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鬼――真っ先に頭の中に浮かび上がった言葉だった。
二メートルを優に超えるであろう身長に、大木のように太い首と手足と、プロレスラーですら小さく見えるほどのガッシリとした体格だ。
和装を着込んだその人物の顔を見るためには、まだ十歳児の沖長では首が痛くなるほどに見上げるしかない。そしてその顔を視界に写した直後に息を呑んだ。
坊主頭で、眉毛も剃っているのか、そのせいで元々吊り上がって鋭い双眸がさらに威圧感を増している。
加えて右頬に大きく走っている傷跡が、さらにその人物の存在感を強くさせていた。
まあ一言でいうならば、どこからどう見ても堅気には見えない魁傑。
こんな状況でなければ決してお近づきになりたくないタイプの人間である。
そんな男の目が沖長を捉えスッと細まり、緊張が張りつめた。
「……そこの垂れ目の坊主がそうか」
大悟にしろこの男にしろ、何故堅気ではなさそうな者たちの沖長への第一印象が垂れ目なのか納得がいかない。確かに垂れ目だが、それ以外に特徴は……ないかもしれない。
「……お父様」
このえの言葉で、この男の正体が明らかになる。もしかしたらとは思っていたが、よくもまあこの男の遺伝子から、このえのような虚弱で可愛らしい子供が生まれたものだと不思議に思う。
するとドシドシという擬音が聞こえてくるような足運びで沖長の目前へとやってきた。
(うわぁ……でけぇ)
少し離れて見ても大きかったが、こうして接近して改めて彼の巨躯ぶりが伝わってくる。
そこに立っているだけだというのに、まるで巨大な猛獣が見下ろしてきているような圧倒的な存在感があった。普通の子供なら泣いていてもおかしくないだろう。
「ほう……肝っ玉は据わっているようだな、垂れ目の坊主」
「あの、できれば札月沖長という名前があるんで、そちらで呼んで頂きたいんですけど……」
「! ……ずいぶんと躾のなった坊主だ。両親の教育が良かったのだろうな」
「それはまあ……両親は僕の誇りですから」
その言葉を聞いたこのえの父は、目を閉じたと思ったらカッと見開き、
「ガーッハッハッハッハ! その心意気やよし! うむ、気に入ったぞ!」
突然高笑いしながら、沖長の身体をヒョイッと持ち上げてきた。
いきなりのことで沖長も驚愕してしまう。
(てか、このオッサン、力強過ぎなんだけど!?)
抜け出そうともがいてもビクともしない。見た目通りの膂力を有しているようだ。
「これこれ、王樹《おうき》殿、お嬢の客なんじゃからその辺にしときなされ」
「お父様……お客様に迷惑をかけるのはいけないわ」
「おっと、すまんすまん。坊主……いや、オキナガだったか? 悪かったな」
そう言いながらゆっくり降ろしてくれる。どうやら話が通じないような相手ではなさそうなのでホッとした。
「それにじゃ、その方はワシの主様となられるお方でもあるしのう」
「何だとぉぉぉぉぉっ!?」
またも持ち上げられてしまった。しかも物凄い形相のおまけつきで。
「せ、せせせせ千の主だとぉ!? 何故そうなったのだぁっ!?」
それは本当にこっちも思っていることだから勘弁してほしい。というより降ろしてもらいたい。
「いいか! 千はこのえ同様に俺の娘の一人でもある! 幼き時よりこの俺が引き取ってずっと見守ってきたんだ! それはもう娘と同じであろうが! つまり俺はこの子の父でもある!」
「……は、はぁ」
子供相手に何を熱弁しているのか、逆にこちらが冷めてくる。
「そんな娘に……あ、あ、あ、主だとぉ……っ、これが捨て置けずにいられるか! いいや、断じてできぬわ! おい、坊主!」
また坊主に戻ってしまった。しかも先ほどよりも両手での締め付けが強くなっているから痛い。だがその時だ。王樹の表情が固まり、同時に両手の力も弱まっていく。そのお蔭でストンとその場に着地することができた。
王樹を見れば、まだ固まったままだが……。
「…………お父様?」
直後、このえから凄まじい威圧感が迸った。思わず沖長まで身震いするほどの強烈なものだ。
