27 / 258
26
しおりを挟む
本日は二度目の小学生として初の登校日である。
クラス発表や担任の紹介などは入学式の時に教えてもらっていた。
そこで沖長とナクルが同じクラスなのも分かっていて、ナクルは同じクラスであることにとても喜んでいた。まあ、もう一人……例の銀髪少年こと金剛寺銀河も同じなので、ナクルはショックを受けていたが。
現在懐かしい学校の教室へと入り、黒板に書かれていた出席番号順に示された席に座っている。
札月と日ノ部ということで席も近く前後に座ることになった。
「ねえねえ、オキくん! ともだちたっくさんできるッスかね!」
前に座っているナクルがこちらを向いて期待に溢れた眼差しを向けてくる。
「そうだなぁ。ナクルならきっと百人の友達を作れるよ」
この明るさなら、誰にとっても好印象だろうしすぐに友達を作ることもできると思う。
沖長の言葉を受けて嬉しそうに笑うナクルだが、それをチラチラと見ている視線を感じる。言わなくても分かると思うが、その相手は銀河だ。
ナクルを見る時は穏やかな顔つきだが、不意に沖長を見やる時は怒りに満ちている。それを感じつつも沖長は無視しているが。
するとそこへ担任がやってきて、恒例ともいえる全員の自己紹介から始まった。
皆が初々しく、元気一杯に挨拶する子もいれば、たどたどしさもあったり、淡々とこなす子もいたり千差万別だ。
「え、えっと! ボクは――日ノ部ナクルっていいまッス! 仲良くしてくれるとうれしいッス! よろしくおねがいしますッス!」
誰よりも明瞭に自己紹介をしたナクルに、クラスメイトたちが笑顔で拍手を送る。
次に沖長だが、無難というか淡白に名前と「よろしく」とだけ言って座った。ナクルが沖長に向けて「シンプルすぎッスよ~」と不満そうだったが、ナクルのような挨拶なんて恥ずかしくてできないのでこれでいいのだ。
そして自己紹介中でやはり一番目立ったのは――。
「フッ、俺の名は――金剛寺銀河。この学校の覇者になる男だ」
確かに見た目は格好良いし、言っていることもセリフとしてなら有りだろう。
しかし現代でそんな言葉を平然と吐く六歳児なんて違和感でしかない。
(ていうかアイツ、精神的に小学生じゃねえだろ? よく恥ずかしげもなくあんなこと言えるな)
自分なら明らかな黒歴史だ。ひょっとして中二病を患っている時に転生したのだろうかと疑ってしまう。しかしあの転生の場では、誰も中学生っぽい奴はいなかった。
つまりハッキリいって、コイツはただの痛い奴だということである。
しかしながら周りの女子たちは、発言の意味やその気持ち悪さを正確に把握できていなくても、ただ見た目が王子様というだけで見惚れてしまっていた。
そんな桃色の視線を受けつつ、銀河が誇るように流し目でナクルを見つめる……が、
「オキくん、キューショク楽しみッスね!」
彼女は花より団子のようで、すでに興味は給食に向かっている。
自分を一切見ていないナクルに気づき、ガックリと項垂れながら椅子に腰かける銀河。
(ドンマイ……金剛寺)
さすがにちょっと不憫さを感じて心の中で慰めの言葉を吐いておく。
それから一時間目はオリエンテーションということで、先生が考えてきたらしい遊びを交えて親交を深め、二時間目からは初授業が始まった。
科目は国語で、真新しい教科書を開いて、先生が板書をしながら時々生徒を指名して文章を音読させたりする。
(懐かしいなぁ。そういや授業ってこんな感じだったっけ)
記憶的にもう何十年も前なので細かなところは覚えていないが、何となく微笑ましいものを感じる。それはどこか郷愁にも似た想いだった。
しかしやはり感動というのは最初だけで、時間が経つ度に飽きが襲い掛かってくる。
本物の小学生たちは授業に夢中であり、中には今も楽しそうにしている子がほとんどだが、沖長にとってはレベルが低過ぎて退屈さを増していく。
(まあしょうがないよな、こればっかりは)
しかもひらがなやカタカナの書き方や、軽い漢字の練習なんかも恥ずかしささえある。これが普通の授業だとしても大人の知識を持つ自分にとっては苦痛でしかない。
いっそ飛び級制度とかあったらいいのにと思いつつ、クラスメイトと一緒にもう一度ゼロからの学びを進めていくのだった。
三時間目も四時間目も、別段語るようなこともなく終わり、ナクルが待ちに待っていた給食の時間がやってきた。
給食当番を先生が指名し、そこには沖長とナクルがいた。
持って来ていた給食衣に身を包むと廊下に出る。すると壁際には台座が置かれ、その上には料理の入った鍋やら食器が入ったトレイなどがあった。
それらを教室の中へと運び入れ、各自に分けていく。
すでに幾つかの料理は皿に分けられているから、それを一人一人に配るだけだ。
(俺が小学生だった時とちょっと違うなぁ)
その時は、給食室に料理を取りに言っていたし、ご飯だろうが汁ものだろうが、生徒が器に入れて並んでいる子たちに配っていった。
しかし今は、職員が料理を皿に分け、廊下まで持ってくるところまでしてくれているようだ。
こちらがすることといえば、デザートのヨーグルトや牛乳などを各自に配ることと、ポットから茶を入れてやることだけ。ずいぶんと楽な作業になったものだ。
(そういや料理を運んでる最中にこけたりする子もいたし、それを防止するためかもな。それに均等に分けないと不平等だっていう生徒やその親も出てくるだろうし)
今の時代に合わせ変更されたのだろう。こちらとしては料理を入れて配るのも自立性を促すからやらせてもいいと思うが。
火傷したらどうするとか、具材に偏りがあるなどというクレーマーが出ないための処置なのかもしれない。
(今の親は怖えからなぁ)
過保護にも取れる子供贔屓。怪我などしようものなら、親が直接校長室に乗り込むような事態もあった。それは前世でもこちらでもあまり変わらないのかもしれない。
「うわぁ~! オキくん、おいしそーッスね!」
給食を配り終わり、皆が席について一緒に「いただきます」と声を上げる。そしてナクルは、目前の献立を見て目を輝かせている。
「はは、初めての給食でナクルの好きなカレーだな」
特にチキンカレーには目が無い。カレーなら必ず白飯三杯はお代わりをするのだから相当好きなのは分かっている。
今も美味そうに頬張り、どんどん彼女の胃の中へとカレーが消えていく。そしてあっという間になくなると、すぐにお代わりへと走っていった。
クラスメイトたちが「はや~い!」と驚く中、ナクルはそれでも笑顔を絶やさずに、お代わりをすると素早くこちらへ戻ってきて食べ始める。
(……そういやこのヨーグルト、初めて見るな…………回収しとこ)
皆の視線がナクルに向かう中、沖長は初めて見るヨーグルトを手に取り、机を壁にして持ってきて回収し、すぐさま取り出して元の位置に戻す。
こんな感じで気になった給食を、これからも回収していこうと決めた沖長だった。
クラス発表や担任の紹介などは入学式の時に教えてもらっていた。
そこで沖長とナクルが同じクラスなのも分かっていて、ナクルは同じクラスであることにとても喜んでいた。まあ、もう一人……例の銀髪少年こと金剛寺銀河も同じなので、ナクルはショックを受けていたが。
現在懐かしい学校の教室へと入り、黒板に書かれていた出席番号順に示された席に座っている。
札月と日ノ部ということで席も近く前後に座ることになった。
「ねえねえ、オキくん! ともだちたっくさんできるッスかね!」
前に座っているナクルがこちらを向いて期待に溢れた眼差しを向けてくる。
「そうだなぁ。ナクルならきっと百人の友達を作れるよ」
この明るさなら、誰にとっても好印象だろうしすぐに友達を作ることもできると思う。
沖長の言葉を受けて嬉しそうに笑うナクルだが、それをチラチラと見ている視線を感じる。言わなくても分かると思うが、その相手は銀河だ。
ナクルを見る時は穏やかな顔つきだが、不意に沖長を見やる時は怒りに満ちている。それを感じつつも沖長は無視しているが。
するとそこへ担任がやってきて、恒例ともいえる全員の自己紹介から始まった。
皆が初々しく、元気一杯に挨拶する子もいれば、たどたどしさもあったり、淡々とこなす子もいたり千差万別だ。
「え、えっと! ボクは――日ノ部ナクルっていいまッス! 仲良くしてくれるとうれしいッス! よろしくおねがいしますッス!」
誰よりも明瞭に自己紹介をしたナクルに、クラスメイトたちが笑顔で拍手を送る。
次に沖長だが、無難というか淡白に名前と「よろしく」とだけ言って座った。ナクルが沖長に向けて「シンプルすぎッスよ~」と不満そうだったが、ナクルのような挨拶なんて恥ずかしくてできないのでこれでいいのだ。
そして自己紹介中でやはり一番目立ったのは――。
「フッ、俺の名は――金剛寺銀河。この学校の覇者になる男だ」
確かに見た目は格好良いし、言っていることもセリフとしてなら有りだろう。
しかし現代でそんな言葉を平然と吐く六歳児なんて違和感でしかない。
(ていうかアイツ、精神的に小学生じゃねえだろ? よく恥ずかしげもなくあんなこと言えるな)
自分なら明らかな黒歴史だ。ひょっとして中二病を患っている時に転生したのだろうかと疑ってしまう。しかしあの転生の場では、誰も中学生っぽい奴はいなかった。
つまりハッキリいって、コイツはただの痛い奴だということである。
しかしながら周りの女子たちは、発言の意味やその気持ち悪さを正確に把握できていなくても、ただ見た目が王子様というだけで見惚れてしまっていた。
そんな桃色の視線を受けつつ、銀河が誇るように流し目でナクルを見つめる……が、
「オキくん、キューショク楽しみッスね!」
彼女は花より団子のようで、すでに興味は給食に向かっている。
自分を一切見ていないナクルに気づき、ガックリと項垂れながら椅子に腰かける銀河。
(ドンマイ……金剛寺)
さすがにちょっと不憫さを感じて心の中で慰めの言葉を吐いておく。
