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4.キケンがいっぱい保健室
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更紗がレイと顔を合わせている頃。青海学園高等部の屋上へつながる階段の前に、彼方は一人立っていた。
「出ないな……」
スマホを耳に当て、残念そうにつぶやく。
(あいつなら透空学園の生徒について知ってると思うんだが)
「あ!彼方見つけた!」
悟がひょいと顔を覗かせた。
「悟?どうしたんだ?」
スマホをポケットにしまい、彼方は悟の方に向かう。
「どうしたじゃない。もうすぐ昼休み終わるのに、教室にいないから探しに来たの」
「過保護だな」
「当然だよ。彼方は一緒にアイドル活動する仲間だし、友達でもあるから」
「そういうもんなのか?」
「そういうもの」
そうは言われても、やはり悟は過保護すぎる気がした。
(授業が始まっても戻って来ないってなら分かるけど……)
まだ授業が始まったわけではない。きっと彼方の他にも教室にいないクラスメイトはいるはずなのに。
「ほら、彼方戻るよ」
「分かった分かった。分かったから引っ張るなよ」
透空学園。二年一組の教室。
「……」
指で髪をくるくると弄び、美羽は黒板の上の時計を見上げた。
(一時三五分……)
五時間目は四○分開始だから、昼休みはあと五分しかない。
(どうしちゃったんだろう。もう授業が始まるのに)
出て行ったきり戻ってこない更紗を心配して、美羽は落ち着かない気持ちになる。
(更紗……無事だよね……)
時計の針がカチリと時を刻んだ。
「よいしょ……と」
意識の戻らない更紗を保健室のベッドに寝かせたレイは、彼女の寝顔を観察していた。
「本当サラにそっくり。まぁ本人なんだから当たり前だけど。違うのは髪と瞳の色くらいかな」
顔にかかる更紗の前髪をどける。
「今、君は昔のことを思い出しているんだろうね」
初めて前世の関係者と接触した時、その記憶が蘇る。レイも同様の体験をしたことがあった。
(サラが眠ってるうちに怪我の治療しとこう)
消毒液を脱脂綿に含ませる。
伸ばしたままでは手当がしづらく、左手を膝裏に入れて足を立てる。
「……良かった。大した傷じゃない。これなら痕が残らないですむや」
更紗の膝にある傷口を、脱脂綿で優しく撫でた。
(……脚、すべすべしてる)
直接触れている左手に伝わってくる感触にレイの意識が集まる。
精密機械で作られた陶器のような滑らかさと、絹のようなきめ細やかさ。本来同時に存在し得ない奇跡の感触がそこにはあった。
(これ……クセになりそう)
すでに治療は終わっているのに左手が離せない。
「ちょっと待って、これじゃあ僕がまるで変態みた……」
――ガシャン。
「ひいっ!違うんです!僕、保健委員で!ただ手当をしていただけであって、下心は四割くらいしかなかったんです!…………あれ?」
物音に驚いて咄嗟に言い訳をしてしまったが、保健室にはレイと更紗以外誰もいない。
「なんだったんだろう?」
物音の元凶を探るために、保健室を見回す。机の上のペン立てが倒れていた。
「これか」
底が小さく口が広いペン立てはバランスが悪く、なびいたカーテンに撫でられてあっけなく倒れてしまったようだ。
散らばったペンを入れて、今度はカーテンが届かない位置に置く。
「うー……」
眠り続ける更紗に視線を注ぎつつ、レイは唸る。
一度離してしまうと、もう触れない。触る理由がレイにはないからだ。
(でも、もう一度触りたい)
「怪我が膝だけとは限らないし……ね」
言い訳を完成させたレイはもう一度更紗に手を伸ばし、ブラウスの襟に手をかけた。
「……っ」
――ゴクリ。
更紗の寝顔を見つめるレイの頬が紅潮する。
「……いやいやいやいや!さっすがにこれはアウトだよね!うん!」
襟から手を引き、代わりに袖のボタンを外す。袖をまくるごとに白い腕があらわになっていく。
「あぁ……なんて白くて綺麗なんだろう」
上機嫌に袖をまくっていたレイだが、ある時点で動きを止めた。
「……赤い」
肘の辺りに赤みが広がっている。それは渡辺を受け止めた時にできたものだった。
「やっぱり他にも怪我してるじゃん……」
更紗の寝顔にぼやきながら、レイは湿布を素早く貼る。その上から包帯を巻いておいた。
「他には……」
実際に怪我をしていたのを見て、レイの意識は下心よりも心配のほうに傾いていた。
ベッドに身を乗り出し、眠る更紗の頭を持ち上げる。黒髪が隠す首元を確認したかった。
――ガラッ。
「え……」
下心がなかったから反応が遅れた。
振り向いてドアの方を見ると、そこには一人の女子生徒が立っていた。
(……可愛い!)
砂糖菓子の妖精のごとく可憐な少女――白鳥美羽だ。
いつまで経っても戻ってこない更紗にしびれを切らして、まさかと思いつつも保健室まで探しに来たのだ。
「何、してるの?」
(あぁ、喋るとより可愛い!……じゃなくて!)
更紗から手を離して、レイは美羽に身体を向けた。
「待って、誤解。本当に今は下心なんてなかったから!真心十割!」
レイの言葉を聞いているのかいないのか分からない様子で、美羽はレイと更紗に近づいてくる。
(何か言ってくれないかな)
本能的な危機感をレイは感じていた。
「あの……」
「更紗に」
「は?」
「気安く触るなぁぁぁぁぁぁ!」
隣のベッドが浮く。美羽が持ち上げているのだと理解するのに数秒を要した。
「えぇ!?ベッドって一人で持ち上がるものだっけ!?」
「愛さえあればベッドだって持ち上げてみせる!」
「ベッド担いだままだから説得力ある!」
(……って言ってる場合じゃない。このままじゃベッドに潰されちゃう)
目を鋭くし、レイは美羽を見る。
(……この子に効くか分からないけど、やるしかない!)
心を落ち着けるために息を吸い、ゆっくりと吐いた。体中の毛穴に意識を集中させる。
誘惑する香り
「……!」
美羽から立ち上っていた敵意が消えた。
(よかった。効いたみたい)
市原レイには誘惑する香りという特殊能力がある。身体から放出する香りで対象者を意のままに操る能力だ。
(でも誘惑する香りが効くのは、男性が恋愛対象の人にだけ。今回のこの子に効くか少し不安だったんだけど……)
「〈ベッドをゆっくり下ろして〉」
「はい」
レイの指示に従って、美羽は掲げていたベッドを元の場所に戻した。
「ふふっ。ベッドを持ち上げるほどの愛だからてっきり恋愛感情だと思っちゃったけど、友達としての愛なんだね」
「?」
まぶしそうに目を細めるレイに、美羽は首を傾げるだけ。
「そんな友達思いの君にもうひとつお願い。〈サラを……この子を家まで届けてあげて〉」
「はい」
美羽に引き渡す前に、騒音にも目を覚まさず眠り続ける更紗の髪を一束手に取った。そして軽く口づける。
「またね、サラ」
「ふー、気持ち良かったー」
ぽふん、と更紗の身体がベッドで跳ねた。
お風呂から上がった更紗はベッドに身を預けて息を吐く。
(今日は大変な一日だったなぁ)
告白をされるまでは日常茶飯事だったのだが、それ以降が更紗をもってしてもハードだった。
(まさか私の前世が乙女ゲームのヒロインだったなんて)
『好きだよ、サラ。お願い。どんな僕も愛して。君に嫌われたら生きられない』
彼はどことなく市原レイに似ていて。
『ボク、サラちゃんと一緒にもっといろんなところに出かけたいな。サラちゃんといると毎日がハッピーになるから』
にっこりと笑う顔は恋人というより友達に近い。
『サラ……君だけが僕の人生に彩りを与えてくれるんだ。僕が死ぬまで、そばにいて』
彼の顔は思い出せなかった。けれど守ってやらねばという使命感は心に蘇る。
――そして。
『――サラ。俺のことが好きなんだろ?』
光を受けてみずみずしく輝くオレンジの髪。自信が見える口調とは裏腹にさみしそうな瞳。
彼がどうしてそんな顔をしているのか、サラは知っていた。
――私がヒロインで、彼が攻略対象だから。
「…………」
(悲しそうな顔してたな、彼)
彼のことを思い出すと胸に小さな痛みが走る。
「もしも現世で会えたら、私は――」
いろんな感情が混ざった複雑な心を抱え、更紗はそっと目を閉じた。
――ヴヴヴ、ヴヴヴ。
ベッドに入り電気を消そうとしていた彼方の耳にバイブの音が届く。
彼方はスマホを手に取った。
画面に表示されている名前は――仙元慎太郎。
昼間彼方が電話をかけた相手だった。
「出ないな……」
スマホを耳に当て、残念そうにつぶやく。
(あいつなら透空学園の生徒について知ってると思うんだが)
「あ!彼方見つけた!」
悟がひょいと顔を覗かせた。
「悟?どうしたんだ?」
スマホをポケットにしまい、彼方は悟の方に向かう。