「ぐっ……こ、このえ……お前の仕業だな?」
よく見れば王樹の身体中に糸が張り巡らされていた。
(なるほど、動けないのはそういうことか)
それに糸は王樹の両手に多く縛られていて、それで引っ張って拘束力を甘くしてくれたのだろう。
「お父様……これ以上、わたしたちの大切なお客様を困らせるというなら……」
「お、おお! ここここのえよ、さすがは俺の娘だ! それほどの殺気を放てるようになってるとは!」
「そんなどうでもいいことより……彼に謝って」
「え?」
「謝って?」
「いや、別に悪気はなくてだな」
「謝って?」
「だ、だからその……冗談で……」
「……謝れ」
「す、すみません……でした」
どうやら剛毅豪胆を地で行くような大男にも逆らえない人物がいたようだ。
しかしそれよりも沖長が感嘆したのは……。
(やっぱ親子なんだなぁ)
このえの発する威圧感は、まさしく王樹の持つソレと類似している。つまり間違いなく彼女は王樹の娘だ。
「ククク、多くの無頼漢どもを従える頭でも娘には叶わぬか。時代はほんに変わったものよのう」
ただ一人、過去の経験から今代の移り変わりを感じて物思いに耽っていた。彼女の言う通り、昔は父親が絶対であり子が逆らうなんて許されなかっただろう。
今の時代、親が手を上げればすぐにDVだなんだと言われる世の中なので、初代の十鞍千疋が生きていた時代と比べると大分変化したのも事実のはずだ。
「……あのぉ、もう反省したからこの糸……解いてくれるか?」
「……しばらくそのままよ」
「え?」
「しらばく……そのまま。分かったかしら?」
「…………了解しました、マム」
いや、母親《マム》ではないだろうと思いつつも、沖長もまたこのえをキレさせないようにしようと心に決めたのであった。
二メートルを優に超えるであろう身長に、大木のように太い首と手足と、プロレスラーですら小さく見えるほどのガッシリとした体格だ。
和装を着込んだその人物の顔を見るためには、まだ十歳児の沖長では首が痛くなるほどに見上げるしかない。そしてその顔を視界に写した直後に息を呑んだ。
坊主頭で、眉毛も剃っているのか、そのせいで元々吊り上がって鋭い双眸がさらに威圧感を増している。
加えて右頬に大きく走っている傷跡が、さらにその人物の存在感を強くさせていた。
まあ一言でいうならば、どこからどう見ても堅気には見えない魁傑。
こんな状況でなければ決してお近づきになりたくないタイプの人間である。
そんな男の目が沖長を捉えスッと細まり、緊張が張りつめた。
「……そこの垂れ目の坊主がそうか」
大悟にしろこの男にしろ、何故堅気ではなさそうな者たちの沖長への第一印象が垂れ目なのか納得がいかない。確かに垂れ目だが、それ以外に特徴は……ないかもしれない。
「……お父様」
このえの言葉で、この男の正体が明らかになる。もしかしたらとは思っていたが、よくもまあこの男の遺伝子から、このえのような虚弱で可愛らしい子供が生まれたものだと不思議に思う。
するとドシドシという擬音が聞こえてくるような足運びで沖長の目前へとやってきた。
(うわぁ……でけぇ)
少し離れて見ても大きかったが、こうして接近して改めて彼の巨躯ぶりが伝わってくる。
そこに立っているだけだというのに、まるで巨大な猛獣が見下ろしてきているような圧倒的な存在感があった。普通の子供なら泣いていてもおかしくないだろう。
「ほう……肝っ玉は据わっているようだな、垂れ目の坊主」
「あの、できれば札月沖長という名前があるんで、そちらで呼んで頂きたいんですけど……」
「! ……ずいぶんと躾のなった坊主だ。両親の教育が良かったのだろうな」
「それはまあ……両親は僕の誇りですから」
その言葉を聞いたこのえの父は、目を閉じたと思ったらカッと見開き、
「ガーッハッハッハッハ! その心意気やよし! うむ、気に入ったぞ!」
突然高笑いしながら、沖長の身体をヒョイッと持ち上げてきた。
いきなりのことで沖長も驚愕してしまう。
(てか、このオッサン、力強過ぎなんだけど!?)
抜け出そうともがいてもビクともしない。見た目通りの膂力を有しているようだ。
「これこれ、王樹《おうき》殿、お嬢の客なんじゃからその辺にしときなされ」
「お父様……お客様に迷惑をかけるのはいけないわ」
「おっと、すまんすまん。坊主……いや、オキナガだったか? 悪かったな」
そう言いながらゆっくり降ろしてくれる。どうやら話が通じないような相手ではなさそうなのでホッとした。
「それにじゃ、その方はワシの主様となられるお方でもあるしのう」
「何だとぉぉぉぉぉっ!?」
またも持ち上げられてしまった。しかも物凄い形相のおまけつきで。
「せ、せせせせ千の主だとぉ!? 何故そうなったのだぁっ!?」
それは本当にこっちも思っていることだから勘弁してほしい。というより降ろしてもらいたい。
「いいか! 千はこのえ同様に俺の娘の一人でもある! 幼き時よりこの俺が引き取ってずっと見守ってきたんだ! それはもう娘と同じであろうが! つまり俺はこの子の父でもある!」
「……は、はぁ」
子供相手に何を熱弁しているのか、逆にこちらが冷めてくる。
「そんな娘に……あ、あ、あ、主だとぉ……っ、これが捨て置けずにいられるか! いいや、断じてできぬわ! おい、坊主!」
また坊主に戻ってしまった。しかも先ほどよりも両手での締め付けが強くなっているから痛い。だがその時だ。王樹の表情が固まり、同時に両手の力も弱まっていく。そのお蔭でストンとその場に着地することができた。
王樹を見れば、まだ固まったままだが……。
「…………お父様?」
直後、このえから凄まじい威圧感が迸った。思わず沖長まで身震いするほどの強烈なものだ。
「ぐっ……こ、このえ……お前の仕業だな?」
よく見れば王樹の身体中に糸が張り巡らされていた。
(なるほど、動けないのはそういうことか)
それに糸は王樹の両手に多く縛られていて、それで引っ張って拘束力を甘くしてくれたのだろう。
「お父様……これ以上、わたしたちの大切なお客様を困らせるというなら……」
「お、おお! ここここのえよ、さすがは俺の娘だ! それほどの殺気を放てるようになってるとは!」
「そんなどうでもいいことより……彼に謝って」
「え?」
「謝って?」
「いや、別に悪気はなくてだな」
「謝って?」
「だ、だからその……冗談で……」
「……謝れ」
「す、すみません……でした」
どうやら剛毅豪胆を地で行くような大男にも逆らえない人物がいたようだ。
しかしそれよりも沖長が感嘆したのは……。
(やっぱ親子なんだなぁ)
このえの発する威圧感は、まさしく王樹の持つソレと類似している。つまり間違いなく彼女は王樹の娘だ。
「ククク、多くの無頼漢どもを従える頭でも娘には叶わぬか。時代はほんに変わったものよのう」
ただ一人、過去の経験から今代の移り変わりを感じて物思いに耽っていた。彼女の言う通り、昔は父親が絶対であり子が逆らうなんて許されなかっただろう。
今の時代、親が手を上げればすぐにDVだなんだと言われる世の中なので、初代の十鞍千疋が生きていた時代と比べると大分変化したのも事実のはずだ。
「……あのぉ、もう反省したからこの糸……解いてくれるか?」
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「え?」
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