでいく。あまり音を出してしまうと葵に気づかれてしまうから、できるだけ隠密にかつ素早くこなしていった。
そうして〝回収〟したものの確認は後回しにし、とりあえず回収ミッションを終えると、また自室へと入ろうとすると、悠二が仕事部屋から出てきた。どうやらトイレに向かったようだ。
しめたと思い、素早く悠二の部屋へ侵入する。ここには高級そうなテーブルや椅子、トレーニング機器やパソコンなどがあるので、それも〝回収〟させてもらうつもりだった。
しかしここでパソコンが起動していることに気づく。
(パソコンは止めとくか。さすがに急に電源が切れてたらおかしいだろうし)
それに作業中みたいだし、データが飛んだりしたら申し訳ないので、残念ながらまた使っていない時にしようと思った。
そうやって〝回収〟しても支障がないものだけを素早く頂いていく。大き過ぎるものは、同じ場所に戻すことができないかもしれないので、棚そのものではなく、引き出しを開けて中身だけを〝回収〟した。
あまり長居すると悠二が帰ってきてしまうので、ここら辺で切り上げることにする。
そして急いで自室へと向かおうと悠二の仕事部屋から出たその時だ。
「あらぁ? 沖ちゃん?」
「え?」
そこには洗濯物を抱えた葵が立っていた。
(うわ、見つかってしまった……!)
潜入ミッションが失敗してしまったことに焦る。
「こーら、そこはパパのお部屋でしょぉ? もしかして悪戯でもしたのぉ?」
口を尖らせながら叱りつけてくる。
「ご、ごめんなさい……扉が開いてたから気になって」
「もうダメよ。ここはパパのお部屋なんだしねぇ」
どうやらあまり怒られはしないようだ。ホッと息を吐いていると、そこへ悠二がトイレから帰ってきた。
「どうしたんだ?」
そう問う悠二に葵が軽く説明した。
「なるほどな。まあ、危険なものは置いてないし……あ、パソコンは触ってないか?」
「う、うん、チョコがあったからもらっただけ!」
実際にテーブルの上に置かれた籠にはチョコや飴などの菓子が入っていた。
「ははは、ならいいんだよ」
そう言いながら頭を多少強引に撫でてきた。そしてそのまま笑いながら部屋へと戻っていく。
「もしかしてお腹が空いてたのぉ? あ、昨日買ったアイスでも食べる?」
「い、いいの?」
別に腹も減ってないし食べたいとは思わないが、そういうことにしておいた方が良さそうなので葵と一緒にリビングでアイスを食べることになった。
冷蔵庫も〝回収〟しておきたかったが、テレビの件があるので控えたのだ。冷蔵庫の裏の方にコンセントがあり、壁と食器棚に挟まれているから子供ではコンセントを指し直すにはなかなか困難なのだ。
とりあえず隙を見て、食べる前にカップアイスを〝回収〟し、すぐに一個だけ取り出して食べ始めた。
おやつタイムが終わったあと、ようやく落ち着いて自室で回収物を確認することができる。
1,117
あなたにおすすめの小説
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる