まあ、奇跡ということにしておこう

寝頭ふみんしょー

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甘さ控えめのココア

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「い、いただきます…」
ミレイユは出された療養食を恐る恐る口に運ぶ
毒が入っていたものを今まで食べていたというトラウマとシンプルで味の薄い料理に辟易していたのだ。
「うげぇ~…ステーキとか、チョコとか味の濃いのがいい…」
「ミレイユ様、今は我慢ですよ」
老執事になだめられ仕舞いにはスプーンを口に突っ込まれる
「いやぁ~…」
老執事のスプーンを持つ手をどうにかしようと押してみるがスプーンが近づいてくるだけだった。
「んむぅ…」
半泣きで完食し食後の甘さ控えめのココアを貰った。
「甘くない…」
「もう少しの辛抱ですよ」
ベッドに寝転がり老執事にそばにいてもらう
あの日以来一人で寝るのが怖くなってしまった。
目が覚めるとあの部屋に戻っている気がして…
「じぃちゃん、どっか行っちゃダメだよ…?」
「分かっておりますよ。ほら、しっかり手を握っているでしょう?」
「うん…」
ミレイユはようやく安心して眠りについた。
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