「どうしたじゃない。もうすぐ昼休み終わるのに、教室にいないから探しに来たの」
「過保護だな」
「当然だよ。彼方は一緒にアイドル活動する仲間だし、友達でもあるから」
「そういうもんなのか?」
「そういうもの」
そうは言われても、やはり悟は過保護すぎる気がした。
(授業が始まっても戻って来ないってなら分かるけど……)
まだ授業が始まったわけではない。きっと彼方の他にも教室にいないクラスメイトはいるはずなのに。
「ほら、彼方戻るよ」
「分かった分かった。分かったから引っ張るなよ」
透空学園。二年一組の教室。
「……」
指で髪をくるくると弄び、美羽は黒板の上の時計を見上げた。
(一時三五分……)
五時間目は四○分開始だから、昼休みはあと五分しかない。
(どうしちゃったんだろう。もう授業が始まるのに)
出て行ったきり戻ってこない更紗を心配して、美羽は落ち着かない気持ちになる。
(更紗……無事だよね……)
時計の針がカチリと時を刻んだ。
「よいしょ……と」
意識の戻らない更紗を保健室のベッドに寝かせたレイは、彼女の寝顔を観察していた。
「本当サラにそっくり。まぁ本人なんだから当たり前だけど。違うのは髪と瞳の色くらいかな」
顔にかかる更紗の前髪をどける。
「今、君は昔のことを思い出しているんだろうね」
初めて前世の関係者と接触した時、その記憶が蘇る。レイも同様の体験をしたことがあった。
(サラが眠ってるうちに怪我の治療しとこう)
消毒液を脱脂綿に含ませる。
伸ばしたままでは手当がしづらく、左手を膝裏に入れて足を立てる。
「……良かった。大した傷じゃない。これなら痕が残らないですむや」
更紗の膝にある傷口を、脱脂綿で優しく撫でた。
(……脚、すべすべしてる)
直接触れている左手に伝わってくる感触にレイの意識が集まる。
精密機械で作られた陶器のような滑らかさと、絹のようなきめ細やかさ。本来同時に存在し得ない奇跡の感触がそこにはあった。
(これ……クセになりそう)
すでに治療は終わっているのに左手が離せない。
「ちょっと待って、これじゃあ僕がまるで変態みた……」
――ガシャン。
「ひいっ!違うんです!僕、保健委員で!ただ手当をしていただけであって、下心は四割くらいしかなかったんです!…………あれ?」
物音に驚いて咄嗟に言い訳をしてしまったが、保健室にはレイと更紗以外誰もいない。
「なんだったんだろう?」
物音の元凶を探るために、保健室を見回す。机の上のペン立てが倒れていた。
「これか」
底が小さく口が広いペン立てはバランスが悪く、なびいたカーテンに撫でられてあっけなく倒れてしまったようだ。
散らばったペンを入れて、今度はカーテンが届かない位置に置く。
「うー……」
眠り続ける更紗に視線を注ぎつつ、レイは唸る。
一度離してしまうと、もう触れない。触る理由がレイにはないからだ。
(でも、もう一度触りたい)
「怪我が膝だけとは限らないし……ね」
言い訳を完成させたレイはもう一度更紗に手を伸ばし、ブラウスの襟に手をかけた。
「……っ」
――ゴクリ。
更紗の寝顔を見つめるレイの頬が紅潮する。
「……いやいやいやいや!さっすがにこれはアウトだよね!うん!」
襟から手を引き、代わりに袖のボタンを外す。袖をまくるごとに白い腕があらわになっていく。
「あぁ……なんて白くて綺麗なんだろう」
上機嫌に袖をまくっていたレイだが、ある時点で動きを止めた。
「……赤い」
肘の辺りに赤みが広がっている。それは渡辺を受け止めた時にできたものだった。
「やっぱり他にも怪我してるじゃん……」
更紗の寝顔にぼやきながら、レイは湿布を素早く貼る。その上から包帯を巻いておいた。
「他には……」
実際に怪我をしていたのを見て、レイの意識は下心よりも心配のほうに傾いていた。
ベッドに身を乗り出し、眠る更紗の頭を持ち上げる。黒髪が隠す首元を確認したかった。
――ガラッ。
「え……」
下心がなかったから反応が遅れた。
振り向いてドアの方を見ると、そこには一人の女子生徒が立っていた。
(……可愛い!)
砂糖菓子の妖精のごとく可憐な少女――白鳥美羽だ。
いつまで経っても戻ってこない更紗にしびれを切らして、まさかと思いつつも保健室まで探しに来たのだ。
「何、してるの?」
(あぁ、喋るとより可愛い!……じゃなくて!)
更紗から手を離して、レイは美羽に身体を向けた。
「待って、誤解。本当に今は下心なんてなかったから!真心十割!」
レイの言葉を聞いているのかいないのか分からない様子で、美羽はレイと更紗に近づいてくる。
(何か言ってくれないかな)
本能的な危機感をレイは感じていた。
「あの……」
「更紗に」
「は?」
「気安く触るなぁぁぁぁぁぁ!」
隣のベッドが浮く。美羽が持ち上げているのだと理解するのに数秒を要した。
「えぇ!?ベッドって一人で持ち上がるものだっけ!?」
「愛さえあればベッドだって持ち上げてみせる!」
「ベッド担いだままだから説得力ある!」
(……って言ってる場合じゃない。このままじゃベッドに潰されちゃう)
目を鋭くし、レイは美羽を見る。
(……この子に効くか分からないけど、やるしかない!)
心を落ち着けるために息を吸い、ゆっくりと吐いた。体中の毛穴に意識を集中させる。
誘惑する香り
「……!」
美羽から立ち上っていた敵意が消えた。
(よかった。効いたみたい)
市原レイには誘惑する香りという特殊能力がある。身体から放出する香りで対象者を意のままに操る能力だ。
(でも誘惑する香りが効くのは、男性が恋愛対象の人にだけ。今回のこの子に効くか少し不安だったんだけど……)
「〈ベッドをゆっくり下ろして〉」
「はい」
レイの指示に従って、美羽は掲げていたベッドを元の場所に戻した。
「ふふっ。ベッドを持ち上げるほどの愛だからてっきり恋愛感情だと思っちゃったけど、友達としての愛なんだね」
「?」
まぶしそうに目を細めるレイに、美羽は首を傾げるだけ。
「そんな友達思いの君にもうひとつお願い。〈サラを……この子を家まで届けてあげて〉」
「はい」
美羽に引き渡す前に、騒音にも目を覚まさず眠り続ける更紗の髪を一束手に取った。そして軽く口づける。
「またね、サラ」
「ふー、気持ち良かったー」
ぽふん、と更紗の身体がベッドで跳ねた。
お風呂から上がった更紗はベッドに身を預けて息を吐く。
(今日は大変な一日だったなぁ)
告白をされるまでは日常茶飯事だったのだが、それ以降が更紗をもってしてもハードだった。
(まさか私の前世が乙女ゲームのヒロインだったなんて)
『好きだよ、サラ。お願い。どんな僕も愛して。君に嫌われたら生きられない』
彼はどことなく市原レイに似ていて。
『ボク、サラちゃんと一緒にもっといろんなところに出かけたいな。サラちゃんといると毎日がハッピーになるから』
にっこりと笑う顔は恋人というより友達に近い。
『サラ……君だけが僕の人生に彩りを与えてくれるんだ。僕が死ぬまで、そばにいて』
彼の顔は思い出せなかった。けれど守ってやらねばという使命感は心に蘇る。
――そして。
『――サラ。俺のことが好きなんだろ?』
光を受けてみずみずしく輝くオレンジの髪。自信が見える口調とは裏腹にさみしそうな瞳。
彼がどうしてそんな顔をしているのか、サラは知っていた。
――私がヒロインで、彼が攻略対象だから。
「…………」
(悲しそうな顔してたな、彼)
彼のことを思い出すと胸に小さな痛みが走る。
「もしも現世で会えたら、私は――」
いろんな感情が混ざった複雑な心を抱え、更紗はそっと目を閉じた。
――ヴヴヴ、ヴヴヴ。
ベッドに入り電気を消そうとしていた彼方の耳にバイブの音が届く。
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