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なんだろうとそのままフリーズしたら、手早くゴムをつけ直した浩司兄ちゃんが、いそいそ近づいてきて、僕の上半身を抱き起し、くるりと反転させる。そしてそのまま――。
「ひゃっ!」
なんの前触れもなく浩司兄ちゃんの大きいのが、下から突き上げられる形で挿入された。
「龍はバックのほうが感じるだろう? もうナカがビクビク痙攣してる。もしかしてイった?」
「ま、だっ…イっ、てなぃ」
四つん這いの格好で床に手をついた僕の上に覆い被さる浩司兄ちゃんは、ゆっくり腰を引いた。それだけで、ぞくぞくしたものが全身を駆け抜ける。
「ふぁ、ああぁっ…ンン」
「すごい締めつけ。そんなに俺を感じさせて、龍は悪いコだな」
次の瞬間には最奥に目がけて、腰が強く打ちつけられた。その衝撃は全身に伝わり、目から火花が散るくらい。だけど一度イってるおかげで、絶頂をやり過ごすことができた。
「浩司兄ちゃ、くぅっ…ううっ、気持ちよすぎ、だよ」
「へえ、龍ってば、余裕あるのな」
「ないよ、全然っ。この格好だと、浩司兄ちゃんのが気持ちいいところをダイレクトに突くせいで、すぐにでもイケちゃう」
「いつもは声を我慢してるだろ? 感じながら、たくさん声を出して」
抱きしめる片腕が下半身に伸ばされ、僕のをぎゅっと掴み、激しく上下に扱く。
「いきな、りっ! それされたらぁ、ぅあっ、すぐにイっちゃうよ!」
浩司兄ちゃんは下半身の手の動きと連動するように、腰の動きを激しくし、僕をどんどん感じさせた。
「やぁっあっ…んあっ……」
「しょうがないだろ。龍ってば、いつもより俺のを締めつけるんだ。おまえにすぐにイカせられる」
耳元で甘く囁かれる浩司兄ちゃんの艶っぽい声を聞いてるだけで、さらに感じてしまい。
「あぁん、も…うぅだ、ダメっ! イクぅっ!」
僕が腰をしならせながらイくと、浩司兄ちゃんもすぐにナカでイった。
「ヤバい……全然もたなかった。龍をもっと感じさせようと思ったのに」
うずくまる僕の上半身に乗っかるように抱きしめ、荒い息を繰り返す浩司兄ちゃん。僕が潰れないように配慮してくれる、さりげない優しさに胸がきゅんと疼いた。
「それはボクもだよ。たくさん声を聞かせてあげようと思ったのに、すぐにイっちゃった」
「もう一回と言いたいところなんだけど、もうゴムがなくてさ。このあと一緒に俺の家に帰ってから、再戦するのはどう?」
「再戦って、なにその誘い方……」
浩司兄ちゃんに振り返りながら告げると、頬に唇を押しつけられた。熱くて柔らかい浩司兄ちゃんの唇を感じるだけで、どうにかなりそうな気分に陥る。
「俺としては、龍の性格を考えて誘ったんだけどな。露骨な言葉を使ったら、恥ずかしがって絶対に断るだろ?」
ふふっと小さく笑って、今度は額にキスを落とす。
(長年、幼なじみとして僕のことを全部把握している、浩司兄ちゃんらしい交渉の仕方だよ。ちゃっかりキスして、僕が流れるように導いてるところなんて、策士というべきだな)
「浩司兄ちゃんの家で再戦?」
「ああ。時間的にお袋がパートから帰ってくる頃だけど、どうしてもこのまま終わりたくない。もっと龍を愛したいんだ」
「僕も愛されたい」と告げたタイミングで、唇が塞がれた。僕の返事を待ってからなされるキスはとても情熱的で、なかなか離れることができないものになってしまったのだった。
「ひゃっ!」
なんの前触れもなく浩司兄ちゃんの大きいのが、下から突き上げられる形で挿入された。
「龍はバックのほうが感じるだろう? もうナカがビクビク痙攣してる。もしかしてイった?」
「ま、だっ…イっ、てなぃ」
四つん這いの格好で床に手をついた僕の上に覆い被さる浩司兄ちゃんは、ゆっくり腰を引いた。それだけで、ぞくぞくしたものが全身を駆け抜ける。
「ふぁ、ああぁっ…ンン」
「すごい締めつけ。そんなに俺を感じさせて、龍は悪いコだな」
次の瞬間には最奥に目がけて、腰が強く打ちつけられた。その衝撃は全身に伝わり、目から火花が散るくらい。だけど一度イってるおかげで、絶頂をやり過ごすことができた。
「浩司兄ちゃ、くぅっ…ううっ、気持ちよすぎ、だよ」
「へえ、龍ってば、余裕あるのな」
「ないよ、全然っ。この格好だと、浩司兄ちゃんのが気持ちいいところをダイレクトに突くせいで、すぐにでもイケちゃう」
「いつもは声を我慢してるだろ? 感じながら、たくさん声を出して」
抱きしめる片腕が下半身に伸ばされ、僕のをぎゅっと掴み、激しく上下に扱く。
「いきな、りっ! それされたらぁ、ぅあっ、すぐにイっちゃうよ!」
浩司兄ちゃんは下半身の手の動きと連動するように、腰の動きを激しくし、僕をどんどん感じさせた。
「やぁっあっ…んあっ……」
「しょうがないだろ。龍ってば、いつもより俺のを締めつけるんだ。おまえにすぐにイカせられる」
耳元で甘く囁かれる浩司兄ちゃんの艶っぽい声を聞いてるだけで、さらに感じてしまい。
「あぁん、も…うぅだ、ダメっ! イクぅっ!」
僕が腰をしならせながらイくと、浩司兄ちゃんもすぐにナカでイった。
「ヤバい……全然もたなかった。龍をもっと感じさせようと思ったのに」
うずくまる僕の上半身に乗っかるように抱きしめ、荒い息を繰り返す浩司兄ちゃん。僕が潰れないように配慮してくれる、さりげない優しさに胸がきゅんと疼いた。
「それはボクもだよ。たくさん声を聞かせてあげようと思ったのに、すぐにイっちゃった」
「もう一回と言いたいところなんだけど、もうゴムがなくてさ。このあと一緒に俺の家に帰ってから、再戦するのはどう?」
「再戦って、なにその誘い方……」
浩司兄ちゃんに振り返りながら告げると、頬に唇を押しつけられた。熱くて柔らかい浩司兄ちゃんの唇を感じるだけで、どうにかなりそうな気分に陥る。
「俺としては、龍の性格を考えて誘ったんだけどな。露骨な言葉を使ったら、恥ずかしがって絶対に断るだろ?」
ふふっと小さく笑って、今度は額にキスを落とす。
(長年、幼なじみとして僕のことを全部把握している、浩司兄ちゃんらしい交渉の仕方だよ。ちゃっかりキスして、僕が流れるように導いてるところなんて、策士というべきだな)
「浩司兄ちゃんの家で再戦?」
「ああ。時間的にお袋がパートから帰ってくる頃だけど、どうしてもこのまま終わりたくない。もっと龍を愛したいんだ」
「僕も愛されたい」と告げたタイミングで、唇が塞がれた。僕の返事を待ってからなされるキスはとても情熱的で、なかなか離れることができないものになってしまったのだった。
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