それから一時間目はオリエンテーションということで、先生が考えてきたらしい遊びを交えて親交を深め、二時間目からは初授業が始まった。
科目は国語で、真新しい教科書を開いて、先生が板書をしながら時々生徒を指名して文章を音読させたりする。
(懐かしいなぁ。そういや授業ってこんな感じだったっけ)
記憶的にもう何十年も前なので細かなところは覚えていないが、何となく微笑ましいものを感じる。それはどこか郷愁にも似た想いだった。
しかしやはり感動というのは最初だけで、時間が経つ度に飽きが襲い掛かってくる。
本物の小学生たちは授業に夢中であり、中には今も楽しそうにしている子がほとんどだが、沖長にとってはレベルが低過ぎて退屈さを増していく。
(まあしょうがないよな、こればっかりは)
しかもひらがなやカタカナの書き方や、軽い漢字の練習なんかも恥ずかしささえある。これが普通の授業だとしても大人の知識を持つ自分にとっては苦痛でしかない。
いっそ飛び級制度とかあったらいいのにと思いつつ、クラスメイトと一緒にもう一度ゼロからの学びを進めていくのだった。
三時間目も四時間目も、別段語るようなこともなく終わり、ナクルが待ちに待っていた給食の時間がやってきた。
給食当番を先生が指名し、そこには沖長とナクルがいた。
持って来ていた給食衣に身を包むと廊下に出る。すると壁際には台座が置かれ、その上には料理の入った鍋やら食器が入ったトレイなどがあった。
それらを教室の中へと運び入れ、各自に分けていく。
すでに幾つかの料理は皿に分けられているから、それを一人一人に配るだけだ。
(俺が小学生だった時とちょっと違うなぁ)
その時は、給食室に料理を取りに言っていたし、ご飯だろうが汁ものだろうが、生徒が器に入れて並んでいる子たちに配っていった。
しかし今は、職員が料理を皿に分け、廊下まで持ってくるところまでしてくれているようだ。
こちらがすることといえば、デザートのヨーグルトや牛乳などを各自に配ることと、ポットから茶を入れてやることだけ。ずいぶんと楽な作業になったものだ。
(そういや料理を運んでる最中にこけたりする子もいたし、それを防止するためかもな。それに均等に分けないと不平等だっていう生徒やその親も出てくるだろうし)
今の時代に合わせ変更されたのだろう。こちらとしては料理を入れて配るのも自立性を促すからやらせてもいいと思うが。
火傷したらどうするとか、具材に偏りがあるなどというクレーマーが出ないための処置なのかもしれない。
(今の親は怖えからなぁ)
過保護にも取れる子供贔屓。怪我などしようものなら、親が直接校長室に乗り込むような事態もあった。それは前世でもこちらでもあまり変わらないのかもしれない。
「うわぁ~! オキくん、おいしそーッスね!」
給食を配り終わり、皆が席について一緒に「いただきます」と声を上げる。そしてナクルは、目前の献立を見て目を輝かせている。
「はは、初めての給食でナクルの好きなカレーだな」
特にチキンカレーには目が無い。カレーなら必ず白飯三杯はお代わりをするのだから相当好きなのは分かっている。
今も美味そうに頬張り、どんどん彼女の胃の中へとカレーが消えていく。そしてあっという間になくなると、すぐにお代わりへと走っていった。
クラスメイトたちが「はや~い!」と驚く中、ナクルはそれでも笑顔を絶やさずに、お代わりをすると素早くこちらへ戻ってきて食べ始める。
(……そういやこのヨーグルト、初めて見るな…………回収しとこ)
皆の視線がナクルに向かう中、沖長は初めて見るヨーグルトを手に取り、机を壁にして持ってきて回収し、すぐさま取り出して元の位置に戻す。
こんな感じで気になった給食を、これからも回収していこうと決めた沖長だった。
649
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
社畜の異世界再出発
U65
ファンタジー
社畜、気づけば異世界の赤ちゃんでした――!?
ブラック企業に心身を削られ、人生リタイアした社畜が目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界。
前世では死ぬほど働いた。今度は、笑って生きたい。
けれどこの世界、穏やかに生きるには……ちょっと強くなる必要があるらしい。
現代錬金術のすゝめ 〜ソロキャンプに行ったら賢者の石を拾った〜
涼月 風
ファンタジー
御門賢一郎は過去にトラウマを抱える高校一年生。
ゴールデンウィークにソロキャンプに行き、そこで綺麗な石を拾った。
しかし、その直後雷に打たれて意識を失う。
奇跡的に助かった彼は以前の彼とは違っていた。
そんな彼が成長する為に異世界に行ったり又、現代で錬金術をしながら生活する物語。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる